これから

●北村早樹子公式サイト→ http://kitamurasakiko.net/
★IKAZUGOKEサイト→ http://ikazugoke.jimdo.com/

IKAZUGOKE 1stアルバム『IKAZUGOKE』2017年11月1日発売決定!!

発売元:わらびすこ舎 品番:WRBC−004 流通:ブリッジ
問い合わせ:warabisco15@yahoo.co.jp(担当 北村)

【各方面からいただいたありがたきコメント!!】

足立区で発生したヒップホップのような音楽「アダチスタイル」は IKAZUGOKE によって継承され、二人の掛け合いラップは進化し、 漫才と言えるまでに演芸化している。
ゆるいリズムが心地よくて、 老人〈私〉の散歩に最適である 。
末井昭(編集者・エッセイスト)
勝手言ってすみません …救われました――。
わたくしごとですが、昨夜、失恋しました。メールで知らされて、でも予兆があったんですよね。
それからずっと、繰り返しCD聴いてます。何十回目のプカプカファックが狛江の空に響きます。このアルバムは、今朝のわたくしの救いです。
三十路のライムが、どの曲もどの曲も、本当に今の気持ちにくる。全部わたくしが悪いんです。捻じれてます。怖いんです。
夏の終わりの絶望と52歳の男より。名盤です。
石丸元章(ライター)

聴いてるうちに、なにがフィクションで、 どこからがノンフィクションなのか、境界線がわからなくなる。
もしかすると、区別する必要がないのかもしれない。 手の込んだおふざけに、どっぷり浸かればいいのだろう。
鈴木智彦(フリーライター

北村早樹子さんを初めて聴いたのは、ご本人からいただいた『わたしのライオン』というCDだったが、当時のぼくは仕事のためオペラと能楽という「音楽の極北」ともいえるジャンルを勉強していたこともあり、「奇妙な曲だなー」という印象をもっただけであった。それから二年後、ふと疲れた夜にテレビをつけたら、CMに北村さんが出ていた。一瞬の出演なのに、すぐに北村さんだと気づいた。すると頭の中に突然、『わたしのライオン』が響いてきた。これも二年前に一度聴いただけなのに。さらにツイッターを見たら、北村さんも同じ日の同じ時間、同じCMを見ていたことがわかった。久しぶりに連絡をとると、北村さんは飯田華子さんと「IKAZUGOKE」を発足させて、すでに「音楽の魔境」へと転進していた。ロリータ風ながらも老成している北村さんと、セクシー風なのに童女のような飯田さん。二人の危険なたくらみを、今では仕事部屋でこっそりと楽しんでいます。
上原善広(ノンフィクション作家)

日本語ラップ史に残すべき奇怪なる名盤……!!
海猫沢めろん(小説家)

おんなの猟奇曼荼羅、無いはずの子宮が疼くIKAZUGOKE
女たちはもちのろん、オヤジどもも必聴だYO!Bum Rap Da Show!!
鮫肌文殊放送作家

〇●〇●

昭和の音楽史から黙殺された≪ヒップホップみたいな女性ユニット≫IKAZUGOKE!!
ラップという概念がなかった当時「音楽漫談」とされた彼女たち。
これは早すぎた二人が70年代に出した幻のレコードの復刻版である‼(たぶん)
復刻版特典として現在のIKAZUGOKEによる当時を回想したトークも収録。ほのぼのムードがいつしたdisり合いに⁉

北村早樹子×飯田華子ユニットIKAZUGOKE初アルバム…ですが、復刻版というテイで発売します。偽の回想トークと楽曲がストーリーとしてつながり、ブックレットには付録として架空の雑誌記事や事件簿などをたんまり掲載。音源だけでなく、読み物としても楽しめるコンセプトアルバムです☆

ボーナストラックとして、山野井譲(fromやまのいゆずる)が2曲リミックスを担当。マスタリングは信頼の宇波拓

〇●〇●

北村へのライブ依頼はコチラ☞ kitamurasakiko.info(アット)gmail.com
その他のお仕事依頼はコチラ☞ warabisco15(アット)yahoo.co.jp

☆キンチョー社のトイレの消臭剤クリーンフローという商品のテレビCMにOL役で一瞬出ています。ここのサイトからも見れるみたい→http://www.kincho.co.jp/cm/html/clean_flow_idol/index_sp.html




《 ライブ 》(予約はいづれも kitamurasakiko.info(アット)gmail.com まで)


☆ライブのおしらせは→http://kitamurasakiko.net/に移動しました☆

《『文學界』にエッセイ寄稿しました!!》

文學界2017年9月号

文學界2017年9月号

文學界』9月号の22ページに、「タチアオイ畑でつかまえて」というエッセイを寄稿しました。堅気の文芸誌でははじめてです。ぜひお手に取ってみてください☆


《『溺死ジャーナルNEXT』に小説寄稿しました!》
もう在庫たぶんありませんが松本亀吉さん責任編集『溺死ジャーナルNEXT』に「色ざんげ」という小説を寄稿しました。こちらは本当に門外不出級のやばい内容なのですが亀吉さんに「『溺ジャ』でしか書けないやばいやつお願いします」と依頼していただいたので書きました。しかしわたしの文なんかよりなにより、亀吉さんの編集後記がいちばん泣けます。あと大橋裕之さんの絵!



テレビブロス姉妹誌『Culture Bros.vol.6』発売中!》

コラム『極私的おっさん見聞録』がついに連載になりました! わーい! 巻末に4ページどーんと載ってます。題字は今回も飯田華子さん! カストリ雑誌風のイカした絵&字を書いてくれて素敵なページに仕上がってます。読んでね☆ (←残念ながら休刊中)




《月刊官能文芸誌『特選小説』にて連載開始!!》
月刊官能文芸誌『特選小説』にて、北村早樹子の「マイクを握って♡」というほんのりエロいエッセイ連載はじまります! 『特選小説』は岩井志麻子せんせい、森下くるみさん、ドルショック竹下さんと、大好きな方がたくさん書いておられる雑誌なのでたいへんうれしい! これを機にみなさま手にとってみてください! 連載ページのイラストはもちろん飯田華子さんです☆



《北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」》
わたしが連載エッセイや連載小説、コラム、書評などの文章をお送りする【北村早樹子の「そんなに不幸が嫌かよ!」】というメールマガジンがはじまりました。ぜひご登録を。毎月月末配信。無料です。バックナンバーもここから読めます(2017年6月号で終了しました、2年間ありがとうございました)→http://www.mag2.com/m/0001664038.html

2.11~17日記

2.11月

4時起きで朝から労働へ。祝日なのでばたばたと忙しい日だった。忙しすぎて食器が足りなくなり、洗っても洗っても洗い物が終わらない。これはわたし、家でもそうなのだけど、流しに洗い物がたまるのがほんまストレスで、食器類はすぐに洗いたい。が、職場だと当然洗い物以外にも仕事は山のようにあるのでそうもいかず、気づいたら洗い物の山が出来ていて、これが地味にストレス。ぐったりして帰宅。夜はアマゾンプライムで『大阪蛇道』という映画を見た。ら、なんとわたしがここ半年ほど前からずっと気になっていた、ツイッターでフォロワーさんのリツイートで時々タイムラインに流れてくる顔だけでなんとなく好みでかっこええな~と思っていた人が主演でびっくりした。坂口拓さんというその人は俳優でもあり、今はいちばんはアクション監督さんらしいんだけど、顔つきとヒゲと体型、全部のバランスが絶妙で、わたし容姿だけでタイプとかあんまりそういうのないつもりやったのやけど、この人はタイムラインに流れてくる顔だけでいつもどきっとし惚れ惚れしていた。アクション専門の俳優さんだけあって、超強いヤクザの役なんだけど、とにかく動きがきれっきれで、動いているところを見たら尚更惚れた。映画としてもたいへんおもしろく、仁科貴さんもめっちゃよかったし、なんでわたし今まで見てなかったんや~。この監督、大阪のネオヤクザもの三部作を撮っているらしいので全部見よう。

 

2.12火

朝から普通に労働へ。午前中は雪がぱらついていた。雪なのに平日なのにまたしても忙しくてやられた。新人ちゃんが入ってきて、19歳、はじめてのバイトではじめての一人暮らしだというたいへん初々しい女の子。こわいもんで15歳も年下ということになる。ひえ~。年齢差ありすぎて何をしゃべったらいいかわからない。せめてお局さんと思われないようになるべくへこへこへらへらするよう気を付けよう。帰って、明後日のIKAZUGOKEワンマンのおみくじを作った。下ネタ恋おみくじ、ほんまのおみくじを冒瀆しているとしか思えないひどい内容三昧やけど、考えていたら結構たのしくて後半のりのりで書いている自分がいた。コントのセリフの練習、ラップの練習、ダンスの練習などして寝た。

 

2.13水

昼から相方飯田さんが家にやってきて、明日のワンマンの練習。コントもののセリフ合わせをやり、ラップの練習、ダンスの練習をやり、通し練習を3回ほどやってばっちり。途中、飯田さんがわたしのマイハッピーお葬式に合わせてベッドの上で飛び跳ねてオタ芸を打ちはじめて爆笑。掛け声が「ヘイっヘイっヘイ、葬式!」で、なんじゃそれって感じ。18時半頃まで練習して解散。夜、先週からちょびちょびやってるけど全然進まない内職仕事をちょっとやって、しかし途中で意味がわからなくなって中断。先方に質問を投げて終了。これ、ほんまに終わるんやろうか。わたし、出来るんやろうか。じわじわやる気が失せて行っているのも事実。うーむ。

 

