2.26〜3.4日記

2.26月
練習二本立てデー。午前中から飯田さんが来て、3.1のライブの練習をする。大きな声でラップを歌って踊ったり、下品な罵り合いをしたり。わたしたち的にはいつものことなのだけど、隣人&上階の人にとってはたまったもんやないことでしょう。でも今後もやるけど。15時からは榎本さんがやってきて、今度は3.2のトイピアノワンマンの練習。トイピアノカシオトーン、リコーダー、ハーモニカ、鉄琴などで合奏しながら歌う歌う歌う。午前中とのあまりの内容の違いに、わたし自身もちょっと脳みそついていかないけど、隣人&上階の人はもっとついていけてないことであろう。我が家は木造アパートなので、隣人&上階の人の咳払いも筒抜ける壁&天井の薄さ(もちろん楽器不可物件☆)なのだけど、堂々と練習しちゃってまーす。まだ苦情はきたことないから大丈夫でしょう。榎本さんと練習の後は、いつもお菓子をたべてだらだらするタイムがあるのだけど、榎本さんがなんと「ねるねるねーるね」を買ってきてきてくれた。わたし、ちちゃいころからあの魔女が出てくるCMはめっちゃ見てて印象残ってるけど、買ったことはなく、はじめての体験。ケミカルなお粉に水を混ぜると膨らんで、練り練りするとねばっこくて甘い不思議な食べ物が完成。味は、如何にも駄菓子というか、榎本さん曰く、ハイチュウをやわらかくした感じとのこと。確かに。それから新発売のビスコの焼きチョコ味を買ってきてくれて、それが色真っ黒やけどすげーおいしかった。3箱分のシリアルコードを集めて送れば、1000名さまにビスコマグカップが貰えるとのことで、これはぜひとも欲しい! シリアルコードあつめよ。夜までお菓子タイムして榎本さんを送り出し、本日の練習終了。我ながら、芸の幅? というか何の人やねん感がいよいよ…って感じ。

2.27火
朝から普通に労働。今週は明日から3連ちゃん北村業があるので、労働は週1。まじでニートとそう変わりない生活。労働は相変わらず忙しかった。飲食店は2月8月が弱いといいますが、我が喫茶店は2月でも平日でも構わず糞忙しい。そう、この日は朝、バイト先についた瞬間、とあるやばいことに気が付いてしまった。なんと、ノーブラで来てしまったのである! わたし、基本冬場はノーブラで暮らしているので癖になってしまっており、でも労働の制服はわりとぴちっとしたメイド服調のワンピースなので、ノーブラではノー! って感じなのだけど、制服の下にババシャツを着て、一応乳首には絆創膏を貼ったら、全然ノーブラ感は出ず。同僚で仲良しのじいじ(68歳)にみてもらい「大丈夫、全然わからない!」とお墨付きをいただいたので安心して働く。割と打ち解けている同僚には「今日のわたしは何かが違います! 実はノーブラでーす!」とかゆってふざけたけど、これってある意味逆セクハラ的な発言にならなくはないので、ちょっとだけ反省。でも誰に迷惑かけたわけでもないからいいでしょ。あーしかし気をつけよ。なるべく外出時はちゃんとブラジャーするよう心掛けよ。

2.28水
昼イチで新宿で映画『リバーズエッジ』を見た。わたしはこれでも一応、思春期にえっちゃんという友達の影響で、岡崎京子漫画をひと通りとおってきており、もちろんリバーズエッジも好きだった。わりと原作に忠実で、役者陣もみんなよかった。主演の二階堂ふみちゃんが、高校の屋上で、食堂で、家で、河原で、たばこを吸いまくるのだけど、わたしも高校生当時は岡崎漫画に憧れてたばこを吸っていたので、今は喫煙者じゃないけどモーレツにたばこが吸いたくなった。これはわたしの勝手な見解ですが、ふみちゃん、最初はたぶん、たばこに見えるけどたばこじゃない、演劇とかでもよく使われる器具を吸っていた風だったけど、途中からまじたばこを吸い出しましたよね? というのも最初は全く口から煙出てなかったやけど、後半ほんとに口から煙出ていたもの。役者根性すごい。吉川こずえちゃん役の子もよかったし、おバカ男子たちもよかった。ふみちゃん以外は初めて見るくらいの認知度の人々だったから余計に好感もてたのかもしれない。

