7.1~7日記

7.1月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。こっそり明日のドラマのオーディション用のセリフ覚えをするべく、ぶつぶつ唱えながらの労働。帰って、ニューパソコンの初期設定もろもろを整えるミッション。びっくりしたのやけど、マイクロソフトのログイン名を古いパソコンと一緒にしたら、勝手に壁紙が旧パソコンとおなじ仁義なき戦いの映画の全員集合写真に設定されてバーンと出てきてびっくりする。かしこいわ~と感激していたのもつかの間、どうせやったらそれ以外の保存ファイルとかも一緒に自動的に引っ越してくれたらいいのに、壁紙以外はなんにも反映されず。結局一個ずつUSBメモリーに移してから人力で引っ越しというめんどくさいことをしなければならず。まあでも、いらないものを捨てるいい機会になったと思おう。ということで、今週の日記からニューパソコンで書いています。キーボードの配置が微妙に前のと違うので(旧パソコンはASUS、ニューパソコンはLenovo)地味に打ちにくい。ニューパソコンは今までデリートキーやった位置になぜか電源ボタンがあるので間違って押してしまうので大変不便。まあなれるまでの我慢。

 

7.2火

午前中から銀座の某テレビ制作会社にて、某深夜ドラマのオーディション。控室につくと女優さんがずらっと待機しておられる。みんな緊張して台本を確認している中、ひとりドタバタと遅刻して入ってきたおねえさんがいて、入ってくるなり「誰かガム持ってないっすか?」と言い出し、初対面の人からガムをもらい、余裕しゃくしゃくなご様子でガムをくちゃくちゃくつろいでおられる女優さんがいたのだけど、オーディションがはじまってみるとセリフもほぼ完ぺきで、なんかすげ~プロ~と思った。オーディションはコント的な小芝居を3パターンやって終了。終わってせっかく銀座に来たので、ヴァニラ画廊へ、シリアルキラー展を見に行った。すごい、平日の昼間っから大盛況で、狭いギャラリー内にお客さんが犇めいていて、押し合い圧し合いながら展示を見ることに。いや~こんなにシリアルキラー好きがいるなんて! びっくりよ。わたしは殺人鬼研究は趣味のひとつですが、専ら日本人専門で外人にはあんまり興味がなく、なので全然詳しくなかったのだけど、この展示は殺人鬼ごとに詳しい解説が書いてあったのでわかりやすくて楽しめた。展示されてるのはシリアルキラーたちの絵だけじゃなく、なんか髪の毛とかブラジャーとかパンツとかまであって(しかもサイン付き)、展示品もバラエティーに富んでいた。絵画作品は、日本の死刑囚絵画展のときとなんとなく作風が似ていて、色使いとか、テーマとかが似通っていてほほーっと思ったのだけどひとり、ウェイン・ローという銃乱射事件の犯人は、人物写真の顔面部分だけに細かい刺繍を施すという変わったものばっかり作ってて、これが結構綺麗でイケていた。ギャラリーはそんな広くないのだけど、解説を一個ずつ読んでたら結構時間がかかって、2時間ほどかけてじっくり堪能。あ、そういえばお客さんの中にテレビで見たことある人がいて、俳優のK藤Rさんがひとりで見に来てらっしゃった。シリアルキラーとか好きなんかな。イメージと違うくてちょっとびっくり。展示を見おえて、おなかもすいてきたので、新橋まで歩いて、ニュー新橋ビルの喫茶フジへ。ここは壁一面に超でっかい富士山の写真がはめ込んであって、メニューにも富士宮焼きそばがあったりする富士山推しの喫茶店。チキンライスを頼んだら、上に目玉焼きと葉っぱが乗っててすごくかわいく丁寧に盛ってくれていて、うれしい気持ち。

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客層は100%新橋サラリーマンでおっさんの園なんやけど、お皿も可愛いし料理も女子がよろこぶ可愛さでいい喫茶店シリアルキラー展のパンフレットを読んだり2時間ほどのんびりして、帰宅ラッシュになるちょい前くらいに店を出て帰路。帰ってニューパソコンを開いて書きかけの小説とにらめっこした。

 

7.3水

4時起きで朝から普通に労働。何故か昨夜は睡眠薬が効かず上手に寝れなくて、なのでしんどいままの労働。仕事中、ネズミちゃんが出てちょっとした騒ぎに。みんな毛嫌いするけど、わたしはネズミちゃんには可愛いって感情しかないので、そんなみんな嫌がらないで~って気持ちになる。でもまあ、衛生的にブッブーなのだよね。仕事終わって帰ってまたパソコンを開いて小説とにらめっこして寝た。

 

