2012年、どっこい生きた

風邪がいっこうに治らずで結構くたばっている年末ですが、そんなんは屁でもないぐらい今年は酷いことがありすぎの不運不幸に見舞われすぎた一年やって、まじで生きてたのが奇跡ってゆうぐらいあと一歩あと一ミリで死んでたわって出来事がいくつも起きました。せやけど最後の5日間はなんとか無事に(とゆうてもまだあと一日ある)いまのところ無事に、どちらかとゆえばハッピーに過ごせている。

数日前、やっとあのしょうもない忌まわしき行事が終わった頃合いに、来年二月にツーマンさせていただく柴草玲さんと、そのイベント主宰のななちゃんの計らいで、女三人ディナーしました。わたしは高校生の頃に、当時どっぷり思春期鬱をこじらせて保健室登校〜やんわりと早退する日々を送っていて、早退して道草がてら通学途中の梅田や心斎橋をふらふらしてはたまに一人で補導されたりなんかする至って地味な友達のいない女子高生やったのですが、確か大阪の梅田のマルビルのタワレコで、ひとり暇つぶしに試聴機巡回していて、綺麗な紫色の油絵の具で塗ったようなジャケットに惹かれて(もう封印している黒歴史ですが、当時北紫子名乗っていたわたしは紫色のものに勝手に反応する癖がありました)、柴草さんの『あじさい』とゆうアルバムを試聴し、普段CDはほぼ買わないとゆうか買えないのやけど、そのときは珍しく買って帰って、その後わたしが音楽自体を全然聴かなくなってしまうまでは、ずっと長く聴いていた。柴草さんの音楽はCDで聴いていると、ピアノも歌も、滑らかで流暢でどちらかとゆえば奥ゆかしくてがしがし主張してくる音楽ではないし、過剰に声高に叫ぶわけじゃないのやけどそれでも歌ってしまう女性の密やかな訴えみたいのが揺らめいていてすごく好きで、東京に来てからライブを2、3回拝見したのやけど、ライブでは結構はじけてらしゃって、ズラかぶって伊勢佐木町ブルースを歌ったり、「さげまんのブルース」とゆう衝撃的なでも最高の曲を歌ってらしゃったり、そうゆう部分も大好きで普通にファンで尊敬していて、そんな方とごはんを食べるなんて、きゃ〜っとどきどきしていたのやけど、おはなししてみるとお人柄もすばらしくわたしみたいのペーペーにも分け隔てなく緊張さすことなくおはなししてくださって、女子的なトークも音楽的なトーク弾み、超たのしくって夢のような3時間をすごしました。柴草さんと宅録の方法がほぼおんなじとゆうことが発覚してうれしかった!カシオトーン万歳話も意気投合だたし、あ〜もうひさしぶりに超たのしいディナーでした。そんな柴草さんと、来年の節分にツーマンさしてもらうですよ!あーたのしみ!わくわく!

ほいで昨日は、『ガール・ウォーズ』発売先駆けワンマンショウと題したワンマンをさしてもらいました。お客さん来なかったらどうしようって当日までめちゃめちゃ心配で、せやけど蓋を開けてみたらまさかの満員御礼でびっくら!みんなわたし如きのために年末のこの忙しい時期に、時間もお金も割いてきてくれたんやとおもたら感激すぎて、もう演奏前から胸がいっぱいでした。一部と二部にわけて演奏しましたが、一部はぶっつづけでほぼMCゼロで、せやからみなさん窮屈な中でしんどかったとおもうんですが、しーんと息をひそめてめちゃめちゃ聴いてくれてるって感じがびしばし伝わって、ああ生きててよかったわあって本気で本気でおもた。一部はそんな感じに、ひさしぶりに『聴心器』や『おもかげ』からの曲もやったりして、ほいで二部は『ガール・ウォーズ』を全曲カラオケスタイルで披露!「だ・い・す・き」は勿論踊りつきでな!たのしかった!物販でもみんな『ガール・ウォーズ』いっぱい買ってくれて超感激やった。珍しく女の子のお客様も結構いらしてくださっててうれしかったわ〜、あと男女問わず、赤いお洋服の方が多く見受けられて、何気にうれしかったです。

ああもう、繰り返しますがまじでまじで生きててよかった!2012年、生かしてくれてありがとうございました。別に厄年とゆうわけではなかったのですが、もうええやろ!こんだけ受難したのやから、2013年はもうちょっと無事に生かしてください。そしてみなさま、『ガール・ウォーズ』をどうかよろしくお願いいたします!