顎パッカーン!

昨日の早朝、通勤中におもっきし転んで見事に顎から着地しまして、ちょっと信じられない量の出血&中の身がべろーんと飛び出していて、これはあかん!とおもったけれどもわたしは一応店を開けないとあかんので、顎をティッシュで押さえながらなんとか労働し、社員が到着するや否や病院へ走ったらば、即麻酔で5針縫われました。たぶん、人生で初めて縫われましたが、麻酔してても普通に針が刺さる感触、糸がつーーーっと皮膚を突き抜けていく感触ははっきりあって、うわーわたしいまめっちゃ縫われてるわ〜ってちょっとおもしろ体験でした。しかしおもしろく思えていたのはここまでで、抜糸まで一週間〜十日は顔も洗ってはいけない、お風呂も入ってはいけない、とゆう現実を知らされ、鏡を見せられるとそこにはおもっきし顎に縫い目が、ほんまにチャイルドプレイのチャッキーみたいな縫い目が走っており、どうしよう、こんなチャッキーだがわたしは来週はライブもあるし、ジャケットの撮影も決まっている、とかゆうてる場合でもなく今もすぐさまわたしは労働に戻らねばならん身やし、えっと、今日から一週間、顔洗えない、お風呂入れない、これは女子としてどうやって暮らせばいいのか、もうあかん、いよいよ生きていける気がしない……と落ち込んでいましたが、北村さーんと受付に呼ばれ、そこで告げられた会計額がわたしの財布の所持金を見事に大きく上回っておりまして、赤面しながら銀行へ走っておろしにゆきました。

しかしわたし、どんくさいのは否定できんしもともと人よりよく転ぶ方やのやけど、転ぶ分だけ受け身の取り方も実は自信があって、いつも軽症、自転車で結構な転び方しても打撲程度で済んできたし……でもそんな自信が一気にからっぽになりました。だって今回、歩いてただけやねんもん!別に障害物にぶつかったわけでもない、しかも転んだ瞬間の記憶がない!うわって気付いたらイッターってアスファルトに顎を打ちつけていて、わたしどうしたんやろ、まあ病の症状から歩みに難ありやので、特に朝は全部の関節いたたたやから、変な歩き方してたんやろうな〜。はー情けな。顔洗えなくなって気付いたんやけど、人間、ばしゃんって水で顔洗わんと目覚めへんもんやね。ずっと目がしょぼしょぼしちゃって、眠たい気がしちゃって、しゃきんと過ごせない。週末は最近仲良くなったNちゃんとデートのはずやったのに……こんな風呂も入ってない臭い姿では大好きなあの子に顔向けできないとドタキャンしちゃったし、ほんま落ち込む。家で向田邦子を読んで過ごす、雨の週末。向田邦子の描く女の子はいつもしあわせになれないから好き。

眠り人形 (文春文庫)

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新装版 隣りの女 (文春文庫)

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