2.14木

寒いので布団から出られず、10時半頃までうだうだ過ごす。意を決して布団から出てお風呂入ってライブの準備。ピアノの練習。冬はピアノの鍵盤が氷のように冷たいのでピアノを弾くのにもエイヤっが必要。コントのセリフ練習をしてラップの練習をして、ダンスの練習をして準備満タン。駅で飯田さんと待ち合わせして、いざ六本木。行きしなの電車の中で飯田さんはおみくじ作りをはじめていて、えっここで!?とびびる。小吉、お花畑でうんちする、とか書いていて、傍目に見たら完全にいかれた人である。乃木坂駅から六本木へ歩いて向かう。六本木、西麻布界隈なんて普段縁がない来ることがない土地。でも民家もふつうにあって、どうゆう人が住んでいるのやろうか。スーパーとかあるんか? 明治屋しかないんちゃうん。なんて思いながら会場へ。入ってステージやスクリーンの配置などをスタッフさんと相談しつつ、リハ。今日はワンマンなので時間に余裕があったので、全体の通しリハをさせてもらえた。ありがたい。ポンだしと呼ばれる、音楽をポンと出すタイミングなども、一回のリハでスタッフさんばっちりやってくださり感謝。物販を並べて開場。今日はフードでリリーさんがおでんを出しているので、いい匂いが漂いはじめおなかがすく。楽屋でセリフ合わせなどをしつつ、今日は激しめの踊りもするので柔軟体操。飯田さんは仕込みの電飾つき段ボールをガムテープで下半身につけたりしてて爆笑。飯田さんはここ1年くらいで手の込んだ演出が増えたように思え、その度毎回こうやって身体にブツを仕込むことになっているのやけど、何も知らん人が目撃したら完全にどうかしているイカれた光景で、わたしは毎回間近で拝めてたのしい。オンタイムで開演。最初わたしの賛母歌をふたりで歌い、スクリーンを幕のようにして途中で幕があがっていくという飯田さん発案の演出がなかなかキマっていたと思う。そこからわたしのソロをやって、途中飯田さんが例のオタ芸を打ちながら乱入。みんな引くかと思いきや、結構会場がオタ芸で盛り上がっていた感触。そして一部ラストでは一個目の山場、レディーガガのバッドロマンスで張り切ってダンス。楽しかった。普段のライブでは基本ピアノの前にじっと座って動かないので、ダンスって真逆やけど、意外とこれがやってて楽しかった。身体を動かすのは気持ちがいいですね。二部はバレンタインクッキングコントをやってラップではたまた踊り狂い、飯田さんのソロを挟んでわたしは楽屋で水着に着替えて、罵倒~新曲ラップ「恋の虫」を歌い、最後は定番「後家殺し」をやって客席を投げ銭おみくじ箱を持ってまわって終了。みなさんたくさん投げ銭くださってたいへんありがたかった。感謝感激。わたし→てんとう虫の水着、飯田さん→ゴキブリの水着、で最後に記念撮影してひとはしゃぎし、お客さんにジュースおごっていただいたり至れり尽くせり、おでんもいただいておいしかった。着替えて片づけて帰路。足立区帰って、居酒屋で精算をしつつ、3時頃まで飯田さんとふたりで飲んだ。あ~退院出来て、またこうやってライブが出来て本当よかった。たのしい一日だった。

 

2.15金

3時間くらい寝て起きて今日は朝から駒込病院へ。レントゲンして血液検査して診察。今日は主治医がちゃんといた(前回の通院時は主治医は緊急手術が入ったとかで全然知らん先生の代診だった)。抗生剤はなんと6カ月は飲まないといけないらしく、6月末まで飲まないとあかんと宣告される。えーめんどくさい。でっかいカプセルを一日3回3つぶずつ飲んでいるのだけど、これが飲んだあと口の中にニガニガが残って地味に気持ち悪いのである。診察終わって会計に並び、終わってお薬に並ぶ。2カ月分を渡されたのだけどこれが凄まじい量で、大袈裟じゃなくジャンプ1冊分くらいの質量。ずっしり重い。かばんがぱんぱんになる。病院の外に出ると雪がぱらついていた。今週はほんとに毎日寒い。100円バスで巣鴨に出て、喫茶ポピーというお店に入る。

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13時までモーニングをやっていたので、遅めのモーニングを食べながら読書。文學界未映子さんの新作『夏物語』を読む。

 

文學界 2019年 03 月号 [雑誌]

文學界 2019年 03 月号 [雑誌]

 

 

『乳と卵』の緑子ちゃん、巻子、夏子ものの続編。これは読みたかったやつ!とほくほくと読む。前篇だけで500枚あるのでかなりボリューミー。でも読み終わるのが勿体なくて、ゆっくりじっくり読む。帰って、昨日あんまり寝てないのでなんとなく眠い気がして布団に入る。しかし特に眠気は来ず。起きて、失敗して帰ってきた請求書をもう一回書いたり、メールの返信をしたりして、あとはぼんやりこたつでテレビ見たり動画でザ・ノンフィクションの新・漂流家族の回を見てなんとも言えない気持ちになったりして適当な時間に寝た。

 

2.16土

7時に目が覚め、お風呂に入って、さあ今日何しよ。特に予定はない。今月は定期を買ったので電車に乗らないと損な気がしてとりあえず駅へ。豊田道倫さんの「♪明日わたし何をしよう 駅について決めよう~」を歌いながら電車に乗って、湯島で下車。そこから湯島天神の方へぶらぶら散歩して、そのまま本郷三丁目まで歩いて、名曲喫茶・麦へ。ここは名曲喫茶だけど、渋谷のライオンみたいにごりごりではなくて程よく所帯染みていて、ソファーのシートとかも可愛くて好き。モーニングのメニューが豊富で、ハムエッグトーストを選択。

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寒かったけどここはコースターが銀で可愛いのでアイスカフェオレを頼んだ。わたしはあんまりグルメな方の人間ではないのだけど、喫茶店グルメは結構好きで、ひとりでちょっと遠出してモーニングをキメるのは趣味のひとつ。モーニングって、値段も手軽やし量もそんな多くなくて食べやすくて、色々ちょうど いいのであーる。モーニング食べながら、未映子さんの『夏物語』の続きを読む。1時間半ぐらい読んで店を出て、また湯島まで散歩がてら歩いて電車に乗って帰宅。いよいよ締め切りが差し迫ってきたので、午後は例の内職仕事をかりかりやる。文章を書くのだけど、色々すごく事細かに決まりがあって自由度はなく、それでいて自分で考えて書かないといけないので絶妙に難しくて、正解がわからず、なかなか文字数が増えない。なんとか一応書けたので、えいやっと夜先方に送信。やりがいはあまりないのに、なんか疲れた。

 

2.17日

4時起きで朝から労働へ。労働中、お客さんのかばんから落ちたらしい、トゲトゲの形をしたスーパーボールみたいなものが床に転がっていて、じいじがそれを拾おうとして失敗して落とし、転がし、みたいにひとりで悪戦苦闘している様が、玉転がししてる猫みたいとゆうかなんとゆうか、じいじは体躯がちんちくりんで、映画『ダークナイト』に出てくるペンギンと人間の合いの子みたいなやつに似てるんやけど、そんなペンギン人間が玉転がしてるの、可愛くて面白すぎて爆笑。それから先日入ったばっかりの19歳の新人ちゃんを、Aくんとゆう25歳男子の同僚が早速ごはんに連れて行ったらしく、二人とも満更でもない面持ちで仲良さそうにしていて、おやおやって感じ。鬼忙しいけど、みんな楽しそうに働いていて、平和といえば平和な職場。仕事終わって、夜はミュージカルの打ち合わせのために秋葉原。空き時間、ベローチェに入って未映子さんの『夏物語』の続きを読む。観覧車のところで胸がいっぱいになってひとり泣きそうになる。

「子どもんときに誰かが教えてくれたんやと思うねんけど、誰やったんかな、観覧車ってさ、横からみたら薄いし、打ちあげ花火みたいやし、すかすかやし、どう考えてもゆれたりしてこわい感じするやんか。なんかあったら、いちばんに倒れそうやん。でも、どんなに強い風が吹いても、どんなにひどい雨が降っても、大きい地震がきても、びくともせんねんて。観覧車はむかってくるそういうちからをうまく逃して、ぜったいに倒れへんようになってるねんて」わたしは言った。「それ聞いたとき、まだ子どもやったからさ、ほしたらみんな観覧車で生きていったらええやんかって、わりに本気で思ったわ。観覧車を家にして、みんなおんなじ窓から手ふって。糸電話とかで、隣のゴンドラとやりとりしたり、長いロープ渡して洗濯もん干したりな。子どもやったからな、よう絵に描いたわ。世界中に、観覧車がいっぱいある世界。地震がきても台風がきても安全で、みんながおなじように、大丈夫な世界」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー川上未映子『夏物語』
かと思うと次のページの葡萄狩りのところで、家が貧乏なため遠足の葡萄狩りに行けなかった夏子に、姉の巻子が家のタンスや棚や電気の傘に洗濯物ロープを張って、そこに靴下とかタオルとかぶら下げて、葡萄狩りやでってやってあげるシーンで号泣。もう、ページめくるごとにすさまじいシーンを連発してくる、未映子さんの今作、まじでやばい。

ひと段落して夜、待ち合わせの時間になったので、待ち合わせの四文屋へ。C絵ちゃんとI田さんと3人でミュージカルミーティング。主宰で何本もお芝居を打っているC絵ちゃんに、予算の組み方から詳しく教えてもらいたいへん勉強になった。当たり前やけど、お芝居をつくるのにはお金がかかる。何にどれくらいお金がかかって、の総額を概算で出して、会場のキャパが何人で、チケット代をいくらにすれば赤字にならずに済むのか。会場費が交渉次第でまだわからないので、そこをまずは交渉してみないとわからんねってことになって、ひとまず仕事の話はおしまい。そこからはプライベーツな話で3人で普通にたのしく飲んだ。2時間で四文屋は追い出されたので、近くにあった養老の瀧に移動して、閉店まで。こんなところには書けない話のオンパレードだったけど、たのしいひとときだった。

2.4~10日記

2.4月

朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。それが嫌だというわけではないけれど、労働はルーティンなので退屈といえば退屈。わたしは週3回しか働いてないけど、これを週5,6で入っている同僚たちには本当に頭があがらない。えらい。尊い。御年70歳のじいじも週6で働いている。そろそろ身体がきついらしく、暇なときはソファーで休んでもらうようにしているが、そら70歳の肉体で毎日8時間の立ち仕事はそらきつかろう。わたしでもきついし。日本人は働き者やなあとしみじみ思う。終わって家でIKAZUGOKEの新曲ラップの歌詞を覚えるべく練習。入院して以降の地味な実感なのだけど、わたし、前より舌が回らなくなっている、確実に回らなくなっている。これは入院生活でずっと誰とも喋らない生活をしていて脳と舌がやられたせいか、それとも手術のときの全身麻酔の後遺症的なもの? がもしあるんやとすればそれなのか。謎。しかし困った。

 

2.5火

朝から霞ヶ関東京地裁。今日は病院なので虎ノ門にいくので、あいた時間に午前中だけ趣味の裁判傍聴へ。放火の事件の裁判。池袋のマンション一室が全焼した放火事件なのだけど、被告人はここに住んでいた49歳のゲーム関係の会社役員の男性。タイ人妻ともう1か月くらいずっと喧嘩しており、その日も喧嘩後、怒りを鎮めるべく風呂に1時間以上籠城していたところ、心配した妻が向かいのコンビニへ駆け込み、警察がやってきてしまい、男性は更に怒り心頭。玄関にあった靴や傘を投げたり台所の電子レンジを投げるなどをしたのち、威嚇のために近くにあった妻が大事にしていたクッションに火をつけたところたちまち燃え広がり、部屋中火の海に。動揺したところ警察が家に入ってきて現行犯逮捕されたらしい。こんなちっさな放火の事件なのに消防車19台がかけつける事態だったそうで、なんか火事ってそうらしいね、小規模のボヤでもこれくらいかけつけるものらしい。幸い被告人宅だけが全焼して隣の部屋もちょっと煙が入ったくらいで、マンション自体は無事だったらしく、管理人さんには700万の損害賠償金を支払って謝罪して話がついてて、あと500円分のクオカードとお詫びの手紙をマンションの全住人に書いて渡したりしたらしく、被告人も特別サイコパスな感じもしなかったけど、夫婦喧嘩ってこんなことになるなんて、怖いな~と思いました。午前中で裁判所を抜けて、郵便局で一件北村直販の発送をして午後から病院。3時間待って、検査して診察してエコーしてお注射して、お薬貰って帰宅の頃にはもうすっかり日が暮れていた。夜は読書。『82年生まれ、キム・ジヨン』読了。

