7.15~21日記

7.15月

4時起きで朝から普通に労働。まだ熱っぽくて体がしんどいが休むわけにもいかず。世は海の日で祝日。なかなかに忙しくあくせく働いた。そのほか特筆すべきことはなし。

 

7.16火

4時起きで朝から普通に労働。もう熱も下がってほぼほぼ体調は全快。しかし今回の発熱は一体なんやったのやろう。風邪の症状はなかったし、本当に熱だけ。まあそういうこともあるか。帰りに紀伊國屋書店によって川上未映子さんの新刊『夏物語』を購入。ベローチェに寄ってちょっと読み始める。ベローチェさん、ただでさえ安いのにMサイズの料金でLサイズに増える謎のサービスをやっていて、おなかたぽたぽに。わたしは喫茶店も好きやけど、ベローチェドトールも好きである。が、スタバやタリーズは好きではない。この違い、わかりますよね?

 

7.17水

早朝から洗濯をして雨降るかもしれん心配もあったけどエイヤっと外に干し、朝から有楽町。丸の内TOEIでチケットを引き換えて、時間があったので新有楽町ビルのはまの屋パーラーでモーニング。ここはサンドゥイッチが売りの喫茶店。モーニングの時間帯はハーフサイズのサンドゥイッチとコーヒーがついて500円とお得。

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いつもはフルーツサンドを頼むのだけど、今日は卵サンド。ここの卵サンドはゆで卵をマヨネーズであえているタイプではなくって、焼き立ての卵焼きを挟んでいるタイプ。わたしはこっちのタイプの卵サンドの方が好き。1時間ほどゆっくりして、11時半から丸の内TOEIで山戸結希監督の映画『ホットギミック』を鑑賞。か弱い美少女と美少年が蚊の鳴くような声でふわふわしたことをのたまっていてひたすら気持ち悪く、うすら寒くてわたしはダメやった。(個人の感想です)ただ可愛いだけでなんの魅力もない女子が多方面からもてまくるというだけの映画で、1ミリも共感出来ひんし全く趣味じゃなくって、キツイの一言の2時間やった。これまでの山戸作品は、正直ちょっと苦手な部分もあったにはあったけど、それを凌駕する絵の美しさや物語の強さ、人物の魅力があったのだけど、今回はキャラクターが全部うすっぺらく(←あくまでわたしがそう感じたというだけですが)あととにかく主要人物たち揃いもそろって全員芝居が寒い! 正直見れたもんじゃなかった。が、高橋和也さんが画面に出てきたシーンだけ一瞬安心感が得られてよかった。高橋和也さんかっこいい。もやもやした気持ちのまんま映画館を出て、銀座線で浅草へ。某所へ某人を迎えに行き、一緒に今度は下高井戸、下高井戸シネマで映画『岬の兄妹』を見に行った。ちょっと早くついたので、初めて降り立った下高井戸の町を少し散策。さか本という古い食堂があったので入ってみることに。ちっさい店かと思ってらすごく広く、お客はわたしたちだけ。入ると、店員のおじいちゃんとおばあちゃんが並んでテレビを見ておられた。壁にずらーっと100種類くらいはあるんちゃうかというくらいの短冊メニューが並んでいて、悩んだ挙句さか本そばを注文。味は素朴でまあ普通といえば普通のおそばだったのだけど、かまぼこや伊達巻なんかが浮かんでいておいしかった。おつゆをごくごく飲んだ。わたしは麺類のおつゆはほっといたら全部飲んでしまうので自制しなければいけない。おそばを食べて、映画館へ移動し、夕方から『岬の兄妹』を鑑賞。わたしは二回目の鑑賞だったのだけど、二回見ても素晴らしい作品だった。知的障害のある妹に売春をさせるというきつい内容ではあるのだけど、印象的なシーン、胸がきゅうんとなるシーンの連続で、食い詰めてゴミをあさってソースの小袋を舐めるシーンとか、おじいちゃん宅にデリバリーされてって、なかなか勃たないおじいちゃんが「糖尿病なんだよ~」というシーン、うんこ爆弾のシーン、プリンを食べながらおまたに薬を塗ってもらうシーン、思い出しても胸が熱くなる。今のところダントツで今年一番の映画。映画見終えて、夜は六本木新世界へ、舞台監督さんを交えて来月のミュージカルの打ち合わせ。客席の作り方を考えたり、当日の時間割をばっくり考えてもらったり、わたしたちだけでは気が回らない部分を助けていただける、舞台監督さんのありがたみを噛み締めた。新世界を出て、ちょっとごはんでもとなったけど六本木は怖くて簡単にお店に入れないので安心安定のサイゼリヤ。わたしは青豆の温サラダとドリンクバー。これおいしくて好き。飯田さんと舞台監督T橋さんと3人で、1時間半くらいおしゃべりして解散。乃木坂駅まで歩いて帰宅。朝からよく歩いた(当者比)一日であった。

 

7.18木

目が覚めて、そうだ、麦へ行こう! という気分になったので、湯島から歩いて本郷三丁目の名曲・珈琲麦へ。麦は名曲喫茶だけど敷居が高くないし値段もお安い、たいへん素晴らしい喫茶店。モーニングは390円と東京とは思えない価格設定でしかも6種類もあるのです。今日は2番のハムトーストに。

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サラダにはりんごやみかんも入ってて、ハムトーストはパンにからしが薄く塗ってあって大人の味でおいしかった。安いのに飲み物はカフェオレも選べる素晴らしさ。お皿やコースターも可愛くてパーフェクト。奥の一人席でしばしセリフ覚えにいそしむ。適度な音量でクラシックが響いているので、ちっさい声でぶつぶつゆっててもかき消してくれるのでありがたい。来るときにセブンイレブンで印刷してきた溺死ジャーナルも読む。僕のマリさんの文章が今回も素晴らしく、胸がすく思い。おひるくらいに店を出て帰路。本郷三丁目から湯島までの10分くらいの道中、ふっと高台が現れて、急な階段の上から下を見下ろすとすごく景色が綺麗で見晴らしがよくて、ここから夕陽とか見たら泣けるやろうな~なんて思う。帰って、家でもセリフ覚え。しかし家やとついつい怠けてしまってあかん。夜はアマゾンプライムで山戸結希監督の『溺れるナイフ』を見た。これは映画館でも見たので二度目だったけど、昨日のホットギミックがあまりに残念だったので、山戸監督のすばらしさを確認したくて再見。お話は少女漫画ど真ん中な内容なのでわたしはあまり物語に感情移入とかはできないのだけど、主演の菅田将暉小松菜奈コンビが本当に素晴らしいので、全然うすら寒くはなくって、それどころからふたりが本当に美しすぎて泣けて泣けて、すごくいい映画だった。わたしが思うに脚本に井土紀州さんが入っているってところが味噌な気がしている。井土×瀬々コンビの名作『HYSTERIC』をちょっと彷彿するし。あ~しかしホットギミックは無念であった。が、世間的に評価は高いみたいやので、わたしの感性があかんだけなのかもしれません。

 

7.19金

4時起きで朝から普通に労働。京都アニメーションの火事や宮迫引退など香ばしい二ュースが満載の今朝、職場の新聞をぱらぱら読む。わたしはアニメは全然見ないので京アニの作品に思い入れがあったわけではないのだけど、ひとり京アニで働いていた作家さんを知っているので俄然心配で、しかし友達とかではないし、二回会ったことがあるだけなので安否を聞いて回るのも失礼かなと思うし、とはいえ無事かどうか心配でこっそり気が気じゃない。しかし社員の半分以上が亡くなっていて、生き残った方も目の前で同僚たちが焼け死んでいったのを見ているわけで、死ぬも地獄生きるも地獄だとお察しします。仕事終わって夜は横浜。今日は相方飯田華子さんと若林美保さんのツーマンショウが大好きな試聴室その3であるのでたのしみにしていた。東横線で横浜まで行って、乗り換えて関内。せっかく横浜にいくので横浜の喫茶店にも行きたかったのだけど目ぼしい店は18時閉店だったのであきらめて安定のベローチェ。なんか店内、ゲボの臭いがしたのだけど、なんやったのやろう。誰か直前にゲボしたんかな。ベローチェで1時間ほど読書。赤松利市さんの新作『純子』を読了。

純子

純子

 

