1.22〜28日記

1.22月

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、日記を更新。午前中、よるのひるねで間借り営業されている、大好きな喫茶閃光さんへ。開店と同時に満席。すごい人気。ケーキも可愛くて迷ったけど、今日はチョコクリームトーストにした。

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可愛くて甘くて幸せな朝ごはん。少し読書して退店。そのまま新橋へ。待ち合わせまで少し時間あったので、大好きなニュー新橋ビル内をひとりで散歩する。今まで特に気にしてなかったけど、ニュー新橋ビルの1階て、金券ショップが20軒ぐらい入ってるんですな。フロアほぼ全部、金券ショップ。今日見にいく映画の割引券あるかなあと、ほぼ全店回ってみたけど、こんなけあるのにヒューマントラストシネマ系列の券は1枚もなかった。ということは、そもそもそんな券この世に存在してないのかもしれない。14時にSL広場で恋人と待ち合わせ。一緒にニュー新橋ビルの喫茶フジへ。久しぶりのフジ。相変わらずサラリーマンのおっさんの憩いの場て感じ。席にコンセントあってWi-Fiも飛んでて、これはお仕事の人も助かるね。

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閃光さんで朝ごはん食べたけど、ホットサンドのハーフを頼んでしまった。恋人はチキンピラフ。恋人のお家ではチキンピラフのことはチャーハンと呼ぶらしい。ケチャップのチャーハン。1週間会えなかったので、積もる話を楽しむ。その後、有楽町までてくてく歩いて、有楽町の金券ショップも2軒ほど周ってからヒューマントラスト有楽町。ケリー・ライカート監督の『ファーストカウ』を鑑賞。アメリカ開拓時代に、料理人のクッキーと中国人ルーが、一攫千金を夢見て、夜な夜な金持ちの家の雌牛のミルクを泥棒しては、そのミルクでドーナツを作って市場で売ったら大人気になるんだけど、泥棒がバレて逃げるうちにバラバラに。というちょっと間抜けなおっさん同士の友情(もしかしたらBL)物語。ふたりは手作りのほったて小屋に住んでて、だから調理器具なんかも全くなくて、ドーナツの材料も、拾った木の棒で混ぜてるし、色々衛生状態やばすぎのドーナツ。見終えてドーナツ食べたくはならなかったけど、なんか無性にお菓子作りがしたくなった。料理ってあれぐらい適当に作っていいんだよね、恋人が、サビのない音楽みたいだったねって言ってて、確かに、ずっとAメロみたいな映画だった。不思議な映画だった。終わって、どこかお店に入ろうと探すも、有楽町はどこも手頃なお店なくって、新橋に移動するも、新橋も飲み屋ばっかりで、しばし遭難。我々、お酒のまないので、夜にご飯屋さん探すの難儀する。結局、安心安全の日高屋さんに入店。まだおなか空いてなかったので、メンマとか餃子とかつまみながら、飲み物は水という、お店からしたらなんやねんこいつらっていう注文の仕方をしてしまった。日高屋さんで、映画の感想を言い合ったりおしゃべり。お高いレストランとかじゃなく、日高屋くらいで楽しめるのがちょうどいいね。いつも通り、物騒な話で盛り上がりながら、最後は恋人のお気に入りのカワウソちゃんのインスタを見ながらほっこりした。今日も楽しい1日だった。

 

1.23火

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んでりんご食べて、午前中はマリアパジムへ。今日はわたししかいなかったので、スーさんにマンツーマンでキックボクシングクラスやってもらえた。今日はフリッカージャブという技を習った。あとL字ガード。左肩で顎を守って、左腕はL字に曲げてお腹を守って、その位置からパーンと叩くようにジャブを出すのがフリッカージャブ。スーさんはこういう小技も教えてくれるので楽しい。このところクラスは大体3、4人はいたから、ひとりは贅沢だけど、ちょっとさびしいね。1時間キックした後、事務員さんとスーさんと三人で、床に寝転がってまったりとおしゃべり。事務員さん、実は陰謀論ウォッチャーだということが発覚。自宅の本棚はそれ系の本ばっかりらしい。わたしもツイッターなんかではたまに陰謀論者さんの呟き見ては、楽しませてもらっています。信じてはいないけども。柔術のクラス、誰か来たら一緒にやろうかと思ってたけど、誰も来なかったので、そのまま3人でダラダラおしゃべりして終わった。たまにはこういう日もいいよね。ジム終わって、今日は休みなので、久しぶりにあそこへ行こう!と、蔵前の喫茶店らいさんへ。

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しばらく来ていないうちに、マスターは引退なさったのかいなくて、娘さんかな? やさしいマダムがワンオペで回しておられた。ここはナポリ舌という名前のナポリタンの上に、お肉のタンがペロンって一枚乗っているメニューがあったのだけど、もうなくなったみたいで、ランチは日替わりで今日はハヤシライスかペペロンチーノらしい。普段は絶対頼まないハヤシライスを注文。しっかり煮込まれてお母さんの味。(記憶上実家でハヤシライス食べたことはない)らいはコーヒーカップに「らい」って名前が入ってて可愛い。看板もとても可愛いので載せておきます。

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帰りは吉祥寺まで出て、お気に入りのお花屋さんで1000円分くらいお花を買ってから帰宅。のんびりとした休日を満喫出来た。

 