 

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

 

わたしは子持ちでもなければ韓国人でもないから共感とかは特にないけど、いい本だった。30代、同世代の女性が子を持ち、働き、生きて行く上で目の当たりにした現代のしんどい女性問題あれこれなんだけど、フェミニズム気取りな方向性ではないところから女性の生きづらさを綴っていて、とても読みやすかった。ママ虫って言葉があっちの国にはあるんだって。あっちの女性にとっては侮辱の言葉みたいなんだけど、ママ虫って日本語の語感で読むとちょっとかわいいし、別に悪い意味はなさそうに思っちゃうね。 

 

2.6水

雨。東中野で文筆家女優のM下Kさんとその息子くんと先輩ミュージシャンMTと4人でおランチ会。息子くんはまだ2歳なので座敷のある店がいいということでソナムという韓国料理屋さんに集合し、ビビンバを食べながら平日の昼下がり優雅にごはんを食べた。まだ2カ月くらいの頃に会って以来だったので、息子くんすっかり大きくなっていた。大人しくてお目目がくりくりでほっぺがぷっくりしててとってもかわいい。まだあんまりおしゃべりはしないんだけど、じっと大人達を静かに観察していて、わたしこのくらいの子どもちゃんと接するといつも脅威を感じる。まだちいさいけどきっと頭は聡明、腹の中では色々感じていて、このババア頭悪いな~とか思われてるんちゃうかと思うとおそろしくないですか? かしこそうな子ほどこわい。時々お会いするMTの息子くんももう小6なんやけどたいへんかしこい少年なのでいつもびびる。ごはんを食べながら、MTとKさんはマッコリも飲みながら、たわいもないはなしを2時間ほどしてたのしいひととき。息子くんがうんちをもよおしてきたので解散に。MTとふたりで新宿に出て、ベルクでコーヒー飲もうと思ったら店内でU波さんにばったり会い、しばし3人でおしゃべり。本の話や映画の話や音楽の話やお金の話をした。高島屋に御座候を買いに行くというMTと別れてわたしは池袋へ。夜はミュージカルのミーチングで池袋のこせりというカレー屋さん。I田さんとA太さんと3人で今年の夏に公演予定のミュージカルの音楽部門について話あった。そう、今年の夏、『二十四の瞳ちゃん』以来3年ぶりに、ミュージカルをやります! どうぞおたのしみに☆ ミーチング帰り、I田さんと駅前のまちおかで14日のIKAZUGOKEワンマンで配るお菓子を買って帰った。

 

2.7木

朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。帰るとポストに『文學界』が届いていた。そう、今号の文學界、わたしは恐れ多くも西村賢太さんの新刊『羅針盤は壊れても』の書評を書かせていただいております。入院中、豚小屋のような病室のベッドの上で一生懸命書きました。拙いですが、よかったら読んでください。そしてなんと今号の文學界、なんと川上未映子さんの待望の新作大長編『夏物語』が載っている! 前編だけで500枚! すごい大作! 今から読むのがたいへんたのしみ。夜、マネージャーMッキーとちょっととあることで長電話をした。それから明日のライブでやる曲を考えて、ちょっとコントのセリフ覚えをやって寝た。

 

2.8金

朝からひとりでラップの練習をしながら洗濯を干し、お風呂に入り、それから今日はまる2か月ぶりのライブなのでピアノの練習練習練習。夕方家を出て高円寺へ。駅で店主T口さんとばったり会う。ちょっと早かったのでわたしはその前に名曲喫茶ネルケンへ。入ってもしばらくママさんが出てこなくって、10分くらいかけてすみません~と10回くらいゆってやっと出てきてくれた。まあそういうこともあるよね。ネルケンのお気に入りの席。ライブ前、ひとりコンセントレーションするこの時間は結構大事。1時間くらいして店を出ていざ円盤へ。円盤のピアノを触るのは11月以来だから3か月ぶり。しばし店主T口さんとおしゃべりして、リハをして、一旦控室。8時になって開演。いつも通りに1時間たっぷり歌った。いつも通りだけど、このいつも通りのことが出来ない苦しみというのを入院生活をしていてしみじみ実感したので、こうやって歌えること、歌わしてくれる場所があること、そして聞いてくださる人がいることは本当に奇跡みたいなことが重なって成り立っているんやで、と自分に言い聞かせながら歌った。終わったあとのトークコーナーでは入院の豚小屋地獄話を中心に、あとここには書けないけど入院から派生したたいへん悲しい、ん? 悲しい? というより悔しい? 腹だたしい? 出来事について喋った。いや~入院して、人の温かさにもたくさん触れたけれど、おなじくらい世知辛さも噛みしめたのでした。終わって、お客さまから快気祝いと称してお菓子や果物やパンなどいただいた。ありがたい。抱きしめて帰宅。

 

2.9土

しとしと雪。家の中が極寒でこたつ&石油ストーブフル稼働で過ごす。こんな雪の日に、上の階の斜め上の部屋のお子さま連れの一家が引っ越して行った。まだ小学校低学年くらいの女の子がいる家族だったのだけど、よく階段でグミチョコパインあそびをしていて可愛かったし、若いおかあさんもたいへん感じがよく、わたしが緊急入院でゴミが出せなくなったとき、ゴミの日までゴミをあずかってくれたことがあった。別に仲良かったほどじゃないけど、いなくなっちゃうと思うとなんか淋しい。昼から電車で原宿へ。今日は友人K純ちゃん宅に遊びに行くのである。K純ちゃんは素晴らしい映画監督で大好きで、わたしが足立区に引っ越してくる前初台に住んでいたとき、ご近所さんでよく遊んでいた。K純ちゃんには子どもがふたりいて、長女ちゃんを何時間かおうちであずからしてもらったりもしていた仲で、しかしわたしが足立区に引っ越してからは全然あっていなくてとてもひさしぶり。それとわたしの高校の同級生Mちゃんが偶然K純ちゃんとママ友になっていて、おまけにこれまた偶然にもMちゃんの旦那さんはこないだわたしが出演させていただいていた映画のスタッフさんやって、そんなこんなの縁で、3人であそぼうとなり、しかしK純ちゃんには子どもちゃんがふたり、Mちゃんには子どもちゃんが3人もいるので、お外に出かけるのはたいへんなのでK純ちゃんちに集まることに。ひさしぶりの再会をよろこび、雪の日の土曜日午後、たのしく過ごした。K純ちゃんちは色とりどりのかわいいものが夢のようにたくさん詰まった家全部が大きな子ども部屋って感じで、これは子どもちゃんたち毎日しあわせやろうな~。Mちゃん一家が到着するまでしばらく娘ちゃんふたり(超絶美人姉妹)とあそんだのだけど、子どもたちは本当に元気に走り回るのでおばさん一瞬でバテた。MちゃんとMちゃんのお子ちゃんたちがやってくると、子どもたちは子どもたちだけで仲良くあそびだしたので、大人3人でまったりおしゃべり。ふたりとも本当にすごくしっかりしたお母さんをしていて、本当にすごいとしかいいようがない。子どもの成長や学校のことなど、悩みもたくさんあるようんだけど、すばらしく立派にお母さんしていて、わたしなんかとは暮らしぶりから何から全部違う、おなじ人間と思えないような尊さだった。子どもたちは家の中で鉄棒をしたり(家の中に鉄棒があるんです)、おかあさんごっこをしたり、会社ごっこをしたり楽し気。いちばん小さいMちゃんの末っ子ちゃん(2歳)はひとりで洗濯ばさみを一個ずつ鉄棒につけていく作業を一生懸命していて可愛かった。子どもってやっぱりかわいいしおもしろいな~と思うけど、それどころじゃないたいへんなことが死ぬほど山盛りあってのそれだから、わたしは到底無理であろう。という前にわたしは身体的にたぶん無理。だからこうやって友達のお子ちゃんたちと触れ合える時間は貴重やなあと思った。19時くらいにMちゃんの旦那さんがお迎えに来てお開きに。雪がぱらぱら降る中足立区へ帰った。

 

2.10日

4時起きで朝から労働へ。早朝、布団を出るのも家を出るのも極寒すぎて決死の覚悟が必要。長野にいたときは耐えられたのやけど、東京の寒さはなかなか耐え難い。なんの違いがあるのやろう。まあ気持ちの問題かな。出勤すると入口に酔っ払いが吐いたゲボが落ちていて、朝イチで片づける羽目に。ああ、なんという朝だ。新宿はこれだから困る。世間は3連休の中日ということで、寒いけど天気はよかったから一日忙しかった。帰ってIKAZUGOKEのセリフ覚えとラップの練習とダンスの練習をした。

1.28~2.3日記

1.28月

5時起きで朝から普通に労働。社員さん同士でちょっとしたバトル勃発。正義感VS男のプライドで、勝者正義感、て感じだった。まあ大したことではない。その他は特筆すべきことはなし。帰って、ギャオで映画サスペリアのオリジナル版が無料だったので鑑賞。もう記憶がないくらい昔に見た以来だったのだけど、これがめっちゃよかった。こんなこというと元も子もないけど、先日みたリメイク版よりわたしは断然オリジナル版派やなあ。ストーリーもわかりやすいし、美術や衣装がかわいく、全体的な色味も絶妙にチープでかわいくて好み、そしてなにより、ちゃんと怖かった。恐怖の演出は全部単純っちゃ単純で原始的なんだけどでもちゃんと怖い。ゴブリンの音楽もイケていた。名作といわれるだけあるな~という感想。

 

1.29火

朝から普通に労働。我が職場、流行りのインフルがふたり出ており、そのうちのひとりが今日から復活していたのだけど、まだ倒れてから3日くらいしか経っていなくて、もう出てきて大丈夫なのか? と心配になる。いや、本人の体調が心配なのではなく、わたしが心配しているのは感染。熱下がったからといって出てこられても、それでまわりにウイルス撒き散らされたらもうそれは本当にテロとしかいいようがなく、そしてわたしは持病の関係で免疫力が普通の人の何十分の一しかないので、めっちゃうつりやすいのであーる。こわい。しかし一緒に働いていると防ぎようがない。おまけにわたしのまかないをそのインフルあがりの人が作ってくれてしまった。なんということや。こうなるとこっそり捨てるわけにもいかず、食べざるを得ない。ので食べました! もしうつったら完全に原因はこれじゃ! 仕事おわりに銀行によって帰宅し、今日はギャオでアルモドバルの映画『ボルベール~帰郷~』を鑑賞。たまたまやけど母娘問題がテーマやってなかなか沁みた。アルモドバルの中では穏やかな方の作品やったかな。おうちや街のセットがすばらしくかわいくてずっと見ていられるな~と思った。そして改めてペネロペの美貌とパーフェクトボディっぷりに感服。

