2月22日(金)

ベースのテンションは2月中ずっと概ね低かったのやけど、決定打を一撃で食らわされる出来事があったのでそのこと書きます。毎月細々ときたむらじおなる催しを高円寺円盤でさせてもらっておるのやけど、今月もまあいつもの感じで労働おわりによろよろと円盤に向かっていたら、店主田口さんから「さっちゃんもうすぐ着く?今日はプリミ恥部に徐霊してもらうから!」とゆうメールが着ており、ちょっと早足で円盤に到着すると、早速ゴザに寝かされ、宇宙マッサージを施されるの巻。このところ毎月毎月、あまりにもわたしの身に不運不幸が降りかかっており、きたむらじおはほぼそれらの不運報告会と化していたので、田口さんはそんなわたしを心配して徐霊企画を立ててくれたのやろうけど、これがまさかの展開に発展しまして、ええっと結論から申しますと最終的にわたしはめちゃめちゃ体調がわるくなり彼岸をみました。プリミ恥部こと白井君は愛の伝道師でありまして、宇宙マッサージによってラブヴァイブズをわたしの体に送り込んでくださるのだけれども、もともとわたしは人に体を触られるのがとても苦手で、中でも頭部周辺を触られるのが恐怖なのでもうかれこれ13年ぐらい美容院にも行けない体たらくで、白井くん曰くどうやらそれはわたしのこのおかっぱ頭の内側に、邪霊が篭っているからなのらしく、彼の名分は徐霊!せやからそれはもう力いっぱいにわたしの頭部を揉みしだく揉みしだく、しかしわたしの内側に入り込んでにょきっと根を下ろしているらしい邪霊(それがわたしの病のおおもとでもあるのらしい)は全力で嫌よ嫌よと阻止している、彼のラブヴァイブスVSわたしの中の悪魔、的な戦争が起きる、戦場であるわたしの体はそれはもうボロッボロになる……てな具合で、もうほんまにあれよ、格闘技とかで、マウントとられて床叩いてギブ!の合図、あれ出しそうなったもん、まじでギブ!無理無理!もう無理!たすけてパニック状態で、やっと白井くんが手をとめてくれたその頃にはわたしはもうレイプされた後の女子のような放心状態。その後、きたむらじおの出番がきても、全くもって頭も口もまわらず、何をはなしてるのか自分でもわからんくなってきて最低でした。完敗。終わったあともずっときもちわるくて、参助さんの対談もおもしろそうな話してはるのにこっちは息も絶え絶えの感じで冷や汗だらだらで意識とびそうなってまじでしゃれならんしんどさ。ぶじ事故らず転ばず家までたどり着けたのが奇跡でした。

しかしプリミ恥部白井くんに、「さきこちゃんはラブヴァイブズに満たされてハッピーになりたいの?それとも今のしんどいままでいいの?」て迫られてすごく混乱した。ハッピーになりたいです!って即答は絶対できひん。わたしは果たして、ハッピーのなりたいのやろうか。自分がラブヴァイブズにみちみちてハッピー全開でにっこにこで毎日暮らしているところなんか想像しただけで恐怖。ああ怖い、ハッピーが怖い、わたしはハッピーがすごく怖いです。