6.17~23日記

6.17月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。夜、カニコーセンさんのブログが更新されていて読む。休ブログへの道という最後の更新。想像以上の内容で読んでいて苦しくなる。カニ嫁さんの男前すぎる発言に惚れ惚れしつつ、他人にはきっと全然わからんのであろうけれど、とりあえずふたり、めちゃくちゃいい夫婦やんかと思ってしまった。そして改めてカニさんの文章力にうっとり。こんなけしんどいことをよくぞここまで書いてくれました感動しました。ここまで私生活を書ける人ってそうそういない。このブログもいずれ消してしまうんだろうか。勿体ない……。

 

6.18火

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。終わって夜はバルト9で映画『ハウス・ジャック・ビルト』を鑑賞。ラース・フォン・トリア―の映画はだいたい映画館で見るようにしていて、新作も封切週にちゃんと映画館で。自称建築家の殺人鬼が過去の殺人を回想していくおはなしで、内容的にはいつものラースフォントリアーの胸糞悪い作風全開で清々しく鑑賞。『アンチクライスト』では女性器をちょっきんシーンがあったけど、今作は乳房をちょっきんしていた(しかもそのあとその皮で小銭入れを作って使用。エド・ゲインの真似かな?)。内容的には楽勝で余裕でたのしめたのだけど、わたしラースフォントリアー作品みるといつもカメラ酔いしてしまって、眩暈&吐き気に見舞われて帰りしなヨボヨボになるんだけど、あれはそういう演出でわざとああいうブレブレのカメラワークにしているのであろうか? みんな酔わない? わたしだけ? 結構きつくて途中退出しようかと思うほど。だったらみるなよと思われるかもだけど、カメラワーク以外は好きだから最後まで見たいし。そういえばヴァニラ画廊でシリアルキラー展が始まった模様。ハウスジャックビルトの半券で割引になるらしい。時間できたら行こうかな。


 

シリアルキラーが覚醒する問題作『ハウス・ジャック・ビルト』日本版オリジナル予告

 

6.19水

朝から洗濯して干して、午前中から新宿へ。昨日に引き続き映画鑑賞。ミュージカルが差し迫ってきたら余裕なくなって映画とか見れなくなるから、今のうちに見ておこうという作戦。テアトル新宿で『旅のおわり世界のはじまり』を鑑賞。ヘンテコな映画であった! 黒沢清監督なのでホラーなのかと思ったら全然全くホラー的要素はなかった。ウズベキスタンで全編ロケという謎のシチュエーションで、前田敦子がひたすらかわいいという謎の映画だった。今まで前田敦子をしっかり見たことがなかったのだけど、なんというか、存在自体が不安定の塊といか、すごく危うくて目が離せなくなる、なるほどこれがトップアイドル、これがAKBのセンターに登りつめた女か!と納得させられてしまった。突然歌い出すシーンがあるんだけど、歌がまたよくて、めっちゃ歌うまいかというと全然そうではないんやけど、だからこそいい、アイドルアイドルしていない素朴な歌い方できゅんとした。しかし何より黒沢清ってこんな作品も撮るんやねっていう驚き。これほんまに『クリーピー』とおんなじ監督ですか? 映画終わってどっか喫茶店でも行こうかと思ったけど、家でやることもあるのでまっすぐ帰宅。ミュージカルで使う曲をちょっと録音してパソコンに取り込んでみんなに送る作業。録音機が死んでいたのでアイホンのボイスメモで録音。簡易なデモはこれでいけるけど、これやと音重ねたりは出来ひんので、ちょっと録音手段を考えないといけない。多重録音出来る機材買おうかな~しかし何を買えばいいのやろう。色々ありすぎてどれが自分に適したものか全くわからない。今はパソコンソフトで全部済ませられるのかもしれへんけど、そうするとまずはパソコンを買い替えないとあかんしな~。あ~お金なんぼあっても足らへんわ。

 