 

1.30水

朝から霞ヶ関東京地裁でひさしぶりに裁判傍聴。一本目。ミニストップでおにぎり2個を万引きしたネカフェ難民の20代男子の裁判。事件性もなく一瞬で終わった。二本目、息子へのDVで傷害罪で捕まった40代のお母さんの裁判。これがなかなか切ない裁判だった。母子家庭で他に頼れる人もなく、しつけのつもりで日常的に殴る蹴るを繰り返していた。8月末、激しく顔面を鈍打したせいで息子は瞼が腫れ、歩行にも困難をきたすほど衰弱し、1週間学校を休んだところから今回の事件が発覚して逮捕に至ったらしいのだけど、聞いていると今回は二度目で、以前にも似たようなことがあって、家庭支援センターの人が間に入っていたらしい。このお母さん自身、実の母親から愛された記憶がなく、ADHDアスペルガーと診断されていて、息子をどんなに殴って傷つけても、そのあと笑顔が戻れば暴力は帳消しになるという独自の方程式に則ってDVを繰り返していたそうな。現在は息子は施設にいて、この母親は息子と会えなくてつらいと涙ながらに語っていた。うわ~と思ったけど、日本中、こういう家庭はごまんとあるんやろうな~とも思った。三本目、児童買春、児童ポルノ法違反。被告は長髪でずんぐりむっくりの30代男性、新聞配達員。ツイッターで知り合った未成年(13歳、16歳、17歳)3人に対し、強制性交してその様子を動画で撮影していた罪で裁かれていた。前にも似たような裁判みたけど、ロリコンは病やからお医者さんに通ってなんとかしてもらわないとどうしようもないと思う。しかし未成年の子たちも、よく家まで入ったな~と毎回思う。やっぱりお金が欲しくてなのかな。4本目、大麻取締法違反。おしりまでの超ロン毛をぼっさぼさにして髭もボーボーで見るからにヒッピーで高円寺のむげん堂にいそうなおにいさんが被告人。いかにもすぎて笑ってしまった。被告人から放たれる異臭がもうすでにガンジャの匂いぷんぷんで、恐らく髪や服に染みついているのでしょう。おにいさんいわく、庭から勝手に大麻草が生えてきたので収穫して使ってしまったといっていたけど、そんなもん勝手に生えてくるわけないやろ! 証人尋問でお母さんが出てきてたのだけど、お母さんも全く気づきませんでしたといっていて、そんなわけあるかい! おにいさんから匂い立つガンジャ臭でこの30分くらいで法廷じゅうがガンジャ臭くなってるのやから、家相当臭いはずやで! だいたい実家の庭でガンジャ育ててたっておにいさんなかなか勇敢ですね! などとツッコミどころ満載の裁判だった。終わって丸ノ内線新高円寺。から高円寺駅の方まで商店街をぷらぷら歩く。古着屋さんがいっぱいある通りやけど、わたしはもう自分でもびっくりするくらいに古着屋さんに興味が無くなっていることに気づいた。全く触手がうごかず入りたいとも思わない。なんならちょっと嫌悪感すら湧く。商店街の途中、喫茶ルネッサンスに入る。ここは昔中野に存在した名曲喫茶クラシックの中にあった蓄音機や照明や家具などをそのまま持ち込んで開業したらしい喫茶店。わたしは高円寺の喫茶店ではネルケン派なので、今まで来たことがなかったけどはじめて入ってみた。噂には聞いていたけど、内装最高だった。BGMも蓄音機からレコードでクラシックが流れていて厳かで、店内お客さん結構入ってるのに誰もしゃべってる人がおらずたいへん静か。コーヒー飲んでしばし読書、至福の時間。近所にあったら通いたい。17時に店を出て、駅の改札でK井さんH原さんと落ちあって、夜は馬力で飲んだ。近況を報告しあい、主にお芝居の話を23時頃までこってり語らってたいへん楽しかった。まだ内緒だけど、ものすごーくうれしいお話をいただいた! うれしい! 長年の夢のひとつが叶う! まだ先の話やけど、これはもうめちゃくちゃ張り切って取り組みたい! 去年はぱっとした活動ができないばかりか二回も入院して厄年の極みだったけど、晴れて厄が抜けて、今年は楽しみなことが既にいくつかある! 本当に生き延びてよかった~と噛みしめながら帰路。充実したたのしい一日だった。

 

1.31木

ゆっくり起きてお風呂入ってこたつで一個コラムの大枠を書き終えて、それからとある内職仕事をやろうとエクセルを開くも見方がわからず、やり方もわからず、先方に質問のメールを送る。昼から夕方にかけて、2/14のIKAZUGOKEワンマンで踊るとある曲の振付を考えてひとりで台所でどたばた踊る。そしてアイホンのカメラで踊りの模様を撮影。画角がきまらず悪戦苦闘しつつなんとか撮り終えて相方飯田さんに送信。夜は内職仕事をちょっとやるもこれがなかなか面倒で慣れないしたいへんで、がんばったわりに文字数ちょっとだし、なんともいえない気持ちになりながらパソコンを閉じた。仕事ってたいへんやな~。あ~自由に書けるエッセイとかコラムの連載、また出来へんかな~。特選小説の連載が終わってしまって、文筆欲に飢えている。文筆仕事のご依頼、おまちしてます。warabisco15@yahoo.co.jpまでご連絡ください。

 

2.1金

朝から普通に労働。働いていて、なんか首かゆいな~、ん? なんか湿疹できてる。あれ? 腋もかゆい。おなかも、腕も、下半身も、なんかいっぱいぶつぶつができてるんでけど! これはダニでしょうか? でもこんな真冬に? いやや~と掻きむしりながら労働。終わって、アイホンをひらくと、相方飯田さんから新曲のラップが届いていた。最寄り駅まで帰って飯田さんと改札で待ち合わせ、ベローチェでIKAZUGOKE会議。14日のライブの構想が決まった。新曲ラップもあるし、ダンスも、コントも、色々盛りだくさんの投げ銭ワンマンになる予定。なので2/14のバレンタインはみなさまぜひ六本木新世界へいらしてくださいね! 打ち合わせ終わってその後こたにで飲んだ。近況を報告し合ってたのしく飲んだ。ああまたこうやってたのしく飲み食い出来るようになって本当によかったなあ。持つべきものは友と健康です。

 

2.2土

寒くて夜中なんども目が覚めておかしいな~と思ったら電気毛布のコンセントが抜けていた。10時頃にやっと起きて、洗濯。北村直販の発送業務をやってポストへ。ああしかし今日も全身がかゆい。メンタームのかゆみとバイバイって薬を塗っているのだが意味あるのかないのか。ぼりぼり掻きむしりながらパソコンに向かい、例の内職仕事をちょっとやったり、日記を書いたり、とあるコントの書き直し作業をしたり。しかし全身かゆいのでなかなか集中出来ず捗らない。夜はピアノの練習をした。曲をつくりかけるも、なかなかまとまらず。うーむ。何をやってもあかん日はあかん。

 

2.3日

4時起きで朝から労働へ。今日はそんなに寒くない。しかし今日も身体がかゆい。いつまで続くのやろうかこのかゆみ。職場でダニーズにやられたと思うのだが同僚に聞いてまわっても誰もやられていない。わたしだけ? ということは職場でなくて家なのか? どちらにせよつらい。今日は節分らしいが、特に恵方巻を食べることもなく豆を撒くこともなく、どたばたと働いていたらお客さんに話しかけられ、山梨で以前ライブさせていただいたときにお世話になった方が偶然わたしを見かけて話しかけてくれた模様。今年はひさしぶりに山梨の富士吉田でまた5月にライブします。山梨のみなさん、またよろしくお願いいたします。

1.21~27日記

1.21月
8時に起きてお風呂。ラストホテル風呂をゆっくり満喫。上がって荷物まとめてチェックアウトの準備。10時にチェックアウトしてロケバスで現場へ。途中、共演者KさんからLINEで、お先に帰ります連絡が。Kさんは朝イチの出番が終わって新幹線で帰られた模様。今日はわたしだけ入り時間が遅かったのである。もうTさんも昨日帰っちゃったし、わたしも今日で帰らなきゃだし、淋しい気分が湧いてくる。最後の着替えをして、最後のメイク、いちいちしゅんとしてしまう。わたしこんな淋しがり屋やっけ?準備終わって、大会議室で最後のごはん。ロケ弁はシャケかチキンを選べてシャケにした。食べ終わって現場で待機。セリフはないけど、かわいいお気に入りのシーン。2シーンを撮影し終えたら、助監督さんが「ただ今のシーンをもちまして、◯◯役北村早樹子さんオールアップになりまーす」と言われ、みんなから拍手、プロデューサーさんからお洒落なボトル(みんなはお酒だったけどわたしだけ高級りんごジュースだった)をプレゼントされ、監督と握手。わあ〜わたしごときにまでこんなにしていただけるなんて。感動。終わって支度部屋で着替える。衣装を脱いじゃうともうわたしは◯◯ではなくなってしまう。かなしい。◯◯の役はたいへん居心地がよかったなあ、こんなにフィットする役って後にも先にもなかなかないやろうと思う。お化粧落としていよいよ北村早樹子に戻ってしまった。しょんぼりしながら待機室で、みんなが終わってロケバスが出るのを待つ。共演者さんの中にわたしと仲間の持病を持つ方がいて、医療費の補助を受けれる方法を色々教わり調べてみたけど、結局わたしはギリ当てはまらなくて補助受けられなさそう。チーン。みんなが揃ってロケバスへ乗り込み東京へ向かう。途中、巨大な月が現れてウワーとみんなで湧く。今日はスーパームーンらしい。山にいたのですごく月が近く感じた。そしてその月はずっとロケバスについてきた。バス寝るかな〜と思ったけど寝なかった。新宿郵便局前でバスを下され、これで本当におしまい。あー終わってしまった。淋しさに打ちひしがれながら帰宅。

1.22火
目が覚めて、あーもうわたしは◯◯(役名)ではないのかーと思うと悲しくて起き上がる気にならず、ふて寝を決め込む。昼頃やっと起きて、洗濯して押入れから毛布を出してきて干したり、家のことをやっていたら夕方に。夜は2/14のIKAZUGOKEワンマンでやる予定の某ダンスの振り付けを考える。ひとりで曲ききながら踊ってこれがなかなかむつかしいけどたのしい。半分くらいできた。参考に色んな素人が踊ってるユーチューブ動画見ていたら、そっちに夢中になってしまって、最終的に布団に入って寝転んでユーチューブ見てるだけの人になってしまった。