 うんこと少女の美しい物語、と銘打たれた今作。肥汲みで生計を立てている貧しい家に生まれた美しい少女の物語。冒頭から肥汲みの糞を舐めるし、下痢便、しょんべん、一本糞、貧困の残酷描写もこれでもかってくらいハードに描かれているのだけど、文章が如何せん美しく爽快なので全然気持ち悪くはならずに読めた。糞便まみれではあるけれど見方を変えたら少女小説としても、青春小説とも読めるし(少女の成長の物語でもある)、いろんな読み方が出来る。しかしこんな話を考えはった赤松利市さん、ほんとに狂ってる!(←褒めている)読み終えて、てくてく歩いて日ノ出町試聴室その3。店主M沢さんとの邂逅を喜びつつ、物販席で待機。飯田さんとわかみほさんのツーマンは3月に浅草でも拝見したけれど、広々した試聴室その3で見るとまた違った楽しみ方が出来てよかった。絵にかいた美女(わかみほさん)が額縁を飛び出してヤンチャしだす寸劇は今回も素晴らしく、わかみほさんの肢体はいつ見ても完ぺきに美しくてうっとり。ブルーハーツに乗せて自慰をするパホーマンスは泣けた。終わったのかと思いきやはじまるラストのひとネタもさすが飯田さんの切り口でたいへん楽しかった。横浜まで見に来てよかった。試聴室その3の女子トイレに行くとなんと飯田さんが描いた等身大のわたしの絵が貼ってあってびっくり。去年12月にここ試聴室その3で飯田さんとのIKAZUGOKEでワンマンする予定だたのだけど、わたしが緊急入院してしまったので急遽飯田さんひとりIKAZUGOKEでのライブになってしまい、その際に段ボール等身大のわたしと一緒に飯田さんはラップをしたりしてくれていたんやそうな。それを12月からずっとトイレに貼っていたのやって。わたしを知らん人からしたら意味不明であろうが、店主M沢さんの小粋な計らいに感謝。せっかくなのでわたしのサインも書かせてもらった。一年に2、3回しかこれないけど、試聴室にくるとああいいなあといつも思う。M沢さん、Wッソン、スーパーT口くん、みんなあったかくて楽しい。今年の年末、今度こそIKAZUGOKEワンマンをやらせてもらうことも決定した。わくわく。今年こそは絶対入院することなくやりきりたい。みんなとおしゃべりしていたらなんやかんやで終電に。飯田さんとわかみほさんと3人で走って駅へ。久しぶりに終電で帰った。おなかすいてたので足立区に帰って飯田さんと日高屋で深夜のラーメンをキメた。ひさしぶりに24時間以上起きていた計算になったけど楽しく充実していたのでよし。

 

7.20土

昨夜は4時まで起きてたので、9時ころに一回起きたけど、ずっとうとうとしてて11時くらいまでうだうだ布団で過ごす。しかし布団! まだわたしは冬布団で寝ており、そろそろもう暑い頃合い。もういらんやろうと思い、押し入れにしまってタオルケットを出した。タオルケット押し入れの臭いがして臭いので洗いたいけど、天気が微妙で干せない。おひるすぎ、コンビニ行くついでに選挙の期日前投票へ行った。特に社会派でもないわたしですが、一応選挙は行っとくか~というくらいの気持ちはある。昼から暇だったので宮迫氏&ロンブー亮くんの会見をなんとなく流し見。闇営業という今回の事件でありますが、会見を聞いていたら吉本こそ闇だらけなんじゃないですかって気持ちになった。わたしは大阪人なのでちっちゃい頃から吉本新喜劇で育っているし、はじめて生で見た有名人は島木譲二ってくらい吉本には親しみがあって、吉本大好きなのであんまり残念な内情は知りたくないような、でも知っておきたいような気持ち。夜は足立区の花火大会でパコンパコンと外で花火が鳴っていたけどわたしは人混み嫌いだし花火自体特に興味関心ないので無視して過ごした。花火大会は興味ないけど、地味な線香花火とかパチパチやるのは結構好き。火遊び感覚で好き。好きやけどもう10年くらいやってへんな~。

 

7.21日

4時起きで朝から普通に労働。朝、働いてたらお客さんに「北村さんじゃないですか、ここでバイトしてるんですね!」と声を掛けられる、定期的にあるやつ。同僚たちとの会話は昨日の宮迫&亮くん会見の話題で持ち切りだった。ところでみんな選挙は行った?と一応聞くも、なんとわたしが聞いた6人中ひとりも選挙に行ってないことが発覚した! そのうち2人は選挙があることもしらんかった! こんなもんなんですかね? 民度の低い職場やなあと改めて思った次第です。

7.8~14日記

7.8月

4時起きで朝から普通に労働。おひるすぎ、あくせく働いていたら大女優K林S美さんが現れ「オフデちゃん!」と声をかけていただきびっくり。映画でご一緒したときに、喫茶店で働いている旨をぽろっと言っていたのを覚えてくださっていて、本当に会いに来てくださるなんて。感激でうれしくてはしゃいでしまった。しかし店は激混みで行列だったため、お茶せずに帰って行かれてしまった、申し訳ない。そのほか特筆すべきことはなし。夜はアマゾンプライムで映画『勝手にふるえてろ』を鑑賞。これがすごくいい映画でびっくりした! 松岡茉優はもちろんのこと役者さん全員すごくいいし、テンポ感も気持ちよく、ミュージカルみたいになるところも最高で、こんないい映画なら映画館で見とけばよかったとちょっと後悔した。

 

7.9火

4時起きで朝から普通に労働。しかし毎日寒い。もう7月やのになんじゃこれ。まだ冬布団で寝ているしおうちはまだ一度もエアコン稼働していない。今年はこんな感じで涼しい夏でいくおつもりで? それならそれで大歓迎なのだけど、結局絶対暑くなるんであろう。帰って、今週の円盤ワンマンで配る新聞の原稿を書いたり、確定申告の修正申告について調べたり。そう、今年異常に保険料や税金が上がってしまった謎なのだけど、わたし確定申告時に大きなミスをしていて、そのせいやと発覚して、こらいかん、しかしどうやら修正申告っていうのができると聞いたので、調べてみて、やってみようと試みるもe-taxで自分でやるのは難しすぎて断念して、明日税務署へ行こうと決意。

 

7.10水

朝から税務署へ。混んでるかと思ったらガラガラで、確定申告期間以外は税務署ってこんな感じなんか~。修正申告をしたい旨を伝え、しかるべき部署へ案内され、修正申告用の資料を作っていく。どういう修正かというと、経費を申告するのをごっそり忘れていたので、家賃の半分を経費に申告するのだけどその証明として家賃を振り込んでる口座の通帳を12カ月分コピーしたり、あとアパートの契約書のコピーや不動産屋に間取り図をもらいにいってりもしないとあかんといわれ、2時間くらい職員さんといろいろやったけど、今日その場で申告するのは断念。もろもろ必要書類集めて後日郵送で送ってくれといわれる。大したことしてへんのに疲れた。終わってつくばエクスプレスで浅草に出て、2時間くらい時間が空いたのでローヤル珈琲店で豪華なモーニングをキメる。

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モーニングのトーストってまあだいたいが業務用のしょぼい食パンで、それはそれでいいんやけど、ここのはパン自体がいいやつっぽくておいしかった。貝殻の器のヨーグルトがかわいい。アイスコーヒーもたっぷりサイズで満足。しばしミュージカルの台本を開いてセリフ覚え。クーラーが直当たりする席やったので体が冷え切ってしまった。おひるすぎに店を出て、某お方と待ち合わせし、今日はデート。その後のことははしょります。

 

7.11木

4時起きで朝から普通に労働。仕事中から頭痛がひどく、ロキソニン投入するもあんまり効かず。なんとか夕方まで働いて、夜は阿佐ヶ谷へ。K井さんと和田屋で飲んだ。お互い近況報告しつつ、K井さんはミュージカルにも出演していただくので、どうやったらおもしろくなりそうかわりと真面目に話し合ったり、それとは別件の次のたのしみなわくわく計画についての打ち合わせも軽くやった。まだ内緒ですが、ついに夢のひとつが叶う計画です。どきどきだけど超たのしみ。でもその前にミュージカルを頑張らねばである。隣のテーブルにK井さんのお知り合いの方がたまたまいてらっしゃって、話していたらなんと、K井さん出演のわたしのPV『わたしのライオン』を見てくださっていたそうで、「ああ、あの子か」なんて言われてうれしはずかしだった。色んな人が見て下さってるのやなあ。なんやかんやで5時間くらい、飲んでおしゃべり。K井さんとは何気なく本とか映画の話ができるからたのしい。たのしく飲んで、帰りに阿佐ヶ谷に今度切通理作さんがオープンするらしい本屋さんを一緒にちらっと見に行った。まだ準備中って感じで中に入れず。しかしたまに来ると、阿佐ヶ谷の街並みもいいなあと思う。我らが足立区とは真逆やけど。帰ってテレビをつけたらちょうどアメトークがはじまって、今日は喫茶店大好き芸人。我が職場の看板も一瞬登場した。ロバート秋山氏、ピース又吉氏は実際よく我が職場にもいらしてくださっているので本当に喫茶店大好きなのやと思う。みんなで好きな喫茶店について熱く語っていて、そうそう、わかるわかる~とニヤニヤが止まらない1時間やった。しかしこうやってテレビで紹介されるとまたお客さん増えちゃって、せっかくのひっそりした喫茶店が急に行列とかなるんやろうな~。そしてそういうのも踏まえてきっと喫茶店大好き芸人さんたち、実は自分のいちばん好きな喫茶店はあえて紹介しておられない気がする。