映画のあとは、某喫茶店で某内緒の撮影をK蔵さんとやって、1時間半くらい。その後、わたしは横浜黄金町の映画館ジャック&ベティへ、今夜は切通理作監督の映画『青春夜話』をみて、監督とアフタートークをするというジョブがあるのであーる。黄金町、試聴室が日ノ出町に移ってからは全くきてなかったので超ひさしぶり。ちょっと時間あったので駅前の喫茶山で一服。店内でたばこ売ってたから危うく買いそうになったけどなんとか我慢。ジャック&べティについて、控え室に通してもらい、切通さんと久しぶりに邂逅。よもやま話をしていたら、19時50分の上映の回が始まるというので会場へ。切通さんと並んでみた。試写会でも見ていたけど、もっかいみると前回気づかなかったところとかも見れてよかった。アフタートークではわたし的に色々気になったところを暗闇でメモしてて、それを質問したりしつつ、次作は構想あるんですか? とか聞いて、「次作は究極のSMを作りたい、しかし一切性描写は出てこないやつ」と言っておられて、それは見たい!と思った。「青春夜話」は裸シーンやセックスシーンが多々あるし、ある種変態プレイ的なところもあるけど、切通さんの変態性は全然あんなもんじゃない、というのは知っていたので、今回は一作目ってこともあって、キャッチ―な映画にしたのかな〜って思った。次作に期待。終わったあと、近くのパブレストランアポロというナイスなお店で打ち上げ。創業54年?とかで、可愛いおじいちゃんが切り盛りしているカウンターとテーブルも5つくらいあるお店で、謎の絵がかけてあったり趣ありまくりで色々すごい。わたしはウーロン茶で乾杯して、ピザとナポリタンとサラダを頼んでみんなでわけて食べたのだけど、サラダにかかってるドレッシングが、何味が全く分からないけどおいしくて感動した。わたしは足立区まで帰らないといけなくて、2時間近くかかるので、11時にお店を出て帰路。座れたからまだいいけど、ひとりで1時間以上おなじ電車に乗るのは結構きついものがあるね。無事1時前にやっと帰宅。長い一日だった。

