2.5〜11日記

2.5月
朝から普通に労働。特筆すべきことはない。

2.6火
病院。午前中から検査&診察&お注射。午後からまた別の科の診察。この病院は確かにわたしの病気に特化している病院で、ひとによってはわざわざ地方から出てきてホテル取ってまで通院しているらしい(と、雑談の中から聞こえてきた)から仕方がないのであるが、たとえば午後の診察は13時からで、13時に予約をとっていても、10人ぐらい余裕で待つ。ということは、13時に10人も予約を入れているっていうこと! もちろんいっぺんに診察は出来ないから予約入った順なのか来た順なのかやけど、とりあえず13時に予約でも順番回ってくるのは14時とか14時半とか。だったら14時に予約したら? て話ですが、そうなると15時とかいやどんどん前の人がずれ込んでいくシステムになっているから16時とかになるんですわ。これ、どうにかならんもんかねえ。とかってわたしはこうみえてイラチ気味な人間なので、待つのも待たせるのも基本嫌いな人間。でも仕方がないので病院の日は待っているんやけど、今日はハイパー怖いクランケが来たで! この病院、予約してても、前回予約時に配布される「予約票」なるものを持参して、それを受け付けに渡すシステムなのだけど、なにやらおっさんが「予約票なんか貰ってない!(あんたが捨てただけでしょ、絶対渡されてるはず)だけど予約は入ってんだろ! 文句あるのか!? さっさと通せ!」とキレている。ひええ〜こえ〜と思いつつ、どんなおっさんなのか気になる気になる〜と思ってたら、待合室の丁度わたしの前の椅子に座った。想像通り、ものっそいガタイのいい固太りのスーツのおっさんで、たぶんアチラの稼業の方? にしか見えない。頭はもちろんつるっぱげ。何がびっくりしたって、こんなガタイのいいおっさんでも、わたしとおなじ病気に罹るのか、身体痛い痛い病でヨボヨボになったりするんか!? という衝撃。この病院はわたしの病気に特化した病院なので、全然全く関係ない病気で通院しているということはまずない。いや、ものすごく偏見です。どんな人が罹ってもおかしくはないんだけど、だけど、こんないかつそうなおっさんが〜! 普段はお金取り立ててシノギをしたり、場合によっては人どつきまわしたりしてるんでしょう? そんなおっさんが……。でも確かに、身体痛かったら、喧嘩も出来ひん、商売あがったりですもんなあ。などと、余計なことを考えながら待ち時間を楽しんだ。奇しくも待ち時間用に家から持ってきて読み物が雑誌ナックルズやったもんでさ。色々考えてニヤニヤしてしまった。しかし、そんなことがバレたら、「なに笑ってんだよ!」とか絡まれたらやっかいなのでニヤニヤ我慢が大変でした。その後の診察で、睡眠薬がまた変わった。もう正直どんなけ変えても寝られへんもんは寝られへんねんけどな〜。無事病院を終えて、ものすごい高額医療費を支払い、帰宅。夜はI田さんと、来週のイベント「おとこ教室」の打ち合わせを兼ねて、こたにで飲んだ。実はI田さんがずっと忙しかったからこうやって飲むのひさしぶりで、たのしすぎて結局11時半くらいまで飲んでいた。「おとこ教室」ではなかなかとあるテーマの寸劇をやるんですが、これはもう二度とやることはないであろうレアな内容になっておりますのでぜひお越しくださることをおススメします。

2.7水
朝から普通に労働。眠い。遅番がきてからは(注:わたしは早番)H田くんと赤ちゃんごっこをして遊んで楽しかった。(注:仕事はちゃんとしています。H田くんはふざけるときはふざけるけど仕事は誰よりも出来る25歳の男前、地元では喧嘩とセックスしかしてなかったらしいナイスなガイです)労働後、今日は超楽しみにしていた、W林M保さんとK田R梨さんとI田さんでカラオケ女子会をしようとなっており、区役所通りのパセラへ。わたしはカラオケという場所に来たのもひさしぶりやし、もちろんパセラなんて生まれてはじめてきたのだが、なんか色々すごかった。8階建て?かなんかの建物ごとパセラで、場合によっては結婚式も出来るんだって。すごくない!? あと便所のアメニティがちょっと高いラブホ並みに充実しててびびった。ごはんも飲料もすごい豊富で、ソフトドリンクも色々あって、しかもどれも注文から到着までの時間がめちゃんこ早い! 空芯菜炒めがたいへん美味であった。ごはんもおいしく、はじめてハニトーなるものを見たけれど、あれを完食できる人ってどんな人なんやろう? て思う、食べ方も難しそうだしとにかくデカかった。カラオケはわたしはどちらかというと苦手でなるべく行かないようにしているのだけど、このメンバーだったからか、すごく楽しかった! K田R梨さんはとにかく歌がうまい! AAAとか三浦大知とか歌ってらした。WかMほさんは、新しいのから戦前の歌までなんでもこいで、おまけにタンバリン打つのがめちゃうまかった! I田さんはスナック歌謡で攻めるのかと思えば何故かダパンプとか歌いだして爆笑。わたしも歌ったゼ☆ 華原朋美の「I'm Proud」を歌ったら、何故か爆笑をとってしまい(まじめに歌っただけなんだけど)I田さんが動画を回し始めて、その様子をWかMほさんが写真撮ったりしだして、あれはなんやったのやろう。とはいえ、楽しかった。そして、若林美保さんと倖田李梨さんのユニットLi2MiHOLiCと、我らがIKAZUGOKEで、3月1日に千駄木のBar Issheeというところでツーマンライブをやることが急遽決定した!やったー! 楽しみすぎるー! ということで3月1日、よろしくお願いいたします。ちなみに翌日3月2日は下北沢レテにて、榎本美月ちゃんとのデュオでトイピアノワンマンがありますので、このツーデイズ、どうぞよろしくお願いします。

