これから

●北村早樹子公式サイト→ http://kitamurasakiko.net/
★IKAZUGOKEサイト→ http://ikazugoke.jimdo.com/

IKAZUGOKE 1stアルバム『IKAZUGOKE』2017年11月1日発売決定!!

発売元:わらびすこ舎 品番:WRBC−004 流通:ブリッジ
問い合わせ:warabisco15@yahoo.co.jp(担当 北村)

【各方面からいただいたありがたきコメント!!】

足立区で発生したヒップホップのような音楽「アダチスタイル」は IKAZUGOKE によって継承され、二人の掛け合いラップは進化し、 漫才と言えるまでに演芸化している。
ゆるいリズムが心地よくて、 老人〈私〉の散歩に最適である 。
末井昭(編集者・エッセイスト)
勝手言ってすみません …救われました――。
わたくしごとですが、昨夜、失恋しました。メールで知らされて、でも予兆があったんですよね。
それからずっと、繰り返しCD聴いてます。何十回目のプカプカファックが狛江の空に響きます。このアルバムは、今朝のわたくしの救いです。
三十路のライムが、どの曲もどの曲も、本当に今の気持ちにくる。全部わたくしが悪いんです。捻じれてます。怖いんです。
夏の終わりの絶望と52歳の男より。名盤です。
石丸元章(ライター)

聴いてるうちに、なにがフィクションで、 どこからがノンフィクションなのか、境界線がわからなくなる。
もしかすると、区別する必要がないのかもしれない。 手の込んだおふざけに、どっぷり浸かればいいのだろう。
鈴木智彦(フリーライター

北村早樹子さんを初めて聴いたのは、ご本人からいただいた『わたしのライオン』というCDだったが、当時のぼくは仕事のためオペラと能楽という「音楽の極北」ともいえるジャンルを勉強していたこともあり、「奇妙な曲だなー」という印象をもっただけであった。それから二年後、ふと疲れた夜にテレビをつけたら、CMに北村さんが出ていた。一瞬の出演なのに、すぐに北村さんだと気づいた。すると頭の中に突然、『わたしのライオン』が響いてきた。これも二年前に一度聴いただけなのに。さらにツイッターを見たら、北村さんも同じ日の同じ時間、同じCMを見ていたことがわかった。久しぶりに連絡をとると、北村さんは飯田華子さんと「IKAZUGOKE」を発足させて、すでに「音楽の魔境」へと転進していた。ロリータ風ながらも老成している北村さんと、セクシー風なのに童女のような飯田さん。二人の危険なたくらみを、今では仕事部屋でこっそりと楽しんでいます。
上原善広(ノンフィクション作家)

日本語ラップ史に残すべき奇怪なる名盤……!!
海猫沢めろん(小説家)

おんなの猟奇曼荼羅、無いはずの子宮が疼くIKAZUGOKE
女たちはもちのろん、オヤジどもも必聴だYO!Bum Rap Da Show!!
鮫肌文殊放送作家

〇●〇●

昭和の音楽史から黙殺された≪ヒップホップみたいな女性ユニット≫IKAZUGOKE!!
ラップという概念がなかった当時「音楽漫談」とされた彼女たち。
これは早すぎた二人が70年代に出した幻のレコードの復刻版である‼(たぶん)
復刻版特典として現在のIKAZUGOKEによる当時を回想したトークも収録。ほのぼのムードがいつしたdisり合いに⁉

北村早樹子×飯田華子ユニットIKAZUGOKE初アルバム…ですが、復刻版というテイで発売します。偽の回想トークと楽曲がストーリーとしてつながり、ブックレットには付録として架空の雑誌記事や事件簿などをたんまり掲載。音源だけでなく、読み物としても楽しめるコンセプトアルバムです☆

ボーナストラックとして、山野井譲(fromやまのいゆずる)が2曲リミックスを担当。マスタリングは信頼の宇波拓

〇●〇●

北村へのライブ依頼はコチラ☞ kitamurasakiko.info(アット)gmail.com
その他のお仕事依頼はコチラ☞ warabisco15(アット)yahoo.co.jp

☆キンチョー社のトイレの消臭剤クリーンフローという商品のテレビCMにOL役で一瞬出ています。ここのサイトからも見れるみたい→http://www.kincho.co.jp/cm/html/clean_flow_idol/index_sp.html




《 ライブ 》(予約はいづれも kitamurasakiko.info(アット)gmail.com まで)


☆ライブのおしらせは→http://kitamurasakiko.net/に移動しました☆

《『文學界』にエッセイ寄稿しました!!》

文學界2017年9月号

文學界2017年9月号

文學界』9月号の22ページに、「タチアオイ畑でつかまえて」というエッセイを寄稿しました。堅気の文芸誌でははじめてです。ぜひお手に取ってみてください☆


《『溺死ジャーナルNEXT』に小説寄稿しました!》
もう在庫たぶんありませんが松本亀吉さん責任編集『溺死ジャーナルNEXT』に「色ざんげ」という小説を寄稿しました。こちらは本当に門外不出級のやばい内容なのですが亀吉さんに「『溺ジャ』でしか書けないやばいやつお願いします」と依頼していただいたので書きました。しかしわたしの文なんかよりなにより、亀吉さんの編集後記がいちばん泣けます。あと大橋裕之さんの絵!



テレビブロス姉妹誌『Culture Bros.vol.6』発売中!》

コラム『極私的おっさん見聞録』がついに連載になりました! わーい! 巻末に4ページどーんと載ってます。題字は今回も飯田華子さん! カストリ雑誌風のイカした絵&字を書いてくれて素敵なページに仕上がってます。読んでね☆ (←残念ながら休刊中)




《月刊官能文芸誌『特選小説』にて連載開始!!》
月刊官能文芸誌『特選小説』にて、北村早樹子の「マイクを握って♡」というほんのりエロいエッセイ連載はじまります! 『特選小説』は岩井志麻子せんせい、森下くるみさん、ドルショック竹下さんと、大好きな方がたくさん書いておられる雑誌なのでたいへんうれしい! これを機にみなさま手にとってみてください! 連載ページのイラストはもちろん飯田華子さんです☆



《北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」》
わたしが連載エッセイや連載小説、コラム、書評などの文章をお送りする【北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」】というメールマガジンがはじまりました。ぜひご登録を。毎月月末配信。無料です。バックナンバーもここから読めます(2017年6月号で終了しました、2年間ありがとうございました)→http://www.mag2.com/m/0001664038.html

4.15~21日記

4.15月

4時半起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。仕事中、はだしのゲン似のイケメン社員S水さんがふと「俺今年入ってまだ新宿から一歩も出てない……」と漏らし、え!と衝撃を受ける。確かにS水さんは家も新宿で職場も新宿。これといった趣味もないらしいので休みの日もだいたい家にいるらしく、そんなこんなで4カ月が過ぎて気づけば一歩も新宿から出ていないとのこと。それはそれは、なんというか可哀想すぎる。でもこういう人、実は結構いらっしゃるのかもしれへんと思い、なんともいえない気持ちに。職場と家の往復だけで休日も疲れて家で寝てるだけとかの人、リアルに結構いるよね。まじでえらいなあと思う。わたしはそんな休日に疲れを持ち越すほど働かないので、休日まあまあの頻度のでおでかけしている(たぶん)。とりあえずS水さんを新宿から出してあげたい。今度裁判傍聴でもお誘いしてみようかな(いやそういうことじゃない)。

 

4.16火

午後から荻窪へ。ちょっと時間があったので、喫茶店トロール。駅前のCoffee珈里亜に入ってひとりおランチ。喫茶店とはいえ、ランチ時なのに、うだつの上がらない感じのおっさん(マスターかな?)がワンオペで回しておられてたいへんそうだった。とはいえお店はよい雰囲気で、ショーケースの煤けた具合もよかったし、テーブルや椅子も可愛く、生花が飾ってあるのも好感度が高い。ナポリタンとトーストがちょっとずつ付いたセットを注文。おっさんが一生懸命作ってくれた。わたし喫茶店ナポリタンばっかり食べてるので、そろそろ味がわかってきたのだけど、この店は缶詰もしくはレトルトのナポリソースの味であった。わたしはケチャップで炒めたナポリタンが好きなのでちょっと残念。コーヒーはおいしかった。ちっちゃいコーヒーミルクが入ってる入れ物が見たことないタイプのやつで可愛かった。

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1時間くらい読書して店を出て、駅前のミスドで大量の差し入れのドーナツを購入し、てくてく歩いて某所。今日は日本でいちばんかっこいい某劇団の通し稽古を見学させていただくのであーる。稽古場ってある意味聖域な感じがするので、わたしなんかの部外者が入ってもいいものか毎度戸惑う。特にこの劇団は稽古場に舞台セットも全部組んでいて(このセットがまたうっとりするかっこよさ)照明とかも吊っているので本番さながらって感じで見るもの緊張する。詳細は書けませんが、今回の作品もすごかった。が情報量がすごすぎて一回見ただけじゃ脳みそパニックって感じで全然ついていけなかった。また本番見に行って(しかも何回も)しっかり物語を噛みしめたい。しかしこの情報量の戯曲を毎回演出されているK井さん、まじで脳みそどうなってるんやろうって思う。Kさんの戯曲はほんとに情報量多すぎて文字で追っていくだけではわたしのオツムではちんぷんかんぷんで全然消化できないのやけど、劇で拝見すると本当に涙が出る美しいシーンの連続で毎回震える。今回もパニックだったけど謎の感動で胸がいっぱいになったし、なんてリリカルで美しいセリフなんや!と何度も目から鱗が落ちた。内容に触れられないのでこれくらいしか感想は言えませんが、本当に素晴らしいものを見せていただいた。終わって、通し稽古終わり乾杯にも参加させていただき、たのしい時間を過ごさせていただいた。しかしわたしは常にひとりぼっちなので、劇団って、団体活動って、傍から見ているとすごく眩しくっていいな~と毎回羨ましい気持ちになる。だからといってわたしが出来そうかというと絶対ムリなのでない物ねだりやけどね。駅までの帰り道、K井さんから演出をしている上での衝撃的なことをお聞きし震え上がる! なんちゅ~怖いお人なんや! やっぱりK井さんは演出家としてぶっとんでいらっしゃるわと痛感した一日やった。

