適当な感想記

最近読んだ本とか観た映画とかを適当に思い出したやつだけ報告。


新潮 2013年 04月号 [雑誌]

新潮 2013年 04月号 [雑誌]

これ掲載の藤野可織さんの新作『爪と目』がすごくすごい、めちゃめちゃすごい、まじぶるってしまうすごさやったで!って感想がアホ丸出しで日本語おかしなってるけど、そんぐらい興奮して読後取り乱す素晴らしさ。二人称小説?とゆうのかね?手法もかなり挑戦的やけど、しれっと自然に、せやけどめちゃめちゃ身体的肉感的に怖い玉投げこまれるホラーって藤野作品でしか味わえん、しかも今回はその怖さもいつも以上で怖いとゆうか読んでて痛い、ラストとかまじで痛い!


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

くっそ春樹、腹立つわ〜、もう存在から腹立つ、売れすぎてるのも腹立つし、毎朝2時起きでマラソンしてるとかゆう健康なんか不健康なんか意味わからんライフスタイルも腹立つ、もちろん読んでても毎回腹立つねん、特に性描写!今回は夢の中で犯す犯さんの夢精問題、あああ〜もやもやイライラする〜ムキーってなりながらも一気に読んでしまいましたし、恥ずかしながら発売日に買いました、そして某チェーンの古本屋に高速で売りに行きました、700円でした。1Q84のときもこうでしたし、新作でたら毎回この体たらく、そうです、わたしは春樹のカモです!


いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

なんかわたしの好きな人々がこぞって、ミランダジュライミランダジュライと呪文のようなカタカナを口走るので、なになにどんなのなの?て図書館で借りてみた。アナイス・ニンの『小鳥たち』を思い出す、女子が書く風情あるエロとゆう感じかなあ。お父さんが死に際、自分は遺産もなにも残してやれないからせめて、と病床で娘にむかって手マンのやり方を教えてあげる「手」ってゆう見開き2ページ分しかない短篇がとても胸キュンでした。



ハネケの『愛、アムール』で満たされなかった何かが絶対あるからカラックスをぜひ!的な感じで、ちょっと前にユーロでカラックス特集があったのを副舎長がおすすめしてくれたのやけどなんやかやタイミング合わず終わってしまって行けず。で、新作のこれを見ましたが、なんかたぶんオツム弱いわたしは細部ま理解は全然出来てへんのやろうけど、めちゃおもしろかったわ〜。パリの夜が、街が、裏社会がとにかくかっこいくって映像の感じも音楽もスピード感もばっきばきで惚れ惚れやのに、えっオチ完全に機関車トーマスやーん!