7.4木

朝から虎ノ門の方の病院へ。1時間半ほど待ち、検査して、診察は1分、ほで高級お注射を打ってもらういつものコース。尿検査で、紙コップに入れたばっかりの尿をうっかりひっくり返してしまうアクシデントがありピンチ。それ以上はおしっこどうしぼり出しても出なくて今月は尿検査なしになった。病院終わって、そこから新宿へ出て、飯田さんと落ち合って喫茶タイムスへ。ナポリタンを食べ、昨夜台本の改稿版が届いたのでそれを見ながら、ミュージカルの打ち合わせをした。6月末にわたしが書き下ろし曲を渡したので、やっと素材が一通りそろって、いよいよ本腰を入れてセリフ覚えに入らねばならぬと気合が入る。しかしこんな量のセリフをわたしは果たして覚えられるのでしょうか!? 不安しかない、が、やるしかない! 打ち合わせを終えて、一緒に足立区まで帰った。わたしは飯田さんとこうやって近況報告などをしゃべりつつふたりで帰る時間が結構好き。

 

7.5金

4時起きで朝から普通に労働。昨夜も睡眠薬ばきばきにキメてるのになぜか全然効かずで眠れなくて、朝までずっと意識があった。だんだんこの薬の耐性がついてきてしまってるのであろうか? 困る。ちゃんと寝てないからか一日頭痛がひどくて、ロキソニン飲んでもあんまり効かずしんどい一日だった。仕事終わり、しんどいから直帰しようかと思ったけど、やっぱり見たいと思って武蔵野館へ、ルーカス・ドン監督の映画『Girl』を鑑賞。トランスジェンダーで、体は男だけど心は女の子の少女がバレリーナを目指すお話で、まずバレエシーンが全部素晴らしかった! だいたいバレエを取り扱う映画って、踊りのシーンが残念になりがちなんだけど、(『ブラックスワン』ですら結構きつかった……)この映画はバレエシーンが完ぺきだった! 主演の子に有名俳優を使わずに本物のバレエダンサーの子を選んでるからやね。そう、主演の子は本当は男の子なのだけど、顔つきも美しくて女の子みたいで、この映画のためにトゥシューズの練習もしたとかで何の違和感もなくバレリーナに見えたからおはなしにするーっと入っていけた。わたしはLGBT当事者ではないから深くそちら側のことに感情移入することは無理やろうと思っていたけど、この映画は気づけば主人公ララに入り込んでしまってて、だから最後のあのシーン(ネタばれになるので書きませんが)は痛すぎて泣いてしまった。わたしスプラッターもんとか結構いける口で笑って見れるんやけど、この映画はどんなスプラッターよりも痛かった。映像はずっと美しくて、少女たちも子供たちもみんなすごく可愛くて、だからこそ痛かった。全くホラーじゃないけど痛いのがあかん人は見ない方がいい映画かもしれません。映画館を出たら雨が降っていて、不思議と頭痛が消えていた。泣いたからかな。

 

7.6土

わたしは普段全く夢を見ないのですが、昨夜はすごく長尺のこってりした夢を見た。詳しくは恥ずかしいので書きませんが、種類でゆうと、淫夢? ということになるのでしょう。といってもセックスをする夢ではありません。すごくすごく好きだけど結ばれることはない人と幸せに暮らしているという夢、まさに夢のような夢で、目覚めて残念すぎてちょっと泣いてもう一回寝たけどもう一回あの世界にはいけなくて悲しくてまた泣いて、34歳にもなってひとりで何メソメソしてるねんって思いながら甘美な夢の世界が忘れられず、現実世界で何をやる気も出ずに一日ずっと引きこもって家から一歩も出ずにぼんやりと過ごしてしまった。夜になってようやくしゃんとして、ミュージカルのセルフ覚えをちょっとやった。

 

7.7日

4時起きで朝から普通に労働。社員さんがひとり、妻が入院したとかで急に休んだのでひとり足りなくてピンチ。一日中雨だったのに何故かお客さんめちゃくちゃ来て回転もすこぶるよく、夕方までノンストップで走り回って働いた。帰って今日もセリフ覚え。毎日ちょっとずつ頑張るしかない。わたしはラストスパートの馬力が全然ないタイプなので、何事も早い目に計画的にやっていかないとあかん。夏休みの宿題も計画的に片づけるタイプ。そして8月31日は余裕ぶっこいて遊ぶ予定なんが、何故か毎年妹の宿題をやらされてたな~なつかしい。ところで、今年の国保&区民税が突然爆上がりした件なのだけど、どうやらわたしが確定申告をミスって申告してしまっていたからやというのが発覚。発覚したはいいが、今更どうすることもできず。泣き寝入りしかないんでしょうか。去年は骨折&入院で働けなかった期間が3カ月くらいあるから、年収も下がってるのになんでやねんと思ってたけど、わたしが確定申告をミスったからなんや。あ~泣ける。泣けるが自業自得。ちーん。