 

7.12金

昨日からの頭痛がまだやんでおらず、これはもしかしたら熱あるやつではないか?! しかし我が家は体温計がない。まあ測ったところで、熱あるって知ったところでよくなるわけじゃなし。それにわたし普段から持病のお薬で熱抑える成分の入った薬飲んでるから滅多と発熱はしないはずやねんけどな~。とりあえず解熱剤増量してやりすごす。雨の中朝から不動産屋に行って、税務署に提出する間取り図をもらいに行き、あと契約書をコピーしたり資料をそろえて、郵便局へ行って投函。それから帰って今日の円盤ワンマンのライブの準備。曲順を決めたりピアノの練習したり。お風呂入って準備して、夕方から高円寺。雨は上がってよかった。しかし依然頭痛はやまず。これは本格的に熱あるやつの予感。ライブの前は恒例の名曲喫茶ルネッサンスによってしばしコンセントレーションし、夜は円盤でワンマンでした。頭痛いわりにはライブは集中してしっかり歌えた。体調悪いと雑念が入る隙がないからしっかり集中できる気がする。とはいえ健康に越したことはなし。映画『閉鎖病棟』のスタッフさんがふたりいらしてくださっていて、映画のプレスや試写状やお土産のお菓子をくださった。ほんのちょい役で出演しただけやのに、気にかけてくださって本当にありがたい。ライブ終わって、見に来てくれたS井さん、パスカルズのUさん、Aさんとベトナム料理やさんでごはんを食べた。UさんAさんの双子驚愕エピソードや、30年前のパスカルズの出会い話などをお聞きした。ベトナム料理はパクチーは苦手やけどそれ以外はわりと食べられることが発覚。たのしくおしゃべりしてごはん食べていたけど後半から頭痛がまじできつく、帰りの電車では変な脂汗出てきて本格的にあかんやつでよぼよぼになって帰宅。

 

7.13土

起きたら奇跡的に治ってるかも、なんて淡い期待を胸に目覚めるも、なんか熱っぽいのに頭が冷たくて、相変わらず頭痛がすごい。おしっこしたらすごくおしっこが高温でびびる。熱湯がシャーっと出た。熱あるときって、おしっこが熱くなりませんか? わたしだけ? そして左側の下腹が痛い。肝臓? 腎臓? わからんけど、めっちゃ痛いわけじゃないけど鈍い痛みで気持ち悪い。ふらふらと薬局へ行き、葛根湯を買って飲む。あとビタミンドリンクを買ってぐびぐに飲む。とりあえず寝よと思ってベッドに伏すも、眠れないし、だからと言って頭痛すぎやから本も読めず。何もしていないことへの罪悪感で苛々してきて、起き出してミュージカル台本広げたりするも、頭痛すぎてなにも出来ない。今日はもうええや、なんもしない!と決め込んでベッドでふて寝して過ごした。

 

7.14日

起きたら熱が下がっていて、葛根湯すごい! わたしは漢方ってあんまり信用してなくて、これまでケミカル一辺倒でやってきましたが、こうなると葛根湯最強説を受け入れざると得ない。まだ体しんどいけど一応熱は下がったので早朝からちゃんと労働へ。雨やから暇かなと期待するも相変わらずの激混みであった。そう、世は三連休の真っただ中。わたしは今日も明日もただただ労働。まあ平日休んでるし、そもそもそんな働いてへんし。夜になってまた熱が上がってきたので葛根湯飲んで早めに寝た。

7.1~7日記

7.1月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。こっそり明日のドラマのオーディション用のセリフ覚えをするべく、ぶつぶつ唱えながらの労働。帰って、ニューパソコンの初期設定もろもろを整えるミッション。びっくりしたのやけど、マイクロソフトのログイン名を古いパソコンと一緒にしたら、勝手に壁紙が旧パソコンとおなじ仁義なき戦いの映画の全員集合写真に設定されてバーンと出てきてびっくりする。かしこいわ~と感激していたのもつかの間、どうせやったらそれ以外の保存ファイルとかも一緒に自動的に引っ越してくれたらいいのに、壁紙以外はなんにも反映されず。結局一個ずつUSBメモリーに移してから人力で引っ越しというめんどくさいことをしなければならず。まあでも、いらないものを捨てるいい機会になったと思おう。ということで、今週の日記からニューパソコンで書いています。キーボードの配置が微妙に前のと違うので(旧パソコンはASUS、ニューパソコンはLenovo)地味に打ちにくい。ニューパソコンは今までデリートキーやった位置になぜか電源ボタンがあるので間違って押してしまうので大変不便。まあなれるまでの我慢。

 

7.2火

午前中から銀座の某テレビ制作会社にて、某深夜ドラマのオーディション。控室につくと女優さんがずらっと待機しておられる。みんな緊張して台本を確認している中、ひとりドタバタと遅刻して入ってきたおねえさんがいて、入ってくるなり「誰かガム持ってないっすか?」と言い出し、初対面の人からガムをもらい、余裕しゃくしゃくなご様子でガムをくちゃくちゃくつろいでおられる女優さんがいたのだけど、オーディションがはじまってみるとセリフもほぼ完ぺきで、なんかすげ~プロ~と思った。オーディションはコント的な小芝居を3パターンやって終了。終わってせっかく銀座に来たので、ヴァニラ画廊へ、シリアルキラー展を見に行った。すごい、平日の昼間っから大盛況で、狭いギャラリー内にお客さんが犇めいていて、押し合い圧し合いながら展示を見ることに。いや~こんなにシリアルキラー好きがいるなんて! びっくりよ。わたしは殺人鬼研究は趣味のひとつですが、専ら日本人専門で外人にはあんまり興味がなく、なので全然詳しくなかったのだけど、この展示は殺人鬼ごとに詳しい解説が書いてあったのでわかりやすくて楽しめた。展示されてるのはシリアルキラーたちの絵だけじゃなく、なんか髪の毛とかブラジャーとかパンツとかまであって(しかもサイン付き)、展示品もバラエティーに富んでいた。絵画作品は、日本の死刑囚絵画展のときとなんとなく作風が似ていて、色使いとか、テーマとかが似通っていてほほーっと思ったのだけどひとり、ウェイン・ローという銃乱射事件の犯人は、人物写真の顔面部分だけに細かい刺繍を施すという変わったものばっかり作ってて、これが結構綺麗でイケていた。ギャラリーはそんな広くないのだけど、解説を一個ずつ読んでたら結構時間がかかって、2時間ほどかけてじっくり堪能。あ、そういえばお客さんの中にテレビで見たことある人がいて、俳優のK藤Rさんがひとりで見に来てらっしゃった。シリアルキラーとか好きなんかな。イメージと違うくてちょっとびっくり。展示を見おえて、おなかもすいてきたので、新橋まで歩いて、ニュー新橋ビルの喫茶フジへ。ここは壁一面に超でっかい富士山の写真がはめ込んであって、メニューにも富士宮焼きそばがあったりする富士山推しの喫茶店。チキンライスを頼んだら、上に目玉焼きと葉っぱが乗っててすごくかわいく丁寧に盛ってくれていて、うれしい気持ち。

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客層は100%新橋サラリーマンでおっさんの園なんやけど、お皿も可愛いし料理も女子がよろこぶ可愛さでいい喫茶店シリアルキラー展のパンフレットを読んだり2時間ほどのんびりして、帰宅ラッシュになるちょい前くらいに店を出て帰路。帰ってニューパソコンを開いて書きかけの小説とにらめっこした。

 

7.3水

4時起きで朝から普通に労働。何故か昨夜は睡眠薬が効かず上手に寝れなくて、なのでしんどいままの労働。仕事中、ネズミちゃんが出てちょっとした騒ぎに。みんな毛嫌いするけど、わたしはネズミちゃんには可愛いって感情しかないので、そんなみんな嫌がらないで~って気持ちになる。でもまあ、衛生的にブッブーなのだよね。仕事終わって帰ってまたパソコンを開いて小説とにらめっこして寝た。