 

4.17水

朝から洗濯をしたり家のことをして、夕方自転車でI田さんちへ。今日は夏にやるミュージカルのチラシ撮影の日。I田さんちへ着くと、巨大なすごい段ボール絵が出来上がっていて、この真ん中に寝て欲しいと言われる。なんという試み。こんなチラシ見たことがない。さすがI田さんである。衣装はもちろん段ボール。パンツ一丁になって段ボールを身体に貼り付け、ポーズ。最初は寝転んで撮影していたのだけど、寝転ぶと髪の毛がぺたーんとなってしまうのでわたしがそれいややと駄々をこね、結局絵を吊り下げて立ちで撮影することに。2時間くらいで撮影は無事終わり、しばらく猫ちゃん(金太)を撫でて談笑。わたしは動物に懐かれない体質なのだけど、金太だけは懐いてくれるので好き。今日も太っていて可愛い金太。終わって、I田さんとデザイン協力のI十嵐さんとで近くのガストに行ってごはんを食べて、また自転車で帰った。暑くもなく寒くもない自転車が気持ちいい季節になった。

 

4.18木

4時半起きで朝から普通に労働。とある社員のW田さん(39歳既婚)は話が壊滅的におもしろくない。と、わたしも前前から思っていたのだけど、今日S水さんに「ねえ、W田くんってなんであんなに話つまんないだろうね」と突然言われて、確信した。わたしも別に自分の話に自信があるとかではないのやけど、一応さ、おもしろく喋ろうと努力して喋っているわけで、まあほんのちょっとの努力やけど、それ、みんなするやん?みんなしてるもんやん当然、と、思って生きてきたけれど、どうやらそうではないらしいね! 大阪人は先天的に面白く思われたい願望が産まれた時から埋め込まれているので、なんかしらおもしろく喋る人が多い印象やけど、東の人はそういう意識が全然ないのかな。いや東の人でもおもろい人はいっぱいおるからやっぱり個人の問題やろか。わからんが、とにかくW田さんは本当におもしろくない。にもかかわらず、15歳年下の妻を娶った! ということは、結婚におもしろさはあんまりいらんのかもしれへんね。いやでも旦那がおもしろくないって地獄やわ。と、ひとりで堂々巡り。仕事上がって、ちょっと病気関連で読みたい資料があったので、家だと読む気にへんので、ベローチェに入って読んだ。ふとアイホンを開くと、豊田利晃監督逮捕のニュース。しかも今回はシャブじゃなくて拳銃所持とのこと! えー! なんでそんなん持ってるねん! わたしは「ポルノスター」から豊田監督の映画のファンなので、結構ショッキングである。でも拳銃所持ってちょっとかっこいいけどね。

 

4.19金

朝から駒込病院の方の通院デー。血液検査してレントゲン撮って診察に並ぶ。待合室今日はわりと空いていたので早く呼ばれるかな~と期待するも、そんな甘い話はなくて結局2時間くらい待った。検査結果は良好とのことで、しかし抗生剤の治療は続けましょうと言われ、ドデカカプセル一日9粒の処方は変わらず。お会計して、お薬が出てくる窓口に受け取りに行ったら、2カ月分の処方やのやけどわたしのお薬、病院中のお薬自体が残り一か月分しかないらしく、足りない分は郵送しますと言われた。そんなんあるんやね。しかし一か月分だけでもすごい質量。電話帳一冊分ぐらいある。ずっしり。12時半くらいにすべてが終わり、まだお昼、そうや映画を見に行こう! ということで、田端駅まで歩く。道中、彫師の彫猿さんのアトリエを発見。こんなところにあったんや! わりと病院の目と鼻の先であった。彫猿さんは12年ほど前、友人の魔女るみたんと結婚していて、わたしも当時結婚していて、旦那さんはタトゥー何個か入ってる系の人だったので、彫猿さんを紹介してもらい、ここのアトリエで施術してもらったのである。もう全員離婚してばらばらになったけど、ひさしぶりに彫猿さんに会いたいような気がして扉を開けようか迷ったけどやっぱりやめた。なんか懐かしい気持ちで、春の陽気も手伝って切ないような泣きたいような気に一瞬なった。田端から山手線に乗って有楽町、からちょっと歩いてシネスイッチ銀座で、今さらやけど映画『ROMA』を鑑賞。前評判がよすぎたので期待しすぎてたのもあるけど、アーティスティックすぎてあまり好みではなかった。メキシコの、中流階級の子供4人がいる大家族と、そこに遣える家政婦の女の子の話なんだけど、テロがあったり暴動があったり、竹槍訓練?みたいなシーンがあったり、、家政婦の女の子は妊娠してて出産するのだけど(死産だった)保険にも入れてなかったり、メキシコってこんなんなのか~て、今までメキシコのことなんか考えたこともなかったからはじめて知った。ストーリーは特にぐっとこなかったけど、画は終始モノクロでかっこよくて、海で溺れるシーンは感嘆ものだった。銀座という土地柄とあとレディースデーなのもあって(950円だった。やっす!)客席は銀座マダムたちで埋まっていた。帰りは日比谷まで歩いて地下鉄で帰宅。今日もベローチェ寄って、手紙をひとつ、富士吉田のN植さんに書いた。

 

4.20土

昨日派手にコーヒーを袖に零したので、朝から染みとり作業に勤しむ。ネットで調べたところ、台所洗剤がいいとのことだったので、台所洗剤をかけて湯に浸し、ハブラシで擦ったりしこしこやってたら、あら不思議、コーヒー染みが綺麗に落ちました! 漂白剤使わなくても落ちるんやね! すごー。それからピーピースルー(業務用でネットでしか買えないすごい薬剤)を使ってお風呂の排水溝詰まりをそうじして、パソコンあけてとある写真選び作業などをし、夜は浅草銀幕ロックに、飯田華子さんと若林美保さんのツーマンショウを見に行った。まずはふたりによる寸劇。芸術家が自分の理想の女を絵に描いたところ、絵から美女が飛び出してきてそのままいっしょに暮らすことに。わかみほさんは前々から美人画のような美しさだなあと思っていたので、額縁にはまって微笑んでいる姿は本当に美しくてため息が出た。美女は生を受け現実に飛び出して来たはいいけど、自分勝手にヤンチャに振る舞い、ついには生みの親の芸術家を殺してしまって、最終的には芸術家の弟子の蕎麦屋のおばさんによって絵の中に引き戻されてしまうラストの構図もかっこよかった。飯田さんの芸術への怨念と憧れが詰まっていて、そっちの意味でもぐっとくる大作であった。そのあとはわかみほさんのソロ、「賞味期限の女」。劇場でもないし、ステージも狭いのに、全く狭さを感じさせない舞いは本当にすばらしくて、3曲目にブルーハーツの曲でオナニーするシーンにはうっかり落涙してしまった。この世にこんなに切ないオナニーがあるとは。オナニーで泣くなんて。何度か客席に降りて来ていらっしゃって、絡まれたお客さんみんなすごくキラキラした目をしていて、まるで天から女神様が降りて来たようであった。休憩を挟んで後半は飯田さんのソロ、卑屈すぎる女と卑屈すぎる男の奥ゆかしすぎるホテル情事とその後の展開がご本人もおっしゃってましたがフランス映画のようで美しかった。そしてラストは飯田さんが昔某ストリップ劇場で投光さんのバイトをしていた時のコントで、10年前には名前も知らないバイトちゃんだった飯田さんが今こうして堂々とわかみほさんとツーマンをしているって、なんか泣けるやんって思った。1時間半ほどだったけど濃厚な良いツーマンショウを堪能。物販をちょっとお手伝いさせてもらい、みんなとちょっとおしゃべりして帰路。あー飯田さん、かっこいいな〜と相方の活躍ぶりを拝んでしみじみしながら帰った。

 

4.21日
4時起きで朝から普通に労働。通勤中、新宿を歩いてたらネズミちゃんがちょこんと座っていて、それをおじいさんがガラケーのカメラで一生懸命写真に撮っている場面に出くわす。新宿は場所柄ドブネズミなんてわんさかいるけど、みんなすばしっこく逃げていくから、あんなちょこんと座って人形のように動かないネズミちゃんがいるなんて、かわいくて朝から和んだ。労働中、はだしのゲン似イケメン社員S水さんが「今日家から店までに何人のハゲがいるか数えてみた、25人だった!」と謎の報告をしてきて笑う。S水さんなりにハゲの定義があるらしく、この人はセーフ、この人はアウトー、って数えて行ったら25人だったらしー。その報告を受け、わたしも帰り道にハゲを数えてみようと試みるも、わたしの身長じゃおっさんたちの後頭部は見えないことが発覚。そして恐らく、逆にちんちくりんのわたしの後頭部はほぼ道行く人全員に見られている可能性があり、よって白髪丸見えなんであろう。そろそろまた白髪染めせんとあかんな〜。