1.23水
5時起きで朝から労働へ。満員電車の通勤久しぶりすぎて朝から疲れた。労働は12月頭に入院しちゃって以来なので2ヶ月弱ぶり?職場について更衣室へいくと、ロッカーが新品に、おっきなテレビと加湿器まで出現していた。みんなに長野土産、じいじにワンカップをプレゼントして、長らくおやすみしてすみませんでした旨を伝える。みんなわたしが入院していたことを知らなくて、いちいち説明がちょっと面倒だった。久しぶりの仕事、ずっと入院でじっとしてたから、もとからない体力がさらになくなっていて、8時間おわるとぐったりくたびれた。ああ肉体労働って感じ。帰ってちょっと某ダンスの振り付けを考えて寝た。

1.24木
5時起きで朝から労働。社員のSさんが坊主頭になっていて、もう38歳なのに少年ぽく、華奢なのでなんかはだしのゲンみたいになっていて笑う。それから今まで週6で入ってる働き者のバイトHちゃんが社員に昇格したらしい。新人さんもたくさん入っており、まあ2ヶ月たてば色々あるね。仕事的にブランクは特に感じなかったけど、やはり体力がなく、8時間立ち仕事すると全身よぼよぼに。でも身体動かすのは精神衛生上いい。病院のベッドでじっとしていると本当に心が病んだもの。動けるってすばらしい。仕事上がって、メガネがズレるのでお直ししてもらいにメガネ屋へ寄り、ちょっと時間があったのでイタトマでコーヒー飲んで、夜はシアターpooへ、飯田華子さん企画女の星座の物販スタッフに。今月のゲストはわたしもたいへんお世話になっている円盤店主の田口史人さん。田口さんはミュージシャンやパフォーマーではないので、どんな絡み方をするのやろ?と思っていたら、まさかの筆談であった。スクリーンに田口さんのパソコンが繋がっていて、リアルタイムで文章を書きそれを見るスタイル。しかも、飯田さんの紙芝居と同時進行。紙芝居を見ながら読書をしているような不思議な時間だった。田口さんの、飯田さんとの出会いや飯田さんへの期待や思いなどがにじみ出ていて、個人的にぐっときてしまい、2度ほど泣いた。飯田さんの最初の自分語りからやばかった。ステージで、ああいうことを吐露するのはかなりリスキーだし覚悟がいることで、飯田さんはこの企画でどんどん剥けて行っている気がする。今月もとてもいいものを見た。お客さんたちにたくさん、「退院したの?もう大丈夫なの?」と声をかけていただいた。おかげさまでシャバに戻りました。お見舞い、ご心配くださった方本当にありがとうございました。もう一生入院はしたくないデス!帰り道、電車を乗り換えていたら鶴瓶さんから電話。なんと、次の日曜日に放送の鶴瓶さんのニッポン放送のラジオ番組でわたしの曲をかけてくださったとのこと。うれしい!そしてご丁寧に連絡くださって、本当に鶴瓶さんのお人柄に感動。幸せを噛み締めながら帰宅。

1.25金
起きたら家出る30分前でばたばた着替えて準備してゴミ出して、電車で病院へ。今日は退院後初の骨の方の通院日。ぼーっとしてたら起きて立ってたのに電車降り逃して根津まで行ってしまい、一駅戻り、千駄木から走って都立駒込病院。1ヶ月住んでたのでなんか懐かしい気持ち。レントゲンして血液検査して、診察を待つ。45分くらい待ってやっと呼ばれたら、なんと主治医じゃなく知らない先生で、主治医は緊急オペが入ったとかなんとかで不在だった。傷も骨も血液検査の数値も良好とのこと。ホッ。会計に並びに、お薬に並び、お昼すぎにやっと病院を脱出。そのまま渋谷に出て、ヒューマントラストシネマでリメイク版映画『サスペリア』を見た。初日に見に行くほどサスペリア好きかというとそこまでじゃないんだが、タイミングがあったので。映画は、わたしのオツムが足りないだけでしょうか?わりと意味不明だった!意味不明だったのだけど意味とかじゃない部分があまりに最高だったので、わたしはよかったです!酔拳のような動きをしながら関節バキバキ折られていく死の舞踏が、そんな殺し方あるんや!という新鮮さでおもしろく、あと血みどろ全裸のダンス儀式がかっこよくって惚れた。果たしてこれはホラーなのか?正直怖くはなかったですが、わたしが色々麻痺してるだけかもしれません。終わってスペイン坂の方に出て、カフェ人間関係でコーヒーとスコーン。夕方からはバーぽくなっててうるさいけど、程よいざわざわで書き物が捗った。夜はアップリンクに移動して、音楽をつとめさせていただいた映画『息衝く』の上映を見守りに行った。音楽をつくる上で何度も繰り返し見た映像なので、なんかもう我が子を見るような心地になってしまっているのだが、ひさしぶりに見るとやっと他人事として見れた気がした。この映画は最近めずらしいくらいドがつくほど真面目な映画で、エンターテインメントとは遠いところにあるし、2時間越えで長い。重い。しんどい。だけど何故か見てしまう。終わって木村監督と、ゲストの富田克也監督とのトーク。わたしは『サウダーヂ』から富田監督のファンなのでなんかうれしかった。富田監督の新作が宗教のおはなしでもあることから、トークテーマは宗教だった。わたしの知らないことだらけで正直半分くらいしか理解出来なかったけど、富田監督の新作は絶対みにいこーと思った。終わって、見にいらしゃっていた出演俳優の川瀬陽太さんや西山真来ちゃんにご挨拶し、富田監督にもファンです♡というキモイ挨拶をして、終電も近かったので急いで帰路。病院からの映画2本、なかなかこってりな一日だった。

 

1.26土

9時頃に起きてお風呂。朝からたまった請求書書きなどの事務仕事。おそろしいことに請求書9か月分もたまっていた! わたしは個人事業主なのでこういうの全部自分でしないといけないのだけど、請求書は今どき全部二枚複写のやつを手書きで書いていて、なので9カ月分はたいへん疲れた! 右手つりかけた! それから富士吉田の方に発送を手紙を添えて一件。昼頃に家を出て、今日は川崎ロック座へ。大好きなみおり舞さんが出ておられるのでこれは拝みに行かねばとひとりでストリップ。扉をあけると、土曜日だからか満席でぎっしり立ち見までいる! おお! 立ち見に並んで観る。ひさしぶりのストリップ。見たところ、今日は女性客がわたし以外ひとりもいなさそう。お目当てみおり舞さんの一回目、杖をついて猫背で編み物をしているおばあさんに扮するみおり舞さんがすってん転んだところから若かりし頃にワープして当時の恋を思い出して踊るストーリー。ほんの20分くらいの中でしっかりドラマもあって芸術的でもあって、しかしストリップなのである! 最後は回る盆の上でポーズを切ってご開帳し、それを見て男性たちはおひねりを渡す。見る度にこれは日本が誇るべきエンターテインメントやな~と思う。わたしはまだストリップ初心者なのだけどもうなんやかんや10回は劇場に足を運んだかな? ってくらいだけど、お客さんはみんな紳士的で女子がひとりで行っても怖い思いをしたことはないです。それどころか、今日ははしっこに立ってたら知らないお兄さんが席をゆずってくれたほど! ライブハウスなんかよりよっぽどお客さんたちマナーはいいです。客席スマホは禁止で、それもみんな守っているし。(裁判所も禁止だけど、結構こちょこちょスマホ触ってる人いる)ストリップ劇場はええとこです。一回目が終わって、一旦外出券をもらっておそとへ。行きたい喫茶店があったのでアイホンで地図見ながら向かうも、ガッデム閉まっていた! チーン! 仕方ないのでベローチェへ。なんとここも満席でぎりぎり座れた。土曜日だから? 川崎は都会なのやね。1時間たって再び劇場へ。二回目の演目は青い鳥。みおり舞さんは元バレリーナなので、てっきりブルーバード踊られるのかな? と思ったら、違って、ダンサブルな作品だった小鳥を指に乗せてぴよぴよさせて踊るみおりさんは少女のように可憐で可愛らしく胸きゅんだった。今回はバレエ色は控えめな出し物だったけど満足。二回目終わって、帰路。川崎は意外と近くて我が家からなら高円寺行くのとそんな変わらない。

 

1.27日

寒いので布団から出られない。が、朝の薬をキメないといけないので7時にベッドから上半身だけ伸ばして薬を飲んでまた布団に埋まる。ダメ人間。9時半頃にやっと起きて洗濯。パソコンでちょっと作業。オフィスの期限がずーと前に切れていたのでニューバージョンをインストールしたらめちゃんこ時間かかって苛々。わたしは大阪人なのでイラチである。信号も待てずに食い気味で歩きだしてしまうタイプ。なんやかんやで2時間くらいかかった。それからこの日記も、はてなダイアリーが業務終了とのことで、はてブログに移行しないといけないのでその作業。全然いいデザインがなくて落ち込む。あー前のはてなダイアリー、字おっきくて見やすくて好きやったのやけどな~無念。午後から、配給の方に送ってもらった映画「モースト・ビューティフル・アイランド」をDVDで見る。これが血も暴力もないのに怖ろしいホラー映画だった。正直サスペリアより怖かった。早速コメントを書いて送る。夕方、ニッポン放送鶴瓶さんの番組『日曜日のそれ』を聞く。なんと! 鶴瓶さんがわたしのことをしゃべってくださり、マイハッピーお葬式もかけてくださりました。うれし~! パーソナリティーの上柳さんも、以前番組にお邪魔したこと、ライブにも来てくださったこと、ちゃんと覚えててくださって感謝。束の間うれしいひとときだった。 

1.14〜20日記

1.14月
昨夜は久しぶりに遅くまで飲んだので、ゆっくり9時ごろまでベッドでうだうだする。今日は撮休日。11時頃にホテルを出て、昨日行った飲み屋の並びにあった、珈琲木の実とゆう喫茶店に行ってみる。窓ガラスに絵が描いてあってこれがなんか絶妙な絵で染みる。カランコロンと扉をあけると、カウンターに常連ぽいおっさんがひとり、ママさんと楽しげに喋っていた。ひとりだけどカウンターに座ると常連おっさんの近づきすぎて変な感じなのでテーブル席に座る。ママさんに珈琲でいいですか?と聞かれ、お願いしますという。しばらくしたら珈琲と、常連おっさんがどっかに行ってきたらしいおみやげの凍り豆腐のお菓子を持ってきてくれた。シュガーポットが木彫りの赤い鳥さんの形をしていてきゅん。珈琲飲んで40分ほど読書するも、ママさんとおっさんのおしゃべりが気になってあんまり読書進まず。木の実を出て、向かいにあった福昇亭とゆう餡かけ焼きそば屋さんにひとりで入る。餡かけ焼きそばはこの辺の名物らしく、ホテルの人にもおススメされた。食べてみると、カタ焼きそばがちょっとしなっとしてるやつって感じだった。食べて腹ごなしに上田の町を散歩することに。徒歩20分くらいのとこにイオンがあるので行ってみる。長野は寒いけど、天気がいいと昼間はきもちいい。イオンにはビレッジバンガードがあったけどなんとなく入る気にならず、未来屋書店ってほんやでぶらぶらするもなんも買わず。広場になんか芸人さんが来ていてイベントをやっていた。そうだ、映画見に行こう!と思い立ち、今度は駅の反対側のアリオさんへ。アリオさんにはtohoシネマズが入っているのである。噂の『ボヘミアンラプソディー』をまだ見てなかったので見てみることに。すごい、祝日やからか、ボヘミアンラプソディー、ほぼ満席であった!すごー。映画は、期待しすぎていたのもあるけど、正直そこまでじゃなかった。泣く準備までしてたのに、特に泣き所はなかった。でも、クイーンの音楽はすばらしかった。あと今映画を撮っているというのもあってか、こんなシーンどうやって撮影するんやろ〜?とか終始そんなことばっか考えてしまった。ライブエイドのシーンとか、壮大すぎてカメラどうなってるんやろ?映画のエンディング、エンドロールが全部終わるまで立ち上がる人がひとりもいなかったことにびっくり。これは長野の県民性なんかな?東京はせかせか生きてる人ばっかりやから、みんなすぐ立つよね。映画終わって、アリオをぷらぷらひとまわり。特になんも買わずにホテルへ帰る。ホテルの前でMさんにばったり会い、急に抱きつかれてびっくり、べろべろに酔っておられた。みなさん撮休日を満喫しておられるようで。夜はコンビニで済ませて、明日で一旦ホテルチェックアウトなので荷物の整理をして寝た。

