母娘戦争

金曜、生理が全然おわらないので病院へいく。2時間待たされたあげく、おばちゃん女医にたんまり厭味をゆわれてしょんぼり。こんなちいちゃい町の個人医院でしかもこんな先生やのに、大繁盛のふしぎ!しかし女子の部位は不安定なもんやなあ、ゆうつじゃわ〜。すっかり真っ暗の帰り道、また迷子、家は結構近所のはずやのに全然辿りつかず、坂をのぼったりおりたり。東京の住宅街の夜道は迷宮。

今日はシール貼りのお給料をにぎりしめて、渋谷東急にできた丸善ジュンク堂の合体書店にゆく。なかなかに広いねー。しかも並べ方が小憎いとゆうかずるいとゆうか、特に文庫コーナー!中公文庫だけで3冊も買ってもたよー。他にも伊佐山ひろ子『海と川の匂い』多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』、文芸誌コーナで衝動的にg2田中角栄特集なども買ってしまたー。角栄の愛人の娘、佐藤あつ子の手記がすごくて、当然あさはかなわたしなんかとはまったく種類も重みも深みも違う境遇の苦悶に満ちた人生なのやけど、思春期の行動や母親に向けてのきもちがびっくりするぐらいかぶっていて、「いくつになっても母は少女のような女性だった」てところからぐらぐらきて、最後のむすびにはふるえた。究極はすごく何気ないことよなあ。母娘戦争ってほんまに壮絶で、むずい。自分はおかあさんとどんな風に終わるんやろう、とかふと考えました。まだ遠い遠い話やけど。最後はまるく相克できるんかな。

なんか青白いきもちのまま東横線、横浜から黄金町へ。三沢さんの『人間画廊』てイベントにゆく。黄金町、うすら暗くて川には謎の船が浮かんでいて、警察が常にうろうろしててちょっと物騒な情緒が蔓延、でも試聴室は至って明るい場所だった。しょうがミルクおいちかった!三沢さんお好み焼きも食べました。イベントはゆるっゆるやけどところどころ危険て感じで、最後は三沢さんがぱちっと締めていてさすがよのうとおもいました。三沢さんの声はいいなあ。イベント終わって会場はゆるっと親睦モードて感じやったけど、ちょっと個人的にそわそわしていたのでささっと駅へ向かう道すがら、ふと見渡したらなんかちょっと異国感とゆうのか、人の顔付きが都内とちょっと違う気がした。