 

4.8~14日記

4.8月

4時半起きで朝から普通に労働。労働中、目下社内恋愛真っ只中の米津玄師似25歳のAくんがあくびばっかりしていて眠い眠いというので、昨日何時寝たん? と聞くと、朝までやりまくってたので何時に寝たかわかりません、という。おっと! 唐突にすごい告白キタで! こりゃまあお盛んだこと! しかしなんやろうね、わたしは下ネタはわりと好きな方ではあるんだけど、この告白はなんちゅうか、全然笑えなくておもしろくないので、返す言葉がなかった。ふーんて感じ。これが、朝までしこりまくってました!とかなら、かわいいやんって思えるんやろうけど。25歳と19歳のカップル、若いもんね~そらもう盛りのついた猿のようにやりまくるんであろう。若いっていいね。その他は特筆すべきことはなし。

 

4.9火

4時半起きで朝から普通に労働。平日はわたし6時15分に家を出ていて、通勤に50分かかるとはいえ別にこんな早く家出る必要は全くないのだけど、わたしは通勤ラッシュを避けるため無駄に早くに家を出ていて、でも早朝のぴんと張り詰めた空気とか、きらきらした朝日とか、開店前のパン屋の匂いとか、わたしはたぶん一日の中で早朝がいちばん好きなので全然苦ではない。時間つぶしのために乗り換え途中の駅のベンチで20分くらい読書までしている。どんなけ朝から余裕こいてるねんって感じ。8時から更衣室のテレビで朝ドラを見るのもたのしみのひとつ。今日はなんと、唐組の稲荷さんが出演しておられて朝から興奮する。活躍しておられるな~。仕事は、新学期がはじまってもう春休みじゃないからちょっと暇になるかな~と思いきや朝から大繁盛の激忙しでどったばたであった。しかしわたしは体力が全然ないので、8時間立ち仕事をすると疲労困憊でよぼよぼになってしまうので帰っても何も出来ない。身体も動かんし脳みそも動かん。帰ってもこたつでだらだらして、10時すぎにはもうお布団という体たらく。いかん。

 

4.10水

4時半起きで朝から普通に労働。朝、写真家のU本I子さんがいらしてて、しばし談笑する。U本さんは入院療養中に本を送ってくださったりして心配してくださったので、もうこのように元気なりましたとご報告。なんと今週は日曜から4連勤であった。これはわたしの中ではだいぶ頑張ってる方。身体もしんどいけど精神的に結構やられるね。これを普通のお勤めのみなさまは当たり前に5連勤とか場合によっては6連勤とかしてはるんやと思うと本当に頭が上がらない。日本人働き過ぎじゃね? 早朝ベンチ読書がはかどったので、R夫さんおすすめの福田ますみ著『でっちあげー福岡殺人教師事件の真相』読了。

でっちあげ (新潮文庫)

でっちあげ (新潮文庫)

 

 2003年、最恐の殺人教師現る!とセンセーショナルに報道された体罰事件の真相本なのだけど、この小学校教師は被害者児童に対し、ミッキーマウス(両耳がちぎれるほどひっぱる)ピノキオ(鼻血が出るほど鼻をひっぱる)アンパンマン(両頬をパンチ)などの体罰を日常的に繰り返していた他、この児童がアメリカ人のクォーターであると家庭訪問の際に母親から聞いたことから「おまえは混血だから血が穢れている」などの差別発言をし、「おまえみたいなやつは早く死ね、自分で死ね、死に方教えてやろうか」などと自殺へ追い込むような発言までしていたとのことで『史上最悪の殺人教師』呼ばわりされて袋タタキに遭うのだけど、実はこれ、被害者児童の両親がでっちあげたすべて嘘の作り話だったという、誰も死んでないけど身の毛のよだつ戦慄の事件本であった。教師はなにもしていないというのに、ある日突然、殺人教師にでっちあげられた、所謂モンスターペアレンツの最恐版なのだけど、この親が完全に頭おかしくて、母親は「この子の祖父がアメリカ人で、わたしは幼少期アメリカで育った帰国子女ですから」などと話していたらしいんだけど、著者がこの母親の実家を取材したところ、母親の実家は福岡で代々商店を営む混じりっ気なしの日本人で、「アメリカ?いったことありません」みたいなことが発覚し、そう、混血も糞もなくて帰国子女でもクォーターでもなんでもなかったのであーる! こわ~。しかし読んでいたらどう考えてもこの母親が頭おかしいのが一目瞭然なのに、なんと母親側に弁護団550人もついて、しかし教師側にはたったのひとりもなかなか弁護士がつかなかったり、本当になんでみんな騙されるんやろう? って思ってしまったけど、新聞や週刊誌に「殺人教師現る!」みたいに出たら、そら信じてしまうよな~とも思ってしまった。報道って怖い。冤罪って怖い。

 

4.11木

4連勤が明けたのでひさしぶりにゆっくり惰眠を貪った。抜群に効く睡眠薬と巡り合ってしまってから、寝ようと思えば10時間くらい結構寝れてしまえて、これはこれで困る。起きて、明日の円盤ワンマンで配る新聞の原稿をしこしこ書いて、コンビニへ印刷に。それから明日の円盤を想定してしばしピアノ弾いて歌う。ほぼ風邪は治ったのだけど、未だに喉はまだ100%ではない感じで歌いにくい。先日、隣の部屋の住人が引っ越していったので、そうじのためか大家さんがうろうろ出入りしているので、あんまり大きな音を出せなくて窮屈(一応我が家は楽器不可物件である)。夜、アマゾンプライムで、同僚Hちゃんのオススメの映画『64』を前後編見た。瀬々敬久監督得意の事件モノで、なかなかおもしろく見れた。原作モノやけど、すごくよく出来たおはなしであった! すごく豪華メンツが揃った役者陣だけど、宇野祥平さんがいい味を出しておられてうれしくなった。窪田正孝がびっくりの容貌になっていて、役者ってこんな変われるんか!? と衝撃を受けた。瀬々監督は後半に日本の地方の伝統儀式使うの好きやな~というのは『ヘヴンズストーリー』の時にも思ったけど、今回もだった。しかし日本の記者クラブってあんな雰囲気なんや? 記者会見の向こう側ってなかなか見れないからおもしろかったけど、想像してたんと全然違うくて、へ~って感じやった。

 

4.12金

朝、突然そうじしたい欲が湧いてしまい、ゴミ袋ふた袋分くらい捨てた。郵便物とか終わったイベントのフライヤーとか、それらが送られてくる封筒や段ボールなんかが気づいたら山のようになっていて、容赦なく捨てていった。ここ1か月くらい引っ越ししたい欲がめきめき湧いていて、しかしネットで調べても3月4月ってあんまり目ぼしい物件がないのでとりあえず諦めて、今の家でちょっとでも快適に過ごせるようとりあえず片づけよう。今日は円盤ワンマンなので午後からピアノの練習に励み、夕方家を出ていざ高円寺へ。まずは吉野純粋蜂蜜店で開催中の金田アツ子さんの個展を再び見に行った。アツ子さんの絵の中のわたしはいつも凛としていて、見ているとたいへん背筋が伸びる。実体のわたしはゲスくてだらけて燻っている中年女なので、絵を見ると、これではいかん!と思える。2回目だけど、30分くらいかけてゆっくり絵を見た。アツ子さんの絵の中の女の子たちはみんな孤独で気高くて強くてでも繊細で儚くて、目を見ていると吸い込まれそうで胸がきゅうんとなる。ああしかし、アツ子さんの絵のあのため息が出るような美しさを形容出来る言葉を、わたしは持っていません。みんな見て!としか言えない。みんな見て! 在廊しておられたアツ子にご挨拶し、まだリハまで時間があったので、名曲喫茶ネルケンへ。

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アツ子さんの個展~ネルケンって、わたしの中の正しい高円寺の歩き方って感じ。ネルケンでいつものお気に入りの席でコーヒを飲んで(注:ネルケンはメニューにコーヒーではなくコーヒって書いてあるのである)しばし精神統一。高円寺は苦手な町やけど、ネルケンルネッサンスがあるからいいな~。近所にこういう名曲喫茶があったらどんなにいいかと思う。(足立区には名曲喫茶なんて文化絶対にない)ネルケンで一服して、円盤へ。リハをしながら店主T口さんと談笑。去年亡くなった阿木譲さんのすごすぎるエピソードをしこたま聞く。こんなところには書けませんが、ちょっと聞いたことがないエピソードだらけで目から鱗だった。リハをして、しばし4階で待機して、20時から本番。今日はアツ子さんの絵を見た直後だから、なんか背筋が伸びたまま集中して歌が歌えた気がしました。途中鼻水が出てどきどきしたけど、なんとか無事1時間歌えた。風邪で喉やられると、もうこれ一生治らないんじゃないかと不安になるけど、ちゃんと治るものなのやな~、人体ってよく出来ている。ライブのあとのおしゃべりタイムでは『でっちあげ』の話でひとりバーニングしてしまった。今月もいらしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

