6.20〜26日記

6.20土
ゴールデンウイークに、柴田聡子ちゃん、滝沢朋恵ちゃんと3人で回った、レーベルのツアーのファイナルイベントが黄金町試聴室その2で開催。遠いし、出演者も多く開演時間も早いのでなんと午前中に出発。乗り換え3回ではるばる来たぜ黄金町。到着したらカウンター内に三沢店長とテニスコーツ植野さんがおって、早速なんなのこのこってりしたおっさん二人組は!三沢さん、髪の毛がちりちりになっていて衝撃を受ける(聡子ちゃん曰く町田康みたい!とのことですが、う〜ん)植野さんもかつてみたことがないウエービ〜なロングヘアーになっていて、お、おおお。ふたりともロックスター感は出てきておりましたが間近でみるとちょっときついね☆遠いけど、ひさしぶりに来たらやっぱり都内とは流れる空気の速さが全然違うくって良いところやなあ、三沢店長が放っている大らかな雰囲気とかも相俟ってのんびりしちゃう。実は昨日までまた色々と水面下で怒りまくりの日々やって、この日も切れてしまったらどうしようかと自分にびびりながら到着したのやけど、なんか大丈夫そうかも。いつもは神保町勤務の後藤さんも今日はこっちにいてニコニコ。滝沢さんやテンテンコちゃんと邂逅をよろこびつつ、リハなどしてたら餃子の満州クール便が届く。そう、ファイナルってことで餃子食べ放題とゆう謎の催し付きなのであーる。試聴室入口にはホットプレートやタッパがスタンバイされている。なんかこのツアーで今までの流れやとありえない感じなのやけど、餃子効果なのかなんなのかここにきて予約だけで80人超えているらしいとゆう異常事態。そんだけの人数分餃子を準備しなあかんって、もうなになに、これなんのイベントなの?て感じで、たぶんお客さんたち、今日はなりすレコードツアーの最終日でうんぬん、なんて知っている人ほぼいないんじゃなかろうか。オープンが近づいてくると、わらわらと関係者やそれぞれの友人知人があつまりだして、のっぽのグーニーくんといつものノリでふざけてきゃっきゃと遊ぶ。三輪二郎さんとかもきて、横浜界隈のミュージシャンが集まってる感じ。恐らくこの日いちばん働いていたんではないかな、餃子焼き部隊としてテノリエリさんとその娘のカノンちゃんと、ライター小暮さんもいらしてて、わたし出番まで暇やったのでわりとカノンちゃんと遊んで過ごしました。テニスコーツ植野さんのライブがほんと素晴らしくて、弾き語りで歌ってらしたんやけど、「ケツ蹴とばせ」て歌が名曲やった。「プリケツ」て言葉を歌詞として聴くなんて人生最初で最後でしょう。聡子ちゃんを迎えて「イエスタディ・ワンスモア」の日本語詞版を歌ってて、これ訳詞から植野さんがやってらしてその言葉の素晴らしさにはたまた感動。この曲がこんなに響くとわ!今更やけど植野さん言葉のセンスに脱帽。なんかすっごく色んな人が入れ替わり立ち代わり出ていてちょっとほっこりしすぎで内輪感満載なイベントやったけど、そこに甘んじてゆるいライブは断固したくないってわたしもおもってたけど、聡子ちゃんはこの日も一切ぶれずひたすら歌を畳みかけ、滝沢さんはまた果敢に新たな挑戦的実験的なことを繰り広げていて、やっぱりこのふたりはいいなあと思いました。最後の聡子ちゃん、滝沢さん、わたし、そこにテニスコーツ植野さんまでまじってくれてみんなで「だ・い・す・き」をやって終了〜。植野さんがセッティング中にすごいアングラ演劇の人みたいに凛々しく歌詞の朗読をはじめて、わたし赤面やったけどかっこよかった。ラスト聡子ちゃんのコーラスの上にのっかる滝沢さんのラップとかもすごいよかった!あ〜たのしかった!長丁場、きっつきつの状態で最後まで見てくれたお客さん本当にありがとうございました。ちょっと会場で色んな人とおしゃべりして、すごく心配な某案件の詳細を聞く。ああどうかご無事であってください。帰り道もはるばるなので早々に聡子ちゃんと植野さんと一緒に帰路。ふたりとも湘南新宿ラインへの意気込みがすごくて、わたしは方向的に湘南新宿ラインには乗らないのやけど、なんとか乗せようと迫られ焦る。そんなこんなで、足立区帰ったらもう午前様でしたが、色々あったけどたのしい一日やった。

6.22月
労働後、森下の稽古場へ。新宿からやと乗り換えなくて行きやすい。新たに脚本が増えて、どえらいえげつない展開になってきておる。なんかもはやメルヘンな要素なんて一切なくって、悲惨で残酷な現代社会を森に映した感じ?まだ最後まではもらってないのでわからんけど、これ一体どう収束するんやろ!?今日から本を持ちながら動きもつけてやる立ち稽古?とやらがはじまって、ヘンゼルとグレーテルは森をサヴァイヴするお話なので結構険しい森を動き回る、ってゆうていで、匍匐前進とかする羽目になり、ノー筋力のわたしはこれがなんかちゃんと出来なくて、変な動きになって気づけば膝がアザだらけになっててガビーン!休憩時間、羽場さんはご自分で作ってこられたお弁当を食べてらっしゃて、すばらしいな〜とおもった。&何故か演出松井さんが逆立ちをはじめて、なにやら重力で下がりがちな内臓をひっくり返して元の位置にもどす健康法やとのことやったけど、その逆立ちが微妙にどんくさい形でおもしろかった。北村さんもやってみて?とかゆわれたけど絶対出来る気がしない、100%頭ゴンして怪我するので自粛。