1.15火
6時に起きてお風呂。今日でチェックアウトなので荷物を全部トランクに詰める。8時半にチェックアウトをしてロビーに集合し、ロケバスで現場へ。支度部屋に入って順番に着替えてお化粧してもらう。支度部屋でTさんとご一緒になり、たのしくおしゃべり。出番で呼ばれて現場へ。ワンシーンを撮ったらおひる休憩。お弁当をみんなで食べて、しばらく待機。1時間ほど待って次のシーンでまた出番。今日はセリフないシーンばかりだったけど楽しかった。終わって、着替えてメイクを落として、またTさんとしばし楽しくおしゃべりさせていただき、差し入れのお菓子を食べたりなんかして、大会議室へ戻ってしばらく待機。今日で一旦東京へ帰る組が17人もいるので、全員終わるまで待つことに。18時ごろに全員揃って、お弁当をいただいてバスに乗り込む。全員乗れるんか?と思ったけど、乗れた。20時半ごろに新宿郵便局前に到着。一旦みんなとお別れ。久しぶりの東京、うれしい気持ちとなんか淋しい気持ちがあいまっている。山手線、千代田線、東京の電車はぎゅうぎゅうでしんどーってなった。21時半ごろに帰宅。久しぶりの我が家。荷物の整理は明日にしてこたつに埋まりテレビで阪神大震災のドラマを見て寝た。

1.16水
久しぶりに自宅で目覚める朝。部屋が寒すぎて布団からなかなか出られず。まあ今日は出なくていいし。11時ごろになんとか起きて、長野でたまった洗濯を回して干す。風が強いので飛びそうだから洗濯バサミでがちがちに止めた。トランクの荷物を片付けて、部屋の片付けもしたいんだけど部屋寒すぎてやる気が起きず。おなか減ったので餅を焼いて食べる。全然おいしくない。自分で作るものはなんでこうもまずいのか。自分で淹れるコーヒーも漏れなくまずい。滞っていたメールの返信業務を一個一個返したくらいで特に何もせず。こたつで寝たり起きたりしてうだうだと無意味な1日を過ごしてしまった。

1.17木
朝からお風呂に入って準備して、午前中いつもの虎ノ門の病院へ通院。12月は入院中で飛ばしてしまったので久しぶりの病院。病院は色んな菌がうようよいるので苦手なマスクに埋まって息を止める。待って採血して尿検査して待って診察して待ってお会計して薬局行って処方箋出して待ってお薬もらう。終わったのが13時頃やったので、それから近くの東京地裁へ。新年初の裁判傍聴!12月は入院してて全く行けなかったから超久しぶりの裁判傍聴、わくわく。覚せい剤、暴行・傷害、強制性交未遂の3本立てでみた。あんまり胸アツのものはなくてハズレの日だったけど、強制性交未遂の裁判は被告人、入ってくるなり号泣していて、傍聴人の方に向いて「反省しています、ごめんなさい」って何度も謝っておられて複雑な気持ちに。電車で隣に座った女の子が酔っ払って寝てて肩もたれてきて、そのまま膝枕の体勢になったからこれは行けると思ったらしく、そこから女の子が降りるときについていき、多機能トイレで無理やり押し倒したらしー。これ、女も悪いよな〜と思ってしまった。夕方、東京地裁を出て、丸ノ内線赤坂見附。今日は夜は劇をみるのであーる。まだ時間あったので喫茶でも、と思ったけど赤坂は高級な店しかないので近くのモリバコーヒーに入って時間を潰す。モリバコーヒーはベローチェドトールの間って感じで、手軽で飾らなくてわりと好き。時間になって赤坂レッドシアターへ。月船さららさん主催metroの『陰獣』をみた。江戸川乱歩の陰獣なんだけど、狙いなのかアングラ臭が全然なく、たいへん品が良くてお行儀のいいお芝居だった。客演の唐組久保井さんは、紅テントとは全然違う切り口の芝居をしてらしてびっくり、色んなテイストの演技ができる、プロやわ〜。全体的に言葉が硬いのでなかなか入り込めずだったのやけど、ラストの展開はすごくかっこよかった。ご挨拶だけして帰ろうかと思ったのだけど人並みに流れて外に出てしまったのでそのまま帰った。久しぶりに一日中外出した日。ユニクロの超極暖を着ていたら暑かった。超極暖は東京では暑すぎる。

1.18金
ゆっくり起きて、自転車をパンク修理に出すべく、ひいこら押して自転車屋さんへ。退院してきたら自転車がペシャンコになってたから空気入れたんやけど、またペシャンコになったのである。自転車屋さんに持っていくと、「あーこれはタイヤ自体に穴あいてるからタイヤ交換しなきゃだね」といわれる。えーまじで。たぶん誰かにいたずらで穴あけられたぽい。最悪や。でもここは治安の悪い足立区、そうゆうことも起きて当然。5000円かかるらしい。泣く。一旦家に帰って出来上がりを待つ。家が寒くて何のやる気も起きない。自転車を引き取りに行き帰宅。お風呂に入って夕方家を出て神保町へ。前から気になっていた神田白十字とゆう喫茶店へ行く。3階建て?の広々した店内は今は半地下のワンフロアしかやってない模様。先客はおさぼり中と思しきお一人様なサラリーマンが2人と、カップルが1組。席に座る。メニューも年季が入っていてよい。テーブルに白い十字架が書いてある。店員さんは猫背のおっさんがひとりでさばいている模様。おなかがすいてたので、ホットサンドとコーヒーを頼む。15分ほどで到着。ホットサンドアツアツでおいしかった。コーヒーも豆を挽く音がしていたので挽きたてかもしれない。店内、程よくムードがあって程よく明るく気軽で居心地がよい。わたしはやりすぎの純喫茶はあんまり好みじゃないのでちょうどよい。コーヒー飲みながら読書。ああ幸せ。こうゆうことがしたかったんや!入院中の念願が叶って幸せを噛みしめる。わたしにとってのいちばんの娯楽は、好きな本持って好きな喫茶店行くこと。2時間ほどくつろいで、神保町試聴室へ。夜は豊田道倫さんのレコ発ライブを観に行った。店主Nさんや見に来ていたKちゃんや何人かに、あれっもう大丈夫なの?といわれる。晴れて退院しました旨を伝える。豊田さんのライブ、一部は松村正人さんとのトーク、二部はライブ。このところ豊田さんのライブはバンド編成で見ることが多かったから、久しぶりにアコギ一本でじっくり歌を聴けてよかった。さりげなく、ユーミン大森靖子ちゃんのカバーなんかをやっていて、でもどの曲も間合いやタメが独特の豊田節なのでオリジナルのように聞こえた。「飛田の朝ごはん」は改めて名曲。ニューアルバム「サイケデリック・ラブリー・ラストナイト」購入。終わって豊田さんとちょっとおしゃべりして、打ち上げお誘いいただいたけどなんとなくひとりで帰りたくなったのでとぼとぼ帰宅した。

1.19土
午前中、本棚の整理をはじめる。本棚のいちばん上の天井部分に並べたら一部本棚があいたので、入院中に増えた本たちを並べた。なんとか収まってホッ。午後から原稿の直しを一個やって編集さんに戻し、明日の新幹線のチケットを時間指定券に引き換えるべく、北千住まで出る。券売機でぶじ引き換え、せっかく北千住まで出たのでふらっとルミネへ。今のメガネがズレにズレるのでそろそろニューメガネが欲しかったのでメガネ屋に寄る。今のメガネは鼻たてが一体型なのでわたしみたいに鼻低い人間には合っていない、ということに最近気づいた。鼻たてが独立型のメガネを購入。うん、これならズレない。出来上がりまで30分かかるそうなので上の階のブックファーストへ。チョ・ナムジュ『1982年生まれ、キム・ジヨン』が出ていたので購入。メガネを引き取って、ドトールに寄ろうと思ったら満席だったので諦めて帰路。最寄り駅についてベローチェに入り、しばし読書。わたしは喫茶店好きだけど、ベローチェとかドトールも嫌いじゃない。でもスタバは好きじゃない。ベローチェ、隣の席のクロスワードパズルやってるじじいが堂々と持参のおかきを広げて食べていた。自由やね。帰って明日の長野行きの準備して寝た。