4.13土

昨夜は夜更かしして2時半頃に寝たけど、8時半頃には目が覚めた。いい天気だし、今日は喫茶店の日らしいので、ひとりで喫茶店に出かける。近所にはいい喫茶店がないので、二駅となりの南千住にある前から気になっていた魔性の味オンリーという喫茶店へ。外観から、色褪せた赤いテント屋根に「サイフォンコーヒーの店 魔性の味オンリー」と書いていてイケている。10時頃に入店すると、地元のおばさまおじさまで結構賑わっていた。店内、壁のストライプ柄もかわいいし、天井との継ぎ目がまあるくなっているのもかわいいし、そして椅子も、手作りのキルティング生地で養生してあって絶妙にかわいくてうれしくなる。ここはホットケーキが有名なお店なんだけど、わたしはあんまりホットケーキ萌えはないので、普通にモーニングを注文。

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銀のお皿にサラダと小さめトーストとコーヒーが乗っている。このコーヒーが、魔性の味というだけあったすごくおいしかった! わたし、あんまりコーヒーの良しあしわかるほど舌肥えてないんやけど、このコーヒーはおっ!てなった。喫茶店のコーヒーって時間が経って酸味が強くなってることが多いんだけど、ここのは全く酸味がなくて、すごくすっきりしてて飲みやすく、だからって薄いわけでもなくって、いいコーヒー!と手を叩きたくなった。南千住は名店バッハもあるし、コーヒーがちゃんとおいしい喫茶店が多くていいなあ。1時間半ほどゆっくり読書して、歌詞書こうかとノート持ってきてたのだけどそこそこ混んでたのであんまり長居は迷惑かと思いお会計して帰路。駅前のマクドにものすごい行列しててびびった。この町の住人はそんなにマクドが好きなのか!? 帰って、家で歌詞書こうとノート広げたまま全然筆が乗らず。結局読書。押川剛著『子供の死を祈る親たち』を半分くらいまで読んだ。

子供の死を祈る親たち(新潮文庫)

子供の死を祈る親たち(新潮文庫)

 

しょっぱなの家族から、結構他人事じゃなく我が家に類似していて、ううっとなった。この著者の前作『「子供を殺してください」という親たち』が結構おもしろかったので、ブックオフで見つけて続編を買ったのだけど、もう我が家を解決するにはこの方に力づくで介入してもらうしかないのではなかろうかと思う。ポストを開けるとおばあちゃんから手紙が来ていて、その内容にまた「!?」となり、ひさしぶりに家族のことを考えてしまってどんよりとした土曜の休日を過ごした。

 

4.14日

4時起きで朝から普通に労働。仕事中、はだしのゲン似のデキる男社員S水さんが突然、「人間てゆうのは構造的に穴の中に入れられる方が断然感じるように出来てるんだって」と言い出し、なんのことかというとつまりはセックスのことで、男子の感じている快楽というのは女子の感じる快楽の10分の1ほどしかないらしい、というのを力説される。「例えば耳掃除って気持ちいでしょ?あれは穴の中をこちょこちょするから気持ちいのであって、指で穴こちょこちょする時の指側って全然気持ちよくないでしょ?男子の快楽なんて所詮あれくらいなんだよね」とのこと。え~嘘やん! そんなん全然気持ちよくないやん! かわいそう! でも男子は射精しますよね、あの瞬間は気持ちいでしょう、女子にはあの瞬間の快感は一生わからんのですわ~というと、「そうだね、あの射精の一瞬のために男子は前戯やらなんやら頑張るんだよ」とのこと。はい、仕事中になんの話してるねんって感じですよね、すみません、でも仕事はめっちゃやってますねんで、仕事はちゃんとやってる上で、こういう話をフランクに出来るのはオツなものである。

4.1~7日記

4.1月

4時半起きで朝から普通に労働。相変わらず声が全く出ない。接客業として声が出ないと色々めちゃんこ不便なのだが、概ねは気合でなんとか伝わるということが発覚。目線や口パクでなんとかなる。わたしは決してコミュ力が高い方ではないとは思うのだけど、火事場の底コミュ力?みたいのは意外と強いのかもしれない。しかし今回の風邪まじしんどい。喉の粘膜、鼻の粘膜、目の粘膜、そう、粘膜という粘膜が全部炎症を起こしていて痛い。目をやられるのわたしはじめてなんだけど、とにかく目をあけているだけで痛い。これってどういう症状よ? しかしわたしは花粉症ではないけど、花粉症の人ってもしかしてずっとこんな感じなのであろうか? だとしたら本当にご愁傷様です。

 

4.2火

4時半起きで今日も朝から労働。薬が効いてちょっとだけましになってきた。声もちょっとだけ出るようになってきた。労働休まずにわたしよくぞ頑張りました。労働終わって、職場の近くのビームスギャラリーでやっている写真家木村和平さんの個展『袖幕』を見に行く。バレエの発表会でちびっこバレリーナたちを舞台の袖から撮影された写真たちが展示されている個展、これがめちゃんこよくって、ひとりで胸がいっぱいになってちょっと泣きそうになってしまった。バレエの舞台袖から見える景色ってこんなに美しかってんやって目から鱗な気持ちで、しかしそれらは確かに、わたしも20年以上前に見ていたことがあるなつかしい景色で、今にもスモークの匂いやトウシューズの音なんかが漏れてきそうで、胸がきゅううんとなった。そう、あまりゆってませんがわたしは小さい頃バレエをやっていて、バレエ教室や発表会の舞台裏なんかは結構わたしを形成する原風景のひとつとして未だに身体のどこかに残っていて、普段その箱が開くことはまあ滅多とないのだけど、こうやって作品に触れるとぶわあ~っと郷愁みたいなものが漏れてきて胸が痛くなる。なんでしょうねこの感じ。すばらしかったな~って帰ろうとしたら出口のところで「北村さん、ありがとうございます」とロングヘア―でスマートなおしゃれボーイに声をかけられ、へっと顔をあげると「あ、木村です」と、そう木村和平さんであった。わたしは面識は特にないつもりだったのだけど、実は知ってくださっていて、おまけにわたしの労働先にもよくいらしてくれているらしく、なんかうれしはずかしであった。わたし、あんまり写真の良しあしとかわからんけれど、木村和平さんの写真はかなり好きと思った。

 

4.3水

だいぶよくなってきたとはいえ、まだまだ風邪っぴき。労働休みなことだし、おでかけするのはやめて家で安静にしていた。桐野夏生『バラカ』上下巻ともに読了。

 

バラカ 上 (集英社文庫)

バラカ 上 (集英社文庫)

 

  

バラカ 下 (集英社文庫)

バラカ 下 (集英社文庫)

 

 震災を取り扱った小説ってなんかどうも読めないと思っていたのだけど、これはおもしろく読めた。震災の被災地で身寄りのない少女が見つかったら、実はその子はドバイの人身売買マーケットで売られていた子どもやって、しかし買った本人は震災で亡くなっていて、その夫はキチガイで、色んな人の元をたらい回しにされながらも健気に生きていくバラカちゃんの物語なのやけど、現在のSNS社会、ネット社会への風刺的な要素も交えつつ、震災の被害者ってなに? みたいな問いを投げかけてくる、一切綺麗ごとを書かず、寧ろ汚い部分ばっかりをこれでもかと書いてくるのがさすが桐野夏生って感じがしてたのしく読みました。夜、TVerでフルーツ宅配便の最終回を見ていたら、映画でご一緒した俳優の大窪人衛くんが、まさかのすげー悪い役で登場しびっくり&なんかうれしかった。フルーツ宅配便、おわってしまったけど、ひさしぶりに最後まで追いかけてみてしまった良いドラマやった。白石和彌監督がドラマをというのもイケているし、出演俳優陣のチョイスがわかってるわ~って感じでみんなすばらしかった。

 

4.4木

昼から虎ノ門の方の病院へ通院デーなので、ついでに朝から霞ヶ関東京地裁へ裁判傍聴に。一本目、罪名詐欺。30代の大工のにいちゃんが保険屋の友人を騙して10万円奪った事件。被害者とは幼馴染やったというし、詐欺事件とはいえそんな凶悪さは感じられない平和な裁判やったのやけど、聞いていたらこの被告人、借金が友人たちから270万、家族親戚から450万、アコムから40万あるらしく、原因はなにかというとパチンコらしくて、パチンコってそんな負けるの?負けて借金つくりまくってそれでも行ってしまうものなの? パチンコの依存性こわ~と思った。二本目、覚醒剤取締法違反。こちらはマレーシア人の19歳の少年が、そそのかされて覚醒剤の運び屋をやってしまい、日本で逮捕され裁判になった事件。途中から入ったのだけど、被告人も号泣、証言台に上がっていた母親も号泣、婚約者も号泣、傍聴人の中にももらい泣きしている人多々、というなかなかドラマチックな裁判だった。まだ19歳の少年であるが、前妻とのあいだに子どもがおり、その子の養育費も払わないといけないし、婚約者も妊娠中で、お金が必要だったので運び屋をやってしまったとのことだった。ちなみに前科前歴があり、過去に強姦容疑で逮捕されてもいる。なんか19歳やのに、色々すごいね。でも見たところすごく気の弱そうな華奢で小柄な少年って感じの子やって、わからんものですね。なんの所縁もない日本の国でこうやって裁判にかけられて、このまま懲役ついたら日本で服役ってことになるから、運び屋なんてするもんじゃないな~。午前中の裁判を見終えて、病院の方へ。まだ予約まで時間があったので、喫茶ヘッケルンへ。ここでプリンを食べてコーヒー飲むのが病院の日のおたのしみ。しかしいつ来てもここは大繁盛している。マスターのてきぱきとリズミカルな動きがからくり人形みたいでおもしろく、カウンターで眺めながらプリンを食べた。そして午後から病院。血液検査尿検査、診察入って、おなかに注射。なんか今日はいつにも増して混んでいて、待合室が超カオスだった。車椅子の患者さんが多すぎて、通路が通れなくて渋滞していたり、なんか色々すごかった。混んでる病院でいつも思うのが、付き添いの人は待合室で待たずどっかいっててくれへんかな~ということ。患者さんだけで超満員やのに、付き添いまでが座っちゃうと、その分患者がひとり椅子からあぶれるわけで、現にわたしは立ったままで小一時間待っていた。ぷんぷん。無事全行程を終え、お会計して隣の薬局でお薬大量に受け取って帰宅。帰って小説のつづきを書こうとにらめっこするも進まず。黄昏流星群を読んで寝た。

