11.21〜27日記

11.21月

7時に起きる。朝はいつも起きてシャワー浴びたらそのままコーヒー淹れて飲むのがルーティンなのだけど、今日は健康診断のためコーヒー禁止。それどころか水も禁止で、服薬も禁止と書いており、持病の薬も飲んだらあかんらしい。つら〜。まあでも、格闘家の水抜きごっこのつもりで楽しむ。10時から渋谷のクリニックで健康診断。めちゃくちゃ混んでいてかなり待たされる。しかも採血で3回も失敗され、1回失敗するごとに15分安静にしなあかんとゆうしょうもないシステムのため、採血だけで1時間かかってファック。わたしは血管細いから持病の通院でも看護師さんに苦労かけるけど、それでも2回目にはうまい人がやってくれるのに、このクリニックは下手くそばっかり。結局4つも穴あけられて、4つも絆創膏貼られて、かなり可哀想な腕になってしまった。なんやかんやで終わったら12時半。とりあえず水飲みたい、カフェインとりたい、ので、阿佐ヶ谷のgionへ直行。

f:id:warabisco:20221126121015j:image

アイスコーヒーをぐびぐび飲み、gion特製ナポリタンをもりもり食べて、お薬も飲んで元気復活。しばしゆっくり読書。後、吉祥寺にちょっと細々した買い物に出る。お気に入りの文房具屋さんサブロで月光荘のノートを買って、靴下屋で靴下を買って、その後図書館にも寄って帰宅。夜はジムへ。フリーでなわとびしてシャドーしてたら会長が来てバトルロープをやることに。今右手首の骨が浮いて腫れてるので、手首ふりまくるバトルロープはなかなかしんどかった。今度から断ろう。後、サンドバッグやって、ミットもやってもらって、さくっと1時間で帰る。夜はちょっとトイピアノの練習したり、童謡の楽譜作ったりして寝た。

 

11.22火

7時に起きるも、昨日のバトルロープのせいもあるのか本格的に右手首が痛くて、相変わらず骨浮いてて形が変だし、はみがきするくらいの力を入れただけで痛いので今日はジムは休むことに。午前中トイピアノで童謡の練習だけして、はやめに家を出て人間関係へ。吉村萬壱さんの『CF』を読了。

すべての罪を無化してくれる魔法の政府機関、CFがあるとゆう架空の世界の話。でも子どもを轢き殺した上級国民のじいさんとかが出てきて、わりと現代社会とつながってる話でもあって、ほんまにCFみたいな機関が実は日本にもうあるのかも、とか思ったりした。吉村萬壱さん、なんやかんなここ数年は新作を追って読んでいる。いつも何かしらうんこのエピソードを差し込んできはる。うんこて、比喩とかじゃなくほんまに、脱糞としてのうんこ。15時から出勤。今日もモデルくんと。またしてもモデルくんの悲惨エピソードが更新されている。可哀想だけど、わたしゃ他人やのでなんも出来ません。23時45分まで働いて帰路。

 

11.23水

7時に起きて、なんやかやして11時からジム。男性が多く、そうや、今日祝日なんやった。1時間だけやって、帰って支度して出勤。祝日なのでそれなりに混んでバタバタ働く。今日もモデルくんとコンビ。モデルくんは毎日自分でお弁当を作って持参してくる、お弁当男子なんだけど、今日話聞いていたら、ごぼうを自分で包丁で削いでささがきにしたりするらしく、すげーと感心感心。わたしゃ主婦の時代もあったのに、自分でごぼうささがきにしたこと一回もないわ。夜はワールドカップで日本戦があるらしく、モデルくんは休憩時間iPadに釘付けで、最後もう上がりの時間やのに、今だいじなところなんです!と言って全然帰らない。そうこうしてたら日本が一点入れたらしく、わあ〜!!と立ち上がってはしゃぎだして、おもしろかった。わたしはワールドカップとかオリンピックとか、日本が一丸となって盛り上がることは悉く嫌いなので、しばらく機嫌が悪いです。と、思ってたら、ツイッターで平本蓮も同じようなこと書いてて、さすがは平本蓮、わかってや〜んとうれしくなった。わたしはスポーツ観戦自体が全般、何が楽しいのか全くわからなくて、それがここ数年で格闘技だけ見るの好きになったのが奇跡な感じで、他は無理無理、全く乗れない。まあでも選手のみなさんは、あれでもそれぞれ命かけて頑張ったはるんやんな。ごくろうさんどす。0時前の渋谷はスクランブル交差点にまたアホどもが溢れているので、怯えながら南口から帰宅した。