2.8木
曲をつくるときに使っていたICレコーダーがどうやら潰れてしまった。録音ボタン押したら自動的にブーーーってデカいノイズが乗ってしまって、もうどうにも無理。TASCAMのDR-01という古いけど使いやすいやつを使っていたのだけど、買い替えるにしてもまた同じのがいいんだけど、ちょっと調べたらもしか手もう製造してない? 感じで、中古で買うしかなさげ。それでも9000円くらいする。あー痛い! 誰かくれへんかな〜。夕方から下北へ。スズナリで唐組×乾電池の劇「嗤うカナブン」を観劇。フィルムノワールを演劇にしたようなお芝居で、パリシモキタに生息する元ジャズバンドのメンバーたちがもっとお金になることをしようっと銀行強盗をする話。全員40代〜50代のアブラの乗ったいい男たちが、殆ど舞台美術もない平の状態を、走り回って芝居する、全員がものすごく芝居がうまいからこそ成り立つ劇やった。小粋でおしゃれな劇なんだけど、気取ってなくて愉快でみんな愛嬌たっぷりで、飽きる時間が1秒もない素晴らしい劇だった。4、50代の男しか出てこないというのもよかった。これは完全にわたしの好みの問題やけど。ヒロインが登場しない劇って、珍しいよね? 男芝居っていい。わたし的には唐組の久保井さん、稲荷さん、辻さんが3人揃って見られて、眼福な心地やった。今は紅テントで3人揃うことまずないからね。だけど、また3人揃ったテント芝居を観たいよ〜と思った。終わったあと、久保井さんと稲荷さんと乾電池の伊東潤さんと、あと演劇協会?とかのお偉い方3名がいらっしゃる打ち上げにお邪魔。ふる里という居酒屋さん、下北なのにこういうお店あるんや〜といういい按配の居酒屋だった。みなさん、たいへんアツい演劇の話で盛り上がっていらっしゃった。稲荷さんがわたしのお皿にからあげを取り分けてくださって、とってもやさしかった(泣)なんだかんだで終電間際で帰宅。

2.9金
某企画をこの春に遂行するべく、それの企画案を練り練りして、家で作業。デザインをいつものI川R夫さんにやってもらえないか相談のメールなどをし、あとは原稿を書き書きした。この春(おそらく4月あたり)北村早樹子、活動17年目?くらいにしてはじめての、ちょっとおもしろいものを発売します! 中身はまだ内緒。CDのリリースとかは慣れたけど、他のもののリリースはまるっきり素人なのでどきどき。印刷所のサイトとか見ても入稿とかよくわからず……。しかしR夫さんがいれば大丈夫! 心強い味方!

2.10土
午前中はその某企画の原稿を書いて、しかし行き詰まりだして、だらだら。家で、とくに何も生産的なことをせずにだらだらしていると、暖房代ばかり浪費して、わたしなんのために生きてるんやろう感が溢れる。お風呂にでも入ってしゃきっとしようと思って、風呂釜に湯を溜めてる最中にこたつでうとうとしてしまい、気づいたらお湯がざばざば溢れていた。勿体ない! あ〜何をやってもあかん。勿体ないことばっかりやっているわたし。ピアノの練習だけしてあとはもう一日中、何もしなかったけど本は読んだ。『姦通の罪〜は白秋との情炎を問われて』

姦通の罪―白秋との情炎を問われて

姦通の罪―白秋との情炎を問われて

今の様に不倫が当たり前ではなく、重罪だったころの話で、北原白秋は実は若かりし頃、旦那と子がいる女性、俊子と頻繁に会っており、俊子がついに夫側が離縁を叩きつけてきたといって、それをきっかけに姦通してしまい、それを夫側に訴えられて(とはいえその時点で夫側も愛人とその間の子どもまでいた)色々七転八倒する恋愛のもつれが書かれていた。もっとえげつない本かと思ったら意外と純愛物語調でちょっと肩透かし。時代はちょっと違うけど、大杉栄伊藤野枝辻潤の方がえげつなかったなあ、という感想。江戸時代なんかは姦通罪で死刑とか当たり前だったというし、世の中変わったなあとしみじみ思う。今や浮気とか不倫とか当たり前だしそれによって死刑とかありえないもんね。

2.11日
暇だなあと思っていたらK蔵Y子おねえさんからデートのお誘い。昼から新宿でお茶をごちそうになり、女子トークに花が咲く。K蔵さんは恋の相談相手というかなんかそんな感じ。だけどアドバイスがなかなかキビシー&大胆なので、わたしは気が小さいのでびびりちらす。その後伊勢丹メンズ館のお買い物に付き添った。伊勢丹なんてわたし、K蔵さんとしかちゃんと入ったことがない。しかし、ちょっとかわいい服やな〜とおもたら普通に4万5万で、それでもセール価格やったりするからぶっとぶ。帰りに伊勢丹のデパ地下チョコ売り場にもふたりでちょっと寄った。わたしはあげる相手もいないので、みてるだけだったけど、かわいいチョコがたくさん売っていて目の保養になった。しかしすごい女の人の量で気おされてしまった。バレンタインか〜(遠い目……)あ、14日にはよるのひるねで「おとこ教室」ですからね! バレンタインあんま関係ないけど、他では見られないおもしろいものが見られるはずです☆ ぜひ来てね! 予約はwarabisco15アットyahoo.co.jpでも承れます〜。