1.20日
6時に起きてお風呂入って準備。8時半ごろに家を出る。上野まで出て、上野から新幹線。日曜だけどすいていた。おなじ車両にちょっと見たことがある男性が乗っていて、わたしが音楽やらせていただいた映画に出演されていた俳優さんや!と気づいたのだけど、声かけるのもきもいかな〜と思ってやめた。佐久平駅までほんの1時間半でついた。新幹線はやい。駅にスタッフさんが迎えに来てくださり、車で現場へ。4日ぶりだけどなんやか懐かしい気持ちに。支度部屋で着替えてメイク。していたらHさん、Bくん、Tさん、Kさんがきて、みんなの顔をみたらホッとした。おひるどきになって、大会議室でお弁当タイム。おかずだけ食べて、ごはんをまるごと残していたらTさんにばれて「全然食べてないじゃん!」といわれて白状する。午後から撮影。わたしは台本ではセリフはないシーンやったんやけど、廊下を歩いていると監督が向かってきて、「このシーン、◯◯ちゃん(役名)だったらどんな言葉かける?」と言われて、答えたら、「よし、じゃそれで行こう!」と言われ、セリフができた!うれしい。監督は大御所でらっしゃるのにすごく寛大で柔軟で、ああ本当にすごい方はこうなんやろうな〜って思った。このワンシーンで今日は終了。撮影のあと宣伝部のインタビュー撮りをやった。何を喋ったらいいかわからず、つまんないことしか喋れなくってちょっとショック。終わって支度部屋に戻るとTさんがいて、「◯◯(←役名)CD持ってきたか?」といわれる。持ってきました〜とお渡し。ついでに写真集もお渡し。するとわたしが着替えている間にわたしのかばんに封筒に入れた1万円冊を忍ばせてくださっていた!なんてお方なのでしょう!泣 封筒にも名前が入っていて、これだけでも思い出になる。Tさんには本当によくしていただいて、おかげでとっても楽しかった現場なんやけど、Tさんとは今日でお別れ。もう会えないのかと思うと心底淋しい。着替えてロケバスに乗り込みホテルへ。一緒だったHさんと、今日でアップのBくんとご飯行こうとなり、しかしまだ4時すぎだったので、とりあえず近くのカフェでお茶することに。そこでBくんからちょっとびっくりな裏話を聞いた!嘘でしょ?!わたしが東京戻っていた4日間にそんな出来事があったとわ。まあ、これだけたくさんの人が関わってると色々あるなあ。6時で店が閉店しちゃったので店を出て、それからどこか飲みに行こうとなったのだけどどこも日曜で休みやったり、すでに満席だったりでしばし上田の街を彷徨う。今日はおやすみだったOくんに電話してOくんとも合流。駅前の普通の飲み屋に入って、2時間半ほどたのしく飲んだ。ああ、本当に共演者さんに恵まれているなあとしみじみ思う今回の現場。途中でBくんは新幹線で東京へ帰っていかれた。9時すぎに店を出ると、外はなんと雪が!フードを被って早歩きでホテルへ帰った。11時過ぎごろ、ぼんやりテレビをみていたら、なんとTさんから電話が!おつかれさまの電話だった。なんと丁寧なお方なんでしょう。お忙しい方なのに。感動しながら眠りについた。

1.7〜13日記

1.7月
電気毛布を入れたらあったかくて朝までよく寝た。ゆっくり起きてお風呂を沸かす。ひさしぶりの家風呂。普段はシャワーしか入らないのだけど、病院でもずっとシャワーしか入れなかったし、とにかく家が極寒だったので温もらないと! という気になってお風呂。上がって髪を乾かしたりしつつ、トランクを開けて準備。今日から映画の撮影で長野へ2週間泊りがけなのである。だいたいは入院してたときのままで行けるんだけど、どれくらい寒いのかわからず荷造り難航。まあホテルはコインランドリーあるから途中で洗えばいいし、そもそもパンツもヒートテックもたくさんないからあるだけ詰めればいいか。ユニクロで買った真っ赤なダウンと、お客様にいただいたビスコトートバックをおろす。新年やしね。お昼過ぎに家を出て、電車で新宿。新宿郵便局前で待ち合わせで、ロケバスに乗り込む。ひさしぶりにシャバに出てきたからか、ああ新宿、ああロケバス、ああ首都高、といちいち感動&興奮。興奮してたので全然眠くならず、2時間半ずっと外の景色を見ていた。18時半頃に長野県上田市の宿泊するホテルにみんなで到着。ホテルの部屋の鍵を渡されて今日は解散。晩ごはんはバレ飯というやつで、それぞれ個人で食べてきて、領収書かレシートを持ってきたら精算してくれるシステムなんだけど、800円までのレシートじゃないとだめで、1円でも超えたら精算してくれないらしい、きびしー。とりあえず荷物を置いて、まだ誰とも仲良くなってないのでひとりで外へ探検に出る。長野、どれくらい寒いんやろ〜とびびっていたのだが、そんなには寒くない。東京の2割増しくらいかな? 土地勘がないのでとりあえず上田駅まで歩いて、お店屋さんあるかな〜と見てみたけれど、ひとりお蕎麦屋さん入る勇気もないし、800円だからあんまり高い店はいけないし。結局うろうろした挙句、コンビニ飯でいいかってなって、サラダ巻きと野沢菜漬けとルイボスティ―を買ってホテルへ帰る。ひとりでテレビを見ながら野沢菜かじる。うまい。しょっぱいけど半分ぐらい一気食いしてしまった。ああこんなコンビニ飯ですら、病院飯と比べたら夢のようにうまい。しかし、部屋が寒い。暖房がなかなか効かないので29度に設定する。と、乾燥で喉とお肌が危ない。しかし寒さには勝てず、一晩中暖房つけっぱなしで寝た。そしたら喉がかぴかぴで夜中何度も目が覚めてルイボスティ―がぶ飲みしてしまった。

1.8火
5時に起きて、お風呂にお湯を貯めて、入浴剤も入れて優雅にバスタイム。上がって髪乾かして仕度して、ロビーにある無料のコーヒーをもらいにいったら朝ごはんのおにぎり弁当をスタッフさんがどうぞっていってくれたので貰って部屋で食べる。8時過ぎにロビーに集合。H岩さんとM木さんと3人でロケバスで撮影場所の病院へ。M木さんは、わたしが好きなあの映画のダークヒロインを演じておられた方で、わたしこんな怖い女おるんか! とトラウマになったほど怖かった方なのだけど、普段はとってもやさしい綺麗なおねえさんだった。女優さんってすごいんやな〜と噛みしめる。40分ほどして病院に到着。なんとここは標高1000mならしい。寒いけど天気がよかったので気持ちよかった。支度部屋へ入って衣装に着替え、メイクさんにメイクしてもらう。今回わたし、顔はほぼすっぴんなのだけど、とある場所に特殊メイクを施してもらわないといけないのでちょっとたいへん。しかしメイクさんってすごい、なかなかのぎょっとする仕上がりに。準備が出来たら撮影場所へ。案内してもらったそこが! もーめちゃくちゃかわいくて大興奮! 今回、なんというか、わたしの部屋的な場所があるんだけど、そこが夢のような古臭い子ども部屋って感じで、そこにはわたしが求めていたそれが! ここに住みたい〜とはしゃぐ。しかし美術さんがすごく頑張って作ってくれたこんなに可愛い部屋も、映るのはたったワンシーン。贅沢やな〜。映画ってすごいな〜。わたし、こんなに大きな規模の映画に参加させていただくのは産まれてはじめてなのだけど、映画ってスタッフさんの働きがものすごーく重要で、スタッフさんのてきぱきとしたなめらかなチームプレイで成り立っている。役者はそこにいればいいだけだけど、スタッフさんは常に動き回っておられて、見ていてははーっとなる感じ。そして、映画って同じシーンを本当に何度も何度も何度もやるんですね! 噂には聞いてたけど、本当に何回もやった。リハも本番も色んな方向から何回も撮る。大会議室に移動して、お昼ごはんタイム。お弁当は鶏肉の焼いたやつ、ポテトサラダ、いんげん、五目切干大根に五穀米いんげんはガーリックが効いてて、ポテトサラダもおしゃれなハーブな味がした。あとお味噌汁もあった。わたしは特殊メイクがあるのでみんなより20分早く支度部屋にいかなきゃだったので急いで食べていたのだけど、スタッフさんたちのごはんのスピードは速かった。みんなそれぞれ持ち場の仕事があるからか、あとこういう現場に慣れてらっちゃるからか、ほんの5分ほどでお弁当ぺろっと食べて現場に戻っていかれた。す、すごい。食べて支度部屋でまた特殊メイク。仕上げて現場へ。今度はとあるわたし的に山場なシーン。リハから本気でやっていたら結構身体的ダメージが。しかしぶじオッケーが出たのでホッ。もうワンシーン撮ったら本日は終了。支度部屋で着替えて、ロケバスでみんなでホテルへ帰る。今日はキャスト陣みんなやっと打ち解けたので、みんなでごはんに行こうというおはなしに。ホテルの人に近くのおいしい場所を教えてもらい、この辺ではいちばんおいしいという蕎麦屋の刀屋さんへ。みんなでお蕎麦を食べた。とろろそばの小盛を頼んだのだけど、小盛なのに結構な量で満腹に。お店の人がとてもよくしてくださり、おまけに色々出してくださった。そば茶の寒天がおいしかった。食べ終わった頃に店員さんが徐に色紙を持ってらして、みんなでサインした。なんかわたしまでゲーノー人になった気分だった。お店を出てもまだ18時。みんなでコンビニに寄って帰った。明日は6時入りなので早めに寝ようと思ったけどそんな早く眠れるわけはなく、テレビをだらだらみて過ごした。

1.9水
4時起きでお風呂に入って準備して、6時にホテルから徒歩3分くらいのところにあるマンションの一室の支度部屋へ。なんと雪が待っていて地面うっすら積もっていた。支度部屋で衣装に着替えてメイクさんにメイクをしてもらい、待機室で朝ごはん。今日はサンドイッチだった。食べてたら主演のひとりのAさんがいらっしゃりご挨拶。背が高くて映像でみるよりかっこよかった。キンチョー。みんなでロケバスに乗って現場へ。現場は超山の上で、道中の景色が完全雪国。現場について、待機場所で待つ。なんとこの早朝、吹雪の中、野外シーンの撮影なんであーる。信じたくない。調べたらマイナス8度ならしい。待機場所でうなだれていたら、Aさんがなんと、充電型の手元ポカポカ湯たんぽをプレゼントしてくださった!嘘でしょ!だって、あの俳優Aだぜ!わたしごときにまで、そんなプレゼントしてくださるの!しかもいちばん欲しいやつ!嬉しすぎて感動。していたのもつかの間、午前中いっぱいかけて超過酷な撮影が待っていた。とある野外の中庭シーン、吹雪いている上に風も強く、超極暖を着ていてカイロを貼りまくっていても泣きそうに寒い。昨日も書いたけど、映画って何回もリハをするし、色んな角度から撮るので、短いシーンでも時間がかかる。身体の芯から冷えるってこうゆうことや、と骨身に沁みて実感。しかし、Aさんはすごかった。全然さぶそうにしないのである!待機時間もベンチコートを着ずに毅然と立っている。プロや〜。人生でいちばん寒かったけど、みんなでさびーっとかいいながらわいわい撮影するのはなかなか楽しい体験だった。苦楽を共にすると一気に打ち解けられるもんやね。おひる休憩で室内に入ると、暖房がついてて天国みたいにあったかかった。室内って、暖房ってありがたいっと幸せを噛みしめる。おひるはお弁当に豚汁までついていた。カツと魚とひじき。ボリューミー。食べたあとの次のシーンはお休みなので待機室でだらだら。3時間ほど待っていたら、スタッフさんが呼びにきて、出番かと思ったら日が暮れてしまったので次のシーンは延期になりましたのでバラしで!といわれる。ガーン。着替えてロケバスでホテルに帰還。夜はバレ飯だったのだけど、食べに出る元気はなく、コンビニでおでんを買ってホテルで食べた。夜、テレビでヒッチコックの鳥がやっていて、何気に見たことなかったので見てみた。鳥好きにはアツい映画だった。

