4.24〜30日記

4.24月
那覇空港へタクシー&ゆいレールでむかい、いきしなのせかせかがあったのでかなり余裕をみて搭乗手続きしよとおもったら人件費削除なのか寸前まで機械ピッピの窓口すら開かず、結局待つ羽目に。しかしこのわれらが乗るピーチもふくめたLCCというのは相当扱いが低いらしく、ターミナルから全然違う、天井高い倉庫みたいな場所に連れていかれ、お土産屋さんも激しょぼい。でもなんか、こういう方が落ち着くね、と飯田さんが言って、確かになあと思った、我らの身分にはちょうどよいし、楽ちんが一番や。時間になって手続きも無事終わり、飛行機に乗る。お空の上でもLCCは相当身分が低い模様で、離陸も着陸も後回し。だから行きしなもすごい遅れたんでありましょう、なんか安い理由がわかってきた。なんとか大阪に到着し、関空から南海電車でぴゅーと西成。西成の景色をみると一気に落ち着いた。いつものドヤに荷物を掘りこんで、わたしはパンツが足りなくなっていたので早速コインランドリーへ。洗えるの待ってたら「営業時間8時までやで〜」と経営者くさいおばちゃんがやってきて、時間は7時50分頃。わたしの洗濯はそろそろ終わりかけてたけど、今正に洗い始めようとするおっさんがいて、洗濯はだいたい40分かかるからもはやアウトなんやけど「スイッチ入れてもうたらこっちのもんや!」と強気のおっさん。ちょっとした小競り合いが見れておもしろかった。部屋に戻って洗濯干して、いや〜とりあえずお疲れ様って飯田さんと西成へ繰り出す。難波屋へ行こうかと思ったけど、旅疲れもあって立ち飲みより座りたいねってなって、我らが西成滞在中よくいく安い中華屋へ。沖縄でのたのしかったことと、落ち込んだことを織り交ぜながら話し、その後夜は明日のライブ会場釜晴れでPAさんと打ち合わせ。前日に機材入れてある程度セットを作る場所はじめてやけど、その方が安心でもあるね。たまたまアンチェイン梶さんがいてらっしゃって感激。映画の感想を伝えたりしばしおしゃべりして、ドヤに帰ってもうちょい飯田さんとふたりで飲んで、1時過ぎに部屋に戻って寝た。

4.25火
朝から某日本でいちばんかっこいい劇団K組さまのテント建てを見学させていただきに、南天満公園へ行く。去年もたまたまツアー中に大阪のテント建て日とかぶって見せていただいたのやけど、やはしあのテント建てはお金とってもいいぐらいおもしろい見世物。杭を地面にがしがし打っていく様子とか、土方好きのわたしとしてはうひゃ〜て感じで、これまた杭を打つのが超絶うまい方がいて、その動きのしなやかさに感動した。いや、でもいちばんの感動はあの、空にポールを突き上げる儀式でしょう。そーれ、よいしょ〜、の掛け声とともに空に、天に、棒を突き上げてる、そして風に紅がはためく、美しい!! ぶらんこに座ってじっくり鑑賞させていただいた。沖縄のおみやげをK井さんにお渡しして、昼すぎにお暇。飯田さんと天神橋筋商店街でかすうどんを食べる。かすって、東京でいうと天かすなんやけど、大阪でのかすって、牛さんの腸のどこかしらの部位で、独特のくさみがたまらん味でおいしいのであーる。かすの出汁がしっかりしみた汁をほぼ全飲みして満腹。飯田さんと西成に帰り、準備をして、今日は我らは西成の釜晴れでライブ。お客さんくるかな〜と心配してたのやけど、企画してくれた店主早苗さんがたくさん声かけてくださってたのか、対バン桜川春子さんのファンも多かったのか、店から溢れそうなぐらいの超満員で感激! 墓場プロのAさんまで来てくださってうれしかった。美容師のY子さんもいらしてくださって、ずっとお名前は知っててニアミスしてるけどおしゃべりしたことなかったから、お会いできてうれしかった。早速西成近辺のいい喫茶店情報を聞いてメモる。他にもいっぱいいっぱーいのみなさんがきてくださって、本も買ってくださって本当に感激やった。打ち上げも、早苗さんがまかないごはんをたくさん出してくださって、おなかいっぱいすぎて全部は食べられなかったのが残念やけどほんとにおいしかった。