5.20~26日記

5.20月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。帰って図書館に予約していた本を取りに行って、延滞していた本を返却。足立区の図書館、なんと唐十郎の『ジャガーの眼』の金ぴかの本を所蔵していてびっくりして借りた。足立区にも文化的な人いるんやね。でも探している『ビニールの城』はおいてなくて残念。『ビニールの城』もとおに絶版で、アマゾンで中古で8000円とかで、さすがに買えず。どっか古本屋さんに安値で転がってへんかな~と思うも、そう甘くはない。『ジャガーの眼』、観劇したあとに読むとありありと芝居の様子が思い出せてすごくたのしい。そしてこれを読んでからまた観ると更にたのしめることでしょう。

 

5.21火

4時起きで朝から普通に労働。同僚25歳Mさんに、今日お誕生日なんですアピールをされたので、仕事上がって誕生日プレゼントを探しに行くことに。わたしは基本、お誕生日プレゼントあげるのももらうのも苦手なので、人のお誕生日はなるべく把握しないようにしている&自分のお誕生日も明かさないようにしているのだけど、このMさんはとっくに誕生日終わってる意味わからん時期に唐突にプレゼントをくれたことがあったので、そのお返しを渋々買いに行く。しかし、25歳女子の趣味って全然わからん。このMさんはアニメオタク&ゲームオタクなので、わたし完全に守備範囲外なのでどうしたらいいのか全然わからん。ルミネをうろうろして結局雑貨屋さんで無難に可愛い缶入りの紅茶を買った。帰って、明後日のIKAZUGOKEライブのラップの復習をちょっとやって、アマゾンプライムで映画『ああ、荒野』を今更見た。ヤン・イクチュンも菅田将暉も好きやし、もちろん寺山も好きなんだけど、なんかこの映画は思ってたんと違うくて、???となってしまった。全体的に安っぽいな~と思ってしまった(失礼)。だけど木下あかりさんという女優さんはよかった。

 

5.22水

朝から洗濯。ついにこたつ布団も片づけた。はやくも初夏の日和で外はぽかぽかで気持ちよい、のに我がアパートの部屋は何故かひんやりしててまだ寒い。なんでやろ。おばけでもおるんやろうか。はだしで過ごすと足が冷える。昼から飯田さんがやってきて、明日のIKAZUGOKEライブの練習をした。明日は会場にピアノ的なものがないので、わたしの赤い電子ピアノを持っていくのだけど、ひさしぶりの赤い電子ピアノを出すと鍵盤がちっさくて思いの外弾きにくく苦戦。着替えの段取りや流れを確認しつつ一通りおさらいをし、通しで練習をした。最近隣の住人が入れ替わったので、平日の昼間から大きな声でクラミジアの歌とか歌ってどすどすダンスして、びびらせてしまったかもしれない。まあ、慣れていただくしかありません(勝手~)。ところで隣の部屋、新しい住人をいれるにあたって部屋の中をリフォームしたっぽくて、中身はわからんけど玄関に立派なモニター付きインターホンがついていて、わたしの部屋とえらい違いや! わたしの部屋はモニターはおろか覗き穴すらない! どうゆうことやねん! というかモニターなんかつけるようなアパートちゃうねんけどな~というのが正直なところ。隣の方がたぶん家賃高いんでしょう、ということにして自分を納得させている。

 