 

7.4木

朝から虎ノ門の方の病院へ。1時間半ほど待ち、検査して、診察は1分、ほで高級お注射を打ってもらういつものコース。尿検査で、紙コップに入れたばっかりの尿をうっかりひっくり返してしまうアクシデントがありピンチ。それ以上はおしっこどうしぼり出しても出なくて今月は尿検査なしになった。病院終わって、そこから新宿へ出て、飯田さんと落ち合って喫茶タイムスへ。ナポリタンを食べ、昨夜台本の改稿版が届いたのでそれを見ながら、ミュージカルの打ち合わせをした。6月末にわたしが書き下ろし曲を渡したので、やっと素材が一通りそろって、いよいよ本腰を入れてセリフ覚えに入らねばならぬと気合が入る。しかしこんな量のセリフをわたしは果たして覚えられるのでしょうか!? 不安しかない、が、やるしかない! 打ち合わせを終えて、一緒に足立区まで帰った。わたしは飯田さんとこうやって近況報告などをしゃべりつつふたりで帰る時間が結構好き。

 

7.5金

4時起きで朝から普通に労働。昨夜も睡眠薬ばきばきにキメてるのになぜか全然効かずで眠れなくて、朝までずっと意識があった。だんだんこの薬の耐性がついてきてしまってるのであろうか? 困る。ちゃんと寝てないからか一日頭痛がひどくて、ロキソニン飲んでもあんまり効かずしんどい一日だった。仕事終わり、しんどいから直帰しようかと思ったけど、やっぱり見たいと思って武蔵野館へ、ルーカス・ドン監督の映画『Girl』を鑑賞。トランスジェンダーで、体は男だけど心は女の子の少女がバレリーナを目指すお話で、まずバレエシーンが全部素晴らしかった! だいたいバレエを取り扱う映画って、踊りのシーンが残念になりがちなんだけど、(『ブラックスワン』ですら結構きつかった……)この映画はバレエシーンが完ぺきだった! 主演の子に有名俳優を使わずに本物のバレエダンサーの子を選んでるからやね。そう、主演の子は本当は男の子なのだけど、顔つきも美しくて女の子みたいで、この映画のためにトゥシューズの練習もしたとかで何の違和感もなくバレリーナに見えたからおはなしにするーっと入っていけた。わたしはLGBT当事者ではないから深くそちら側のことに感情移入することは無理やろうと思っていたけど、この映画は気づけば主人公ララに入り込んでしまってて、だから最後のあのシーン(ネタばれになるので書きませんが)は痛すぎて泣いてしまった。わたしスプラッターもんとか結構いける口で笑って見れるんやけど、この映画はどんなスプラッターよりも痛かった。映像はずっと美しくて、少女たちも子供たちもみんなすごく可愛くて、だからこそ痛かった。全くホラーじゃないけど痛いのがあかん人は見ない方がいい映画かもしれません。映画館を出たら雨が降っていて、不思議と頭痛が消えていた。泣いたからかな。

 

7.6土

わたしは普段全く夢を見ないのですが、昨夜はすごく長尺のこってりした夢を見た。詳しくは恥ずかしいので書きませんが、種類でゆうと、淫夢? ということになるのでしょう。といってもセックスをする夢ではありません。すごくすごく好きだけど結ばれることはない人と幸せに暮らしているという夢、まさに夢のような夢で、目覚めて残念すぎてちょっと泣いてもう一回寝たけどもう一回あの世界にはいけなくて悲しくてまた泣いて、34歳にもなってひとりで何メソメソしてるねんって思いながら甘美な夢の世界が忘れられず、現実世界で何をやる気も出ずに一日ずっと引きこもって家から一歩も出ずにぼんやりと過ごしてしまった。夜になってようやくしゃんとして、ミュージカルのセルフ覚えをちょっとやった。

 

7.7日

4時起きで朝から普通に労働。社員さんがひとり、妻が入院したとかで急に休んだのでひとり足りなくてピンチ。一日中雨だったのに何故かお客さんめちゃくちゃ来て回転もすこぶるよく、夕方までノンストップで走り回って働いた。帰って今日もセリフ覚え。毎日ちょっとずつ頑張るしかない。わたしはラストスパートの馬力が全然ないタイプなので、何事も早い目に計画的にやっていかないとあかん。夏休みの宿題も計画的に片づけるタイプ。そして8月31日は余裕ぶっこいて遊ぶ予定なんが、何故か毎年妹の宿題をやらされてたな~なつかしい。ところで、今年の国保&区民税が突然爆上がりした件なのだけど、どうやらわたしが確定申告をミスって申告してしまっていたからやというのが発覚。発覚したはいいが、今更どうすることもできず。泣き寝入りしかないんでしょうか。去年は骨折&入院で働けなかった期間が3カ月くらいあるから、年収も下がってるのになんでやねんと思ってたけど、わたしが確定申告をミスったからなんや。あ~泣ける。泣けるが自業自得。ちーん。

6.24〜30日記

6.24月

4時起きで朝から普通に労働。寝起きからなんやか節々が痛くて関節が腫れている。気圧のせいかな? 朝、職場のデシャップの棚のところから何故かゴキブリが4.5匹一気に出てきて、なんでこんなたくさん?と思ってたら数分後に地震が来た。きっと大地の胎動をゴキブリちゃんたちは一足先に感じ取って逃げてきたのであろう。虫とか動物って地震を感知するっていうしね。久しぶりに気持ち悪い揺れ方の地震やった。突き上げ型のやつ。しかし良くも悪くもめっきり地震に慣れてしまったわたしたち、あ~またか~みたいな感じで、あんまりびっくりもしなくなってしまったね。いざという時どうするんやろうね。

 

6.25火

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。帰りにビックカメラによってパソコンを見る。そう、もういよいよこのパソコンがあかんので、買い替えようと奮起して見に行き、性能を店員さんに聴いたりしてどれにしようか小一時間悩んで精査するも、結局踏ん切りがつかず買わずに帰路。副都心線のホームで詩人のH田T子さんとばったりお会いし、しばしおしゃべり。H田さんはショーケンのファンだそうで、これから池袋の新文芸坐ショーケン映画二本立てを観に行かれるんだそうでした。帰ってミュージカルの台本とにらめっこして、夜はアマゾンプライムで最近はまっている新ミナミの帝王を2話分鑑賞。新ミナミの帝王、ところどころ映像の口の動きと音声がずれているのだけど、それもご愛嬌って感じで気に入っている。Vシネらしくていいね。しかしずれるってことは音声別録りなんであろうか? 

 

6.26水

7時に起きて洗濯して干して、朝から霞ヶ関東京地裁へ裁判傍聴へ。殺人の案件があったのでその法廷へ。2015年に元彼女を死体遺棄した罪で裁判になり一旦判決も出て執行猶予中の身やった被告人に殺人の疑いが浮上し再び裁判になっていた審理。今日は法医学のお医者さんの証人喚問で、解剖の結果死因は頚部圧迫による窒息死であると証言。死体遺棄されてだいぶ経ってから発見されており、遺体は腐敗も進んでて体重は28.5キロとかになっちゃってたらしいのだけど、そんなミイラ状態でも結構詳しくわかるみたいで、肝臓からジフェンヒドラビンて薬物が検出されたので、被告は被害者に薬を飲ませた後に首を絞めて殺したんではないかという流れ。しかしこの手のお医者さんの証人喚問って専門的な説明ばっかりで聞いててもちんぷんかんぷんやし、ドラマチックな展開は特に起きないので終始退屈な裁判だった。午後からも続きがあるけど、このまま聞いててもつまらん予感がしたので裁判所を出て、天気もいいので日比谷公園を散歩しながら日比谷の方へ出て、TOHOシネマズシャンテで映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』を鑑賞。自分の親の葬式で泣けなかった子供たち4人が出会い、バンドを結成するというお話。しょっぱなから映像がばっきばきでテンポが非常に早く、全体的にチカチカしてて疲れるな~という印象。子どもたちが主役なんだけど脇を固める大人の役者陣が非常に豪華で、すごい金かかってるな~て感じ。ちょい役でクリトリックリスさんや菊池成孔なんかまで出てて、あ~監督はこういう層に当てたいんやろうな~みたいな打算が丸見えで(嫌味な見方ですみません)しかもこの監督さん電通マンらしく、120分の壮大なCMを見せられている感覚の映画だった。きっとCMディレクターとしてはすごく優秀な方なんでしょう。30秒とかならいい映像やと思うんやけどそれを120分やられると疲れる。子どもたちは可愛いので子どもたちに罪はないけど、正直乗れない、しんどい映画だった。くさくさしながら映画館を出て、有楽町の方へ歩き、はまの屋パーラーへ。

