1月10日(木)

本当に部屋が寒すぎて何もする気が起きない。寒すぎるときっと無意識のうちに、寝たらあかん寝たら死ぬぞ!的な防衛本能が発動してるんやとおもうんやけど、そのせいでこの冬に入ってもうずっとしっかり寝れていなく、別に寝る暇ないほど忙しいわけでもないのに、全然寝れない。せめてお風呂でぬくまろうと、湯船沸かして去年末のワンマンのときにお客様にいただいた「あかちゃんちゃぷん」てゆう可愛い入浴剤入れて、快適なお風呂ライフを送っていたら、年明け早々、衝撃的なガス代の請求が来ていて震え上がる。結局、懐の奥まで冷え切って鼻水たらして暮らしている。

死にたくなる日祝いなのか、母から靖国神社のカレンダーが届く。なにそのプレゼントセンス!わたしの母はにわかミーハー右翼とゆうのか、ごりごりの本気右翼とかでは全然ないんやけど右的な趣味がちょっとある人で、祝日に日の丸をさげてる家をみつけては興奮し、日曜日は皇室アルバムをつけて、天皇陛下のことを天ちゃん天ちゃんと親しみをこめて呼ぶ、そんな母はこのお正月、ユーミンの武道館コンサートをみるために上京していたらしく、そのときに靖国神社に初詣に行って買ったのらしい。「皇室カレンダーの方は売り切れやってん、ざんねん」とのことでした。

正月読書

マリアージュ・マリアージュ

マリアージュ・マリアージュ

金原ひとみの短篇はいつも、不毛な恋愛、不毛なセックス、てこやってひと言で書くと陳腐な感じするけどまあそんな感じで、今回もそんな感じやけどもはや向田邦子とか田辺聖子の域やなってゆうぐらい良かった。


どんぐりのリボン (講談社文庫)

どんぐりのリボン (講談社文庫)

そんな金原ひとみを読んでたら、本家の感じを読みたくなって、ぶくおふで文庫漁ってたら去年新しいのが復刊されてたらしく、読んでみたらば、あれ、不毛な恋愛でも不毛なセックスでもない、とゆうか一回もセックスせえへんやん!25、6歳の処女の頭でっかちな悶々小説やった。でも舞台が大阪、ミナミの街並みはもちろんやけど、主人公の五月ちゃんが働く北摂の街が、おそらくはわたしの生まれ育ったあの辺りとめちゃんこ似ていてにやにや、うどんが食べたくなる話やった。