5.23木

朝からこたつ布団を洗濯機にぶちこんで無理やり洗濯。ぎゅーぎゅーに詰めたので洗濯機がすごい暴れててこわかったけど一応無事洗濯出来たっぽい。ほっ。こたつ布団を干してお風呂に入って今日はIKAZUGOKEライブ。しばし赤い電子ピアノで練習したりラップのおさらいをしたりして、準備して出発。ひさしぶりに赤い電子ピアノを背負ってのライブ。この赤い電子ピアノ、サイズはちっさいくせに激重なので移動がまじで必死のパッチ。よぼよぼと駅まで歩く。駅で飯田さんと待ち合わせていざ中野へ。途中、電車の中で小道具のリコーダーを忘れてきたことに気づいて青ざめる。が、飯田さんが即座に代替え案を考えてくれて解決。助かった。中野駅からライブ会場までの道程が、徒歩10分くらいなんやけどピアノ重すぎて、遠くて着くころにはバテバテに。いや、バンドやってるキーボーディストさんてたいへんやな~と思う。キーボードってめっちゃ重いんです。着いたら今日のメインのオクムラユウスケさんがいてらしたのでご挨拶。そしてオクムラさんのリハを拝見しつつ、続いて我らもリハ。IKAZUGOKEはCDを流すタイミングとか、楽器に移るタイミングとかをPAさんにしっかり把握してもらわないとライブが成立しないので、はじめてのライブハウスの場合は結構どきどき。過去にピアノ弾こうとしたら音が出ない!とか、CDの曲が流れない!とか、色々失敗してきたので、毎回、たのむで~と祈るような気持ち。リハを終えて、小道具のお菓子を買いにコンビニへ。無事お菓子を買って楽屋に戻り、着替えたり準備をする。わたしはミツバチ→てんとう虫、飯田さんはちょうちょ→ゴキブリ、と衣装チェンジするのだけど、飯田さんのゴキブリ衣装がなかなかの仕上がりで、着替えて中がいつもおもしろくて爆笑。この日は福岡のミュージシャン、オクムラユウスケさんのレコ発で、主催のFUCKERさん、ニーハオ!!!!さん、我らがIKAZUGOKEとゆう対バン。最初から最後まで全部ずっと最高に楽しかった。こんなことってなかなか稀で、だいたいイベント出演って、好きでもない対バンのライブを長時間耐えないといけなかったりでなかなかしんどいことが多い。けどこの日は珍しく全部よくって全くストレスがなかった。わたしはあんまりライブハウスで音楽聴いても踊ったりしないタチなんやけど、ニーハオ!!!!では珍しく踊り狂い、そしたらユカリさんにステージに上げられてマイクを渡されるとゆうびっくりな一幕もあったのだけど、それも含めてすごく楽しかった。そしてメインのオクムラユウスケさん、超絶に壮絶でかっこよかった。オクムラさんの歌からはいつも血が流れている。生きてるチンチンコールアンドレスポンスとか、場合によっては人によっては残念なダサい感じになってしまいかねないのに、なんやろう、決してちょけてるわけではなく、いや面白いんだけど、絶妙のバランスでかっこよくって、楽しくて、こんな人ほかにいないなーと思う。すごい剣幕で歌うのに歌詞はちゃんと情緒的で、「ロックスター」「クズの夢」「父子」涙なしでは聞けない。新曲のスーパーのレジ打ちのおばさんの歌も良かった。お面を配ってラインダンスとかの演出も最高に楽しかった。本当にいいライブだった。終わって物販をして、みんなで写真撮ったりなどして、帰り道。なんとお客さんできていたHさんが重いピアノを駅まで運んでくれるとゆう!神!たいへん助かった。今日は打ち上げなどはせずまっすぐ帰宅。

 

5.24金
起きたら喉に違和感が。まじか。びびって薬局にいき、銀翹散を買って飲む。まさかとは思うが風邪じゃありませんように。お昼からI田さんと駅前のガスト。今日は夏にやるミュージカルの台本をI田さんが執筆するにあたり、わたしの生い立ちを取材する日。4時間ほどかけてしゃべりつくし、その後居酒屋に移動して昨日のライブの打ち上げも兼ねて飲んだ。久しぶりに三日連続I田さんと会って楽しかった。生い立ちをしゃべっていて、わたしは甘え方がわからないとゆう話になり、そんな中で今現在わたしの唯一甘えさせてもらってる相手がI田さんやなあとしみじみ思った。公私ともにI田さんに支えられているなあと実感。

 