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フルーツサンドを食べてコーヒー飲んで一服し機嫌を直す。ここは適度に静かで適度ににぎやかで居心地よくて、椅子も可愛いしサンドイッチもおいしいので好き。有楽町~日比谷近辺で映画見る時はついでに絶対寄りたい喫茶店。2時間ほど居座って読書。今まで読んだことなかった、吉村萬壱さんの『ボラード病』を読む。

ボラード病 (文春文庫)

ボラード病 (文春文庫)

 

小学生の少女目線で可愛いけど随所の変態的要素がチラ見えしていて、なかなかおもしろい。可愛いし読みやすいと思っていたらだんだん不穏になってきて、最終的にどえらいことになった!正常と異常、正気と狂気、病気、善と悪、そして腐っても女な結末がずさーんと突き刺さった。吉村萬壱さん作品、これから読も~っと思った。帰って夜はまたしても新ミナミの帝王見た。映画でご一緒した俳優の綾田俊樹さんが味わい深いじいさん役で登場していてニヤニヤ。

 

6.27木

朝から事務所の社長さんの面接を受ける。わたし北村早樹子は実は去年の9月からレトルという俳優事務所にお世話になっていて、そのおかげで映画『閉鎖病棟』に出演させていただけたりしたんだけど、今月はその事務所の契約更新月らしくって、新たに契約書にサインして、社長さんの面接があった。といっても特に込み入った話はなくて、プロフィールの確認や今後のスケジュールのことなどを話して10分もかからずに終了。それから電車に乗って湯島から歩いて本郷三丁目。ひさしぶりに名曲珈琲麦でモーニングした。

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麦は名曲喫茶やけど敷居が高くなくて、値段も安い。モーニングは6種類もあって、いちばんスタンダードなやつはサラダ(フルーツ付)とゆでたまごとトーストとコーヒーで390円。安すぎ。しかもコーヒーはおかわり100円。東京のど真ん中でこんな価格設定、いいんですか?と不安になる。食器類は全部かわいくて、コースターは鉄のレース編みのやつやし、お皿も可愛いやつ。すばらしい。100点の喫茶店。ミュージカルの台本を広げて、2時間くらいセリフ覚えに勤しむ。家やとどうしてもサボってしまってあかんので、喫茶店がいちばん捗る。とはいえ、台本開いてぼそぼそ小声で呟いたり、目つぶって天井向いてぶつぶつゆうたりして、端からみたら危ない人ですね。お昼前に出て、また湯島までふらふら歩く。途中すんごい急な大階段があって、上から下を見下ろしたら東京の街が沈んで見えて空が近くて気持ちよかった。帰って、ミュージカルの曲作り。とある、今回のミュージカルのテーマソングともいえる一曲の、コーラスを考えて録音。コーラス作るのたのしい。曲作りでいちばん好きな行程かもしれない。しかし録音機が今にも死にかけ、いや死んでるのを無理やり使ってるので、結構な確率で作業中いきなり電源落ちるからたいへん。奇跡的に録音出来た。なかなかおもしろい曲になったのではないかな。フフフ。夜、出来た曲を一気に音楽班のみんなに送信。

 

6.28金

4時起きで朝から普通に労働。新人さんが来るはずだったのだけど、2回目にしてバックレてしまってこなかった。わたしはまだ会ったことなかったけど、噂ではメンヘラちゃんやとのことで、どんな子なんか密かに楽しみにしていたのに、ちょっと残念。台風が来る来るといながら全然そんな様子もなくて雨も降らず風も吹かず、むしむしと暑い一日だった。気温が30度を超えると、わたしの職場の厨房の中は灼熱になるのやけど、わたしはポジション的にウエイトレスやけどドリンク作ったり大量の洗い物したりもするので厨房滞在時間が長く、なので暑いのはほんと勘弁って感じ。これからの夏がたいへん憂鬱である。仕事終わって帰りはまたしてもビックカメラのパソコン売り場へ。火曜日に目をつけていたパソコンはもう亡くなっていた! ショック! 店員に話しかけられたので1時間くらい説明を聞きながら色々見せてもらう。ビックカメラのいいところは無理に高いやつをススメてこないところやね。まあ無い袖は振れんしな。見るだけ見て買わずに帰路。夜はまたしても新ミナミの帝王を見た。

 

6.29土

7時頃に起きて、コーヒー淹れて来週オーディションがあるとあるドラマの台本覚えをやる。ぺら3枚分やけどこれがなかなか覚えられない。みんなどうやってセリフって覚えてるもんなん? もうテレビ見てても映画見てても、セリフ喋ってる人ら全員すげーって思っちゃう。お昼から新宿でデート。なんと、ついにパソコンを買った!(正式には買ってもらってしまった) こんな高価なものを人に買ってもらったことないので複雑な心境。大事にしよ~。ダンダダン酒場でご飯を食べて、夜はショーパブ黒鳥の湖に連れてってもらった。二回目やったけど今回もすごく楽しかった。わたしはやっぱり舞台のこの臨場感が本当に好きやと思った。照明がひかり、音楽が鳴り、生身の人間が飛び出してくるこの瞬間、胸がぎゅーっと締め付けられる。それはストリップもしかり、紅テントの唐組もしかり、ショーパブもしかり。でもこれは小さいときのバレエを見ていた体験が大元にあるんかな〜と思ったりした。ここ、黒鳥の湖はすごく色んなキャラクターのダンサーさんがいていい。みんな一緒の踊りをしていても十人十色で見ていてたのしい。もちろん全員すばらしくダンスが上手いってもあるけど。みなさんベースにバレエの素養があられるんやろうなあとゆう踊り方なんだけど、ひとりだけたぶん全く違う出自の踊り方をしておられるダンサーさんがいて、手足のほり投げ方がいい意味で投げやりな感じがすごく目を惹いて魅力的でよかった。最高の1時間だった。その後のことははしょります。


6.30日

あんまり寝てなかったけどちゃんと4時起きで労働へ。謎の腹痛で体調優れず。しかし同僚71歳のじいちゃんの方が心配である。元気は元気だけど、もう全然呂律が回っていなく、何を喋っているかほぼ聞き取れない。そろそろ引退してもらった方が本格的にいい気がする。その他は特筆すべきことはなし。帰って昨日買ったパソコンを広げてセットアップしはじめるも力尽きて明日へ延期。

 

 

 

6.17~23日記

6.17月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。夜、カニコーセンさんのブログが更新されていて読む。休ブログへの道という最後の更新。想像以上の内容で読んでいて苦しくなる。カニ嫁さんの男前すぎる発言に惚れ惚れしつつ、他人にはきっと全然わからんのであろうけれど、とりあえずふたり、めちゃくちゃいい夫婦やんかと思ってしまった。そして改めてカニさんの文章力にうっとり。こんなけしんどいことをよくぞここまで書いてくれました感動しました。ここまで私生活を書ける人ってそうそういない。このブログもいずれ消してしまうんだろうか。勿体ない……。

 

6.18火

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。終わって夜はバルト9で映画『ハウス・ジャック・ビルト』を鑑賞。ラース・フォン・トリア―の映画はだいたい映画館で見るようにしていて、新作も封切週にちゃんと映画館で。自称建築家の殺人鬼が過去の殺人を回想していくおはなしで、内容的にはいつものラースフォントリアーの胸糞悪い作風全開で清々しく鑑賞。『アンチクライスト』では女性器をちょっきんシーンがあったけど、今作は乳房をちょっきんしていた(しかもそのあとその皮で小銭入れを作って使用。エド・ゲインの真似かな?)。内容的には楽勝で余裕でたのしめたのだけど、わたしラースフォントリアー作品みるといつもカメラ酔いしてしまって、眩暈&吐き気に見舞われて帰りしなヨボヨボになるんだけど、あれはそういう演出でわざとああいうブレブレのカメラワークにしているのであろうか? みんな酔わない? わたしだけ? 結構きつくて途中退出しようかと思うほど。だったらみるなよと思われるかもだけど、カメラワーク以外は好きだから最後まで見たいし。そういえばヴァニラ画廊でシリアルキラー展が始まった模様。ハウスジャックビルトの半券で割引になるらしい。時間できたら行こうかな。


 