 

11.24木

7時に起きて、朝はトイピアノで童謡の練習。うちは築50年の木造アパートで、一階はご隠居のじじばば夫婦が住んでるんだけど、彼らは一日中家にいるので、このところ突然毎日、子どもいな い はずの2階の部屋から、どんぐりコロコロや七つの子が聞こえてきて、どないしたんやと思さわれていそう。11時からジムへ。今週は新規で入った会員さんが多いから、クラスは超初心者向けて感じで、今日はミット打ちもなくて物足りなかった。クラスのない時間帯にフリーで自分でやった方が好きにやれるけど、時間がなー、仕事に間に合わなくなっちゃうから微妙である。なーむー。その後出勤。N島さんとおかっぱさんとで、チェーンソーマンのゲロチューの話をする。ゲロチューはさておき、今週は居酒屋のシーンがよかったな。チェーンソーマンは戦いモノだけど、わたしは戦いシーンには全く萌えない性分なので、いかに日常を描いてくれるのかが肝ですわー。23時半まで働いて帰路。夜中、U-NEXTに瀬々敬久監督、井土紀州脚本の映画『HYSTERIC』があったので、20年ぶりに観たら、やはり素晴らしかった。実はわたしこの映画、もしかしたらいちばん繰り返して見てる日本映画で、高校生〜大学生の頃、レンタル屋さんのVHSが擦り切れるぐらい、狂ったように見ていた。若かりし、尖りに尖っていた頃の、まだ少年の残香さえ漂わせている千原ジュニアがほんまに素晴らしく、小島聖との、めちゃくちゃ乱暴なセックスとかもたまらなくて、二人で盗んだ車を走らせて、身体じゅうから溢れる青臭い衝動に突き動かされるままに、刹那的に生きる様が、本当に眩しすぎて美しすぎて、今見ても大傑作やった。朝方の砂浜で、三角座りでゴロンと倒れるシーンは絵になりすぎてやばい。瀬々さん井土さんは現在もそれぞれ様々な分野でご活躍されてるけれど、またふたりで組んでHYSTERICのような映画を撮って欲しいなあ。

 