3.1木
朝から、写真集の入稿をしこしこやる。飯田さんが昼過ぎに我が家にきて、本日の演しものの練習練習練習。通し練習もして、なんか今日は行けそうちゃう? てことで、飯田さんは忘れ物をしたとのことで、一旦帰って改めて駅で待ち合わせし、ふたりで千駄木Bar Issheeというはじめてやる場所へ。なんといっても近いのがいい! 東京の東側にもこんなお店があったんか! 駅前にミスドもあるし。飯田さんと、立ち位置をチェックして場当たり的なことをやる。縦長のお店なのでステージの横幅も狭めだけど、なんとか踊れる幅はある感じ。リハ終わって、駅前のミスドでお化粧したり仕度をしようと店を出たら、ちょうど本日のツーマン相手Li2MiHOLiCの若林美保さんとすれ違う。一瞬すれ違っただけなのに、その内側からにじみ出る美しさに惚れ惚れしてしまう。ミスドで、飯田さんが、生まれてこの方ポンデリングを食べたことがないというので、「それはあなた人生損しているよ!」とポンデリングを食べさせたかったのだけど、なんとミスド千駄木店ではポンデリング系一切合切やっていない! なんだとー! でも逆に、なんかスパゲッティ―とか売ってて、方向性間違いすぎ! ポンデリングのないミスドなんてミスドじゃない! と憤慨したい気持ち。仕方ないのでおかわり自由のカフェオレをふたりで頼む。「このカフェオレもなんかやみつき成分出てて、おかわりしたくなっちゃうんだよ」と力説するも、あんまり響いてないようだった。ミスドトイレで、仕込みの衣装に着替えて、スタート時間15分前くらいに会場へ。Li2MiHOLiC倖田李梨さんもいらしていた。ふたりとも可愛くてかっこいい! これこそがお金とれる容姿だなあと思った。ライブは我々が先攻。ラップと音楽紙芝居「大阪の海」と罵倒と後家殺しをやった。わりと伸び伸び、変なプレッシャーもなく楽しく出来た。続いてLi2MiHOLiCさん。歌うのか? と思っていたら、まさかの殆どトークであった。最近倖田李梨さんの家が電気系統ショートして、電化製品が壊滅した話。悲惨な話だけど、話し方がおもしろいからなんか笑ってしまった。若林美保さんの方が姉御肌なのかな?とかってちょっと思っていたけど、ふたり揃ってしゃべると完全に倖田李梨さんが姉御やって、なるほどーという感じだった。ライブのあとはサプライズで、今日は倖田李梨さんのお誕生日ということで、ケーキをマスターが用意してくれており、それを持って真っ暗にしてステージに運ぶ。44歳とのことだけど、まじっすか! 44歳でこの美貌とキュートさ! 信じられん! て感じだった。終わって、物販も色々買ってくださってありがとうございます。お客様がはけたあと、ケーキをLi2MiHOLiCとIKAZUGOKEとIssheeとでわけて食べた。すごくおいしかった! けど、ちゃんとおいしい甘いものを久しぶりに食べたので(普段は駄菓子なので)急にしょっぱいものを食べたい欲が出てきて、帰りに飯田さんと足立区の和民で飲んだ。まことに楽しい一日だった。企画してくれたわかみほさん、ありがとうございました。

3.2金
昼間は家でトイピアノの練習。今日はわりとあったかい。昨日わかみほさんにお裾分けいただいた、ミジンコのタイツを履いて、トイピアノを背負って下北へ。歩くと不穏な音を鳴り散らすチンドン屋状態でタイヘンはずかしい。車内でも、お膝に乗せててもわたしの身体の幅より飛び出してて隣の人に申し訳なすぎてつらい。なんとか下北沢レテに到着。セッティングを作って、小1時間リハーサル。うんうん、いい感じ。このユニットはレテにぴったり、というか他が全く浮かばない。レテのためのユニットという感じだ。リハが終わって、開演まで1時間あるので今日もミスドに。ミスド下北店にはほーれほれ、ポンデリングちゃんとあるじゃないか!! てゆうかたぶん人気商品第3位くらいまでには入ってると思うど! 機嫌よくポンデリングとカフェオレ。となりの席に明らかにやばいおじさんがいて、なんかもうミスドのその席に住んでるくらい荷物広げてて、しかもよくみるとお菓子持ち込んだやつとか広げてて、しかし主はずっと不在でなかなか現れず、30分くらいトイレに籠城していた模様。やばすぎる。しかし下北ミスドには変な人ひとりはいつもいる気がする。榎本さんとミスドはもうたぶん3回目とかだけど、なんと榎本さん、コーヒー、カフェオレのおかわりシステムを知らなかった! ミスドはコーヒー、カフェオレ、ロイヤルミルクティが全部おかわりし放題なんだゼ! てゆうかなんでみんなしらんの? て感じ。人生損している。開演時間ぴったりくらいにレテに戻る。今回予約数が少なすぎてめげてたのだけど、最後の最後になんと飯田さんとそのご両親がきてくださることになって感激。なので小さいレテ、いちおうそれなりに埋まってるように見えてよかった。ライブはところどころとまったりもしたけど、榎本さんの間違い方は全部可愛いおもしろかったのでよし◎わたしは別に完璧主義じゃないから、間違えることはそんな悪いことと思ってない節があるので、この日のライブはなかなかよい出来だった気がしました。来てくれたみなさん、ありがとうございました。次回のレテは6月1日金曜日に決まりましたので、みなさまよろしゅうに。