シリアルキラーが覚醒する問題作『ハウス・ジャック・ビルト』日本版オリジナル予告

 

6.19水

朝から洗濯して干して、午前中から新宿へ。昨日に引き続き映画鑑賞。ミュージカルが差し迫ってきたら余裕なくなって映画とか見れなくなるから、今のうちに見ておこうという作戦。テアトル新宿で『旅のおわり世界のはじまり』を鑑賞。ヘンテコな映画であった! 黒沢清監督なのでホラーなのかと思ったら全然全くホラー的要素はなかった。ウズベキスタンで全編ロケという謎のシチュエーションで、前田敦子がひたすらかわいいという謎の映画だった。今まで前田敦子をしっかり見たことがなかったのだけど、なんというか、存在自体が不安定の塊といか、すごく危うくて目が離せなくなる、なるほどこれがトップアイドル、これがAKBのセンターに登りつめた女か!と納得させられてしまった。突然歌い出すシーンがあるんだけど、歌がまたよくて、めっちゃ歌うまいかというと全然そうではないんやけど、だからこそいい、アイドルアイドルしていない素朴な歌い方できゅんとした。しかし何より黒沢清ってこんな作品も撮るんやねっていう驚き。これほんまに『クリーピー』とおんなじ監督ですか? 映画終わってどっか喫茶店でも行こうかと思ったけど、家でやることもあるのでまっすぐ帰宅。ミュージカルで使う曲をちょっと録音してパソコンに取り込んでみんなに送る作業。録音機が死んでいたのでアイホンのボイスメモで録音。簡易なデモはこれでいけるけど、これやと音重ねたりは出来ひんので、ちょっと録音手段を考えないといけない。多重録音出来る機材買おうかな~しかし何を買えばいいのやろう。色々ありすぎてどれが自分に適したものか全くわからない。今はパソコンソフトで全部済ませられるのかもしれへんけど、そうするとまずはパソコンを買い替えないとあかんしな~。あ~お金なんぼあっても足らへんわ。

 

6.20木

4時起きで朝から普通に労働。今日で同僚がひとり退職していった。そう、例の仕事中に夫婦喧嘩とかして泣いちゃう困った新妻ちゃんである。急な退職やったし、正直かける言葉もないな~て感じやので送別会も特に催されず、お別れのプレゼントもなし。最後に「おしあわせに!」と一言ゆって送り出した。まあ、こんなもんやろ。仕事終わり、六本木のギャラリーガレリアってところへ、IKAZUGOKE相方飯田華子さんの個展「飯田華子処女秘宝館」最終日を覗きに行った。ちっちゃなバーのようなところになんとすべて新作という贅沢な展示。飯田さんの絵は段ボールというイメージが強いけど、今回はちゃんと紙に描いてて額装してあった。色んなおとぎ話がモチーフで、しかしだいたい裸で陰部が剥き出しで、「赤ずきん(50才)」「ピーターパン(40才)」など、おとぎ話のその後が描かれていて楽しかった。プレイコーナーがあって、段ボール衣装を着て写真が撮れたり。偶然会場で漫画家の山田参助さんとお会いし、参助さんが描いたちんこの絵などを見せてもらいながらわいわいたのしくおしゃべり。19時閉展で、会場の都合で30分で片づけないといけないというむちゃな時間割だったので、最後までいた参助さんとはっとりさんとわたしと飯田さんでみんなで和気藹々とお片付け。この4人だとふざけっこしながら出来るのできゃっきゃとすごく楽しかった。あ~楽しいな~そういえばこれ4年前のミュージカル二十四の瞳ちゃんのメンバーではないか! と思って、あれから4年か~としみじみ思った。帰りの電車は通勤ラッシュどんかぶりだったので、大量の絵や棒を持っている我ら、だいぶ迷惑だったと思うけどなんとか足立区に帰還。飯田さんと服部さんとわたしで、こたにでひさしぶりに飲んだ。服部さんはたくさん食べるので、飯田さんとふたりじゃ頼めない色んなあれやこれやを片っ端から頼んでもりもり食べた。気の置けない友人と飲むのはたのしい、いい夜だった。

 

6.22金

朝から駒込病院感染症の通院が未だに続いているのである。血液検査してレントゲンして、診察へ。なんやかんやで午前中いっぱいかかった。しかし、検査結果も良好とのことで、感染症通院は今日で終わりでいいでしょうと言ってもらえた! やったー! いや~しかし長かった! 去年の9月に骨折して、一回目の手術が9月、そっからリハビリに通って治ったと思っていた12月にまさかの感染症発覚で緊急手術、12月1月と入院生活。1月に退院したけどそっから半年通院生活でやっと終了。なんやかやで10カ月かかりました。去年は厄年だったはいえ、ほんまに厄どっぷりの1年、しんどかったー。厄年が終わって今のところはおかげさまで平和に暮らせています。厄とか関係ないわって舐めてたけど、めちゃくちゃ関係あったわ! 次の厄年の際はちゃんとお祓いなど行こうかと思います。病院終わって、千駄木駅まで歩き、千駄木から100円の台東区めぐりんバスに乗って浅草へ。ちょっと時間があったので喫茶店トロール、前から行きたかったローヤル珈琲店へ行った。

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ホットサンドにはアスパラ入っててチーズもとろ~でおいしかった。貝殻のお皿のヨーグルトもかわいいし、リンゴジュースもついてきて満足。2時間くらい喫茶店で時間を潰し、その後とある人と落ち会ってデート。その後のことははしょります。

 

6.23土

ゆっくり寝よと思ってたのに朝5時から大家さんちの息子が車をふかしてて(大家さんちの息子はベタな足立区ヤンキー)、我が家は大家さんちのガレージのすぐ隣なのでうるさくて起きてしまった。ベッドで本読んだりしながら二度寝三度寝を楽しむ。図書館から返却催促のメールがきたので窓口に行って延長手続きをしにいき、あとはコンビニ行ったくらいで部屋に籠ってミュージカルの曲作り。3曲作ったけど、使えるかどうかはちょっと何日か寝かせて聞いてみてから。夜はアマゾンプライムで『新ミナミの帝王』を見た。萬田はんは竹内力じゃなくて千原ジュニア。迫力にはかけるけど、これはこれで見やすいしいい。如何にも大阪で作ってるドラマ感が懐かしくって、ついつい見てしまう。トミーズ健ちゃんとかでてくるし。トミーズって東京やと全然みいひんな〜。大阪ローカル番組たまに恋しくなってしまうね。

6.23日
4時起きで朝から普通に労働。行きしな新宿三丁目の駅のエスカレーターを登っていたら知らない男性に声をかけられ、「これから遊ばない?」と言われる。これから仕事なんで…と丁重にお断りしましたが、しかしこんな朝の7時によ!わたし、朝まで遊んでた人に見えたんやろうか。ナンパに遭ったことがほぼないので、しばらく、変わった人やな〜と思ってて、仕事しはじめる頃になってやっと、いや、これナンパやわ!と気がついた。ナンパってやつですよね?見たところ20代のメガネで中肉中背の、ブスでもないけど男前でもない兄ちゃんだった。わたしの方が確実に年上。なんともゆえない気持ちになりながら仕事。特筆すべきことはなし。帰りに紀伊國屋書店に寄って店内徘徊するも何も買わず。帰って夜は昨日に引き続き、アマゾンプライムミナミの帝王を見た。

6.10~16日記

6.10月

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。今日は歌舞伎町の方の自社ビルの屋上で社内のバーベキュー大会があるらしいのだけど、この雨やし明日も労働なのでわたしは欠席。わたしはこの職場もう10年いていちばんの古株なのだけど(店長より長い)、飲み会はよっぽどじゃない限り行かないし、プライベートで遊ぶほど仲良い同僚は今はひとりもいない。長く働く秘訣は適度な距離感やと思っている。きっと付き合いの悪い人やなあと思われてるのであろうが、なるべく距離は詰めたくない。深入りすると嫌なところがいっぱい見えてくるもんね。

 

