11.25〜12.1日記

11.25月

4時起きで朝から普通に労働。昨日、福岡から帰ったばっかりなのに早速4時起きで労働、わたしえらい。しかし労働はつまらない。最近、本当に労働がつまらない。というのはタッグを組む相方が本当に気の合わない子ばかりなせい。まあ、そもそも同僚はみんな19歳~26歳くらいなので、こんな34歳のおばさんと話が合うはずもないのだけど。つまんないな~と思いながら働いていたら、午後、I丸G章さんがいらっしゃった! わーい! とちょっとおしゃべりして一瞬テンションが上がった。ら、同僚から、「え、今の、知り合いなんですか?」と訝しがられる。確かにG章さん見た目はたいへんいかついのだけれど心はとってもやさしいお兄さんなのやで~。そのほか特筆すべきことはなし。

 

11.26火

4時起きで朝から普通に労働。今日もつまらない労働だった。上がって、夜は椿屋珈琲店にてC書房の編集者のY本さんと会う。我が職場の目と鼻の先やけど椿屋は滅多に入らなくて、5年ぶりくらいに入ったけど、コーヒー1000円もするのにすごい繁盛していた。Y本さんに、先日送り付けた小説の感想をいただき、色々アドバイスをいただいた。小説、自分的にはやりきった感があったのだけど、いちからやり直しの提案も飛び出したりして、ちょっと意気消沈。あー小説、むずい。どんよりした気持ちで帰路。

 

11.27水

昼まで寝て、洗濯。雨なので部屋干し。午後からIKAZUGOKEの曲のピアノ録りを一曲やって、パソコンに入れて飯田さんに送信。15時頃に家を出て、いきつけの喫茶店本郷三丁目の麦へ。家から遠いのにわざわざ来てしまう、週に1回は絶対来たくなる麦。いつものピザトースト小とアイスコーヒー。お気に入りの隅の一人席に座って、2時間ほど読書。いつもそっけない感じのママさんと思しき女性が、今日はなんかすごいやさしかった。ついに顔覚えてくれたのかな。17時半頃に出て、丸の内線→銀座線で渋谷。夜はアップリンクで映画『解放区』を鑑賞。西成が舞台という触れ込みだったので期待していたのだけど、前半は東京やし、如何にも自主映画な感じでぐだぐだで、期待外れかな~と思ったけど、後半西成入ってからだんだんやばくなってきて、初めてシャブをキメるシーンをめっちゃアップで映しててびっくりした。かつてここまで露骨にシャブを映した映画があったでしょうか! 劇映画なので全部仕込みなんやけどめっちゃリアルで(いや、シャブキメたことないからしらんけど)、ドキュメンタリーを見ている気にさせられて、この監督正気か?ってなった。一畳のドヤでセックスするシーンもよかった。スクリーンの中で愛しの西成を見ていると、ひさしぶりに西成行きたい欲がぱんぱんになった。1週間くらいドヤに泊まって西成旅したいな~。帰りは渋谷じゃなくて代々木公園駅まで歩いて帰った。昔代々木八幡に住んでたので、このへんの奥渋といわれる区域は生活圏内やったけど、ひさしぶりに来たらお店だいぶ変わってて変な感じ。しかしわたし、よくこんなところに住んでたなあ~と思う。洒落た店しかなくて洒落た人しか歩いてなくて、こんな町、住める気がしない。代々木公園駅から千代田線に乗り、ゴッサムタウン足立区へ帰った。

 

11.28木

4時起きで朝から普通に労働。今日も退屈な労働。退屈やけどずっと忙しく、家でじっとしてると鬱になるので労働があるのはある意味健全でいられる。特筆すべきことはなし。帰りに紀伊國屋書店に寄って、村田沙耶香さんの新刊『変半身』を購入。

変半身(かわりみ) (単行本)

変半身(かわりみ) (単行本)

 

電車で早速読み始める。人間の成り立ちからすべてを疑ってかかる村田節にくらくら。まだ途中だけどすばらしい。帰ってホームページの更新だけ地味にやって早々と寝た。

 

