健全、健康、どっちも遠く険しい道程

12月も半分が終わってしまい、着々と今年を終わらすために街中が世の中がぴかぴか光りだすこの時期、わたしは基本的に機嫌がわるいです。嘘です、別に季節行事的な浮かれた気分の押し売りをされなければ普通です。早速越冬に失敗しかけているわたしはどうやら風邪をひいてしもたらしく、数日前から喉が痛くてかなんわ〜ておもてたら、今朝起きたら声が殆どでなくなっており、しかし声がでないと労働にならんので無理矢理出したらひっくいおっさんボイスが辛うじて出たので今日はそれで一日を乗り切った。がしかし声が出ないのはメンタル的にも結構きつく、わたしにはもう手足をもぎとられたと同義のくるしみ、落ち込んだので帰りしなに生姜を買い込み、教えてもらったばかりの喉に効くとゆう飲み物、コーラに生姜を入れて沸かしたやつを飲んでみたらばまずすぎて完全に毒の味しかしなくてさらに落ち込みました。


『ガール・ウォーズ』のリリースもまもなくなのでずっと気持ちがそわそわしていて、でもそわそわしてるだけで実際実質なにをしておるかとゆわれたらそんなになんもしていない気がしてきた……。先週はプロモーションビデオの撮影をしていて、我がボロアパートにあり得ない大きさのクレーンのような撮影機器や、ブレーカー落ちるんちゃうかってゆう量の照明機器が搬入され、CG合成素材用のグリーンバックと呼ばれる緑色のどでかい幕をむりぐり畳の部屋にはりめぐらしたりなんかして、わたしは喋ったり踊ったり飛んだりして撮影。今頃は監督が、わたしのきしょい顔面とにらめっこしながら編集作業に合成作業とゆう超たいへんなミッションに挑んでくださっているはず。。。ああほんとに気の毒でならない。とゆうPV撮影の模様はhttp://kitamurasakiko.net/nisshiの方に写真つきで書いてあるので読んでね!

ガール・ウォーズまわりのことは日誌の方に書くことになってるので、こっちは最近読んだ本のことでも書いときます。

ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)

ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)

ケッチャムの新刊はいきなし佐川くんの引用からはじまる、そうケッチャムの十八番カニバリズムもんで、しかし酷い、いつにもまして今回は酷い、もう充分最低ですギブですギブって読者の胃がもたれて吐き気を訴えてるのにそこに容赦なく塩塗って脂塗って責めたててくる気色の悪さ!いやそれが読みたくてわたしはケッチャムに手を伸ばすので今回もとても満足です!またしても最低の底辺を押し下げて越えてくれました!なんか日本語変ですけど、要するに最低すぎて最高でしたってことです。ケッチャムワールドに登場するファミリーはだいたいが両親ともども愚図の極みで今回も父親はキチガイ母親はひたすら愚かなせいで、息子は二次性徴真っ只中のバカで全ての被害をこうむって傷ついているのが娘とゆう構図で、そらもう最低最悪の惨事が起きまくるスペクタクルな展開、確実に食欲失せるのでごはん食べながら読むとダイエットに最適でいいとおもいます。

罪深き愛のゆくえ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

罪深き愛のゆくえ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

女版ケッチャムとかってなんかで紹介されてたから図書館で借りて期待して読んだのやけど、本家読んだ直後やと屁の河童すぎて口当たり軽やかすぎて薄口すぎて、正直??とおもっちゃった。どっちかゆうたらハーレクインロマンス的なカテゴリーなんちゃうかに。まあでも確かにエロ描写多めやし、女性週刊誌で連載してそう、あ、それよりこれただの昼ドラちゃうか!泥沼もん昼ドラの系譜がぴったしはまる!ちょっと影のあるマザコン公爵とその情婦が結婚するのしないので揉めに揉めて、やっと落ち着くかと思いきや公爵のキチガイおかんが出てきて顔面切られかけ輪姦されかけ、たところで公爵が助けに来て永遠の愛を誓いました系の、非常にわかりやすいおはなしで、えっとこんなんを女版ケッチャムなんて称したの誰ですか?もかしてわたしの勘違いかな?

母性

母性

母と娘の因果はいつの世も同じできっと消えないし繰り返す、これはたぶん隣の家の物語でありまかり間違えば我が家の話になりうる。おもしろかったけど宗教出されるとちょっとな〜ってなるんはあれか、湊かなえはクリスチャンなんやけ?信仰で頷かせるんはせこい。あ〜母と娘ってどうゆう距離感が健全てゆえるんやろうね。