6.11火

4時起きで朝から普通に労働。していたら、9時すぎにリーンと電話が鳴り、出ると企画部の課長からで、なにやら昨夜のバーベキューでうちのバイトのAくんが朝方急性アルコール中毒で救急車で運ばれたらしく、しかもまだ意識が戻らないらしい。何それ、嘘でしょ!? 電話口の向こう側で看護婦さんが「大丈夫ですか~?」と叫んでる声が聞こえていた。19、20歳の子ならまだしも、Aくんはもう25歳。もともと酒癖が悪く、以前も飲み会で喧嘩したり、帰り道道端で潰れて寝てたり色々あったから、またか~といえばまたか~て感じ。なのだけどなんで病院に企画部の課長が付き添っているのかが謎で、店長とか他の社員はどうしたんやろう。課長にまで迷惑かけてしまってすみませんの気持ち。昼過ぎに社員さんが出勤してきて昨夜の顛末を聞くと、店長も早々に酔い潰れていて、とても介抱出来る感じゃなかったので救急車には課長が付き添ったそうな。ああ店長も情けない。昼頃には意識が戻ったらしいのだけど、Aくんは今日は仕事休むらしい。となると、今日のシフトどうなるねん!? ひとり休むと回らなくなるピンチ。結局社員は休憩なしで12時間労働とかになっていて、可哀想やけどわたしはバイトやしすいませんが定時で帰らしてもらった。しかしお酒で迷惑かける人をわたしは心底軽蔑している。自分が下戸やから酔っ払いの切なさをわからへんだけなのかもしれへんけど、たぶん死ぬまでわからんでしょう。

 

6.12水

朝から洗濯をして、部屋の片づけ。もう着ないであろう服や履かないであろう靴をゴミ袋2袋分くらい捨てた。それからひさしぶりに流しを磨いたり、風呂掃除もした。うちの家のお風呂はタイル張りの古いお風呂なのですぐにカビが生えるので掃除が結構たいへん。掃除したらそれだけでなんか達成感が得られてしまって、ほんまは色々やらなあかんことあるのに、やる気が出ず。ミュージカルの曲を作ろうとピアノの前に座るも全然曲が浮かばず。まあこんな日もある。夜、セリフ覚えを少しやった。今回のミュージカル、長台詞だらけでわたし凄まじいセリフ量なので、びびりのわたしは早め早めに覚えはじめないと不安で何も出来ない。だいたい演劇に参加するとわたし本番1か月くらい前からは読書も出来ない映画も見れない脳みそになっちゃうのやけど、今回もそうなる予感。女優さんてすごいなあといつも思う。

 

6.13木

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。家のパソコンがもうヨイヨイなので労働後、ビックロのパソコン売り場に見に行く。しかし全然欲しいやつがない。ウインドウズのA4ノートパソコンで軽くてなるべく白色がよくて可能ならオフィスが入ってるやつがいいんだけど、まず白っていうのが全然ない。だいたいシルバーか黒。そして重い。今使ってるASUSのやつはまあまあ軽いし白いから気に入ってるのだけど、如何せんバッテリーが死んでるのでコンセントつながないと3分くらいしか持たない。新しく買い替えるんじゃなくてこれをバッテリー交換に出した方がいいのかなあと思うけど、前回バッテリー交換してからまだ1年くらいしか経ってへんのに早くもこの有様やから、交換じゃすぐまたへたる気がするし悩む~。ところで同僚にはネットゲームオタクの子がいるのだけど、彼女は最近27万するパソコンを購入したとのこと! なんかよくしらんけど、ネットゲームに特化したパソコンというのがあって、それは20万30万ざらにするんやってね。ひえ~。お金のかかる趣味ってたいへんやな~。結局パソコン買い換え計画は保留のまま帰宅。帰ったらナックルズウルトラが届いていた。鈴木智彦さんとタッグを組んでお届けしているシリーズ、今回は築地&豊洲遠足です。ナックルズウルトラは花房観音さんや小林勇貴監督の連載も載っているし、埼玉愛犬家殺人事件の風間博子からの手紙が載っていたり、間もなく閉店してしまう老舗ストリップ小屋デラカブのグラビアが載っていたり、読みどころ満点、この情報量で500円は安いと思います! コンビニなどで見かけたら買ってね☆  

 夜は明日のワンマンで配る新聞の原稿を書いて印刷しにいったり、明日のミュージカル打ち合わせで使う資料を作ったりして寝た。

 

6.14金

朝からライブの曲順を決めてピアノの練習をして、準備して13時からミュージカルの打ち合わせで日暮里友路有という喫茶店へ。友路有は赤羽店には行ったことがあったけど、日暮里店はまだオープンしたてのようで綺麗なカフェって感じであんまり喫茶店感はない店だった。作演出の飯田さん、音楽班の蜂鳥あみ太さん、大須賀聡さん、西井夕紀子さん、わたしと5人で打ち合わせ。西井さんは仕事でヨーロッパに行っておられ、成田から帰ってきたその足での打ち合わせ参加。みなさんわたし以外はほんとにお忙しい方々。大須賀さんと西井さんはわたしお会いするのもはじめてだったので、はじめましてよろしくお願いしますとご挨拶。2時間ほど打ち合わせして解散し、飯田さんとわたしは今日はお互い夜ライブなのだけどちょっと空き時間があったので、近所の喫茶店談話室ニュートーキョーに移動してしばしお茶をした。ニュートーキョー昔は煙草吸えたのに全席禁煙で喫煙ブースだけがある店に変わってしまっていた。コーヒー飲みつつしばし二人でここには書けない秘密の話に花が咲いたけど内容は内緒です。飯田さんは入り時間がはやかったので30分くらいで出発。わたしはもうしばしひとりでお茶して、飲み終えたので高円寺に移動。高円寺ついてもまだ時間がったのでいつもの名曲喫茶ルネッサンスへ。ひとりでコーヒー飲みながら読書。

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赤松利市さんの『らんちう』を読む。自己啓発セミナーの下りで、わたしの家族のワンシーンと非常に似ていて既視感のある場面が出てきて、ぞぞぞーっとなった。時間になったのでライブ会場の円盤へ。今日は店主田口さんおやすみだった。バイトの大谷さんに準備してもらってリハをしていたらO倉M来くんが一瞬来てちょっとおしゃべり。リハ終えてしばし4階の控室で休んで、20時からライブ。今月もお越しくださったみなさま、ありがとうございました。差し入れにお菓子やパンをたくさんいただいたので、帰り道カバンがぱんぱんだった。いつも食糧ありがとうございます。帰りしな、見に来てくださったAさんと大将で飲んだ。肉豆腐がおいしかった。その後のことははしょります。

 

6.15土

ひさしぶりに来客ありでの朝。雨の音で目が覚めた。しかし寒い。下半身が冷える。来客を見送って、昨日いただいたおせんべいを齧りつつ、しばしパソコンでミュージカル雑務。あとは一日ぼんやりしてしまって色々手に着かないし寒いので布団に包まって読書して過ごした。ところで国民健康保険の支払い書が届いたのだけど、なぜか今年の保険料が去年がめっちゃ上がってて、収入は別に増えてない、いや去年は骨折&入院で働けない期間長かったから寧ろ減ってるのに、なんでやの? こんな金額到底払えない。泣ける。ちなみバイトの給料から天引きシステムの住民税もごごごと上がっていて、なんでやの? ああ人間は生きるだけで、息をするだけで問答無用にお金がかかるのやな。大金持ちになりたいわけではないけど、こういうみみっちいお金を心配しないといけない人生、そろそろ疲れた。

 

6.16日

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。ところでわたしの常用している睡眠薬は、実はかなりバキバキにきついやつやということが発覚して、そういわれてみると確かに午前中はずっと身体だるいし脳みそぼんやりしてて、電車の中とかずっと意識飛んでるし、まあまあ危ないのかもしれないと思い出してきた。不眠症歴長いので睡眠薬はだいぶ色々試してきたけど、やっと効くやつに巡り合ったって思ってたけどこれは効きすぎているのかもしれない。今度の通院時相談してみよ。仕事から帰って夜はセリフの復習に励んだ。

6.3~9日記

6.3月
4時起きで朝から普通に労働。昨夜夫婦喧嘩で大騒ぎした末に早退したMさんは上司と話し合いの末結局やめることになったんやそう。あーうん、まあそうなる気はしていたが、ただでさえ人がいないこの時期に!結構ピンチである。まあ夫婦おんなじ職場ってキツいよね。本人も周りもな。そのほか特筆すべきことはなし。

 