11.29金

4時起きで朝から普通に労働。朝、昔の同僚で、わたしが入った頃大先輩だったのおねえさんRさんがふらっと来店! 5年ぶりくらいに会ってうれしくて抱き合った。立派なビスコ缶のおみやげもくれた。Rさん、映画も見てくれたらしい。未だにわたしのことなんか覚えて気にかけてくれてて、うれしくて泣けた。11時出勤の子が来なくて、なんとまたしても一人ばっくれて飛んでしまった! もう、なんなんや! ばっくれってほんまに嫌い! いい大人がすることか! のでひとり足りなくて誰も休憩いけなくて、わたし休憩いけたの結局15時半。さすがにおなか減りすぎて死んだ。 仕事上がって、夜は池袋の東京芸術劇場で、松井周さん×村田沙耶香さん原案の劇『変半身』を観劇。これは松井さんと村田さんが3年がかりで一緒に設定を練り、小説版を村田さんが執筆されて、演劇版を松井さんが演出という試み。読みかけている小説版とは劇はストーリーは全然違うくて、劇の方は松井さん色全開でうんこ哲学からのイルカ人間、民俗学とかも入ってて土臭いのにSFという壮大なおはなしだった。設定がぶっとびすぎてるので最初なかなか入っていけなかったけど、じわじわ面白みが伝わってきて、すごいかしこそうなことを言ってるようででも見方を変えたらめっちゃ滑稽で、スタイリッシュなのにどっかバカにしてる感じが松井さんやな~て感じでたのしめた。唐組の美仁音ちゃんが、唐組とは全然違うタイプの芝居をしてらしておおおっと思った。音楽や照明や最後の砂の演出がかっこよく、いつもの松井組のスタッフワークさすがと思った。終わってロビーに出たら、わたしのマネージャーのマッキーとばったり会って、一緒に楽屋挨拶へ。松井さんに感想を伝えれてよかった。初日乾杯に誘っていただいたけど、なんかいたたまれない感じになりそうだったのでそおっと退出して帰宅。

 

11.30土

家が寒すぎる。昨夜は足が冷えすぎて、睡眠薬キメて布団に入っても全然眠れなかったので、途中で起き出して『閉鎖病棟』撮影時に綾野剛さんがくださった充電式ゆたんぽを出した。オフデと記名してあるゆたんぽ。思い出が蘇る。11時頃にやっと布団から出て、洗濯。しばらくこたつで日記を書いて、午後から自転車で飯田さんちへ。飯田さんちの愛猫金太が三日前に亡くなってしまい、まずは遺骨にまんまんちゃあんする。

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金太は動物に悉く嫌われるわたしなんかにもなついてくれて、本当に優しい猫だった。またひょっこり押入れから出てきそうな気がして、居なくなったことが信じられない。気を取り直して、今日はIKAZUGOKEレコーディング。5曲をノンストップで歌録りした。なんと優秀なわたしたち、5曲を1時間半くらいで録り終えた!すごい!終わってしばしまったりして、最近わたしがはまっているユーチューブのとある動画(タブーすぎてかけません)を一緒に鑑賞。なんともいえない気持ちになる。自転車で帰宅。夜は録画していたNHKのバレエダンサーの男の子のドキュメンタリーをみた。


12.1日

4時起き、のはずが1時に目が覚めてしまい、そこから眠れなくてずっと起きていた。7時半から労働。怠け者のわたしが今週、週5で働いている。えらすぎる。16時にあがって、マッハで立川へ。今日は出演させていただいている映画『閉鎖病棟』の上映トークイベントがあるんである。電車の中でマネージャーマッキーと落ち合い、一緒に立川シネマシティ。はじめて降りたった立川、めちゃくちゃ人が多くて都会でびっくりした。エレベーターで平岩紙さんと会い、一緒に控え室へ。監督やプロデューサーのみなさん、坂東龍汰くんとも久しぶりにご挨拶。ポスターとパンフにサインをしつつ、お茶を飲みながら和気藹々。時間になってスクリーンへ。なんと!満席であった!リピーターの方もたくさんいらして、本当にありがたい限り。トークは、わたしはアホ丸出しでしたが、紙さんがいいことをたくさんおっしゃってらして、いい雰囲気であっとゆうまに30分が経った。楽しかった。あー映画って、本当にいいなあ。楽屋に戻って、金鶏百花奨映画祭作品賞受賞のお祝いのシャンパンをみんなで開ける。そう、『閉鎖病棟』は中国のアカデミー賞とゆわれている映画祭で作品賞と、鶴瓶さんが主演男優賞を受賞されたんである!おめでたい!素晴らしい作品に関われて本当にうれしい気持ち。紙さんは撮影の前乗りでこのまま新幹線で大阪入りとのことで、早々とさようなら。紙さん大好きなので淋しい。みんなでちょっと喋ってのち、お開きに。マッキーと中央線で帰った。帰り道中ぼんやりツイッターを見ていたら、トレンドに今日のザ・ノンフィクションの話題が上がってて、32歳の遅咲き美しすぎる女子プロレスラーとのことで、なんと、元同僚の長谷川美子ちゃんが出ていたらしい!長谷川美子ちゃんと働いていたのはもう5.6年くらい前になるんだけど、当時彼女は地下アイドルをやっていて、可愛いしスタイルのいい子だった。けど、まさかプロレスをやるなんて!びっくり!まあ、人生色々あるわね。放送見たかったな〜。