血でも見ないとやってられないようなテンションの毎日やので、蔦屋さんでその筋のDVDばっかり借りてみている最近、今更やけど『エクソシスト』ちゃんと見たらめっちゃおもしろかった。これってホラーの王道的な扱いなん?かもしれんけどわたしは別にきゃ〜こわい!とかは一切おもわんくて、まあ女の子の顔面がいきなし化けもんになったり例の有名なブリッジで階段走ってくるやつとか一瞬ぎょっとはするけど、でもお話としてはすごい悲しい話やなあて感じやった。全然こわくなかったわ〜って感じで、次『マーターズ』てゆうフランスのホラー映画を見たのやけど、これはすごかった!たぶんわたしが今までに観た映画の中でいちばんえげつない!肉体的に痛々しい描写のマックスも天井越えてきたし、精神的にも相当やられる。最悪の後味。監督は確実にキチガイでしょう。でも映像としてはすごい美しくって、これCGなんかガチなんか、作りこまれてる感じはもう完璧で脱帽。
いや〜最悪やったけど、でもなんやろこの充足感、ふ〜って次、『悪魔をみた』てゆう韓国の復讐ホラー映画のDVDをセットしたら、あれれうそやろ全然再生しない!何回差し込んでも無理!もっかい『マーターズ』入れても無理!『エクソシスト』も無理!とゆうことでDVDプレイヤーが可憐に壊れました!怪奇!このDVDプレイヤーまだ買って1年くらいしか経ってへんのやで!呪いですか?ハイカロリーなえげつないやつばっかり立て続けて流したからプレイヤーびっくりして息止まった系ですかね。どっちでもええけどDVD観れなくなってがびーんです。
そうそう、もう先月のことですが新しい芥川賞が決まりましたね!そう!ついについに藤野可織さんが受賞なさった!すばらしー!『爪と目』春頃に新潮に載った時点でこれはこれはこれはきたんちゃうかーっ!と、暑苦しい感想文をこのブログにも書きましたが、やはしきたよー!ちょっと自慢させてもらいますと、藤野さんはわたしがまだ大阪に住んでいてたまにお客さん今以上に少なくって、たまに京都でライブさしてもらったらまじでお客さん二人だけとかで、そんな時分に藤野さん、観に来てくださっていたのです。はい、これ自慢です!で、その頃発表しておられた『いやしい鳥』って作品もすんごい面白かってわたし一気にファンになって、その後も『パトロネ』『いけにえ』って単行本ぽこぽこ出しておられて、毎回色んな題材で攻めておられるのやけど共通してこう、読んでいて身体的にびしばし来る感じがとてもわたし大好きで、今回の『爪と目』は二人称小説てゆう手法もすごい攻めてて評価されてるけど、身体びしばし感も今まで以上にくるしイノセント暴力感も凄まじい、そしてほんのりネタバレになってしまいますがあなたとわたしが重なる最後の一文がめちゃめちゃ怖くてかっこよくて震え上がること必須なので、みなさん是非『爪と目』購入して読みましょう。
- 作者: 藤野可織
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en-taxi 39号2013年夏 (ODAIBA MOOK)
- 作者: 坪内祐三,福田和也,リリー・フランキー,重松清
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血生臭いもんばっかり摂取したくなる、夏。