6.20木

4時起きで朝から普通に労働。今日で同僚がひとり退職していった。そう、例の仕事中に夫婦喧嘩とかして泣いちゃう困った新妻ちゃんである。急な退職やったし、正直かける言葉もないな~て感じやので送別会も特に催されず、お別れのプレゼントもなし。最後に「おしあわせに!」と一言ゆって送り出した。まあ、こんなもんやろ。仕事終わり、六本木のギャラリーガレリアってところへ、IKAZUGOKE相方飯田華子さんの個展「飯田華子処女秘宝館」最終日を覗きに行った。ちっちゃなバーのようなところになんとすべて新作という贅沢な展示。飯田さんの絵は段ボールというイメージが強いけど、今回はちゃんと紙に描いてて額装してあった。色んなおとぎ話がモチーフで、しかしだいたい裸で陰部が剥き出しで、「赤ずきん(50才)」「ピーターパン(40才)」など、おとぎ話のその後が描かれていて楽しかった。プレイコーナーがあって、段ボール衣装を着て写真が撮れたり。偶然会場で漫画家の山田参助さんとお会いし、参助さんが描いたちんこの絵などを見せてもらいながらわいわいたのしくおしゃべり。19時閉展で、会場の都合で30分で片づけないといけないというむちゃな時間割だったので、最後までいた参助さんとはっとりさんとわたしと飯田さんでみんなで和気藹々とお片付け。この4人だとふざけっこしながら出来るのできゃっきゃとすごく楽しかった。あ~楽しいな~そういえばこれ4年前のミュージカル二十四の瞳ちゃんのメンバーではないか! と思って、あれから4年か~としみじみ思った。帰りの電車は通勤ラッシュどんかぶりだったので、大量の絵や棒を持っている我ら、だいぶ迷惑だったと思うけどなんとか足立区に帰還。飯田さんと服部さんとわたしで、こたにでひさしぶりに飲んだ。服部さんはたくさん食べるので、飯田さんとふたりじゃ頼めない色んなあれやこれやを片っ端から頼んでもりもり食べた。気の置けない友人と飲むのはたのしい、いい夜だった。

 

6.22金

朝から駒込病院感染症の通院が未だに続いているのである。血液検査してレントゲンして、診察へ。なんやかんやで午前中いっぱいかかった。しかし、検査結果も良好とのことで、感染症通院は今日で終わりでいいでしょうと言ってもらえた! やったー! いや~しかし長かった! 去年の9月に骨折して、一回目の手術が9月、そっからリハビリに通って治ったと思っていた12月にまさかの感染症発覚で緊急手術、12月1月と入院生活。1月に退院したけどそっから半年通院生活でやっと終了。なんやかやで10カ月かかりました。去年は厄年だったはいえ、ほんまに厄どっぷりの1年、しんどかったー。厄年が終わって今のところはおかげさまで平和に暮らせています。厄とか関係ないわって舐めてたけど、めちゃくちゃ関係あったわ! 次の厄年の際はちゃんとお祓いなど行こうかと思います。病院終わって、千駄木駅まで歩き、千駄木から100円の台東区めぐりんバスに乗って浅草へ。ちょっと時間があったので喫茶店トロール、前から行きたかったローヤル珈琲店へ行った。

f:id:warabisco:20190622145351j:plain

ホットサンドにはアスパラ入っててチーズもとろ~でおいしかった。貝殻のお皿のヨーグルトもかわいいし、リンゴジュースもついてきて満足。2時間くらい喫茶店で時間を潰し、その後とある人と落ち会ってデート。その後のことははしょります。

 

6.23土

ゆっくり寝よと思ってたのに朝5時から大家さんちの息子が車をふかしてて(大家さんちの息子はベタな足立区ヤンキー)、我が家は大家さんちのガレージのすぐ隣なのでうるさくて起きてしまった。ベッドで本読んだりしながら二度寝三度寝を楽しむ。図書館から返却催促のメールがきたので窓口に行って延長手続きをしにいき、あとはコンビニ行ったくらいで部屋に籠ってミュージカルの曲作り。3曲作ったけど、使えるかどうかはちょっと何日か寝かせて聞いてみてから。夜はアマゾンプライムで『新ミナミの帝王』を見た。萬田はんは竹内力じゃなくて千原ジュニア。迫力にはかけるけど、これはこれで見やすいしいい。如何にも大阪で作ってるドラマ感が懐かしくって、ついつい見てしまう。トミーズ健ちゃんとかでてくるし。トミーズって東京やと全然みいひんな〜。大阪ローカル番組たまに恋しくなってしまうね。

6.23日
4時起きで朝から普通に労働。行きしな新宿三丁目の駅のエスカレーターを登っていたら知らない男性に声をかけられ、「これから遊ばない?」と言われる。これから仕事なんで…と丁重にお断りしましたが、しかしこんな朝の7時によ!わたし、朝まで遊んでた人に見えたんやろうか。ナンパに遭ったことがほぼないので、しばらく、変わった人やな〜と思ってて、仕事しはじめる頃になってやっと、いや、これナンパやわ!と気がついた。ナンパってやつですよね?見たところ20代のメガネで中肉中背の、ブスでもないけど男前でもない兄ちゃんだった。わたしの方が確実に年上。なんともゆえない気持ちになりながら仕事。特筆すべきことはなし。帰りに紀伊國屋書店に寄って店内徘徊するも何も買わず。帰って夜は昨日に引き続き、アマゾンプライムミナミの帝王を見た。