みんなでわいわい食べるごはんはたのしくておいしい。春子さんもめちゃんこおもしろいかっこいいおねえさんやった。名残おしかったけどわたしたちは11時半くらいにお暇して、終電で味園へ繰り出す。まずは今日見に来てくれた銭ゲバのムヤニーさんにお礼がてら飲みに行く。偶然隣にアンダーヘアーズの宮城さんがいらして、わたしたちIKAZUGOKEはいつかアンダーヘアーズと対バンしたいと夢見ていることを伝えた。IKAZUGOKE vs UNDERHAIRS、良いと思いませんかね!? 誰か企画してください。その後、マンティコアへ行って、リシュウさんが豆から挽いたコーヒーを淹れてくれておいしく飲む。飯田さんは朝摘みミントのモヒートを頼んでて、このミントはリシュウさんが家で育ててるやつらしく、おいしそうやったので一枚もらって食べたら目が覚めるおいしさやった。3時半くらいに店を出て、お決まりの、タクシーでドヤにVIPに乗り付けて帰宅。

4.26水
昼間に飯田さんのドヤの部屋で昨日の精算をしたり、練習をしたりて、一旦自分の部屋に帰って準備して出ようとしたその瞬間、ドアに自分で顔面ぶつけて、メガネの柄が完璧に折れた。接続部分の柄が割れてるので、これはもうお陀仏。がーん。しかしわたしは度付きのグラサンを持ってたので、そちらをかけて出発。今日は雨。サングラスなんてなんの意味もない。ゲーノー人気取りでもオシャレをはき違えてるわけでもなくて、わたしはただ、視力の問題でしゃあなしでサングラスになってるだけなのやけど、これは笑われても仕方ないよねっていう見てくれになってしまった。ライブも全編、グラサンでやる羽目に。暗さにはすぐ慣れたからよかったけど、弾き語りでピアノに座ってるとなんかサムラゴーチとか彷彿するうさん臭さが出てて、それはそれでおもしろかったかな? そんなことはさておき、対バンのカニコーセンさんが最高にすばらしく、今日はすごくいい企画やったと思います。カニさんとわたしたち、別に示し合わしてないのに、曲もしゃべりも近いことゆってて、爆笑しつつ膝を打ちまくり。「夜の相手をさせられる〜」の曲が忘れられない。カニさんは物販も豊富で、売りダイアリーというのをやってて、わたしもともとカニさんのブログのファンやったので購入! CDも購入。わたし対バンさんの物販ほしくなるってほぼないのに、カニさんは心の底から欲しくなっちゃった。他にもアオツキ書房はすばらしい取り揃えの古本屋さんやから、吟味して4冊購入。ツアー中は荷物重くなるのがいややから自粛してるんやけど、散財してしまった。西成に帰り、飯田さんといつもの中華屋でごはん&ちょっと反省会。しようとおもったら、まだラーメン食べてる途中やのに「わたし、今日もう、仕事、おわり、ね!」とカタコトで強引にお支払いさせられて店を出る。ラーメンまだ残ってたのに。でも、なんか不思議と腹も立たない。大人しくドヤに帰って広島の準備して寝た。

4,27木
朝7時半に環状線に乗って大阪駅から広島行きバスに乗る。このバスがすごい空いてて、一人で二席使えて快適で、わたしはパソコンだしてメルマガの原稿に励んだ。5000字くらい書けてはかどったけど、まだまだ半分も書けておらない。ツアー中に原稿書くのは結構しんどいミッションやけど、やると決めたからにはやらないと気持ち的に嫌な質なのでがんばる。広島駅について、適当なお好み焼きやさんに入り、飯田さんとお好み食べた。広島のはデフォルトで焼きそばが入ってるから結構なボリュームやったけど、おいしくて全部食べれた。満腹で珈琲館へ入り、ちょっとまじめにチラシのミーティングなどをして、広電でヲルガン座へ。イズミさんとも再会。ヲルガン座、かわいい鳥が更に増えまくってて、フクロウだけじゃなく巨大な猛禽類がピアノの上にいて興奮した。どこもかしこも隅々までかわいくていいお店。リハを終えて、本番まで時間あったので、前にも行った喫茶中村屋に行く。ここもイズミさんが教えてくれたのやけど、すごく雰囲気のいい古臭いけど味わい深い喫茶店。飯田さんも気に入ってくれてよかった。