6.4火
午前中、地元の喫茶店蘭蝶で飯田さんとミュージカルの打ち合わせ。ナポリタンを食べながら。いつも喫茶店はだいたいひとりでいくので、向かいに人がいるのは新鮮である。蘭蝶のナポリタンは胡椒が効いてて味が濃ゆく、足立区らしい一品であった。台本開いて音楽をつける場所を一緒に確認しながら打ち合わせ2時間。終わって、午後からわたしは築地の某社へ、某CMのオーディション。すごいたくさん女優さんがきていて、あーこりゃ落ちたな、とやる前から思ってしまった。オーディションは、その場でペラ紙の台本を渡されて、その場で二人一組になって短いお芝居をするんやけど、これがなかなかむずかしく、まずわたしは関西弁でやったほうがいいのか標準語でいくべきか、悩んだ挙句標準語でやったらすごい不自然になってしまって、あーこれ落ちたわ〜と泣きたい気持ち。どんよりした気持ちで大江戸線で新宿へ出る。夕方から作家Aさんにお誘いいただき、取材に同行させていただいた。まずはAさんと焼肉屋韓国海苔つまんで軽く一杯(わたしはお茶)、そして夜は風林会館の黒鳥の湖とゆうニューハーフのショーパブにお邪魔した。ショーパブって場所自体がはじめてなので緊張。ショーがはじまるまでの1時間半は、ニューハーフのおねえさんたちがお酌をしてくれながらおしゃべりしてくれる。色んなタイプのおねえさん(&おなべのお兄さん)が入れ替わり立ち替わりおしゃべりしてくれるんだけど、みんな漏れなくおしゃべりが上手で頭が上がらない。オカマさんやオナベさんってなんでみんなあんなべしゃりがうまいのか?そうゆえばちょっと前にあった東新宿でホストが刺されて血まみれなってた事件の真相を聞いたりした。歌舞伎町で働く人の口から聞くと臨場感がすごかった。時間になると天井からステージが降りてきて(!)、さっきまでお酌してくれてたおねえさんたちが、超すごいパホーマンスを見せてくれるのである!まずはそのダンスのレベルの高さに惚れ惚れ。ニューハーフとか関係なくめちゃくちゃダンスが上手い。バレエ的な踊りもヒップホップ的な踊りも着物の踊りもなんでも出来る。しかもストーリ仕立てになっていてすごく楽しい。振付とか構成もすばらしーわーと思ってたらあとあときくとそれもダンサーのひとりのおねえさんが手がけてはるとのこと。今まで見たことなかったけど、こんな世界があるのかと目から鱗が落ちる思い、あははと笑えてでもちょっと部分的に感極まって泣きそうにもなったし、あっとゆうまの1時間だった。すごいものを見た。終わったあともおねえさんたちが普通に降りてきてしゃべってくれて、あんなすごいダンサーさんたちなのに、この距離の近さ、このサービス精神の旺盛さ、なんか申し訳なくなった。一部が終わり、完全入れ替えで21時から二部がはじまるらしく、要するにおねえさんたちは毎日これを2ステもやってらっしゃるのである。すごすぎる。かっこいい。わたしも一応、人前でなんかをやる人間の端くれとしてたいへん勉強になった。つれてきてくれてAさんありがとうございますとゆう気持ち。楽しい夜だった。

 

6.5水
起きて、久しぶりに裁判傍聴にいこ、と思い立ち、霞が関東京地裁。地上出口からすごい人人人で、報道のカメラもいっぱい来てて何?と思ったら、そう、今日は例のピエール瀧の初公判の日だった。21席の傍聴席に対して行列1000人越えとかの抽選やから絶対当たらへんのでわたしは最初から並ばずに普通の裁判をみるべく、タッチパネルの案内板へ。今日は完全に目玉がピエール瀧なので、それ以外でめぼしい裁判がまじでない。ハズレの日。まあ惰性で2本の裁判を傍聴。一本目、強制わいせつ。被告人は30代の建設会社勤務のにいちゃん。にいちゃんは夕方の仕事終わりに同僚と池袋で飲酒し、ベロベロになった状態で女性にわいせつな行為をしたとゆう罪で裁判になっていたんやけど本人は全くそんな覚えはない、ベロベロだったので覚えてないと供述していたのやがこのにいちゃん、おなじ罪で違う日にも違う女性から二回訴えられていて、とゆうことは、たぶんやけどやってるね!酔っ払ったら痴漢をしてしまう癖なんでしょう。こーゆー人もおんねんなーと思っただけで大したドラマはなかったつまんない裁判。2本目、大麻。被告人は川口市在住のボーズ頭で固太りの40代、塗装工。過去にもシャブで前科あり。バツイチで別れた息子と会えない悲しみから大麻に手を出してしまったと言っていた。薬物系裁判ではよく聞くセリフやけど、悲しみに大麻は効くのでしょうか?本当に?だとしたら、世の中には悲しい人が超多いんやなあー。午後からのメニュー表みたけど、特にめぼしい裁判はなかったので帰宅。うーん今日はハズレやったな。帰って洗濯してミュージカルの台本を大阪弁に書き換える作業をして飯田さんに送って読書して寝た。

 

6.6木
4時起きで朝から普通に労働。9時半頃、店の電話に出ると「ストッキングの足、綺麗だね〜、エッチだね〜、おまんこいじってごらん?」と囁かれ、すごくウィスパーボイスだったので一瞬ききとれず、あとまさかそんな内容やなんて思わんから「すみません、もう一度お願いします」なんてわたしゆってしまったがばっかりに何回も「おまんこいじってごらん」と連呼される。10年働いてるけど、こんな電話はじめて!朝からおもしろすぎるやんけ!変態さんも、わたしがもっとピュアでナイーブな子やったらよかったんやろけど、あいにくの汚れババアで、残念でしたね。しかしおまんこいじってごらんって、ストレートすぎる!今時、令和の時代に、こんな原始的な変態さん、いるんやね〜。朝から楽しませてもらいました。昼頃に映画監督のM屋さんがいらっしゃってばったりご挨拶。バタバタしていたのでゆっくりおしゃべりできず残念。そのほかは特筆すべきことはなし。

 

6.7金
4時起きで朝から普通に労働。ずっと雨で髪の毛が湿気でチン毛化して憂鬱。低気圧のせいか奥歯の歯茎が突然痛み出したけど、お薬ポーチにロキソニン入ってたので助かった。仕事中、お客さんが唐組のジャガーの眼のチラシ束を持って来店。今日花園さんいくのかな。めっちゃよかったですよ~と話しかけたいところやけど変な店員になるので自粛。あいにくの雨やけど、夜は浅草である人とデート。ホルモン屋からのオカマバーとハシゴし、たいへん楽しいひとときだった。しあわせな時間については詳しいことは書けません。書いたら減る気がするからね。ごめんね。深夜のタクシーの中から見える夜景がとても綺麗で、乱立するマンションの家々の灯りが雨に濡れて滲んで光っていてなんか胸がきゅうんとなった。

 

 6.8土

そろそろ白髪が目立ってきたので、苦手な美容院の予約をして地元でいちばん安い美容院へ行く。白髪がひどくなるまでは15年くらい髪の毛自分で切っていたのやけど、半年前に白髪を染めてからというものすっかりちゃんと美容院へ行く人になってしまった。美容師の兄ちゃんってどうでもええ世間話をふっかけてきたり、プライベーツを根掘り葉掘り聞いてきたりするもんやから苦手やと思っていたのだけど、昨今の美容師って別に何もしゃべってこないのだね? わたしが行く店がたまたまそうなだけ? みんな無言で切ったり染めたりしている。わたしも無言で本を読んでいた。但しメガネ外しての読書なので目から本までの距離がたいへん近く、ちょっと恥ずかしかった。無事に美容院を終えて、パンク修理に出していた自転車を引き取りに行き、銀行によって帰宅して読書の続き。山田詠美の『つみびと』読了。

つみびと (単行本)

つみびと (単行本)

 

 大阪二児置き去り死事件がモチーフの小説。子どもをマンションに置き去りにして何週間も帰らず餓死さしたシングルマザーの女性が主人公なのだけど、元を辿ればその女性の母親も小さいときに失踪していてネグレクト状態で育った可哀想な女性で、身勝手な母親からの負の連鎖が続いていて誰を責めたらいいのかわからなくなる苦しい話だった。子どもを可愛いと思えないという母親の元で育った子どもの末路って、こうなってしまうんであろうか。しかしこのシングルマザーの女性は死なせてしまったとはいえ、子どもたちをちゃんと愛していたことは確かで、ちゃんとやさしいお母さんをしていた時期もあった。子どもたちが自分のことを犬に例えてお母さん可愛がってと乞うシーン辛かった。 きつい話やけど、子どもたちの最期の様子があんまり詳しく書かれていないのは作者の配慮なのかな。どうせならそこもしっかり見せて欲しかったな~と思うのはわたしがゲスなせいでしょうか。読書終わって夜はミュージカルの曲を一曲作った。これからしばらく作曲モード発動です。

 

6.9日

4時起きで朝から普通に労働。雨だったけど意外と混んだ。洗い物をしていて手が滑って小さいお皿を大量に割ってしまい落ち込んだ。その他特筆すべきことはなし。