3.3土
一昨日入稿したはずの写真集がデータに不備があったとかで帰ってきてしまい、どうしよう、とデザイナー力夫さんに泣きついて、もう自分で入稿できる気がしなくて、午後から力夫邸にお邪魔して作業することに。荒川を超えて、多摩川も超えたあちら側へ、しかしわたしは電車で爆睡していて、力夫さんに電話で起こしてもらわなかったらたぶん終点橋本まで行っていたであろう。3駅寝過ごしただけだけど、引き返したりで結局30分も遅刻。ごめんなさいだった。力夫邸はとても広くて綺麗に整理整頓されていて、男の子の一人暮らしでこれは素晴らしいこと。女の子の一人暮らし(わたしとか)よりも綺麗にしている。そして愛猫ぷーこちゃんがいた! けど警戒してほとんど寄り付いてくれなかった。真っ白で綺麗な猫。力夫さんに甘える姿が可愛いかった。なんとか再入稿出来て、また不備とかいって返ってこないことを祈りながら、しばし歓談。隣人トラブルですげー怖い隣人さんの話などを聞いて盛り上がった。ずっと話し込んでしまいそうだったので夕方にはお暇。今度ははるばる銀座の方へ。いま銀座のクリエイションギャラリーG8というところで、わたしのジャケ画も描いてくださって、7インチレコード2枚出してくれている、漫画家イラストレータ本秀康さんの個展を見に行く。漫画家さんの生原稿を見たの、実ははじめてやって、色々感動。絵も生で見るとどれもすごく美しくって感動する。毛のいっぽんいっぽんまで美しい。漫画の生原稿を見れるのも貴重だけど、今回は本さんキャラクターが立体になってる撮影コーナーの部屋があって、そこで本さんといっしょに写真を撮った。こんなけたのしめて入場料無料って! と思った太っ腹な個展でした。会場でイラストレーターS崎M紀さんとか、PいPいでか美ちゃんとかに出くわした。夜、帰宅すると朝こたつつけっぱなしで外出していたことが発覚した。泣。

3.4日
あったかい日曜日。ひさしぶりに洗濯物をどばっと干した。気持ちがいい。コートはやめてスカジャンでおでかけ。今日は、先日イベントご一緒になった鈴木邦男さんに誘っていただいて塩見孝也さんのお別れ会にお邪魔。連合会館という、まさしく連合赤軍のための会館?なのか? で、200人くらい参加者がいた。鈴木邦男さんとイベントから1週間くらいしか経ってないのに、お顔に結構なけがをされていて、「赤軍にやられた」というギャグをかましておられたけれど、ひとりで道路で転ばれたそうな。心配である。会場、足立正生監督や、呪殺祈祷僧団のメンバーさんも何人かお見掛けして、あれ? と思ったら、経産省前テント広場の方も挨拶されていた。雨宮処凛さんも生で見た。お綺麗な方だった。わたしは坂口弘だけ強烈に好きであとはモグリの連合赤軍好きなので、塩見孝也さん自体はそんなに知らずで、色んな人が塩見さんとの思い出話を語っておられてたいへん勉強になった。しかし登壇者ほとんどがもうおじいちゃん。高原浩之さんという方は見た目はもうおじいちゃんなのに、すごい剣幕でアツいことを捲し立てておられ、時代が止まっているのかな、とか思った。わたし的ハイライトは、重信房子さんのメッセージをPANTAさんが読み上げられた瞬間。重信房子さんはすごく洒落っ気の利いたユーモア満点の文章を書かれる方だなあと思った。それを読むのがPANTAさんというのもよかった。いいものが見れた。二次会はお食事会があったのだけど、わたしは貧乏なのでお暇。御茶ノ水の駅前の丸善末井昭さんの『生きる』を買って帰った。

生きる

生きる