小声で新年ハロー

喪の中にいるので挨拶の仕方がわかりませんが、一年中のあらゆる行事ごとイベントごとは悉く無視してすべて平日と捉えて生きているので変わりなく新年。元旦はひとりで映画館はしごして『ゼロ・グラビティ』と『ブリングリング』キメてきました。とゆう過ごし方も東京来てから何回かしていて、たぶん2年前は『冬の小鳥』と『白いリボン』を続けて観てたいへん落ち込んだ(どっちも素晴らしかったのやけど内容がきつい)記憶ですが、今年はどちらも爽快な映画やったので晴れやかな元旦です。『ゼロ・グラビティ』はあんまり好みの系統ではなかったのやけど、早々に数人死んで顔つぶれた死体人形が宇宙を漂う感じがかっこよかった!野中ユリ的で美しかった!で『ブリングリング』は超超超ゴキゲンで最高やった!ブロンドヘアーのガールたちが極彩色のお洋服をとっかえひっかえ着替えまくる様はリアルリカちゃん人形着せ替え遊びみたいで観ているだけで浮き浮きしちゃうし、若者の青春の疾走感や儚い煌きがびんびんで眩しくて、あーなんやかやでわたしソフィアコッポラ好きやわ〜ちょっと岡崎京子と似てるよね。オープンカーで、カーステから流れる変なヒップホップの曲を女子たちがきゃっきゃと歌いながらはしゃいでる絵とか最高やろ。しかしこれ実際にあった事件ものの映画で、事件ものて絶対ちょっとは染みったれたり深刻さみたいなん入ったりするけどこの映画は全くそうゆう染みったれも説教くささもない!終始スタイリッシュでイケイケなんです最高やろ。わけあり女子が3人住んでる家の一応お母さんみたいな人が娘たちに自宅学習とかゆって変な宗教めいた教育をしてて、そのおかんが工藤静香そっくりやねん最高やろ。とにかく隅々までときめき要素に満ちているゴキゲンで最高な映画でした。影響されやすいわたしは観終わってなんかめっちゃ洋服とかと戯れたり欲が出てきて、しかも日本のお上品な洋服屋さんとかは駄目で、ガサツに大量に盛られたイロキチガイな服を触りたい!ておもたらちょうどフォーエバーなんたらが目の前にあったので入ったった。映画観てたらハイヒール履いて大股でガツガツ歩きたくなるんやけど、実際目の前にすると履けんね。何故かショッキングピンクの1000円のスニーカーなんか買ってしまったけど23センチでぶかぶかです。ああこれが現実。