本番ちょい前にヲルガン座に戻り、準備。イズミさんは司会として我らをおもしろく紹介したり、転換の間もいちいち衣装替えして現れて、でもイズミさんはただヘンテコな恰好で目をひこうと出てきてるわけではなく、PA業務もしていらっしゃるので、転換の機材を動かしたりするのを、ちょっとでもたのしくおもしろく見せるために、ああやってパフォーマンスぽくしてはるんやと気づく。イズミさん、ほんとにかっこいい。お客さんも盛況で。ライブもかつてない盛り上がりで、曲やMCにがんがん突っ込みいれてくれる人とかいて、町屋のもんじゃ屋や西成の立ち飲み屋を超える突っ込み量、広島ってそういう感じなのか〜と衝撃やったけど、すごく盛り上がってたのしかった。物販もものすごく買ってくださってほんとに感謝しかないです! みなさまありがとうございました。打ち上げと称し、これまたおいしいごはんをたくさん出してくださって、腹パン状態。1時くらいにお開きになって、今日は我らはイズミさんちに泊めていただくことになっており、車でイズミさんちへ。おうちは、ヲルガン座とはまた違う毛色の、無駄なものがないオトナな素敵なおうち。出てくる食器も全部素敵で、飯田さんは焼酎、イズミさんはおビール、わたしにはルイボスティを淹れてくださって、二次会スタート。わりと女子会的な内容のおはなしもしたり、それから音楽活動をする上での色々不随する悩みなんかを聞いてもらったりして、そしたらすごい的確な返答をくれたりして、イズミさん、ほんとうにかっこいいおねえさん! と心の底からリスペクトした。4時くらいになって、じゃんけんで順番にお風呂に入って寝た。

4.28金
朝7時には目が覚めてしまったので一人早々と帰り支度をしてたら、イズミさんも起きてきて、すごーく自然に朝ごはんを作ってくれた。まだあんまりおなかすいてないですていうたら、コーヒーとヨーグルト(上等のジャムと蜂蜜入り)をささっと出してくれて、それから知らん間にわたしたちがバスで食べるおにぎりまで作ってくれていて、もう本当に、「おかあさん泣!」て思うくらい至れり尽くせりで感激。車で広島駅まで送ってくださって、とても助かった。何から何まで面倒見てくださる、本当にかっこいい頼れるおねえさんだし、ヲルガン座のお客さんはイズミさんの人望人徳あってこそやったのやろうとしみじみ思った。魅力的な人には人がちゃんとつくものですね。そんなことを考えつつバス。さすがに疲れて、最初すぐ寝た。で、起きたらサービスエリアやったので、走っておしっこしにいったら、どうやらもう時間がぎりぎりやったらしく、変なタイミングで外に飛び出していったわたしを運転手がびっくりして、飯田さんに「お連れ様どうされたんでしょう?」と聞いていたらしい。全然知らなかった。ちょっとまだ薬(ちゃんと処方されてる睡眠薬ですが)が残っててラリってたのかもしれません。その後は眠らず、またメルマガの原稿に励み大阪に到着。西成のドヤに帰って荷物置いて、夕方難波屋に明日のご挨拶がてら飲みに行く。そしたら可愛い名物おっちゃんのひろちゃんというのがちょうど来て、そのひろちゃんのキャラクターが本当に最高にかわいくて、これはなにかしらの原稿にしたいのでここでは書きません! わたしはメルマガの原稿を仕上げないといけないというミッションがあるので今日は早めにドヤに帰り、しこしこ夜なべして書いた。なんやかやで1万字超える長文になってしまった。

4.29土 
今日は昼ライブなので午前中から準備して難波屋へ。実はこのツアー、気持ちは元気やし健やかなつもりなのやけど、日に日にわたし声が出なくなっていて、風邪とかではないのやけど、たぶん疲労が喉に来ているのやろうと思われる。なのでもう3日前から飯田さんに毎日チョコラBBを飲むように言われていて、ちゃんと守って毎日飲んでいる。でも声はどんどん掠れていく。。。元気なつもりなのにね、そんなにオイタしてあそびほうけてるわけでもないのに。リハをやったらかすかすで自分で引いた。