3月30日(土)

今年の桜はぱぱっと散ったみたいやね、わたしはあんまり桜が好きではなく、だって春のお花はもっとかわいいやついっぱいあるやん、たんぽぽとか菜の花とかチューリップとかね、あと何気に春先にぼとんと首チョンパで地面に転がっている椿も好き。まあ別に桜が嫌いてわけでもなくって、わたしは花見ってゆう行事がどうにも嫌いで、春にかこつけて花見とゆう名目で、公園やら公道やらで酔っ払って喧しく騒いでる奴ら死んでくれ!ておもうだけです、よ〜。わたしのいま住んでる付近は都心部のお花見スポット的なおっきめの公園の最寄駅やので、花見コンパするぜ的なやつらが駅前とかスーパーにうようよおってまじでファックな期間やった、けど今年はお天気のせいか短めに終わったのが唯一の救いでした。

そんな最後のお花見日和な頃合いの週末、超超ひさしぶりにチェロの坂本弘道さんとデュオでライブをしました。坂本弘道さんと最初に出会ったのは、わたしが『聴心器』をだしてまもなくの頃でまだ学生で大阪に住んでいて、早川義夫さんにライブの前座に呼んでいただいて東京にライブしにきたとき、対バンの未映子さんの横でチェロを弾いてらして、演奏はいわずもがな、見た目もこの世のものとはおもえないかっこよさで、うっとり指を咥えてみていて、その後も大阪で未映子さんと何度か対バンさしてもらったときにいつもお会いしてて、そうそう劇団ロヲ=タアル=ヴォガの野外芝居に劇中歌で参加していたとき、未映子さん&坂本さんも参加してらしてまる三日間くらいやったかご一緒してて、そのとき坂本さんは何気なく空き時間に新聞を読んでらしたんやけどよく見たらそれ、1年以上前のしかも東スポやって衝撃をうけて、それからちょいちょいお話さしてもらうようなって、なんやったかうんこの話で盛り上がってたとき、ぼく便器にうんこで「す」って偶然書けたことあります!て告白をされて、またまた衝撃をうけ、やはり只者ではないお方や!そうゆう部分含めて全部、大好きや〜!って勝手に片想いしていたのやけど、東京来たての頃かな、円盤の田口さんの計らいで一緒に演奏させてもらって、その後も何度か、そんなに多くはないけど1年に一回づつくらいかなあ、ご一緒させてもらえて毎回最高に至福の体験をさせていただいていて、今回も超超ひさしぶりに、超超最高の至福の体験をさせていただきました。坂本さんはパホーマンス的なプレイももちろん最高ですが、やさしくたくましく歌をつつみこんでくれるチェロプレイがもう既に絶品で、リハであわせながらもうわたし泣きかけ。そしてこの日はそうやって泣きかけリハをしている最中に対バンのマヒトゥザピーポーくんBy下山がいらして、しかも天使つきで!天使はおもいもよらないタイミングでふわっといつも現れる、ほんまに天使なのやけど、まわりのみんなをしあわせなきもちにするまさに天使で、わたしにこにこ、みんなにこにこ。イベントもすごくいい塩梅で進行、わたしの本番もきもちよく歌えたし坂本さん超かっこよかったし、そうそう坂本さんご自身ひさしぶりやったらしい火花プレイも飛び出してそれも感激感無量!その後のマヒトゥ氏のライブがこれまた衝撃的によくて、ちょっとこの手のバンドのボーカル氏のソロってだいたい、意外と薄味弾き語りやったり、アバンギャルドなだけやったりウケ狙い系やったりでがっかりすること多いのやけど、マヒトゥは歌だけでガチで勝負できる本物感びしばしなライブやって恐れ戦きました。終わって坂本さんをお見送りし、主催のやんてらさんがお車で送ってくださるとゆうのでお言葉に甘え、マヒトゥと下山録音師けんさまと天使とわたしで乗り込み、車内で天使が歌ってくれるすんばらしい歌にうっとりしたり、大阪なつかし話できゃっきゃしたり、最後の最後まで超超たのしい日でした。しかしあまりにたのしかったので調子乗って長時間はしゃぎすぎたせいで翌日、いや正確にはその後3日ほど痛い痛い病が5割増しで死んでました。予定も飛ばしてしまった。でもそんなけぼろぼろになり甲斐もある、ここ一番最高とおもえる良い日でした。