きらいなあの子の名前はない

相変わらず、わたしは性格がわるいので、そしてここ数日やはりとても精神が荒んでいるので、あたまの中で、保育所時代、小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代、のそれぞれに、とても嫌いだった人々を片っ端からおもいだして、おもいうかべて、うわーあの子はほんまにだいっきらいやった、あの子のああゆうところがだいっきらいやった、などと反芻してはげんなりしている、ただのアホの暇人です。だけど嫌いな子なのに、当時は結構一緒にすごしていたこともおもいだす。とゆうか嫌いな子にほど好かれてしまうのか、断れないし他に別に友達もいないわたしは仕方なくその子と過ごすことが多くなるわけで、だけどある時からそれは無駄と判断し、一方的に断絶しよう!と、なるだけ嫌われようと、きもちわるい人間になっていったことは事実です。そして現在がこれか・・・。ちーん。まあだけれど、元からあんまりたくさんの人に好かれる類の人間ではないことは確かだし、そんな中でも近づいてきてくれる子がいたことはありがたい、のかもしれない、けれども、いろんな時代、その嫌いだった子の、言葉づかいやら声の感触、おおまかな体系や顔、仕草や粘着力、時にはその子のお弁当の具などまで結構はっきり思い出せるのに、名前がぜんぜん出てこない。ほとんど一文字も出てこない。彼女のアイスの食べ方まで思い出せるのに、名前があれ、まったくでない!これってなんやろうか、わたしの記憶力ってそんなもんなんやろか。まあ、もう金輪際、その子らにどっかでばったり再会するなんてことはないのやろうから、別にたいした問題ではないけれども、こんなに大嫌いエピソードは思い出せるのに、ふしぎなものね。わたしの頭の中の消しゴムね。ああむしゃくしゃ。だいきらいな子、高校時代はもう多すぎてごっそり忘れてしまったけれども、大学時代はすごかった。送迎バスでばったり出会うのが嫌なために、なるべく自転車で通うようにしていたし、教室でも見つけられて隣の席に座られようものなら地獄の90分が待っているわけで、それを回避すべく隅っちょの隅っちょに座って、机に突っ伏して(わたしの場合、遠目からでも髪型でばれることが多い為)先生来るまで爆睡しているフリをしていた。それでも狭い大学構内、ばったり出会ってしまい、食堂なんかへ誘われてしまうこともしばしばで、そしたらヘタれなわたしは、ごめんかえるわ、の7文字がゆえない、ゆえないが為に、また地獄の昼休みを過ごしたりしていたなあ。青かった。そんなに前でもないけれど、今のわたしならもちょっと上手に切り抜けてゆけたはず!中学時代はそれなりにたのしく過ごしていたけれど、高校〜大学時代の学園ライフったらほんまにさいてーやった。ふつうはもっと、青春の輝き的な、きらきらした思い出の宝庫で、ああ戻りたい戻りたいって、みんなはおもってるんやろう?学園ライフは悉く腐っていたなあ。とゆっても周りはそれなりにきらきら眩しかった記憶なので、わたし自体がぐっずぐずに腐っていただけなんやろう。うむ。

あ〜なんでこんなことばっかり思い巡らして、こやって日記にまで書いてんねやろ。昨日一昨日でやりたかった作業が全く進まず、こんなことばっかりぐるぐるするから、何故かさっき、ふと思い立って流しをめっちゃ磨いた。ぴっかぴかです。ちょっとだけすっきりした。

ところで、今これ読んでます。
倉橋由美子は好きなんと嫌いなんがあるけど、これはおもしろい!

アマノン国往還記

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