4.18〜24日記

4.18月
普通に労働。特筆すべきことはなし。H澤氏と連絡がつかない。また失踪した疑惑。

4.19火
普通に労働。後、榎本さんとツアー用のスタジオリハ。小道具なども持ってって、通しでやってみる。なかなかおもしろい感じではなかろうか! 

4.20水
明日からはもうツアーなのに、H澤氏とまだ連絡がつかない。業務連絡を何件も何通もメールしても全無視。電話もでんわ。なんかでも、正直別にもうそんなに怒る気にもなっていない。はいはいまたやね。また都合わるくなったから逃げはるのね、隠れはるのね、て感じ。でもツイッターで「H澤氏と音信不通です、見かけた方いたらご一報ください」てつぶやいたら、瞬速でで出てきた。なんやねん! ツイッターだけは見てるんかい! 家で明日からのツアーの準備。今回5泊6日というわたしにとっては初の長旅、ライブツアーも滅多に出かけませんがわたしはプライベートでも旅行なんてほぼ行かないので、どんな準備をしたらいいか検討がつかない。しかし、今回はすさまじい量の物販をひとりで持って行かないとあかんので、必然的に自分の持ち物はがんがん削られ、もうたぶん殆ど毎日おんなじ服着てると思うけど、ゆるしてね☆ でもおパンツはちゃんと毎日履き替えてます♡ しかし実は昨日からまたして持病の悪化で右手がめっちゃ痛くて、手首に変な突起物が出来て、明らかに骨的な大きさ&硬さで、もしかしたらついに骨の変形というところまで来てるのかもしれん、鉛筆もてないしおはしも持てないからとてもじゃないけどピアノが弾けなくて、だから練習が全然出来ない。どうしよう。今回のツアー、22日と23日榎本さんがいるのでわたしは殆どピアノ弾かなくてオッケーやけど、初日21日は弾き語りメインのワンマン、ということになってて榎本さんいないので、なんとしてもピアノを弾かねばならんのである。利き手が痛いから色々準備も捗らず、いちいち時間かかるし苛々。でもなんか夕方くらいにはちょっと痛いのもましになってきたので、ちょっと練習出来ました。ただ、明日からのツアー、こんな利き腕では、この大量の大荷物をひとりで全部かついで移動できるのか問題! トランク(物販ぎっしりで激重)、トート(服やら靴やら小道具やら日常品)、リュック(パソコン入り)を全部かついで、おまけに明日は大雨という予報。ああ、どうか無事に移動できますように。。。

