シャンプーハット様様、抜糸後天使に会った話

そんなこんなで顎を盛大に割ってから、一週間お風呂入れない……むりむり、いや一週間どこへも行かず引きこもっておられるなら別に入れなくてもいいけども、普通に労働に行かねばならんので、そんな頭も体もフケだらけ垢だらけ(と予想)で腐臭を放ってたらこれまじで公害やので、どうしよう、、、美容院にシャンプーだけしにいけば、って意見もありますが、わたしの美容院嫌いなめんな!こちとら髪切るのすらお風呂で自分切りやねん!なんでシャンプーするだけであんなとこいかなあかんねん!まあシャンプー如きに何千円も払えませんしね〜とゆうことで、そや!シャンプーハットや!とおもいたち、わたしは早速シャンプーハットを求める旅に出たのですが、新宿じゅうのドラッグストアーやドンキや100均なんかをまわっても、ない!ぜんっぜん売ってない!まあ今どきあんなシャンプーハットやなんて使う人もおらんのやろう……でも子供のころちょっとあれ憧れやったけどな〜、日曜の朝、今やとプリキュアやってるあの時間のテレ朝(わたしは大阪やのでABCテレビ)はほぼオモチャやランドセルやお菓子、子供のエトセトラなCMばっかりやっていて、それの中で、お父さんお母さんと一緒にちっちゃい子がシャンプーハットして、「自分で洗える、もう怖くない!」とかゆいながらお風呂入ってるCMがあって、あの光景憧れやった……でもシャンプーハットはついぞ買ってもらえなかった。。。でももうわたしは大人!自分で買えるのや!せやけど、どこにも売ってないのや!!!と、両肩を落とし痛む顎を押さえてトボトボ帰路につきまして、そうや!この時代、いまやインターネットがあるやないか!と、アイホンで検索したところ、アマゾンさんで売っており、ぽちんとお急ぎ便指定でお買い上げしまして無事、シャンプーハットをゲッツいたしました。そしてこのシャンプーハットさんのおかげでなんとか頭くさ子になることなく過ごし、ぶじ抜糸。いえ、実はちょっとひと悶着あって、お医者さんいわくほんまは大事を見て週明けに抜糸が望ましいとゆわれたのやけど、そこをなんとかたのんますと懇願しましたところ、なにか理由があるのかと聞かれたので、ちょっとあのその、歌を歌うんです……と申しましたところ、あらそれなら尚更抜糸できません、歌う=大口を開けるのやからまた傷口開いたらどうするんですか!以ての外です!と叱られ、しかしここで引き下がっては女が廃るとおもい、たのんますたのんますとお願いしたらば渋々、もしまた傷開いて流血してもしりませんからね自己責任ですからねと念を押されながらなんとかぎりぎり抜糸にこぎつけました。そして抜糸後、西荻サンジャックでライブ。一応、最初はなるべく口あけないようにおちょぼ口歌唱を心がけていたのやけど、あかん、いざライブとなるとそんなん一瞬でふっとんでハッスルしてしまいましたが、傷口ぱっかーんとならずほんまによかったです。

そうそう、この日のサンジャック、リハしていたらなんと青葉市子ちゃんが突然降臨し、どんぐりとお菓子をくれてまたふわっと消えていったのやけど、彼女はほんまに声も存在もまじで天使やとおもいました。2年くらい前にサンジャックで、「乙女の極め道」なるちょっと物騒なタイトルのツーマンをさしてもらってそれきり会っていなく、市子ちゃんはこの2年ぐらいでどんどんおっきくなっていって気付いたらユニクロのCMソングまで歌っておられたので、もう遠い遠い存在やとおもっていたけど、いやまあ事実遠い存在であるのは間違いないのやけど、いまだにわたしの存在を覚えてくれてて何故か抱擁までしてくれてお菓子やどんぐりまでくれて、いつの間にか髪の毛の色も明るくなって服装もレディな感じになっていて2年前からすごーく大人になっておられるようにおもったけれど、素直でピュアでおおらかであったかい、絶妙なイノセンスを抱き込んだまま大人の気遣いもできちゃう、なんてなんてええ子なんや!と感動しました。