3.18〜24日記

3.18月

引き続き完全に風邪。7時に起きるも、喉が痛くて熱っぽい。今日は恋人が遊びに来る予定だったけれど、風邪うつしたら嫌なので無しにしてもらった。今日はもうお風呂にも入らないぞ、と決め込んでベッドの中でゴロゴロする。ベッドの上から日記を更新。なるべく寝ていようと思うのだけど、不眠症なので眠れない。寝込みたくても寝込めない。結局ベッドの上で本読んだり動画見たりしていて、寝転んでる姿勢がしんどくなってきたので、起きてこたつに移動。喉が痛いので冷たいものが食べたい。冷凍庫にアイスの爽林檎味のがあったので食べる。冷蔵庫に普通の林檎もあったので食べる。葛根湯とパブロンを飲んで、持病の薬も飲んで、こたつで読書。ちょっとうとうとして、なんか結構元気になってきた気がしたのでピアノを弾く。小さい声で歌も歌う。週末の富士吉田のワンマンに向けてなんとなく曲順を考えながら練習。先週作った新曲も練習。ピアノ弾いたらおなか減ってきたので、ごはん買いにいこうと外に出る。西友さんに行くも、特に食べたいものもなく、料理もする気にならないし、結局何にも買わずにそれいゆに来てしまった。それいゆのごはんがいちばん元気が出る気がする。夕方メニューの玉子のホットサンドを注文。

f:id:warabisco:20240321140954j:image

なかなかボリューミーだったけれど、おいしくてもりもり食べた。食欲はあるらしい。食後の薬持ってきてなかったし、手ぶらで来たので本も持ってなかったので、あんまりゆっくりせずにお暇。帰って薬を飲んでまただらだら読書。町屋良平さんの『生きる演技』読了。

子役出身の俳優と、両親が大麻で捕まったことを自虐ネタにして売っている俳優。ふたりは高校の同級生で、学校も芸能界も憂いていて、境遇は違えど同じように家族を呪っている。そんなふたりが、文化祭で戦争の演劇をする小説なんだけど、めちゃくちゃ筆圧の濃ゆい力のこもった物語で圧巻だった。結構な分厚さだけど、熱にうなされながら夢中で読みました。夜、恋人とまた長電話。喉痛いからちょっとだけ、と思ってたけど、話が止まらなくて結局3時間近く話し込んでいた。元気をもらって深夜、早めに睡眠薬飲んで寝た。

 

3.19火

体調は割と回復。喉はまだ痛いけど、熱はもうない。二日ぶりにお風呂に入ってさっぱり。しかし寒い。一昨日とか20度以上あったのに、昨日からまた冬に逆戻り。こら風邪もひくで。富士吉田のワンマンを主催してくれた中植おじちゃんから電話。当日のバスの到着時間を伝えて、段取りなどを相談。午前中は家でだらだらして、午後から出勤。もう風邪の症状はだいぶ良くなってるはずなのに、なんか心臓がバクバクして脈がすごい早くて、胸がざわざわして手が痺れて出して、パニック発作みたいな感じになって焦る。ワンオペで仕事していたので誰にも助け求められへんし、いやそもそも同僚にはパニック発作とか説明するんもめんどくさいし、ビビりながらも我慢して働く。でもなんか、このまま狂ってしまうんちゃうか、みたいな気持ちになってきて、変な汗が止まらない。いやまじでこれ、パニックっすよね。こんな日に限って、頓服の安定剤は持ってきていない。パブロンロキソニンしか持ってない。なんとか定時まで頑張って働いて帰宅。

 