5.25土
6時に起きて、トランクあけてバタバタと準備。今日は富士吉田でワンマンライブの日なのである。物販をつめて、着替えは一泊やからちょっとだけ。それから曲順を考えて、一通り練習して歌って、おひるに出発。東京駅からバスで富士急ハイランド下車。ついたら今回呼んでくれた主催のN植さんが迎えにきてくださっていて、車でホテルへ。チェックインして着替えて会場の月江劇場へ。この月江劇場は3年前にもお邪魔したことがあるので2回目。月江寺とゆう町は富士山が綺麗に見えて川も流れてて、スナックが昔のままのレトロな看板で残ってて、町並みもたいへん好み。みなさんにご挨拶して会場で軽くリハをさせてもらい、本番までまだ2時間ほどあったので、主催N植さんのやっている不二御堂とゆう古本屋さんに伺う。なかなかいい古本屋さん。橋本治の『橋』を購入。それから夕方の町を散歩して、喫茶富士とゆうお店に連れてってもらう。こけしがたくさん並んでる可愛いお店。アイスコーヒーの氷が富士山の水だからかおいしく感じた。しばしN植さんと談笑し、19時頃会場へ。通していただいた楽屋が和室で小学校の机なんかが置いてあって、窓から川のせせらぎが聴こえてすごく居心地よくてこのまま住みたい気持ち。楽屋でくつろいでいたら、サインをしてほしいとお客さんが来訪し、なんと!ズボンの股間部分へ直接サインを求められた!というのもその男性、全体がサインだらけ?らくがきだらけ?のズボンをお召しになっていて、ちょうど股間部分が空いていたのでここにお願いしますといわれる。世にも不思議な体験であった。19時半から本番。MCなしでたっぷり17曲歌って、最後だけちょっとおしゃべりタイムをしてアンコールでみずいろを歌った。東京でワンマンをすると、みなさん拍手を自粛してくださってシーンとなるんだけど、富士吉田の方々は一曲ずつ拍手してくれて、小さく「おー」とか反応をくれて小盛り上がりし、新鮮な心地だった。拍手はなくてもあってもありがたい。ライブ終わって物販して、それからみんなで打ち上げ、お客さんの打ち上げ出席率がすごくて8割打ち上げにも参加って感じでみんなでワイワイと飲み屋へ。総勢14人、みなさんすごく元気でよく飲みよくしゃべる。一斉にしゃべりはるので、わたし誰に返答したらいいかわからず、てんやわんややった。富士吉田の人々、ちょっと大阪人の飲み方と似てるなあ〜なんて思った。東京の人の飲み方とはだいぶ違う。みなさんはまだまだ飲みはる感じだったけど、12時半頃にわたしはお暇、唯一の飲んでなかったお姉さんに車でホテルまで送っていただいた。久しぶりににぎやかな飲み会に参加し、ちょっと疲れたけど楽しかった。

 

5.25日
7時に起きて、ホテルの大浴場へ行き、貸切状態でのんびり御湯に浸かる。気持ちよくて寝そうになる。上がって帰る準備をしていたらN植さんから電話で、ホテルに迎えにきてくださることに。チェックアウトして、まだバスまで時間があったので車を出してくださっていたM里さんのおうちのお花屋さんにお邪魔し、コーヒーをいただいた。おうちの一階部分がお花屋さんになっていて、カフェスペースもあって、図書館みたいなコーナーもあって、おむすびちゃんとゆう犬がいて、すごく可愛くていいお店だった。1時間ほどおしゃべりして、バス停へ。短い滞在だったけど、しばし東京の喧騒を離れて自然豊かな町で人の温かみに触れて、なんか身体も心も綺麗になった気がした。わたしなんかを呼んでくれて、お客さんを集めてくれて、ワンマンをライブをさせてくださるなんて、本当にありがたくてうれしくて幸せだなーとしみじみ噛み締めながら帰路。帰りのバスは機関車トーマス号だった。東京に帰ると30度超えの激アツで危うくクーラーつけそうになったけど、我慢。夜、ナックルズの原稿をやった。

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