 

4.5金

昼から川崎の方の某所へ。今日はとある写真の撮影なのである。衣装を3パターン抱えて電車でひとったび。最寄り駅について出口を探してうろうろしていると、映画でご一緒した俳優さんとばったり遭遇してびっくりした。こんな平日の昼間から、こんな場所で。駅で撮影してくれるI川R夫さんと待ち合わせ、一緒に河原の方へ歩く。途中公園があって、桜が満開で桜吹雪が舞っていて綺麗やった。そういえば今年はじめてちゃんと桜を見た気がした。公園はちびっこたちがわらわらいたけど河原の方は釣り人ひとりいたくらいで静か。そこで1時間半くらい撮影した。しかし今日は風が超強くて色んなものが飛んでくるし、髪の毛めちゃくちゃになって結構たいへんであった。風にあたっているだけで人間はすごくストレスを受けるんやな~と実感。それはさておき、撮影は終始たのしく進行。着替える場所がないのでそのまま河原であられもない恰好になって着替えたりしたけど、それも含めて楽しかった。撮影の後、R夫さんちへお邪魔し、にゃんこ2匹を撫でながら談笑。男子ひとり暮らしなのにR夫さんちは超綺麗で感動する。本とかモノは多いのに全然ごちゃごちゃしていなくてちゃんと整理整頓されていて、猫ちゃん二匹もいるのに毛も舞ってないし、すばらしー。夕方までたのしくおしゃべりして、帰路。ちょっと別件ですごく悲しい事件があり。絶望感に打ちひしがれる。でもまあ、仕方がない。帰りにブックオフによって、R夫さんおすすめの本を買って帰った。

 

4.6土

あんなに悲しいことがあったのに、睡眠薬をばきっとキメればちゃんと眠れたことにびびる。ケミカルってすげーな。しかし今度は逆で、起きていると余計なことを考えてしまうので結構つらい。つらい気持ちを振り切るべく、おでかけすることにする。高円寺は吉野純粋蜂蜜店というところへ、駅前の花屋で小さな花束を買って、大好きな画家の金田アツ子さんの個展を見に行った。そういえばあれはもう6、7年くらい前にもここでアツ子さんの個展を見て、わたしはものすごく感動してひとりで周囲が引くくらいの大号泣をした記憶。その後、アツさんにはCDのジャケットを描いていただいたり(シングル「卵のエチュード/マイハッピーお葬式」)バブーシュカで個展をされる際はいつもライブさせてもらったり、アツ子さんに描いてもらったわたしの絵はたぶんこの世に5枚以上はあって(うち1枚は我が家にある)どれも宝物。今回は「春の夢」ってタイトルで、アツ子さんといえば乙女画だけど、今回は動物さんが多めの回だった。新作の「さよならのない世界」という大きな絵がとても素敵でうっとりため息が出る。わたしの絵も3枚展示してくださっていた。アツ子さんの絵はもちろん動物さんや乙女自体もすばらしいんだけど、わたしは背景の色がすごく好きで、背負っているものが滲んでいるようでいつもドキドキする。今回は大号泣はしなかったけど、こっそりうるうるしてしまったのは内緒。ゆっくり見てまわったあと、アツ子さんお手製ケーキを買って、しばしアツ子さんと談笑。わたしはアツ子さんの絵も大好きだけど、人物としてアツ子さん自身が大大大好きで、大好きすぎていざ対面すると何喋ったらいいかわからなくなちゃう、これは恋か?てくらい大好き。でもきっと、アツ子さんのファンの人たちはみんなそうと思う。人柄って絵に出るもんな~。素晴らしい絵を見たら昨日の悲しい出来事をひととき忘れ、おなかが空いてきたので、帰りに喫茶コーラルへ行ったら閉まってたのでカフェテラスごんというお店でひとりでオムライスを食べてコーヒーを飲んでしばし読書して帰った。帰るとまた悲しさが増す。

 

4.7日

4時起きで朝から普通に労働へ。やっと声が出るようになったので仕事がしやすい。社員のS水さんが、またもや坊主頭になっていて爆笑。このS水さんは半年に一回周期で坊主にする癖があり、顔が美少年だし体型がめっちゃ華奢なので坊主になるとはだしのゲンの世界になってしまう。しかも自分で家でバリカンで刈っているらしー。今日は日曜のわりには暇だったけどパフェがとてもよくでた。夕方仕事終わって外に出ると、夏のようにあったかくてあ~春~と思った。しかしわたしの心は極寒の真冬だぜ。

3.25~31日記

3.25月

4時半起きで朝から普通に労働。昨日取り乱した23歳人妻ちゃんは今日は一転、機嫌がよく、昨日はなんやったのかという感じであった。そんなことはさておき、喉の様子がおかしい。なんかいがいがして腫れている感じ。今週は大事なライブがあるのに…まさかこんなタイミングで風邪なんて。信じたくない。信じない。労働後、飯田さんと落ち会って新宿のカラオケ屋でラジカセを使って練習1時間。その後飯田さんはとある撮影をしに歌舞伎町へ消えていった。わたしは帰宅。帰ってセリフ覚えに勤しむ。

 

3.26火

4時半起きで朝から普通に労働。やはり喉が痛い。最悪だけどこれは風邪だ。落ち込む。現在私は風邪とは関係なしに、持病でお薬5種、それから腕の感染症のお薬1種、あと睡眠薬3種を飲んでいるのだけど、ふと感染症の薬をぐぐると効用に咽頭炎と書いてあり、どうやらこれでも薬が効いている模様。そして持病でステロイドも飲んでいるので、きっと病院行ってもこれ以上のお薬は出してもらえない予感がしたので、病院には行かず、薬局で漢方を買って飲むことにした。西洋医学東洋医学も両方取り入れたら最強なんじゃなかろうか! 薬局で、どれが今の症状の効くのか悩んだけど、銀しょう散というやつを買った。帰って早速飲む。漢方ってなんでこんなにまずいんでしょうね。お薬飲んで、ビタミンジュース飲みながらセリフの練習をして寝た。

 

3.27水

あーやはり本格的に喉がやばい。一応声はギリギリ出るが、歌うとなるとかすかすなんがばれてしまう。アーメン。まあ、なってしまったものは仕方がない。昼から飯田さんがうちにやってきて、ふたりで映像にあてながらひたすら練習。実際ライブを観てくださった方なら意味がわかるとおもうんだけど、今回、映像と微妙にリンクした小芝居を30分くらいやるのだけど、尺を計算しながら生身の芝居をしないといけないのでこれ結構至難の業で、しかしぴったり決まるとかなり気持ちがいい。最初、飯田さんに説明うけたときは、そんなん無理なんじゃ……と思ったけど、がんばれば出来るものですね。とはいえ全く気が抜けない。ひたすら練習して間を覚えるしかない。が、ふたりで練習するとたのしい。夕方まで練習して、飯田さんが帰って行った。見送って扉をあけると、なんかすごく不思議な異臭がして、なんやろ?と思ってテレビをつけると、今まさにすぐ近所の荒川で屋形船が大炎上して燃えていて、そういえばサイレンもずっと鳴っている。すごい臨場感だった。映像を見ると、不謹慎だけど映画みたいでちょっとかっこよくってテンションが上がってしまった。この事件ミーハーな性格、我ながらどうかと思う。夜もひとりでセリフの練習をして、薬飲んで早めに寝た。

 