3.20水

寝て起きたらパニックは嘘みたいになくなっててほっとした。なんであんなタイミングでパニック、とか思ったけど、もしかしたらステロイドと葛根湯とパブロンのトリプルドーピングで、ラリってしまってただけだたりして。ありえる話だよね。葛根湯は漢方やから大丈夫やろ、と思ってたけど、どうなんやろ。飲み合わせとかもあるし。皆さんも薬飲み過ぎにはお気をつけください。ちょっとピアノ弾いてから、支度して出勤。恋人の買っていた猫ちゃんが亡くなったと連絡をもらう。恋人は3ヶ月くらい前にもう一匹の猫ちゃんも亡くしてて、短期間に2匹も猫ちゃんを看取っているので、流石に淋しくなるだろうなあと心配だけど、こういうときどんな言葉をかけたらいいのかわからなくて悩む。今日は祝日なので、そこそこ忙しくてバタバタと働く。病欠が出まくってて、めちゃくちゃ風邪が流行っている。わたしは一応休まず早退もせずちゃんと出勤してるので褒めて欲しい。まあ、休むと収入的にまずいので休めないというのもあるけれど。深夜、帰宅したら、アパートの管理会社から手紙が入っていた。マンション建設会社がうちのアパートを買い取ってしまった件だけど、ちょっと諸々遅れてるので4月分の家賃も今まで通り持ってきてくれとのこと。なんじゃそら。立ち退きなら立ち退きとはよ言いに来てほしい。

 

3.21木

7時に起きて、シャワー浴びてお紅茶のんで、朝からピアノの練習。出勤まで家でぼんやりしていたら、今日は精神科の通院日だったことを完全に忘れていた。まだお薬は足りてるからええや、と諦める。風邪引いたせいで色々なリズムが崩れている。午後から出勤。ハンサムボーイが腹痛で下痢が止まらなくて30分で早退してしまった。わたしの風邪は完全にハンサムボーイからもらったので、ということは、この後わたしも腹痛が来るんか?と焦る。でもハンサムボーイは一昨日生牡蠣を食べたらしいので、それに当たっただけかもしれない。うちの職場、今本当に体調不良続出で、欠勤出まくりでやばい。免疫抑制剤を飲んでるので誰よりも免疫がないわたし。みんな頼むからうつさんといてくれよと祈る。(すでに風邪はうつってますが)休憩中読書、角田光代さんの新刊『方舟を燃やす』を読了。

行き過ぎた健康志向(マクロビの先駆け)で子供を育てた主婦の老後と、自分のせいで母が自殺してしまったと思い込んで大人になった青年が、昭和〜平成〜令和と、ノストラダムスやオウムや地震やコロナを生き延びて、子ども食堂で出会うお話なんだけど、オカルトや陰謀論がたくさん出てきて、それを信じる無垢な人々を見ていると、わたしの周りにもいるいるこういう人、他人事ちゃうわ〜となった。みんな、普通の顔して生きている市井の人々。への焦点の当て方、描き方がさすが角田光代先生で、泥臭くもドラマティックで唸りました。深夜帰宅。いつも帰って深夜1時〜3時くらいまでは、アマプラで何か流しながらだらだらするお楽しみタイムなんだけど、今週は映画とかをみる体力がなくて、30分くらい見たら止めてしまう。

 

3.22金

7時に起きて、シャワー浴びてお紅茶飲みながら、押し入れからトランク出してきて、明日の富士吉田ライブに持って行く物販などの準備。どうせ売れないかもだけど、一応あれもこれもと思ってたら結構な重量になってしまう。ライブで歌う曲順もなんとなく決めて、小さい声で通し練習。やっぱり途中咳が出てしまうので、本番も咳出ないかとても心配。午後から出勤。同僚が追分だんごの苺が載っているお団子を買ってきてくれていて、1本いただいた。めちゃうまだった。深夜帰宅。準備もしなきゃだけど、明日でも間に合うよね、と怠けてしまって、結局やらず。

 