4.21木
やはりお手手が激痛。。。どうしよーでも、行くしかない! やるしかない! と思うとなんとかなるもので、トランクはだいたい蹴りながらドリブル状態で歩行。幸い東京では雨降ってなかった。ぷらっとこだまに乗って、わくわく旅のはじまり。ビスコをむしゃりながら栗原康「村に火をつけ、白痴になれ〜伊藤野枝伝」を読みながら名古屋に到着。大雨。そこからJRで高蔵寺というところまで行き、駅から会場のCAFE花音さんまでの道中がいちばん過酷であった。。。もう荷物もわたしもびしょ濡れ、仕方ない、だってわたしはカタワだし! でもなんとか会場についたら、すごくいい感じの気取らない喫茶店という感じのお店。生ピアノも良い感じ。花音さんは上の階がゲストハウスになっていて、ここひとりで泊っていいんですか!?てくらいの、ひと世帯暮らせる大きさの、ホテルていうか家を案内してくださる。感動。リハをやりつつ、店主の元橋さんとおしゃべりしてたら、なんと高槻出身の人やって、おなじ北摂出身者として急に気持ちがほぐれた。ゆわれてみれば、この春日井という町はちょっと千里中央っぽい。昨日M本K吉さんとメールしてて、春日井はかのカンパニー松尾さまを産んだ町よ、と教わっていたので、なんかそういうのもちょっと思いだして勝手にニヤニヤ。しかしこの雨模様だし、名古屋という都心部からはちょっと離れてるので、誰も来なかったらどうしようとおもってたけど、こじんまりとだけどお客さん来てくださって、しかもわたしの芸風に理解あるお客さんばかりだったのでやりやすかった。しかし2歳と1歳のお子さまがいてて、わたしみたいなんを見たら教育上最悪なんではないかと心配やったけど、このお子さまが絶妙のタイミングで泣いたり泣き止んだりしてくれて、「蜜のあはれ」の間奏ね、あれ、映画「へばの」のエンディングで流れるとき、あの間奏で赤ちゃんがものすごい悲鳴をあげるのやけど、本当にその部分でお子さんが泣いてくれて、まことにグッジョブやった。そしてわたしはこの日、先日タブレット純さんとデュエットしてすっかりたのしくなっちゃて気に入ったマヒナの「北上夜曲」と「泣かないで」をひとりで歌っちゃったのやけど、お子さん、泣かないで〜って部分になるとしゅっと泣き止むのである。すごいね、わかってるなあ、いやわかってないのかもやけど。わたしは基本的に子どもが苦手で、というか子どもに壊滅的に好かれない。2年くらい前、ひとりで井之頭線に乗ってて、電車の扉が開いたらパパとママと5歳くらいの男の子が乗ってきたのやけど、それまでは笑ってた男の子が、わたしの顔を見るや、「パパ〜こわい〜」とわたしを指さして大泣きしだし、きっとピュアな子どもにわたしの腐りきった人間性とかが全部バレバレで、即座に感じ取って泣きわめいていたのであろう。そんなことがあったのでわたしは対子どもスキルが本当になくって、この日も不安やったのやが、意外といけた! マスターの1歳の子Rちゃんに至っては、ビスコで餌付けすることにも成功。1歳児にビスコを上げてて、やっぱりビスコはこれくらいの子ども食べ物なんやなあと思った。わたしみたいの三十路のおばちゃんがむしゃむしゃ食べてるのはちょっとグロテスクよね。でも食べるけど。そんなこんなでライブ後は物販会をしたり、マスターご家族と一緒に晩ご飯をいただいたりしながらたのしく過ごし、夜は超ひろいゲストハウスにひとりで宿泊。疲れてるはずやのに脳みそ興奮状態が冷えず、おくすり2倍量投入しても全然眠気がこなくて朝。

4.22金
あんまり眠れないまま朝、花音は喫茶店なので、モーニングをごちそうしてくださる。これがまたハイパーボリューミーな特別仕立てのモーニングをこしらえてくださり、朝から腹パン。ありがたや〜。ごはん食べたあと、また部屋に帰ってきて、大きなダイニングテーブルで持ってきたパソコン開けてちょっと宿題。昼過ぎに高蔵寺を出て、名古屋駅に榎本さんをお迎えに行き、荷物がすごいのでタクシーでホテルへ。ホテルに荷物おいてから、近くの100均にちょっと買い物に行く。わたしは今回のアルバムのレコ発は、今までの芸風を逸脱してグラサンでバット振り回して歌う、ていうのがなんか演出的な主題になってるのやけども、あのバット、さすがに東京から持って来れなくて、荷物多すぎるので、なので、現地調達しようと試みて100均を探したのやけど、この100均すごいしょぼくてバットなんて売ってなかった。がびーん。時間もないから何か小道具を買わなきゃとおもい、何をおもったかわたしが手に取ったものそれは、トイレの下水スッポン! これを振り回したろとおもってね。ホテルに帰って再び物販大荷物トランクを引きずり会場へ。ハポン、駅から意外と遠くてちょっと迷った。順調にリハして、空き時間、喫茶新潟に榎本さんを連れてゆく。名古屋にあるのに、店名が新潟! しかも入口の右半分はタバコ屋さんになってて、昔のガラスケースにタバコたちが並べられて可愛い。数年前、ここでM本K吉さんに、東京なんかでは絶対話せないような秘密の相談をしたのやった。なつかしみつつコーヒー飲んで、開場寸前に戻る。今日はその他の短編ズさんとWレコ発なので、我らは先攻。トイレの下水すっぽんを振り回しながら歌うという謎のライブをして、途中弾き語りもちょっとしたけどハポンのピアノはすごい独特の。ちょっとチェンバロみたいな音がして、響きも小さめの教会って感じやったので「卵のエチュード」がすごくばっちりはまって気持ちよかった。アンコールが出たけどその時はわたしはもう半分着替えてたので、急いで降りて、チェンバロ版お葬式を弾き語りでやっておしまい。サポート榎本さんとタクシーで大須に出て、なんかおいしいもん食べようぜっとなったけど全然もうどこもしまってたので、諦めてホテルの方まで20分ぐらい歩いて帰り、ホテルの近所の焼き鳥屋さんでごはん食べてホテルへ帰宅。このホテルちょっと変わっててシャンプーバーなるところがフロントにあって、検尿カップみたいなやつに好きなだけ色んな種類の色んな匂いのシャンプーリンスをとれて、榎本さんときゃっきゃと選らんで持って部屋へ。なんか疲れてるはずやのにやっぱりあんまり寝れず。

