無善寺でかんがえた

月曜は、はじめての無善寺でライブをしました。なんだか、ライブをすることについて、根本的な部分で色々立ち返ってかんがえた。そうゆう意味ではとても意味があったかな。無善法師の全裸で全開のライブからはじまって、いやもうその内容はこんなところには書けないくらい最強なステージやって、最初はうぎゃーとおもったけれど、トップで店主自らが、まだ出演者すら殆ど来ていないテキトーな状況下で、本気であんだけのことをやるとゆうのは、奇天烈な行為にみえて実は、無善法師さんの思いやりや優しさが詰まっていたのやなあとすらおもった、あの場にいたほんの数人しか目撃していないのが勿体ない、かっちょいーステージやった。好き放題やっている様にみえて、実はすごくお客さんを楽しませて、喜ばせて、すごいことやなあとおもった。「ヌハハハ」と端々でひとり笑いする声がなんかめちゃ色っぽかった。無善寺とゆう場所、無善法師とゆう人に纏わる噂をたくさん聞いていたのでちょっとびびっていたのやけど、至ってわたしは大丈夫でした。

なんだかすっかり擦れてきたのかわたしは繊細だったりぴゅあだったりするものの魅力が全然わからなくなってしまった。最近は、汚れてなんぼやなってちょっとおもう。どっちも足らんわたしは一番中途半端でしょうむない。だけど無善寺とゆう場所はなんか不思議な営業スタイルで、だからなのか、出演者もテキトーやし客もめちゃくちゃで、そうゆう感じが正にわたしの嫌いな高円寺要素だのでめっちゃしんどくなって後半もう帰ろうかと思ってた。演奏中にヘベレケで女といちゃいちゃしながら勝手にシャッター連写しまくってるサブカルカメラマン気取りのきもすぎる酔っ払いとか、狭い空間にモクモク煙るタバコの臭いとか、じわ〜と横に繋がってるんであろう人間関係図とかがとにかくきもちわるくて、どんどんわたし自身のきもちが荒んでいって、わたしの出番が来たのはもう10時半ぐらいで、お客さんも帰りたそうやし、わたしも帰りたいし、だから過去最短ライブをした。3曲だけ。しかもMCした。普段MCなんかしないのに。そんで歌い終わったらおしっこして一瞬で無善寺出て帰った。

なんかわたしはそもそも高円寺が苦手で、所謂ところの高円寺カルチャーが嫌いで、あんまり長時間いると人がどんどんと嫌いになって荒んでいく、のでなるべく近寄りたくない場所なんやけど、唯一、円盤にはたいへんお世話になっているし、ライブがあれば訪れます。だから、高円寺での快適な過ごし方をかんがえないとあかんなあ。こないだは、とにかくきもちわるくて息がつまって、外の空気を吸いに行ってもやっぱり駄目で、あぶないところやった。あの絶望的な閉鎖感はなんやろうか。はーとため息。

無善寺は3曲しかしなかったので、次のライブ3月26日のサンジャックはいっぱい歌いたい。この日はツーマンだし。新しい曲もやろうかな。

昨夜は、高田馬場早稲田松竹にはじめていきました。まだ観てなかった『空気人形』、ラスト1本割引とかゆって800円やった、やすー。ペ・ドゥナの透明感と色気はすばらしい。ちょっと前に、ポン・ジュノの『ほえる犬は噛まない』をTSUTAYAで借りてみて、ペ・ドゥナがめちゃんこよくって、今回もまたすばらしくよかった。わたしの中で好きな女性、加護ちゃんの次にランクインしました。しかし早稲田松竹、めちゃくちゃ混んでた。平日のレイトショーで、こんなに混むのやな。そんなに映画をたくさんみるタイプではないけれど、たまにふっと一人で映画館にいきたくなる。誰とも会いたくないけど家に帰りたくもない日、東京は他人がたくさんいて心地よいなあ。

ところで、右手の小指に小さい湿疹がみっつ、等間隔でぽちぽちぽちと並んでいます。とてもかゆい。