平らにすぎてゆく、正月

お正月はしばし伏せっていました。大晦日から、小さい頃によくなった自家中毒のような感じで、吐き気で目が回ってしまい、乗り物酔いのような感覚、きもちわるかったー。お正月は、なんか、街も人々もみんなが、いっせいに落ち着くべき場所に落ち着く時節、わたしは去年一年を振り返りながら、自分で選んだ今を否応なく味わされたとゆうか、それも自分で決めたことであるし、去年一年で色んな鎖が外れて、ひとり、普通に自由に過ごしました。だけど、お正月はみんな、家族だらけやね!近所の代々木八幡さんに一応初詣にいったのだけど、ちいちゃい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、みんなにぎやかに湧いていて、あーこれがお正月かーとおもった。神社の境内には、小学生たちの書き初めがずらーっと飾ってあって、いくつか町内会長賞とかシールが貼ってあったり、みんな立派に、「豊かな未来」とか「美しい心」とか、きっとお手本があっての書き初めなんやろな、わたしもそうやった、とか思い出しながら観賞。ひとつだけ、ひらがな4文字で「いもうと」って書いてる作品があって、決して力強い字ではないんやけれど、なんか一番よかった。北村賞あげたくなりました。いらんか。しかし街にでてみれば、どこもかしこも初売り!の字が踊っていて、若者や女子たちが大きな袋を提げてはしゃぎまわっているので辟易としつつ、わたしはせめて本でも買うたろ、とおもって紀伊國屋書店新宿本店へ、特に安くなってるわけでもなんでもないのに、3冊購入。

幼女と煙草

幼女と煙草

マドゥモァゼル・ルウルウ

マドゥモァゼル・ルウルウ

TRIP TRAP  トリップ・トラップ

TRIP TRAP トリップ・トラップ

とゆうことで、お正月はおうちで本を読んでいた。「幼女と煙草」これ、フランスのブラックコメディとゆう触れ込み帯文だったのやが、すごいおもしろかった!「・・・ルウルウ」は、結構前に昔の版を図書館で借りて読んだのやが、最近復刊したらしく、なにやらかわいい装丁だったので買ってしまった。お正月、とゆっても休みは2日間だけで、わたしの普段の一週間の生活と変わらず、普通に労働先は年中無休なので、平常どおり、なんてゆうか、平らな正月でありました。労働先でお雑煮を食べたのが、唯一の正月らしいことかな。

そんなわけで、年があけましたね。もう6日か。ついでに歳もとりました、昨日。誕生日、年々、どうでもええ日になってきている。今年も普通に、労働にいって、帰りに図書館にいって、特にケーキたべるわけでもなく、平らに過ぎていった。でも今夜はちょっとだけ正月っぽく、日暮里寄席へ新年初笑いしにいってきます。