3.23土

7時に起きて、シャワー浴びてバタバタと支度。ライブの通し練習も一応やって、準備満タンでひと休み、とこたつに入ったら寝落ちしてて焦った。11時半頃に家を出て、トランクを引きずりながら新宿バスタ。すごい、バス乗り場からすでに外人ばっかり。富士急行きのバスに至っては、たぶんわたし以外の乗客全員外人だったんじゃなかろうか。日本語がまったく聞こえてこない車内。お隣は身体の大きな白人男性だったので狭かったけど、まあ富士急まで2時間なので我慢出来た。高速渋滞していたのでちょっと遅れて14時半頃に富士急ハイランドでバスを下車。中植おじちゃんとタカシさんが迎えにきてくれていて、4年ぶりくらいの邂逅をよろこびつつ、タカシさんの車で会場のKURA  HOUSEへ。今朝はこの辺、雪降ってたとのこと。東京は雨だったから、標高の高いこの辺は雪になるのも無理ないか。でもわたしが着く頃にはもう止んでいた。KURA HOUSEは母屋と蔵に分かれてて、ライブは蔵の方の2階なんだけど、母屋の方はカフェになっている。和歌山から富士吉田に移住して、ここで演劇の制作の仕事をしながら昼間はカフェをやっておられるおねえさんがほうじ茶を入れてくれて、中植おじちゃんとおしゃべりしながらほっこりする。16時くらいから、会場の方へ行ってリハ。電子ピアノとマイクを用意してくれて、タカシさんがPAしてくれた。いつも革ジャンに黒縁メガネでおしゃれさんのタカシさんは平日は学校の先生をしてて、休日はバンドや演劇もやっておられるバイタリティ溢れるあんちゃん。蔵なので天然のリバーブが鳴ってて、面白い響きで気持ちいい。リハ終えたら、カフェの方でごはんを出してくださった。みんなにはバインミーを出すんだけど、わたしがパクチーダメだと言うと、卵サンドを作ってくれた。卵ペーストに昆布が入ってて、和風でおいしかった。本番寸前に、中植おじちゃんから、出来れば2部制にしてほしいと言われたので、急遽曲順を作り変える。18時過ぎに本番スタート。一部は無事に8曲歌って、トイレ休憩を15分くらい。その間、最前列で聞いてくれていた中学生の女の子にadoのダンスを教わって踊ったりする。難しくて全然覚えられなかった。二部、1曲目の最後の盛り上がり部分で、恐れていた咳が出てしまい、しばらく咳が止まらなくなってしまって泣きそう。ライブでこんなに咳出たの初めてや。歌手の方、こういうときどうするんやろう。プロの方は、気合いで咳を止めれるんやろうか。わたしも気合いで咳を飲み込もうとするも、息を吸うと反射で咳が出てしまう。しどろもどろになりながらも歌い続けて、でも二部の終わりの方には持ち直して、なんとか終わりはちゃんと歌えました。富士吉田の皆さんのあたたかい雰囲気に救われました。お見苦しいものをお見せしてしまって、本当にすみませんでした。打ち上げは、いつもお邪魔するピンクフラミンゴというバー。ここのおねえさんもいつも富士吉田でのライブは見にきてくれて、今日はレコードも買ってくださった。感謝。富士吉田に来るのは今回で3回目だけど、本当にみんなあったかくてよくしてくださるの。中植おじちゃんはもう77歳だけど、3、40代の若い人々からとっても慕われていて、とういうのは中植おじちゃん自身がすっごく面白いおじちゃんなのだよね。中植おじちゃんご自身も歌うたいなんだけど、古本屋さんも経営してて、その古本屋さん、おじちゃんがいつも座ってるレジの上に、吹き出しの貼り紙が貼ってあって、「話しかけないで下さい」って書いてあるの。商売する気なさすぎて最高でしょ。おじちゃんは携帯持ってなくて、連絡手段は家電からの電話か手紙。富士吉田はスマホの電波が全般的に弱弱なんだけど、でもスマホに頼らないコミュニケーションがちゃんと成り立っているから、わたしもホテル帰るまでほぼスマホ見なかった。東京にいると、すぐスマホ見ちゃうし、ツイッター開いちゃうわたしだけど、こっちにいたらSNSとかいらんかもな。実際、富士吉田の人々とはわたしSNS繋がっていないんだけど、いつも不思議とお客さん来てくださって(中植おじちゃんが呼んでくれてるんだけど)、中学生のお子さんが紙のチケットを握りしめて来てくださったのには感動しました。紙のチケットなんて、都内ではほぼみないよね。楽しい夜を過ごして、ホテルまではアパレルをやっていらっしゃるKさんというおねえさんが車で送ってくださった。ドヤやラブホ以外のビジネスホテルに泊まるのは、まじで前回の富士吉田ぶりかもしれない。防音だし暖房も効くし、お布団も清潔で快適だった。部屋でちょっとくつろいで、山梨放送のテレビを見たりして、1時半くらいに寝た。