体調を整えるのも芸のうちなので反省したいけど、でもどうやって整えたらいいんか皆目わからない! このツアー中、ものすごくちゃんとごはんを食べている&おかしは食べてないし、BBも飲んでる。なのになぜ? 眠れないせい? それはもう、だって眠れないからどうしょうもないでしょう。と開き直ってライブ本番、なんやかや一応ごまかせるくらいの声は出た、出てたでしょうか?集客心配していたのやけど、先日釜晴れに来てくれた方がまたもやきてくださってたり客席埋まってて、ありがたいことに結構投げ銭もたんまりいただいてしまいました。本当にありがとうございました。本もたくさん売れて、もうツアーに持ってきてる手売り分がわずか! 明日足りるかな? いや〜ありがたい、ありがとうございました。そんなこんなで、終わって片づけてちょっと乾杯して、わたしはドヤに荷物をほり投げて、南森町南天満公園へ。そう! 今の夜は唐組さまの大阪公演「ビンローの封印」を見に行くのであーる! 受付して、しばらく時間があったので天神橋筋を流して、よさげな喫茶店に入ろうと思ったらもう閉店ですといわれて玉砕、結局ドトールへ入って飯田さんを待つ。18時すぎに飯田さんが来て、いざ紅テントへ! 道中、カニコーセンご夫婦とばったりお会いする。近くで今日ライブなそう。ご夫婦でやるバージョンのライブも見たいなあ〜なんていいつつ、今日は我らは唐組! 川沿いの公園、ブランコの横にそびえる紅テントはもうすでにかっこよくて興奮が高まる。時間になって入場。下手はしっこの2列目が空いてたのでそこで見た。わたしはまだ、唐組と出会ってからまだ2年で、「透明人間」「鯨リチャード」「秘密の花園」「夜壺」の4つしか見てない初心者ですが、もちろんどの作品も本当に心の底から大好きで「秘密の花園」は特に好きで狂ったように何回も見に行ったりしてましたが、今回の「ビンローの封印」もまた、秘密の花園とは違う方向性やけどめちゃめちゃ大好きな作品やと思った! 今回はわかりやすいヒロイン・ヒーローもんではなくって、ものすごく色んなキャラクターが四方八方で暴れまわるおもしろ劇で、最初はかっ飛ばした差し込み名台詞たちと秀逸なギャグのオンパレードに笑わされまくっていたけれど、話が進むにつれて、これはすごく昨今の日本情勢にもフィットしたむつかしい社会問題、尖閣諸島問題をものすごい反映している、社会劇なことがわかってきて、でも後半は、海賊として悪事に手を染めながら時には男のふりをして生きてきた女の背負っている業の切なさに泣けてきた。赤松さんが本当にかっこよくて、それでいて美しくて、女やけど惚れてしまった。感情を殺しながら海賊としてスパイとして冷徹に生きてこなければいけなかった女が、そっと自分の実情を話し出したあたりからもうずっと目がうるうるになってしまった。わたしは過去の25年前の「ビンローの封印」なんて当然見ていないから知らんけど、ほんまにこの役は赤松さんのためにあるような気がしちゃった。それくらい素敵やった。でもほかのキャラクターもみんな愉快でバカで間抜けででもそれぞれに切なさを背負っていて、こんなけの人物のそれぞれの魅力を書き分ける唐十郎さんってすごいんやな〜とか今更思ったりした。そしてこんなけのヘンテコキャラクターを野放しにしてたらほんまにただのしっちゃかめっちゃかになるであろうところを、すごく丁寧に観客にわかるように演出しはる、久保井さんはやっぱりすごい! でも今回は演出だけじゃなく役者さんとしても大活躍してらしたので、俳優としての久保井さんもとってもかっこよかった。あとドス役の全原さんという客演の方もおもしろくてかっこよかった。身体の大きさやら声・形、全部かっこよかった。ヤクザ映画とかに出てほしいと思った。いや、すでにそのポテンシャルあられると思った。興奮さめやらぬ感じでしばし飯田さんと公園でしゃべって、天満橋の駅まで歩き、久保井さんに宿舎のお寺での打ち上げに誘っていただいたので、わたしだけよろこび勇んでお邪魔してしまった。