4.23土
榎本さんが「名古屋のパルコで、キモい展ていう虫とか爬虫類とかの展覧会やってるので行きたいんです」とゆってて、話聞いてたらすごく面白そうだったので行くことに。パルコまで20分くらい歩いて到着。キモい展、すばらしかった。しょっぱなからイモムシがぎっしり水槽いっぱいに犇めいててテンションあがる。その他にも、色んな、世間一般では気色悪いものとされている虫やら爬虫類がたくさんいて、クライマックスの目玉はゴキブリタワー!わたしの身長より高い木にぎっしりのゴキブリがたぶん300匹ぐらい。興奮した〜。観終わってふたりでガシャポンに並び、わたしは真っ赤なウインナ―のような形状のグソク虫すとらっぷをゲット! その後榎本さんとひつまぶしを食べにって、ホテルに荷物を取りに帰り、ぷらっとこだまで京都へ。今日は朝から遊んでしまったけど、実は今日もライブなんである。京都駅についたら、グルーヴあんちゃんという方が迎えに来てくれていて、タクシーでホテルへ。そして到着したホテルが衝撃的やった! ここはお風呂トイレは共同なのやけど、チェックインのときに、「お風呂は22時半まで、電気代かかってしゃあないからボイラー切らなあかんあから」と言われ、しかしライブの日に22時半までに帰ってくるというのは結構きついはなし。そして我らの部屋は5階、しかしこのホテルはエレベーターがない。激重の荷物を死にそうになりながら階段5階まで登って部屋へ。部屋自体は結構広くて、ベッドふたつと奥の畳のとこにも蒲団敷いたらたぶん5人くらい泊れる、そんな部屋にひとりで泊る感じ。共同のトイレに行ってみると、ここでまた衝撃的な物を目撃した。このホテル、部屋に冷蔵庫はなくて、ひとつの階に一個だけ共同冷蔵庫があるのやけど、それがトイレにあって、しかも横にマジックが置いてあり、達筆で「自分のものには名前を書いて自己管理でお願いします」的なことが書いてある。す、すごいシステムのホテルである!愉快! 準備してライブの会場へ。SOLE CAFE、普通の可愛いカフェなんやけど、PA機器などはちゃんとしてて、モニターもあって、ライブはやりやすかった。楽屋もないので、普通にテーブルの一角に座ってお客さんたちを迎えてる感じやったけどそれも別に嫌じゃない感じ。この日はワンマンやったので、デュオで8曲と、弾き語りのソロでも結構、10曲ぐらいやったかな〜。みんな静かに聞いてくれて、気持ちよく演奏終了。はじめましての方が殆どやったけど、物販もたくさん買ってくださってこのツアーでいちばんの売り上げ、名古屋からわざわざ来てくださる方までいたりして、色々感激の日やった。終わって向かいのラーメン屋で、榎本さんとあんちゃんさんとラーメン食べて、ボイラー切られる前にホテルへ戻る。入口でじじいが寝てて、たぶん我らの帰りを待っていたくさい。そして、この5階建てのホテル、宿泊客が我ら以外に果たしているのかどうか?! という感じ。わたしは疲れてるのでお風呂は明日の朝シャワーだけ使わしてもらうことにして辞退して、おやすみなさい、の前にコンビニへ。このホテル12時以降は出入り禁止になるので、外に出られるのも12時までなんである。ローソンでコーヒーとか買って帰る。わたし、眠れぬ夜に1回は外に出てコンビニとか徘徊しちゃう癖があって、実は昨日も3時くらいに名古屋のコンビニを徘徊したのやけど、今日はそれが出来ないのが心配。。。でも、しゃあない。ホテルに帰って、お客さんからもらった高級わらび餅にしっかりマッキーで名前を書いて、共同冷蔵庫に入れて寝た。

