なんでわたしだけこんな目に!前編

今年の下半期、あごパッカーン事件ぐらいから本当にわたし不運不幸が続きすぎていて、色んな人に呪われてるとかお祓い行った方がいいとかゆわれてまくってるのやけど、いやもう、そろそろ本格的にやばいのかもしれない……と、神も人も信じていないわたしが弱気になってしまうぐらい、そう、またや!また来た!不運の波が!それも4連発!

先週の木曜日、朝自転車で通勤して駐輪場に到着し、駐輪場は上下二段組みなってるやつで結構ぎっしり詰まっていて、わたしはあいてる下段をみつけてよいしょっと差し込んでいたら、上段にのってるオサレマウンテンバイクのスタンド部(オサレゆえにわけわからん角度で飛び出してたんや!)に顔面をぶつけてしまい、メガネの右のレンズがピシっとゆってヒビ入ってしまって、うっわー朝から最低や〜!っておもたけどこれはまあわたしが悪いし、それにメガネしてたからこんなで済んだけどもしわたしがメガネっ子じゃなかったら、直接眼球にぶっすと刺さってたかもしらんわけで、まあ良かった良かったメガネさんが犠牲になってくれたんやっておもって、諦めて何事もなかったかのように労働にむかい、しかし視界のわりと真ん中、ちょうど黒目のまんまえに線が入ってるので、だんだんクラクラして酔ってきて、こらあかんとおもたので労働終わって夕方メガネやさんに行き、よしこの際メガネごとニューなやつにかえてこましたろっとおもったけどなんか全然可愛いフレームがなくて、しゃあないからレンズだけ交換してもらいました。3150円。そしたらいきなし視界が冴え渡り、新品つるぴかレンズはすごい!ってちょい感動してるんるんで、さっかえろ!って駐輪場へ、今度こそメガネ割るまいとそおっと自転車抜き出して、よっしゃーって自転車またがってしかし新宿、結構人がいっぱいやからこう、足ついたままトテトテと歩いてたらいきなし後ろからありえない力がかかって、そう、いきなし何の前触れもなく何の理由もなく自転車の後輪を蹴り上げられ!
そのままわたしはバランス崩してがっしゃーんとひっくり返り、振り返ったら頭おかしいニット帽のまゆげがない兄ちゃんが「俺を誰だとおもってんだよ!」とぶつぶつ独り言をゆっており、意味がわからない!なんでわたしが蹴られたのか!わけがわからない!そして痛い!しかし、兄ちゃんは明らかにキチガイの類で恐らくおはなしが通じる相手ではない。。。なんかもう混乱してショックすぎてまじ泣きしそうになったけど、そこは暮れなずむ新宿の雑踏の中……、隣ではフラッグスビルのクリスマスツリーが白々しく笑っている……、大階段のティッシュ配りの兄ちゃんもふんだんに湧いている……、こんなとこで妙齢の女がひとり転んでまじ泣きしてたらわたしの方こそキチガイ扱いを受ける……。全てを諦めて受け入れ泣き寝入ることに決め、最後の力を振り絞って自転車を起こし、膝から血を流しながら、えっちらおっちらと帰宅したのでした。

あーついてない。ものすごくついてない。これだけで充分呪われている。

しかしこれはまだ序章です。息も切れてきたので、一旦区切ります。