f:id:warabisco:20240324163919j:image

f:id:warabisco:20240324163923j:image

f:id:warabisco:20240324163931j:image

f:id:warabisco:20240324163937j:image

 

3.24日

暖房つけっぱなしで眠ったので、息苦しくて目覚める。もっかい寝る。また起きる。寝る。を繰り返して6時半ぐらいに起きる。寝起きの吐き気に苛まれるのは毎度のことなんだけど、9時くらいには治った。支度して、10時にチェックアウト。中植おじちゃんが迎えにきてくれてて、富士山駅まで一緒に歩く。ふと後ろを見るとめちゃくちゃでかい富士山が。近すぎて気づかなかった。駅の地下のフードコートで昨日話題になった吉田うどんを食べる。実は食べたことがなくて、初めて食べた。噂には聞いてたけど、めちゃくちゃ太くて硬い麺。大袈裟じゃなく、本数で言うと5本くらいしか入ってなかった。でも一本ずつが極太なので5本で十分一人前。そしてお汁は味噌汁の味だった。不味くはないけど、また食べたいとはならないかな。帰りは電車で帰るんだけど、富士急行は1時間に2本しか来なくて、30分くらい待たないといけないので、無駄にお土産屋さんをうろうろ。結局信玄餅しか買わなかった。やっと来た富士急行。鈍行なのにめちゃくちゃ混んでた。しかもほぼ外人。富士山目当ての外人だらけで、富士吉田全体も外人だらけだった。コロナ前に来た時は全然こんなんじゃなかったのに。「♪鈍行列車に乗って〜」という豊田道倫さんの歌を鼻歌で歌いながら、車窓の山々を50分くらい眺めていたら大月駅に到着。JRに乗り換えるんだけど、大月駅の改札を出たまん前に立派なミモザの木があって、写真撮ってたらおじいちゃんマスターが出てきて、声かけてくれたので入ることに。月カフェというお店で、店内もめっちゃファンシーで可愛くて、入ってよかった! うどん食べてお腹空いてなかったけど、せっかくなのでBLTサンドイッチとアイスコーヒー。お野菜たっぷりでおいしかった。しかしこのお店も外人客が多くて、山梨県全体がもう外人だらけなのかな。おじいちゃんマスターが、謎に洋服とかおかっぱとか褒めてくれて(パジャマみたいな格好&すっぴんというひどい有様だったのですが)、ミモザのとこで写真撮ってあげましょうというので撮ってもらった。すっぴん不細工ですが、なんかいい写真だったので載せておきます。大月から中央特快で1時間半くらいかけて三鷹までビューン。車内でルシファー吉岡のANNを聴く。本当は街裏ぴんくさんのANNだったはずなので、すごく楽しみにしてたんだけど、なんとぴんくさんコロナ感染して、急遽ルシファー吉岡に代わったらしい。でもぴんくさんの話やどくさいスイッチさんの話をたくさんしてくれたので楽しかった。三鷹から総武線に乗り換えてやっと西荻。富士吉田一泊小旅行ライブ。体調万全じゃなかったのが悔やまれますが、いい二日間でした。富士吉田のみなさま、本当にありがとうございました。

f:id:warabisco:20240324163742j:image

f:id:warabisco:20240324163747j:image

f:id:warabisco:20240324163750j:image

f:id:warabisco:20240324163752j:image