向田邦子原作笠木忍主演の妄想

今日はどうやらあれの日らしいな、わたしなんかにしたらもう口に出すのもおぞましい5文字やけど、クリなんたら(下ネタの方ではない)の日らしいですね。どこぞの国の赤い服きた白髭じじいが煙突から不法侵入繰り返す日。関係ない、今日はただの土曜土曜!てことで、現在最高潮に体調がわるい、もうずっとわるいわるいばっかし書いてる気するし、そうゆう感じにもう自分自身でほとほと飽きてきてるのやけれども、ほんまにわるい。医療費がかさみまくって貧乏すぎて死にそう。だいぶ前から関節がもう片っ端から痛くって、まじで強烈な日は寝たきりなぐらいの激痛で動けん体たらくで、整形外科さんに何度も通い、片っ端からレントゲンしてもらうのやけど、撮っても撮っても異常なしてゆわれて、身体が弱ってるんですかね〜とか濁して帰されます。リハビリ体操みたいなんの指南をうけるのやけど、膝を20秒あげておろします、とかそんな次元の体操で、いやいやわたし、さすがにそれは出来る出来る!どんなご老体やとおもわれてるのやろ!でも実際体内年齢そんなもんなんかもしれません。あとこの二週間ぐらい首顎近辺が腫れて痛くて、お多福風邪やったらどしよ!とおもって病院行ったらなんかリンパ腺やら耳下腺やら唾液腺やら色々、首周りの腺がたくさん腫れてるてゆわれて、まあきっつい抗生剤やら飲んだらそれはおさまったのやけど、これほんまになんやろね。そろそろあかんのかなわたし。。。



てことで、労働以外はほぼ寝たきりで本読んで過ごしている、くさくさした暮れです。



きんぎょの夢 (文春文庫)

きんぎょの夢 (文春文庫)

愛という字 (文春文庫)

愛という字 (文春文庫)

思い出トランプ (新潮文庫)

思い出トランプ (新潮文庫)

向田邦子作品って結構ドラマの原作とかも多いから、ちゃんと読むまでは普通に正統派な家族もんのええ話とかなんやろ〜てぼんやりおもてたんやけど、ところがどっこい実際はどれもこれも結構生々しい設定の不倫話が多いし、横溝正史とか乱歩的な血生臭いどっきりな展開なったりするんにおどろき!「大根の月」てゆう短編がすごくて、これ、おかあさんが息子の指を包丁でちょん切ってしまう話なんやけど、男と女、親と子、姑と孫、姑と嫁、それぞれの純粋さと狡猾さが、なんともゆえん絡まり方でせまってきて、こんな短い中に家族てゆう脆い集合体の全部がつまってる感じで衝撃やった。


女子をこじらせて

女子をこじらせて

溺ジャ三大美女のひとりでもある雨宮まみさん(ちなみにあとの二人は薬子さんと小井出麻衣さんね)の本『女子をこじらせて』とゆうのを読みました。女の自分語りは結構どう転んでもきついけど、もちろんこの本も強烈にきついけど、泣けるし笑えるし、ほで人によっては救われる、とても良い本でした。なんかわたしもどうやらこじらせ街道上を歩んでおるので思い当たる節が多すぎて、そうなんやなあ、これ長女病の典型なんやなあと納得したり、いやでもこの部分ではわたしの方が絶対ひどい!とか勝手に張り合ってみたりして、なんか雨宮さんはもうどうしょもなくなったとき実家に帰りはるのよな、なんかそうゆう逃げ場があっていいなって、おもたらまたひとこじらせしてしまいそう、してしまいました。


AV黄金列伝 (文庫ぎんが堂)

AV黄金列伝 (文庫ぎんが堂)

↑の雨宮さんの本に出てきて気になって、手をだしてしまった本。女優さん男優さん監督さんのインタビュ集なんやけど、女優さんらの健気さにうるうるきてしまう切ない本でした。わたしゆうても女子やし、自らAV手にとるってことはないからそんな知識も当然ないもんで、林由美香さんと森下くるみさんのビデオぐらいしか見たことないけど、笠木忍さんて人に俄然興味がわいてしまって困っている。蔦屋さんの暖簾の向こう側に行く勇気はないし。いやでもわたしの興味てゆうんは女優さんの裸そのものとか行為そのものとかじゃないんやけど、なんやろ存在がもうなんともゆえんメランコリックがにじんでいてたまらんのです。


邦子、女子こじ、黄金列伝、この3つを同時進行で読んでたので、残念ながらいま現在わたしのおつむの中は、邦子設定の家族ドラマから発展するAVの妄想でいっぱいです。邦子作品を陵辱するつもりは一ミリもない!のやけど、どれもこれも結構秀逸なAVになる気がする。いやAVとゆうよりはピンク映画かなあ。