4.24日
9時半にわたしの方の部屋に榎本さんに来てもらって、昨日のわらびもちを一緒に食べた。すごいむっちりしてておいしかった。二人で今日はどこにいこうかとアイホンで調べる。ふたりとも趣味がちょっとアレなので、「すごい、京都最大の心霊スポットミゾロガ池とかどう?」とか「悪縁切り神社どう?」とか「たぬきの人形が1500体あるお寺やって、ここすごくない?」とかそんな感じで盛り上がってしかし行き先は決まらず。10時にロビーに降りて、しばらくしたらグルーヴあんちゃんが迎えに来てくれて、そこから何故か金閣寺へ行くことに。ふたりともローテンションで外人にまみれながら順路を歩き、金ぴかの寺を見たところでふーんて感じやったのやけど、池の鯉を眺めてたら、隣の外人が禁止のはずのパンを投げて、そしたらものすごい勢いで鯉たちのパン食い戦争がはじまって、わたしたちもいちばん盛り上がった。やはり平和な光景より戦争が好きなのかもしれない。その後、豆腐屋さんへ行って3人でおランチして、2時半くらいに京都駅へ。榎本さんとはここでお別れ、楽しい旅でした、ありがとう、お気をつけて、と見送って、わたしは西宮のMちゃんちへ。梅田で乗り換えのとき、迷子になって阪急まで30分かかった。駅にMちゃんが来てくれてて、家へ荷物置いてから、近所の公園へペンキ塗りにいく。Mちゃんは5月にお店屋さんをオープンするので、その部屋の棚を作ったりしているのである。昼間から、パンジーが可愛く咲いてる公園で、ビール飲みながらペンキ塗ってるMちゃんはなかなか風流やった。そこから駅の反対のnitteというお店につれてってもらい、ここは大学時代の後輩のKちゃんが働いてる雑貨屋さんで、偶然にもMちゃんは西宮でKちゃんと知り合い、それがわたしの後輩やったと発覚、みたいな感じで、わたしはKちゃんとは10年ぶりとかに会ったんやけど、当時から可愛い子やったけど、変わらず可愛いかった。その店の店主の娘さんが、わたしのマイハッピーお葬式を歌ってくれてるとのことで、降りてきてくれて、10歳の健康そうな少女やって感激やった。10歳やけどもう既に身長負けそうな感じやった。しばらくお店でおしゃべりしてたら、Iちゃんが来て、そこからMちゃんIちゃんでおそばやさんへ行ってごはん食べてから帰宅。明日のライブの打ち合わせをしながらまさかの方向性に決まり、明日、わたしはまたもや新たなる挑戦をすることになった! ちょっとみんなびっくりするぜよ! 成功したら! そのためには相当練習しなきゃよ〜! ということで超盛り上がって夜中に練習したけど結局わたしの英語の発音がひどすぎて、やはり一夜漬けは無理との判断が下りぽしゃりました。ので、わたしはわりと普通に歌います。が、わらびすこ舎の舎長(わたし)×副舎長(mumu funaki)で一緒に並んでなんかやるのは1年に1回ぐらいやのでレアです。25日月曜日、大阪本町シェドゥーヴルというお店で、チャージフリーの投げ銭流しのカラオケライブをします。ぜひきて! 20時からです!