3.28木

 起きて声の確認。やはり高い音が全然でない。これではやばい、歌が歌えない。どうしよう。しかしもうなってしまったものはしょうがないので、この声で乗り切るしかない。家でスルースコートという喉によいという噂のハーブティーを飲んだり、漢方飲んだりしながら、セリフの練習をしたり、ピアノ弾いて歌ってみたりする。やはり高い声が出ない。落ち込む。今日は新宿シアターPOOにて飯田華子さん主催の連続ドラマ劇『女の星座』の最終回にゲスト出演の日。準備をして夕方会場入り。ピアノを出してもらったりマイクをセッティングしたりして、映像と合わせての通しリハをやる。一部前半は飯田さんの映像が主のパホーマンスなのだけど、リハからちょっと鳥肌もののすごさで身震いする。後半のリハ、ちょっとトラブルが起きてしまい、本番がたいへん心配に。今回は本当に飯田さんの気合の入り方がすごいから、絶対に全部キメて成功させたいので、スタッフさん頼むぜって気持ち、もう祈るしかない感じ。リハ終わって、飯田さんが控室で変身タイム。毎度思うけど飯田さんの変身はまじでおもしろい。今日も色んな部位を堂々ポロリしつつ大変身。もはや化け物としかいえない恰好になっているのだけど、これがステージで見ると本当に神々しく切なく色っぽくて、袖で見ていて泣きそうになってしまった。本番スタートして、前半は飯田さんの一人パホーマンス。スクリーンに映し出された映像にてこれまでの1年のストーリーを振り返っていき、最後映像を照明代わりに白髪で白いドレスに身を包んだ飯田さんが登場して、これまでの絵を掲げては一枚一枚捨てていくのだけど、この演出がものすごく鬼気迫るものがあり震えた。そのあとわたしのソロタイムで30分ほど弾き語り。飯田さんに合わせた選曲で歌ったけれどやはり声が全然でなくてたいへん悔しい結果に。落ち込む。休憩をはさんで後半。映像とあわせての小芝居? トークショー? 自分でやっておきながらあれはなんだったのかいまいちわからない。飯田さんが編み出した新しいジャンルの何かでありましょう。最後、ピアノの電源が何故か落ちていてびびったけど、一応大きな事故はなくやれた。飯田さんが客席を突っ切って会場を出ていき、そのあと映像の中でそのまま新宿の街を徘徊し歌舞伎町に消えていく映像越しに「朝も昼も夜も」を歌わせてもらったのだけど、あれはなかなか泣けるラストだったのではないでしょうか。マンホールが閉じて「完」のタイミングが合ってホッ。いや~今回は本当に演出家としての飯田さんの天才ぶり凄まじくて、いやパホーマーとしての飯田さんも最高だったし、この「女の星座」は飯田さんが本当に自分の半生をかけて、自らの肉を切って物語をつくりあげていった、たぶん人生で一回しか出来ないそれで、本当に感動的で、間近で見ていて身震いしっぱなしでした。飯田さんめちゃくちゃかっこよかった。こんなに素晴らしい人と一緒にあれこれやらせてもらえてるんだって思うと身がすくむ思いでした。本当に素晴らしい体験をさせていただきました。お客さんもぱんぱんで、見守ってくださったみなさま本当にありがとうございました。終わってしばしお客さんと会場で乾杯したのち、石の家で見に来てくれていたH部さん、S助さん、N宮さん、Y原さんたちと閉店まで飲んでおしゃべり。S助さんが最後飯田さん会場出て行ってあのまま高いところから飛び降りるんじゃないかと思ったっていってて、確かに、もう死ぬのかもしれないみたいな空気があった。ふたりで足立区に帰り、地元の居酒屋で改めて乾杯。ここでも3時閉店まで飲んだ。風邪で声が出なかったことは悔やまれるけれど、充実したいい一日だった。飯田さん、お客さん、みなさまありがとうございました。

 

3.29金

起きたら完全に声が出なくなっていた。ついに力尽きた感じ。まあライブ終わったからもうええか。単に気温が下がって寒いのか、それとも熱があるのかわからんけど(体温計電池切れでスイッチ入らず)凄まじく悪寒がして、どっぷり風邪な感じ。とりあえず布団に包まって安静に過ごす。夕方から男の墓場プロのお花見に参加しようと思っていたのだけど、こんな状態で言っても声出ないからしゃべれないし、風邪菌をまき散らしてもテロリストになるのでよくないので、行くのは断念。

 

3.30土
昨日お花見我慢して一日安静に過ごしていたのに、風邪は全くよくなっておらずむしろ悪化していて、喉鼻目全部死んで身体が熱い。がチケット予約していたしどうしても見に行きたかったので、渋谷のギャラリールデコへ、財団、江本純子の劇『ドレス』を見に行く。江本財団は去年『ぼくと回転する天使たち』とゆうのをはじめて観て、なんじゃこりゃ!?こんな劇がこの世にあったとわ!?と目から鱗で仰天し、ほんとはシリーズ全部見にいきたかったんやけど(なんと財団江本純子は毎月新しい芝居をやっておられる)入院やら撮影やらでずっと行けてなくてやっと行けた。今回は登場人物4人だけ。映画やドラマで大活躍の内田慈さん、このところ何作も続けて出ておられる遠藤留奈さん、笹野鈴々音さん、そして主宰の江本純子さん。が、特に大掛かりな美術はなんにもない椅子だけがある素舞台で、ひたすら会話をしているんだけど、女の恋愛、結婚、仕事、名誉、妬み、嫉み、僻み、などをテーマにものすごい剣幕でバーニングしまくるスペクタクルな2時間やった。人間の汚い部分にフォーカスを当てているのに、何故かたいへん明るくて楽しくて爽やか。登場人物全員まあまあ嫌な女(男)で悪態つきまくりなんやけどここまでくるとむしろ清々しい!しかしこの劇、台本てどこまであるんやろうか。セリフが事細かに決まっているのなら、あのスピードとテンションで演じる女優さんたちは神がかってるし、アドリブやったらやったでみんな天才的な言葉のセンスで神がかってるし、どっちにしても神がかっておられた。前回拝見したときも思ったけど、江本純子さんとゆう方はどうやって演劇を作っていっておられるのかたいへん気になるところ。いや〜すごいもんを観た。劇中、咳が出ないか心配やったんやけど、夢中で咳するんも忘れていた。しかししばらく渋谷のこっち側に(代官山恵比寿側)来てなかったらいつのまにか道が随分変わっていて、ストリームとかゆう謎の商業施設出来てるし地下道も更に複雑になっていて迷路。鼻を垂らし咳き込みながらトボトボ帰宅。

 

3.31日
昨夜は早くにお布団に入ったのに、鼻が詰まって痛くて苦しくて全然眠れず。風邪ってこんなにしんどかったっけ?わたしは滅多に風邪をひかないのやけど、1年に一回くらい、一度ひくとボロボロのヨボヨボになってしまう。その年イチのやつがきたーって感じ。しんどいけど、ちゃんと4時起きで労働へ行く。声が全然出ないので接客するのもオーダー通すのも超たいへんで、おまけに朝から超混んで必死のパッチやった。Mさんが来てくれたのに全然お構い出来ず、無念。昼から、イケメン社員S水さんとタッグを組んでいたら、急に処女のマ○コの狭さについて語り出して、別に下ネタキャラでもないのにどうしたんや!?正気か?!となったが束の間楽しかった。帰り道、もう漢方薬は飲み終えてしまったので薬局で新たに薬を買って帰宅。あ〜はやく治ってくれ〜。

3.18~24日記

3.18月

ゆっくりめに起きて、洗濯して干して、午前中から渋谷へ。ちょっとはやくついたの人間関係でひとりモーニングしながら読書。となりの席であやしい面接をしていて、リクルートスーツを着た女の子が面接を受けている構図なのだけど、ねずみ講のシステムを説明されているようにしか聞こえない。我が職場でも多いのだけど、渋谷でも多いんやなあ。時間になったので文化村シアターコクーンへ。今日は映画でお世話になった平岩紙さんが出演されている、岩松了作演出『空ばかり見ていた』を観劇するのであーる。コクーン、はじめて入った。すごいでかい。わたしは立ち見席だったので立ち見フロアへ。平日昼間の回だけど、主演が森田剛だというのもあるのかすごい満席。舞台は現代なのだけど日本は戦争をしていて、紙さんのお兄さん(村上淳)が軍のリーダーなのだけど、軍の中では色々あって人が死んだりもして、紙さんは軍の中の森田剛と恋人同士なんだけどそれも色々あって……。森田剛主演だし、他にも芸能人さんがわらわら出演している劇なので、ポップでキャッチ―なやつを想像していたら全然違う、すごく硬派な劇であった。そしてわざとなのだろうけど説明がとても少ないので内容を把握するのも至難の業というか、つかみどころがなさすぎて最後まで入って行けず仕舞いであった。(たぶんわたしのオツムが鈍いせい)森田剛は、テレビで見るような森田剛らしからぬ雰囲気で、しっかり演劇人のような芝居をしてらして感心感心。立ち見で3時間の劇はなかなか見るのも疲れたけど、見ごたえは劇だった。終わって、紙さんから楽屋あそびにきてっておっしゃっていただいていたのだけど、勇気が出なくて断念し、感想をメールして帰路。演劇の楽屋挨拶ってわたし、苦手や~。夕方帰って、アマゾンプライムで今更『この世界の片隅で』を見た。アニメってわたし得意じゃないのだけど(ジブリすら見られない)、これはおもしろく見られた。片腕なくなってからの展開がなかなかおおってなった。結構残酷な話なのに、あれだけ大ヒットするってすごいなあ。

 