ほんまにお寺の大きな観音様の前のお膳に、料理やお酒が並んでて、ボスの久保井さんがいて、周りにみんながいて、なんかほんとに‛組’感が顕著で、わたしは男の極道的な世界への憧れもある人間なので、ちょっとそういうのと重ねて、色々密やかに興奮。(注:唐組はけっしてヤクザ組織ではなりません、純然たる劇団です)いい話をたくさんお聞き出来て、とても勉強になったし、純粋に楽しかった。全原さんにドス役が超ぴったりやったこと、ミナミの帝王仁義なき戦いを彷彿する感じをお伝えしたら、やはしその辺の任侠もんを参考に演じてらしたそうで、ときどき大阪弁で凄んだり広島弁で凄んだりするのもそのせいみたいやった。そしてテント建ての日に杭を打つのがハイパーお上手やった旨をお伝えしたら、ご実家が土臭い仕事人の家庭やって昔からガンガンハンマー振り回して(注:喧嘩ではなく)いらっしゃったそうで、どうりで〜と思った。たのしい打ち上げも1時半頃に終了し、わたしは西成へ帰宅。四天王寺前夕日丘から西成は歩けない距離ではないけど、危ないからタクシー乗るようにと言われたので、タクシー拾おうと頑張って手あげてるのに、必死で車道に出て手あげてるのに、本当に見事に一台も止まってくれず。結局徒歩で西成まで帰ったけど、四天王寺さんから真夜中の天王寺動物園のスメルを嗅ぎ嗅ぎ、ジャンジャン横丁を抜けて歩くのはプチセンチメンタルジャーニーが出来てたのしかった。途中、明らかにシャブ中ぽいおっちゃんに話しかけられたけど、日本語わからんふりして無視した。ついでやからスパーワールドの階段を上って首吊り廃墟の方眺めたりして、なかなかいい散歩でした。しかしなぜわたしにはタクシーは止まってくださらないのやろうか。ちっちゃすぎて見えてないのやろうか? それとも、明らかに貧乏そうやから乗せたくないんでしょうか。悲しい。

4.30日
今回の、長かった「裸の村」刊行記念ツアーももう今日でおしまい。出し物の相談や、昨日のお金の精算などがあったので、早めに飯田さんの部屋へいく。それから準備していざ心斎橋。わたしがよくいってた14年前とは変わりすぎててなにがどこにあるか全然わからんかった。今日の会場は普段緊縛ショーとかしてるバーらしくって、縄がずらーっとステージ横にあってオオ―と思った。今日は花びら2回転の2ステージでそれぞれ違う出し物を組んだので全部はリハできず。でもこれだけ毎日ライブしてたら、呼吸もあってきて、なんか一人がミスったときに一人がかばったりなんかも、ちょっと出来るようになってきたよな気がする。おかげさまで「裸の村」は持って行った手売り分は完売で足りなくなっちゃうくらいで、感激でした。お越しくださったみなさん本当にありがとうございました。色々あったツアーでした。総じてすごく楽しくて実のあるツアーやったけど、実はまあまあ満身創痍かもしれない。わたし、声かすかすやし、メガネ折れてガムテープ補強のままやし、おまけに今日さっきお風呂でおもくそすべって転んで左足捻挫したかもしれまんせん(←これは旅関係なくわたしがどんくさいだけか)飯田さんも今日はリハから鼻血が出て、1ステージ終わりにもまた鼻血が出てたし、ちょっと10日間の旅路はなかなか過酷やったかもしれません。でもこれ、ほんまに相方が飯田さんやったから出来たんやなあと思った。わたしたちは基本単体動物なので、あんまりべったりはしませんで、一緒にも過ごすけど、個人個人別個の時間も自然とできて、それがすごい暮らしやすかったです。各地お越しくださった全みなさま、お世話してくださったみなさま、本当にありがとうございました。キネマトスの帰り、残りの物販を送るための荷物をいれる段ボールを探して歩いてたら、夜の心斎橋筋、閉店後のお店にはたくさん段ボールが落ちてて、物色して歩く我らはかなり変質者やったでしょう。おまけにたまたまわたしがちょうどよい大きさとチョイスした段ボール、電車の中で生理用品の段ボールやったことに気が付き、堂々とスリムガードの段ボールを抱えて大荷物で歩く我ら、なかなかひどい見てくれやったことでしょう。ふたりとも疲れ切ってるので、ドヤに帰ってちょっとだけ乾杯してコンビニおでん食べて寝た。