1.10木
6時に起きて、身体に違和感が。なんでか全身が筋肉痛である。別に激しい運動はしていない。なんでやろ?たぶん昨日極寒の野外で撮影中、ずっと身体に力入っていたからであろう。寒いと筋肉痛になるなんて。おそろしや。とりあえずお湯溜めてお風呂。このところ毎日お湯を溜めて浸かっているのだけど、お風呂っていいもんですね。8:45にロビーに集合して、ロケバスで現場へ。今日も寒そう。今日も野外シーンがあるので心配。支度部屋に入って、着替えてメイクして現場へ。まずは室内のシーン。食べるシーンだったのだけど、ちょびちょびしか食べてないのにテストやリハのたびに食べてたら結構食べてしまった。食べるシーン終わりで、おひるやすみ。なんか食べてばっかりだけど、お弁当は鶏肉と大根の煮物、ミートボール。今日もスタッフさんたちは食べるのが早かった。おひるからは野外のシーンの撮影。超極暖にカイロ貼り貼りで挑む。昨日よりはマシだったとはいえ寒かった。長時間屋外にいるのは自殺行為である。しかしわたしたち役者はカメラや機材セット中は室内で待機できるけど、スタッフさんたちはずっと外。本当に大変なお仕事だなあと思う。あと、今回で知ったんだけど、雲行きを見る専門のスタッフさんがいて、ずっと空を見ていて、「あと2分で雲が切れます」とか「しばらく揺れます」とか言ってて、光の加減で見えかたが全然変わるから、これも大切なお仕事。いやー映画ってすごい。野外シーンも無事撮り終わり、わたしは今日はこれで終わり。着替えてロケバスでホテルに帰る。共演者HさんとKさんは2日空くので一旦東京に帰るらしい。ちょっと淋しい。ホテルに帰ってもまだ15時半とかで暇なので上田の街を散策に。目をつけていた喫茶故郷とゆう店に行ってみた。カランコロンと入り口をあけると、小さい可愛いおばあさんがいらっしゃいませーと迎えてくれ、ほの暗い店内はうすーくクラシックが流れていていい感じ。メニューもなく、ぼんやりしていると、頼んでもないのにコーヒーが。しかも、卵焼き、ゆで卵、こんぶ茶が付いてきた!卵に卵!新しいネ!そして一杯飲みおえた頃に勝手に2杯目が出てきた!なんとすばらしいサービス!コーヒーは酸味が全然なくって、こんがりした味がする好みのタイプだった。そうゆえば、新年初喫茶店、退院後初喫茶店。あ〜またこうやって喫茶店にこれるようになって本当によかった。2時間くらいぼんやり過ごしお会計はなんと300円だった。コーヒー2杯に卵焼き、ゆで卵(←残してしまった)、こんぶ茶で300円。信じられない安さ。お店を出てまたぷらっと散歩。ベーグル屋さんがあったので晩ごはんに買った。夜はホテルのそばにある上田映劇とゆうふるーい映画館で豊田利晃監督『泣き虫しょったんの奇跡』を見た。さっきまで一緒に撮影していた役者さんが二人も出ていたのでなんか不思議な感覚だった。二階席まであるひろい映画館で、お客さんはわたしと、あとおばさんがひとりだけ。このおばさんが、いちいち映画にツッコミ入れたり爆笑したりしながら見るタイプの方で、ふたりっきりなのに賑やかだった。見終わってとぼとぼ部屋に帰り、ベーグルを食べて寝た。

1.11金
今日はわたしは出番がなくて空き日。とりあえず朝コインランドリーで洗濯をして、フロントで近くに温泉ありますか?と聞く。徒歩圏内にはないらしく、電車で30分かかるらしいんだけど、暇なのでいってみることに。駅前のATMで、12月に入院してキャンセルになってしまったライブのキャンセル料を振り込んで(涙)、上田駅上田電鉄別所線とゆうのに乗って終点まで。この電車、ワンマンカーで雪国らしくドアは手動。しかもすごく空いていて別所温泉駅まで30分、たいへん快適だった。東京に住んでいると、電車=混んでいる、窮屈、地獄、みたいなイメージだから、こうも違うのか!って感じ。駅について、徒歩3分くらいのところにあいそめの湯って日帰り温泉があり、そこへ。露天風呂もあって500円なのはお得、東京だと銭湯でも460円するし。朝10時なのに、女湯は結構混んでいた。地元のばあさまたちの社交場になっている模様。内風呂と露天風呂と壺風呂があって、壺は取り合いだったけどなんとか入れた。露天、外が雪山なので見晴らしが良くて気持ちがよかった。お風呂の良さがわかるようになったのってわたしほんと最近。大人な気分。あがってロビーで水を飲みながらぼんやり。電車は1時間に一本とかなので、時間までおみやげをみたりして待つ。上田駅に帰ってきて、みんながおいしいとゆっていた中村屋とゆううどん屋さんへひとりで行く。と、共演者のMさんが偶然いらっしゃったので一緒にうどんをすすった。ここは馬肉うどんが売りの店。馬肉が甘辛く煮てあっておつゆも甘めでおいしかった。Mさんとお店の前でバイバイして、わたしは暇なので駅の反対側のアリオさんへ行ってみることに。東京のアリオさんよりは店数少ないけど、暇つぶしにはなった。1時間にくらいぶらぶらして特に何も買わずホテルに帰還。夜まで部屋でだらだらして、再びお外へ。たまたま歩いた通りで良さげな古本屋さんをみつけた。しかも1冊50円とやすい。しかしトランクぱんぱんで荷物増やしたくないので買うのは我慢。ふらふら散歩してコンビニでまたおでんを買い、ホテルでテレビ見ながら食べて寝た。

1.12土
8時頃まで寝て、起きてもしばらく布団で読書。そしてゆっくりお風呂に入って準備。12時にホテル出発してロケバスで現場へ。ついてお弁当を食べていたら、なんと、原作者のH先生が現場見学にいらっしゃった!わたしはH先生の小説何個か読んでてファンだったので胸アツだった。食べて支度部屋へ。行くと今回主演のTさんとKさんがいらっしゃり、みんなでおしゃべり。していたらTさんがわたしを根掘り葉掘りインタビューしてくださり、ホームページまで検索してくださって、「ひとりで脱げるもんってなんやねん!」と爆笑してくださった。うれしい。Tさんはテレビでみるまんまの愉快で朗らかなおじさまだった。Kさんともバツイチ仲間と発覚して手を握り合った。なんか本当に、わたしごときにまで話してくださって、みんなお優しくって涙涙。着替えてメイクして、現場へ。今日はわたしはワンシーンだけだったのだけど、セリフはなくアドリブで動くだけのシーンだったのだけど、Tさんが「◯◯◯(役名)はAさんの真似して声出してついて行ってみたらええ。やりすぎたら監督ゆうてくれるから」とアドバイスくださり、そのとおりに動いたら抜いて貰えることになり、Tさま〜(泣)ってきもちになった。そしてこのシーンのAさんの芝居がとても熱が入っていて、見ていてゾクゾクだった。改めて、すごいみなさんに混ぜていただいている喜びに打ち震える。今日はわたしはワンシーンでおしまい。着替えてバスを待ち、ホテルへ。帰りのバスが一緒になった、Kさん、Oさん、Bさんと4人で近くのやきとん屋さんへ飲みに行くことに。ここがすごくいい塩梅の飲み屋で、カウンターの中に木の短冊のメニューが貼ってあり、小上がりの座敷席もあって、安くてうまくて雰囲気も最高だった。KさんOさんBさん、みんなすごく映画好きで色々みてらっしゃるので、勉強になる話ばかりだった。ずっと映画とお芝居の話をしていても話がつきない。ああ、こうゆう感じ、いいなあ。21時半頃まで呑んで、明日も早いのでホテルへ。Kさんだけ締めにラーメンを食べに行かれた。

1.13日
6時に起きてお風呂入って準備し、8時半にホテル出発で現場入り。今日は大きなワンシーンを一日かけて撮る日。衣装がいつもと違っておめかし編なのでちょっと恥ずかしい。普段なら絶対着ない服。だったのだけどみんなに似合ってると言っていただき複雑な心境。メイクもいつもより濃いめにしてもらって待機場所で待機。今日はキャスト陣がほぼ全員参加なのでにぎやか。わいわいと撮影場所に入る。わたしはセリフはないのだけど、映りこむのでちょっとした小芝居を何回も何回も繰り返す。これが意外とたいへんで、たいした動きはしてないのに地味に疲れた。同じ部屋で同じ環境でずっと止まっているというのも意外とたいへん。お昼休み、お弁当を食べたあと、またしてもTさんに呼んでもらい、おしゃべりしていたらふとTさんが「傷つけたらごめんやで、自分な、俺の若い頃にそっくりやねん。俺が女装した顔にそっくり」といわれる。たしかに! 昔の写真を拝見するとまさにわたし! そしてTさんのおねえさまにも似ているらしい。うれしくてふたりで写真を撮ってもらっているといつの間にかまわりのみなさんもパシャパシャやりだしていた。目は違うんだけど、目口鼻それぞれ配置と、あと口元と歯が似ているらしい。これまで有名人の誰に似ている? 話をするとわたしは漫画のキャラばっかりで人間に例えられなかったけど、これからはTさんと言おう! ご本人からお墨付きいただいたし! なんか隣に並んでおはなししていると、実父よりも肉親に近い気がしてきて、おもわずお父さんと呼んでしまいそう。不思議。たのしい昼休みはすぐ終わり、午後からもどっぷり撮影。外の光がずっと明るかったのでわたしはてっきりまだおひさまが出ている時間なのかと思っていたらとっくに夜で、窓の外から照明部さんがつくった装置から照らされて明るくなっていただけであった。このシーンは大きく言うとSさんとTさんのバトルなのだけど、おふたりともすごくエモーショナルで、見ていて聞いていて感極まってしまった。何がすごいって、テスト、リハ、本番とものすごい何回も繰り返しても、全部の回ちゃんと同じ温度で感情が入っていること。テンションも維持しないといけないし、喉の疲れとか体力とか、全部コントロールしてなきゃいけないのに、本当にすごいな〜プロだな〜と感動。全部が終わったのは8時前。みなさん本当におつかれさまでした。順番に着替えて、ロケバスでホテルへ。そこから、俳優部7人で飲みに行くことに。だって、明日は撮休だしね! ホテルの人に教えてもらった居酒屋へ。ここもなかなかいい按配の飲み屋だった。上田の町はほんとに飲み屋が多い。7人でしっぽり0時すぎまで飲んだ。昨日はひたすら映画論、芝居論だったけど、今日はわりと踏み込んだプライベーツの話題で盛り上がった。Hさんから、とてもいい恋愛アドバイスをいただいた。シンプルなことだけど目から鱗だった。実行しよう。お店を出てホテルへ帰る道中は極寒。そらそうか、普通に氷点下やしな。こうやって知らない町で、テレビや映画で見ていた人たちとご一緒出来ているなんて、なんか全部嘘みたい、嘘かもしれへんな、とか思いながら部屋に帰った。