3.19火

4時半起きで朝から労働へ。昨日から千代田線のダイヤが変わり、我が最寄り駅が始発駅だったのが、一個向こうの駅が始発駅になってしまったので、もう7時台には確実に座れない。通勤時間1時間かかるので、もう絶対座って寝ていきたいわたしは6時過ぎに家を出る。なんとか座れた。がしかしこれから毎日こうなるのか~と思うと憂鬱。そもそも始発駅でなくなった我が駅、もう価値半減。引っ越し時かな~と本気で考える。労働終わって、夜、帰っていたら編集者O高さんからメールで、突然ですが今日足立区で飲みませんか?というお誘い。ちょうど帰りだったので、行きます~と連絡。O高さんと、O高さんのエロ本時代の友人I籐さんと3人で、大松で飲んだ。I籐さんは現在渋谷にあるアイドル事務所の会社にお勤めの業界人なのに、わたしとおなじ足立区民で、ひとりで週3で大松で飲んでいるんだそう。そんなアイドル事務所の人なんて、どうせ中目黒とかに住むんでしょって気がしてたけど、こっち畑の魅力をわかってくれる人がいるってうれしい限り。O高さんともひさしぶりに飲んで楽しかった。O高さんは入院二回ともお見舞いにきてくださってそれ以来だったので、またこうして飲めるようになってよかったな~。O高さん、一生懸命I籐さんにわたしをプレゼン?してくれていて恐縮。しかし大松はいつも混んでいて大繁盛。わたしはしばらくぶりに来たのに店主?らしきおじいちゃん、わたしのこと覚えてくれていてびっくりした。いい店だ。22時頃まで飲んでO高さんを駅で見送り、解散。たのしい飲みだった。

 

3.20水

昼から新宿、某喫茶店(というか我が職場)にてデザイナーライターI川R夫さんと某打ち合わせ。打ち合わせという名目だったけど、ひさしぶりすぎておしゃべりがたのしくて、4時間くらい? ノンストップで喋りたくってしまった。R夫さんの生い立ち話は何度聞いても興味深い。R夫さんが最近出した『ワイルドチェリーライフ山口明』というご本をいただいてしまった。

ワイルドチェリーライフ 山口明: 童貞力で一億総クリエイター時代を生きる (MOBSPROOF EX)

ワイルドチェリーライフ 山口明: 童貞力で一億総クリエイター時代を生きる (MOBSPROOF EX)

 

この本はカリスマデザイナーでありながら還暦間近で未だに童貞のプロ童貞、極真童貞を自ら名乗る伝説の男山口明さんに、著者の市川力夫さんが50時間に及ぶインタビュー取材を敢行してまとめた伝記のような本なのだけど、読めば読むほどこの山口明さん狂人すぎて爆笑。楳図かずおから弘兼憲史ジョージ秋山なんかの漫画の装丁をデザインしている華麗なる経歴のデザイナーさんなのだけど、58歳筋金入りの童貞で恋愛経験すらなし、しゃべると息をするように下ネタを吐き、ファッションは皮ジャン皮パンに全身クロムハーツ。しかし顔はハンサムそのもので、子どもの頃の写真をみるにジャニーズにでもおりそうなキュートな美男子。こんな男前なのになんで58歳の今の今まで童貞なのか?という謎がこの本に込められてる、爆笑必須の愉快な本であった。

 

3.21木

4時起きで朝から普通に労働。祝日のわりには暇で、とはいえ喫茶店とは思えない繁盛ぶりなのはいつも通り。今週からなんと我が店、カフェインレスのコーヒーというのを搭載。しかし喫茶店に入ってわざわざカフェインレス飲む人なんてほぼおらず、1日に一杯出るかどうかくらいの感じ。そらそうやでな~コーヒーはカフェインがおいしいのに。わたしはお酒も煙草もやらないから、アルコールもニコチンも摂取しない暮らしだけど、唯一カフェインだけはやめられない。カフェイン入ってへん飲み物は飲みたくないくらい。デカフェって何?って感じ。コーヒー紅茶を愛していて、麦茶は嫌いでウーロン茶が好き。仕事終わって帰ってテレビをだら見していたら、イチローばっかりやっていて、イチローの髪の毛が、超短髪なのに見事なロマンスグレーで、まだ45歳なのにおじいさんのようでちょっとグッときた。わたし野球とか一切興味ないのやけど、一気に株があがった。男性のロマンスグレーはたまりません。

 

3.22金

4時半起きで朝から労働。新人さんにオープン仕事を教えるというミッションがあり、難航。ひとに仕事を教えるのはむずかしいと毎回思う。何回やっても慣れない。教えるより教わる方がはるかに楽だし、先輩より後輩の方がはるかに楽だし、身分は低い方が絶対楽。だけど中年になってきたのでそうもゆうてられへんことが多い。先輩ズラを頑張ったからか疲れてしまい、帰って特になにもする気が起きずにだらだらして寝た。

 

3.23土

ゆっくり起きて、天気悪いけど洗濯。雨が降りそうで降らない方にかけて外に干したけど霧雨くらいのがずっとぽつぽつ降っていて全然乾かず。昼から飯田さんがうちにやってきて、来週のライブ女の星座の打ち合わせ&セリフの読み合わせ。1年かけて飯田さんが作ってきた大作『女の星座』がついに完結するわけなのだけど、台本をいただいて、とある箇所について一緒にシンキングした。が、話は脱線し、概ねはわたしが今はまっているツチヤチカらさんという人の金玉シリーズのラップをふたりで爆笑しながら聞いていた。「金玉交換」「金玉人形」「人喰い金玉袋」など、金玉をネタにこの無限の想像力! すばらしい。言葉がおもろいだけやなく曲がまた全部かっこよいのもポイント。あと名古屋弁の方言がたいへんビビットで、すべてのバランスが絶妙に最高で何回もリピートして聴いてしまう。気になった方はぐぐってみてください。飯田さんが帰っていき、夜、台本が結構セリフ量あるので地道にセリフ覚えをちょっとやって寝た。

 

3.24日

4時起きで朝から労働。労働中、ちょっとした事件あり。同僚の23歳人妻ちゃんが、急に「わたしだけなんでこんなに頑張らないといけないの!」と言って突然泣きながら怒り出して、ええ~とみんなで狼狽える。しかし今日は日曜日、鬼のように忙しいのであんまりじっくり話聞いてあげられるような暇もなし。23歳、若いなあと思う。仕事はよく頑張ってくれてるのだけど、なんというか、わたしからしたらバイト如きにそんなエモーショナルになれるんがすごいなあって感じ、そもそもわたしは誰か人間に対して感情を爆発させるということが、たぶんもう10年以上出来ていない。10年どころやないか、20年とか? かもしれない。感情的になれるってある意味うらやましい。といってわたしは決して冷静沈着な人間というわけでもないのだけど、よく怒るし。でも職場では基本、低温である。喫茶店のウエイトレスは低温なくらいが適温やと思うし。どうやったら彼女が納得するんかわからんまま、時間になって退勤。帰って、セリフ覚えをやって日記を書いて寝た。

3.11~17日記

3.11月

5時起きで朝から普通に労働。職場の同僚たちはだいたい20代なので、当然ながら言葉遣いが若い。こんなことを言うとすごくおばさんくさくって嫌なのだけど、どうやらわたしは若者言葉が嫌いらしい。中でも「~み」というのがたいへん鼻についてしまう。「わかりみ」とか「やばみ」とかって使うんだけど、気持ち悪くてしょうがない。「~み」てゆうのは「悲しみ」や「苦しみ」のためにある一文字なので乱用はやめていただきたい! あと「ワンチャン」というのも苦手。なんやのワンチャンって。ぷんぷん。その他特筆すべきことはなし。

3.12火

5時起きで朝から普通に労働。終わって、渋谷に出て、夜はユーロスペースで映画『月夜釜合戦』を鑑賞。この映画はわたしの大好きな西成、釜ヶ崎が舞台を舞台に、ヤクザや私娼や泥棒や神父や子どもたちが大暴れする喜劇。しょっぱなから三角公園の炊き出しシーンで、フィクションなのだけど本当に西成の町で撮っているので現地のおっちゃんたちが普通にたくさん映っていることに驚く。西成を知っている人間ならこれが如何にすごいことかがわかるのだけど、そもそも西成はあんまり公にカメラを回したりしたらあかん町。そこでこんな大袈裟に16ミリフィルムを回して一大喜劇を撮ってしまった監督のパワーはとんでもない。主要キャストはもちろん役者さんが演じているのだけど、中には現地のおっちゃんもがんばって芝居をしていたりして、なんか胸がいっぱいになる。わたしもライブさせてもらったことがある難波屋のマスターとチカさんも登場して、フィクションやのにドキュメンタリーかのように錯覚を起こす不思議な触感の映画だった。聞くところによるとこの映画にもたくさん映っている、西成のシンボルでもあるあいりんセンターはこの3月に取り壊しで移転させられてしまうらしい。難波屋も改装してしまうからこの映像に残っている姿はもうない。西成は星野リゾートが土地をだいだいてきに買い取ったらしく、ゆうてる間にがらっと景色は変わってしまうのやろう。わたしの好きなしょんべん臭いあの西成の町は消えてしまうのやろう。かなしい。おっちゃんたちはどこへ行くのやろう。ひさしぶりに西成の町を見て、西成が無性に恋しくなった。会場は満員で立ち見までいたそうな。みんなが釜ヶ崎を見てくれたことがなんかうれしく誇らしい気持ちになって、わたし別に映画の関係者でもなんでもないのに、何様? て感じだけど、青春を過ごした町で西成は第二の故郷のような気がしているので、西成がちょっとでも盛り上がったなら、わたしは素直にうれしい。帰りに監督に「わたしの大好きな釜ヶ崎をフィルムに残してくれてありがとうございます」と言って帰路。電車でアイホンを見ていたら、ピエール瀧氏がコカインで逮捕のニュース。わたしは電気グルーヴは通ってないのだけど、俳優としてのピエール瀧氏が大好きだったので、もう見られないのかと思うと結構ショック。新井浩文も好きだったから立て続けにショック。だけど大麻覚醒剤じゃなくてコカイン辺りがなんかちょっとかっこええやん、さすが瀧! みたいな気持ちにならんでもない。

