4.27〜5.3日記

4.27月

7時に起きて、日記の更新をして、ゴミを出して、コーヒー淹れる。最近は一日家にいるので、朝に3杯分淹れて、一日かけてちょびちょび飲んでいる。豆は西友ブランドの安いやつなので雑味マックスって感じでおいしくはない。でも家での飲むコーヒーなんてこんなもんやろって思っているので文句はない。牛乳入れたりしたら全然わからんし。午前中は村上春樹の『羊をめぐる冒険』を読む。完全に暇つぶしのみの読書って感じで、たいしておもしろくはない。午後からは小説の執筆。もうずっとこねくり回しているのでなにがいいのが全然わからなくなってきた。夜はネットフリックスで、『夫のちんぽが入らない』を5話分一気見。こだまさんの原作が大好きだったので、ドラマ化どんな塩梅になってるんやろうと思っていたのだけど、クミコと研一がちょっと思ってたんと全然違うくてアレレとなったけど、脇役陣がよかった。特に母役の筒井真理子さんが気持ち悪くてよかった。

 

4.28火

7時に起きて、今日も特に予定はなし。午前中、家賃を払いに管理会社に行く。今のアパート、家賃は手渡しで管理会社に直接持っていく方式でちょっとめんどくさい。まあ近所だからいいんだけど。管理会社のおっさんに「お仕事どうですか?」と聞かれたので、店が閉店しちゃって無職になってしまいましたとゆうと、「たいへんですね~」と言われ、だからといって家賃負けてくれたりはせえへんねんや、まあそらそうか、聞いただけかえ! てなった。午後からは小説の執筆。休憩にくきサクのyoutube。夜は『夫のちんぽが入らない』の残りを全部見た。母親が子供が出来ないなら向こうのご両親に謝りに行かないとってゆうシーン、小説で読んだときはなんて残酷なと思ったんだけど、ドラマだとわりと軽い感じだった。クミコが出会い系で出会う男たちがみんなよかった。

 

4.29水

7時に起きて、朝はベランダに椅子を出してベランダで読書。うちの家は朝日がすごい入るので、午前中のベランダはとても気持ちがいい。毎日ひきこもっているのでなんとなく日光を浴びないとあかん気がするので、これからなるべくベランダに出よう。午後からは小説の執筆。一旦、これでもうええやろ、という形が出来たので、えいやっと編集さんに送信。夜は、ネットフリックスで園子温の『愛なき森で叫べ』を鑑賞。松永太の北九州監禁殺人事件は、わたしが思うに日本のここ20年くらいの事件で最も最悪な事件で、それがモチーフてことなのでたいへん期待していたのだけど、園子温はそこに女子高生、レズ、演劇、自主映画と色々全部乗せしてきており、焦点がボケてる感あって、ちょっと期待外れであった。まあエンタメとしてはこれはこれでおもしろいんでしょう。もっとえぐいエピソードてんこ盛りやったはずやねんけどな~。虐待シーン通電しかなかったのが残念。まあでも映画とはいえ全部を再現はさすがに見れたもんやないか~。

 

4.30木

7時に起きて、そうや、ベランダに人工芝敷こう! と思い立ち、調べたら100均にも売ってるそうな。10時開店と同時にちょっと遠い100均へ。6個で足りるかな?と思ってひとまず6個買って帰り、つなげてベランダに敷くも、ちょっと小さすぎて寝転がるには狭すぎる。うーん、あと4つ買おう、と思って夕方もう一回100均へ出向き、4個購入。そしたら、おお、すごく快適なベランダが完成した! 

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これでベランダでゴロンしてひなたぼっこして読書が出来る! 最高! 『羊をめぐる冒険』は読了。これ『ダンスダンスダンス』の前に読むやつやったね。いるかホテルや羊男の意味がわかった。村上春樹の小説の登場人物はよくセックスをするけど、春樹は絶対詳しくは書かない、精密な性描写は書かない、「性交した」くらいしか書かないね。夜はネットフリックスで、『愛なき森で叫べDeepCut』ってゆう、ドラマ仕立てのやつがあったので鑑賞。でもこれ、映画の2時間半のをうすく伸ばしただけって感じで、別に見る必要なかった。暇やから一応全部見たけど。見ながら、なんかこの自堕落な無職生活に嫌気がさしてきて、飲めないお酒でも飲まなやってられへん気持ちになってきて、途中、コンビニへ行き、ほろよいを一本買ってきて、ストローでちゅうちゅう飲んだ。ら、見る見る具合が悪くなり、ベッドに突っ伏して気絶。

 