6.23火
労働はやすみで、家で家事などしつつ、しかし雨で洗濯干せず。目下自分に課せられている宿題に挑むのやけど、なかなか進まない。今まで誰にも読まれない前提の文章は伸び伸び自由にたくさん書いてたけど、読んでもらうてことを考えたら色々制約が多すぎて全然書けなくなっちゃっている。あーーー。M井さんとのやりとりで、一個の企画でなんこボツなってるねんってゆうぐらいボツなってて、そもそもがそんなたくさんアイデアあるわけでもないので途方に暮れている。書けないまま陽が暮れていく憂鬱。

6.24水
昨日休んだ代わりに労働。去年おめでたで辞めてった子が赤ちゃん連れて遊びに来てて、もうつかまり立ちも出来る立派な大きな赤ちゃんになってて、そしてすっかりしっかりしたお母さんになってて、いや〜あの子がね〜すごいもんやわ〜(だってカナマラ祭りのご神体の飴ちゃんみしてくれたり、一緒にハプニングバー行きましょうよと誘われ続けなんとか断り続けていたぐらい、ソッチに興味津々すぎる危険な子やったもので)と感心、している間あんまりないぐらいすごく忙しくて、あんまり喋れず無念。帰ってまた宿題と格闘しつつ、別件の某案件でまた怒る怒る怒る。

6.25木
労働後、森下の稽古場。なんと倉庫に埃だらけのアップライトピアノが眠っていることが発覚し、使っていいのかわからんけど勝手にみんなに引っ張り出してもらって弾く。非常にラッキー☆今日から唐組遠征から帰ってきた久保井さんもご参加で、やはし久保井さんはセリフまわしやちょっとした動きも、唐組感びんびんでかっこいい!!今回、現地入りしてからご一緒する役者さんとかもいるし、今他の芝居の本番で欠席の役者さんが常に何人かいるので、代役で稽古の場面が多いのやけど、久保井さん代役でもかっこいい!ピアノあるので歌も何曲か歌ったけど、歌入れて芝居につながると、自分でもワオって感じなんやけど、もともと何年も前にわたしが勝手に作って歌ってた歌が、この芝居のために作ったんかなって錯覚するぐらいハマってて、それはまあ松井さんがアテ書きとゆうか、うまいこと歌に繋がるように脚本を書いてくれてるからなんやけど、ちょっとうわ〜って自分で感動しました。稽古後、森下はいい按配の飲み屋がたくさんあるので、みんなで行く。新潟での暮らしとか教えてもらったり、わたしがちょっとネガティブモードになってたら久保井さんが「そうゆう自意識は大事だけど、でも所詮芝居なんだからさ〜!いいんだよ自由にやれば!」とゆってくださり、とても救われました。何十年もアングラ演劇のど真ん中でしかも唐さんの側近にいらっしゃるような久保井さんから「所詮芝居なんだから!」とゆうお言葉を聞くと、なんか軽やかな重みがあって、わっ!と思いました。

6.26金
突然稽古がなくなって(松井さんが脚本書きたいから休み!とのこと)ぽかーん、いやぽかーんとしてる場合じゃなく、宿題に励む。ちょっと方向性が定まったので書く書く。しかし制限にうまいことはまらない気がして、ああ〜っと行き詰まる。パソコンの前で歯ぎしりしてたら、奥歯がとれる。これ実はもうこの同じ歯だけでこの1年でとれるの3回目で、とれる度に歯医者いったら、ボンドでくっつける荒療治されておわってて、さすがにもうあかんやろ。しかしいつもの歯医者は予約2週間後とかまで取れないので諦めて、別の歯医者に電話したら、1時間後にどうぞとゆわれる。そんなにすいてるんか?逆に大丈夫かなこの歯医者。。。「あ〜この歯、もう駄目ですね〜ざんねんながら。インプラントにするか、、、」とかゆわれたので、いやお金ないんですと訴えると、「じゃー保険きくやつやと、入れ歯ですね」てゆって画面で入れ歯の説明見さされる。入れ歯て、まさに、ほんまに入れ歯やん。おばあちゃん入れ歯やん。嘘でしょ。わたし、そうか、おばあちゃんか。。。確かに骨密度も70代宣告されてるし。とほほ。しかし入れ歯にするにしても、わたし二週間後には新潟に行っちゃうので、治療途中で放置ってなるとやばいとのことで、いったん詰め物で埋めてまた帰ってきてからにしましょうてなって終了。しかし入れ歯のショックが隠し切れない。30歳の老化現象ってこんなもの?いやわたしがやっぱり色々早すぎるよね。人生は確実に死にむかってる。