 

3.13水

天気がいい。朝から洗濯をして、リュックにパソコンと本と詰めてはるばる西荻へ。うちから電車を乗り継いで1時間以上かかるのだけど、わざわざ行きたくなる喫茶店それいゆへ。今日はひとりで。喫茶店トロールはわたしの中ではレジャー。

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平日の昼下がり、それいゆは結構混んでいた。ナポリタンを食べてお紅茶を飲んだ。それいゆはお紅茶ポットで出してくれるのでお得。パソコンを広げて2時間ほど小説を書いた。しばらく停滞していた某小説の執筆を密やかに再開。家では何故か筆が進まないのやけど、それいゆでは結構捗った。トイレに立ったら、S川さんとばったり会った。そうやった、S川さんはこのへんにお住まいやった。2時間でパソコンの充電が切れたので、あとは読書。もう一件ぐらい西荻の喫茶店まわろうかと思ったけど、小説の続き書きたくなったので、パソコン充電しに帰宅。しかし家に帰ってしまうと急に書く気が失せて結局書かず。ま、そんなもん。

 

3.14木

朝から霞ヶ関東京地裁へ。ひさしぶりに裁判傍聴に行く。ついたらキャビンアテンダント?の人たちがなんらかの運動をしていて、地下鉄の出口から東京地裁までの道でずらっと並んでビラ撒きをしていた。手荷物検査をして本日のメニューをタッチパネルで見てめぼしい事件を探す。なんか今日はハズレっぽい。とりあえず一件目、強制わいせつ。被告人はずんぐりむっくりで色白丸顔の40代のおっさん。ただの痴漢事件かと思いきや、ちょっと変わった事件で、おっさんは埼京線の中でマイクロミニスカートを履いたギャルのおしりを触り、浮間舟渡駅で降りたときに声をかけたらなんとギャルがめちゃくちゃに暴れておっさんを張り倒し、おっさんは服が破れるぐらいぼこぼこにされたらしい。おっさんはこれは傷害事件だ、確かに僕はおしりを揉んだがしかし、僕は傷害を受けた被害者でもある、と訴えていて、とても女の人の力だとは思えない、ニューハーフの人かと思った、とか言いだしてなんか色々ややこしい。しかしこの被害者の女性の正体がめっちゃ謎で、身長145センチと小柄で所謂黒ギャルと呼ばれる恰好をしていて、スカートは股上25センチ、そんな恰好でこの痴漢に殴り掛かり服が破れるくらいおっさんをぼこぼこにした、って一体どんな女よ! 痴漢も相手選ばな痛い目みるで~というお手本のよな事件やった。2本目は殺人未遂という案件で傍聴席満席だったのだけど、なんと被告人欠席のよくわからない事件だったので途中で出てきてしまった。3本目は住居侵入という罪名で、60代の店舗経営しているじいさんが夜な夜な色んな家を徘徊してマンションの敷地に入っては出てを繰り返していたらしいんだけどそれだけで罪になるのか? 下着泥棒とかなら窃盗とか罪名つくはずだし。途中から見た裁判やったので詳細分からず仕舞い。3本見たけど、今日はあんまりアツい裁判はなしでまあハズレかな~。お昼に霞ヶ関から淡路町に出て今日も喫茶店トロール、前から行きたかった珈琲専門店エースへ行った。

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神田という土地柄かサラリーマンたちでにぎわっている。珈琲専門店なだけあってコーヒーのお豆の種類がすごーくいっぱいあったけどわたしは詳しくないから無難にブレンド。あとこのお店名物ののりトーストを食べた。うすいトーストの間に海苔がはさまっていてほんのりしょうゆ味。パンと海苔意外と合う。わたしの労働先でも昔磯辺トーストっていうトーストをおにぎりのように海苔で巻くメニューを出していて、それを思い出した。2時間ほど滞在し、帰りは新御茶ノ水駅まで歩いて帰路。昼間はあったかくて散歩にいい季節になってきた。とはいえ日の差さない我が家はまだ極寒で家ではこたつに埋まっている。帰ってこたつで小説の続きとにらめっこ。

 

3.15金

5時起きで朝から普通に労働。労働中、なんでかおじゃる丸の話になって、エンディングテーマをみんなで歌いながら仕事をしていた。おじゃる丸のエンディングテーマはなかなか秀逸で、サビが♪まったりまったりまったりな~いそがずあせらず~まいろ~か~、という歌詞で、ばたばたと忙しい仕事中に口づさむと、あら不思議、自然と気持ちが落ち着いてなんか和むのである。魔法の歌をみんなで歌いながら働くと、忙しさも苦にならずたのしく働ける、歌ってすごいぜ! と思ったけど、あわただしい店内でウエイトレスが小声で♪まったりまったり~とか歌ってたらなかなか狂気の沙汰やな。労働上がって帰宅して、夜は日曜日のライブで朗読しなければいけないお題の小説を読んで朗読の練習をした。これ、企画者さん側からのお題の官能小説なんやけど、ほぼ100%濡れ場の描写で、家で壁も天井もうすい部屋で声に出して読んでいてもし隣や上の住人に聞こえていたらそれこそ狂気の沙汰やで、くわばらくわばら。

 

3.16土

予定が一個とんだので急に暇の休日。パソコン背負って、とりあえず近場の北千住に出て、北千住はめぼしい喫茶店がないのでコメダ珈琲。しかしコメダ舐めてた、超こんでた! 15分くらい並んで入店。しかしコメダは一席ずつコンセントもあるし、Wi-Fiも飛んでいる。全部ソファーで快適やし、これは混むわよな。3時間ほどパソコンあけて小説をかりかり書いたり、読み返したりにらめっこ。ところで最近、食道が痛い。固形物食べると胸がつまって喉の奥が苦しくなる。特に薬を飲んだあとが苦しい。今わたし、持病の薬+腕の感染症の抗生剤も飲んでて、でっかいカプセル3粒と、小さい錠剤2粒、ちょい大き目の錠剤1粒、中くらいのカプセル1粒、という計7粒を飲むんだけど、飲んだ直後、うっとなる。水をたくさん飲んでも症状変わらず。これなんやろう。病院いくべき? こわい。コメダを出ると、雨が降ったあとで地面が濡れてきらきらしていた。駅を出ると夕陽がオレンジに光っていて、夕陽とはいえさっきまでは俺太陽やったんやよってゆう名残がしっかり感じられる光でなんかかっこよかった。空模様にぐっとくるってなんかわたし、弱ってるんかなとか思った。

 

3.17日

ゆっくり起きて、シャワーを浴びて、今日はライブ、とゆうか官能小説の朗読をしなくちゃいけないので、お題の本6冊をざっとおさらいして読む。声に出して文字を読むって単純なようで意外とむづかしく、そしておなじ日本語でも文体によって読みやすさ読みにくさが結構違う。軽くピアノの練習もして、昼過ぎに家を出て、会場の新宿カールモールへ。企画者の店主マダムさんと打ち合わせ。マイクで軽くリハをさしてもらう。うーん朗読、むずい!本番まで2時間ほどあいたので、カフェアルルへ行くも日曜でおやすみガッデム!だったのであきらめてベローチェへ。文學界4月号の未映子さんの新作『夏物語』後編を読了。すごかった。前編後編あわして1000枚、未映子さんが人生をかけて書いたんやなってゆう超大作で、読みながら数え切れんくらい泣いた。女のこと、産むこと、生きること、死ぬこと、AID、そして孤独の最果てを見せてもらった気がした。これはまたあらためてしっかり感想を書きたい。胸がいっぱいになって会場へもどる途中、交差点でゲイカップルが熱い抱擁を交わし合っていた。戻って開演。今日はわたし以外に5組の出演者がいて、みんなマダムが選び抜いた童貞もしくは童貞臭いミュージシャンたちで、彼らが歌う前にわたしが一編ずつマダムがその出演者にむけて選んだ官能小説を5分ほど朗読し、そのあと出演者が30分歌い、そしてその後わたしは各出演者たちにひとことコメントをする、とゆうなかなかたいへんなミッションを仰せつかった。決してわたしは朗読が上手とゆうわけちゃうので、舌は縺れるし拙い朗読ですいませんって感じやったけど、みなさんしっかり聞いてくださって所々で笑ってくれてありがたかった。そしてひとことコメント、これがむずくて、なんかいじわるなことを言ってしまったりして、わたしごときがすみませんでしたって感じ。でしたが聞いていたら5人の出演者さん中、なんと弁護士さんひとり、司法書士さんひとり、国税局の人ひとり、とゆう肩書きの華やかな人が揃いも揃っていて、もはや童貞ってなんやの!?ってなってしまった。最後にわたしも自分の歌を3曲ほど歌って終了。初めての試みだったし、結局ずっと緊張していたのでなかなか疲れた1日だった。帰りに新宿の地下道を歩いていたら、「鼻毛脱毛、痛くありません」とゆうゲリラ鼻毛脱毛屋さん?が現れていて、初めてみたのでびっくりした。一応衝立みたいのはあったけど、靴磨き屋さんみたいなノリで鼻毛抜き屋さんがあって、抜かれる人もあんな人通りあるとこで恥ずかしいやろうに、お客さん果たしておるんやろうかね〜。