5.1金

すさまじい頭痛で目覚める。ほろよい一本でこんなんなるとは。わたしはほんまにお酒が身体に合わない。二日酔い、頭痛、でググるととりあえず水分補給と書いてあったので、水を飲む。なんか三半規管がやられてるのか、まっすぐ立てない。頭を寝かしておかないとひっくり返りそう。隣の部屋のお母さんの方が下手くそなギターであいみょんを弾いている。いらいらいら。今日から5月。4月は一カ月間ほんまに引きこもって無職を謳歌してしまった。ちゃんと社会復帰できるのか不安になってきた。とりあえず、一カ月立ち仕事しなかったら、足が細くなった。筋肉が落ちたのもあるし、あと浮腫みが消えたのもあるのかな。8時間立ち仕事したら足パンパンなるからね。昼過ぎにメールで、日曜に面接とテストを受けた会社から落ちました連絡が来た。しょぼーん。テストぼろぼろやったからなあ。夕方ぐらいにやっと頭痛がおさまってきて、金原ひとみの新刊『パリの砂漠、東京の蜃気楼』を読む。

パリの砂漠、東京の蜃気楼

パリの砂漠、東京の蜃気楼

金原ひとみのエッセイを読むのははじめて。フランスでの暮らしと東京に帰国してからの暮らし。二児の母をやりながらも金原ひとみ金原ひとみで、口ピアスあけてほんのりアル中で煙草バカスカ吸っててかっこいい。

――私は今も緩やかに摂食障害で、緩やかに睡眠障害で、緩やかな消滅願望を持て余している。

――あの時あんなに幸せだったのにと思い起こされる幸せは全て幻想だと知っている。ずっと泣きそうだった。辛かった。寂しかった。幸せだった。この乖離の中にしか自分は存在できなかった。

 

5.2土

7時に起きて、朝ポストをのぞくと、先週面接受けた本命の会社から履歴書が送り返されていた。がびーん。あんなけ面接で社長さんと文学の話で盛り上がったのに。ショックすぎる。これで面接、全滅。もうあかん。落ち込みながらも、予約してたので9時の朝イチから荻窪の美容院へ白髪染めへ。3か月ほったらかしていたのでだいぶみすぼらしくなっていて、さすがに耐えられなくなってホットペッパーで近隣でいちばん安いところを探した。朝イチ、他にお客さんは誰もいなかった。というか美容院自体、今お客さんすごい減っているのかな。店長ぽいおにいさんが白髪染めとカットしてくれた。余計なことなにもしゃべらない人でよかった。美容院終わって、閉まってるかな~と思って一応、荻窪の喫茶店、珈里亜を覗いてみたら開いていたので、入った。

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モーニングは卵トーストとサラダとコーヒー。パンが普通の食パンじゃなくてちょっと高級なおいしいやつだった。窓際の席で優雅に過ごす。N島さんに面接落ちました~と泣きのLINEを送る。ツイッターで、植本一子さんが自費出版の日記を刊行されて、吉祥寺のブックスルーエで売ってると書いてたので、買いに行こうと吉祥寺に出る。吉祥寺、結構人が多かった。ブックスルーエ、一子さんの本、探しても見つからない。店員さんに聞くと、売り切れましたと言われる。がーん。あかん、今日はなにしてもあかん。いい天気やし歩いて帰ることに。しかしいい天気すぎて暑い。もう夏かよ。ラジコで件の岡村隆史オールナイトニッポンを聴きながら歩く。やべっちがゲストで登場し、岡村さんに説教してるのだけど、なんかこれをラジオでやるってすごいな~と思った。やべっち、ずっと溜まってたんやろうな~。途中、産地直送の八百屋さんでほうれん草とレタスを買った。道に迷いつつ、30分ぐらいかけて帰宅。汗かいてしまったのでキャミソール一枚になって、半裸でベランダの人工芝にゴロンした。気持ちいい。夕方、N島さんといつものどんぐり舎。バイトに全部落ちたわたしに、N島さんが救いの手を差し伸べてくれた。涙。本当にありがたい。おにいちゃーんって感じである。お先真っ暗で今日もほろよい飲んでぶっ倒れるしかないと思ってたけど、N島さんのおかげで気持ちが楽になった。夜、バイト先の店長から電話で、緊急事態宣言延長ぽからまだ店再開出来そうにない旨と、再開しても最初は社員だけでやるからしばらくバイトは入れられませんの旨を告げられる。はい、そうですよね~。やはり復帰は期待出来ないので職を探すのが先決であろう。


5.3日

7時に起きて、洗濯1回目。干して、2回目はこたつ布団を丸洗いして干した。もうさすがにこたつはいらんであろう。朝イチ、散歩がてらメルカリの発送をしにコンビニへ。帰って、もうすっかりあったかくなったので朝のコーヒーもアイスコーヒー。飲みながら一週間分の日記を書く。今週はずっと引きこもっていてなにもしていないので全然書くことがない。午後からはネットフリックスでwowowのドラマ『夢を与える』を鑑賞。綿谷りさの原作は10年ぐらい前に読んだはずやけど、すっかり忘れていた。『解放区』の監督が役者としてキーとなる役で普通に出ていてしかもうまくてびっくりした。小松菜奈ちゃんの美しさは言わずもがな、そしてオダギリジョーはいつもかっこよくてずるい。