11.25金

7時に起きて、洗濯やら掃除やら家事をして、11時からジムへ。1時間だけクラスを受けて、帰って支度して取材へ。今日は幡ヶ谷。コーヒーハウスぽえむへ。

f:id:warabisco:20221126194527j:image

ぽえむは高円寺にあるのは知ってたけど、実はチェーン店で都内何店舗かあるらしい。週替わりトーストを頼んでみた。今週は、秋鮭ときのこのトーストだった。ナイフとフォークでお上品に食べるシステム。オニオンスープもついてきてうれしい。コーヒー豆もとてもこだわっている店らしく、アイスコーヒーでも香ばしい深い苦味が感じれて、たいへんおいしかった。しばらく読書さしてもらい、くつろがせていただいた。ぽえむを出て、6号通り商店街を抜けて、初台方面へ歩くと不動通り商店街があって、この辺はちょっと思い出の地なのだけど、それはまたエッセイの方で書きます。そして夕方、オペラシティで妹と待ち合わせ。そう、なんとわたし、たぶん12年ぶりぐらいに妹と会いました。わたしの妹はもう9年ぐらいフランスに住んでいて、久しぶりに日本に帰ってきていて、東京まで会いに来てくれたのである。わたしと妹にはなかなか壮大な物語があるので、これは、この邂逅はちょっとした事件なのである。わたしの中で妹は10代のまま止まっていた。そう、12年ぶりなのでわたしは妹の20代をまるごと知らない。待ち合わせのカフェに現れた30代になった妹。確かに服装や顔つきは大人っぽくなっている。しかし喋れば全然10代のときと変わらず、ほんとにわたしの妹のままで、言葉使いがなんともいえん、あの北村弁のままで(単に大阪弁なわけではなくて、我が家の母私妹だけが喋る独自の癖のある口調)、うわあ〜となった。12年間の出来事、フランスの暮らし、男のこと、性のこと、色々話した。12年分の話はそんな数時間で収まるわけがないので、話し足りないまま、とりあえず新国立劇場へ。今日は一緒に新国立劇場バレエ団の公演『春の祭典』を見るのです。昔、妹が何度か一緒にパドドゥ踊らせてもらっていた奥村康祐さんが今新国立劇場プリンシパルになっておられて、それで今回チケットとってくれたのです。低収入の下級国民のわたしは劇場でバレエ見れるなんてこれまた12年ぶりとかそれぐらい。今日はクラシックの作品ではなくてコンテンポラリー作品だったので、ちょっとなかなか難解で、正直あんまり理解出来ませんでした笑。奥村康祐さんは男性だけどとてもフェミニンなやさしい顔立ちで、踊りも華があるんだけど美しく繊細で、当時妹と踊ってらしたときのおもかげをそのまま背負いつつ、ちゃんと大人の色気と貫禄も兼ね備えて、長年新国立バレエ団のプリンシパルを守っておられて、すごいなあ、素晴らしいなあ、と色々勝手に感慨深く見てしまった。しかし、バレエってあんなにカーテンコール長かったっけ? 何回もひっこんではまた登場しておじぎ、を繰り返してて、これはバレエ独自のもんやなあと思った。終わって、妹と新宿まで歩いた。歩きながらもたくさん話して、新宿でスパゲティを食べてまた話して、ホテルへ帰る妹と駅で別れた。たくさん話した内容は今は大事に胸にしまっておこうと思います。

 

11.26土

7時に起きて、支度して出勤。今日は午前出勤の日。早番の大学生くんは今週はじめて相席屋に行ったらしく、女のがっつき方がえげつなくて怖かったすーと言っててかわいかった。急に後ろから抱きつかれたりしたらしい。相席屋ってまだあってんなあ〜。そうゆえば特選小説の取材で一回行ったなあ。なつかしい。わたしが行ったときは食べ放題飲み放題なのをいいことに居座ってるクソデブ女がごろごろいたり、相席した男性も普通に既婚者とかで話もまるで噛み合わず、なにも楽しくなかった。久しぶりに19時半あがりで早めに帰れたけど、夜はこたつから出ずにただだらだらしただけだった。そろそろ和歌山行きの準備しないとあかんのに。

 

11.27日

7時に起きて、朝は童謡の練習して、11時からジム。おっさん9人+女わたしひとり、とゆうメンバーでクラスを受ける。土日祝は仕事休みのおっさんが多い模様。帰って着替えて支度して出勤。日曜日らしくバタバタ忙しい。そうやった、今日はまたワールドカップ日本戦。わたしは全くどうでもいいけど、モデルくんはすっかり触発されて、エアーでリフティングしたり、ボール蹴りながら近づいてきてフェイントかけてきたり、なんかひとりでサッカーごっこしている。普通ならイラっとするんやろけど、モデルくんは可愛いので許す。モデルくんは19時半に上がりなのに、試合はじまったから帰らずに結局最後まで休憩室にこもってiPadで見ていた。そして、日本は負けてがっくり肩を落として帰りました。23時半、仕事終わって地上に出ると、どっかでパブリックビューイングしていたんであろう若者が騒いでいてファックと思いながら帰った。ツイッターを見ていると平本蓮はコスタリカを応援していて勝ってよろこんでいて、四方八方から叩かれていた。平本蓮は今日も最高だ。