1.24水

今日もお休み、というのも、今日はあらかじめ休みをとっていた。そう、コンプソンズのお芝居を見に行くため。演劇は、知人に誘われて行かざるを得なくなったりだとか、そういうのがほとんどで、自分からプレイガイドでチケット買ってみに行くのは、コンプソンズぐらいかもしれない。午前中は行きつけの本郷三丁目の名曲珈琲麦さんへ。6番モーニングして、書きかけの小説を久しぶりに引っ張り出してきて、推敲し始める。これはちんぺろとは違うやつです。誰に見せるでもなく去年しこしこ書いてて、もう原稿用紙200枚超えてるんだけど、改めて読み返してると、穴だらけで改善の余地ありまくり。コーヒーおわかりして粘らせてもらって、一旦西荻に帰宅。洗濯物を取り込んだり、ちょっと家事をして、夜に再びお出かけ。吉祥寺経由で井の頭線で下北沢。なんと、わたしの愛しのコーヒーとケーキのお店のZACが、閉店していた! いつから閉まってたんやろう! ZACがない下北なんて、下北じゃない! どうか復活してください! 会場の小劇場B1は北沢タウンホールの地下だった。その前に、古書ビビビさんへ。ここはいつきてもいい古本屋さん。悩んだ挙句、一冊だけ購入した。19時から、コンプソンズ『岸辺のベストアルバム!!』を鑑賞。最っ高だった。ノートに小説を書いている女の子、同じ名前の息子を持つママ友3人組、歌舞伎町のホストクラブ、フィールドワーク中の社会学者、ユーチューバー、からのディープマンティコア、娑婆に出てきた少年A、イマジナリーフレンド、トー横、陰謀論、デモ、現代社会の闇を描きつつも、誰しも物語の書き手なんだぜというお話だった(と解釈しましたが、正解かどうかはわかりません)。随所にサブカルネタが散りばめられていて、しかも全部滑ってなくてちゃんと面白くて、爆笑しっぱなしだったのに、少年Aが再犯しかけるのをママ友たちが止めるシーンでは号泣してしまった。しっかりとそういうカタルシスも体験出来る、本当に凄まじく良く出来た脚本にわたしは度肝を抜かれっぱなしだった。バッチリセーラームーン世代かつヒッキー林檎世代のわたしは、世代的にビンビン来まくりで、当時キレる14歳と称して、酒鬼薔薇聖斗の少年犯罪が世の中を震撼させた時の、文化人たちのコメントまで引用されてて、作演出の金子鈴幸さんはてっきりわたし同世代かと思ったら、なんと92年生まれと全然お若い方だった。いやもう、ほんとに金子さん、天才すぎる。今一番注目している劇作家さんである。出演者さんたちのキャラクターも抜群で、これ全員当て書きなんかな?と思うほど、全役者さんが生き生き輝いていて、友人の女優、西山真来ちゃんも子を亡くして不倫に走る不安な母親を演じてて、でも魔法少女にもなってて最高だった。あと、全員、衣装がめちゃくちゃシャレていた。衣装さん誰?と当日パンフ見たけど表記なしだったから、みんな私服なのかな。隅々まで素晴らしすぎる、最高の2時間ちょっと。本当にいいお芝居だった。一観客として楽しめたし、熱いものを受け取って刺激にもなった。素晴らしいものを見ると、元気が出る。

 

1.25木

7時に起きて、支度して、9時から病院。今日は精神科の月イチの診察。先月から主治医が変わったんだけど、この主治医も薬の確認だけする1分診察。そういうもんなんかな。調剤薬局で1ヶ月分の睡眠薬抗うつ剤を受け取って、帰って薬の整理をして、なんやかんやしてから支度して出勤。今日も10時間労働。ちょっととあることで、電話で責任者とやり合ってしまった。責任者が週1くらいしか来ないので、現場のことわかってなさすぎて話が通じないのがとてもストレス。休憩中読書で、遠藤周作の『深い河』読了。

インドを舞台に、信仰と愛を描いていく長編。いじめられっ子で、神父になると言ってインドに行って、他人のために犬死にする大津くんとか、無宗教のわたしからしたら本当に意味がわからないけど、奉仕の精神が豊かすぎるとこうなるんですなあ。まあそれだけじゃないけれども。イエスを玉ねぎと言い換えてるのはおもしろかった。退勤して、帰り道西荻降り立って西友に寄ったら、前のジムの会員さんとゆうま先生にばったりお会いした。わたしはスーさんを追いかけて誰にも言わずに前のジム辞めちゃったので、ちょっと気まずかった。帰って、深夜にアマプラでケリー・ライカートの映画『ウェンディ&ルーシー』を鑑賞。ホームレスで車で暮らしている少女ウェンディとその飼い犬ルーシーのおはなし。乗っている車がホンダのアコードやん、とかどうでもいいところに注目してしまうのは完全に労働のせいです。ファーストカウの冒頭シーンでもこのウェンディちゃんとルーシーちゃんがちょびっと登場していて、そうか、こういうふたりやったのか!と知った上で、ファーストカウ見てたらもっと楽しめたのかもしれない。警備員のおじいちゃんとウェンディの会話が良かった。

 

1.26金

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、ちょっと早めに家を出て出勤までに人間関係へ。2時間くらい小説とにらめっこしてから出勤。今日も10時間労働。帰って深夜、またケリー・ライカートの映画『オールドジョイ』を鑑賞。ガンジャ吸いまくりのヒッピーぽい男と、もうすぐ子供が生まれて父になるのだけど妻とあまりうまく行ってない男が、2人+犬で車で田舎へ行ってキャンプして、温泉に入るおはなし。アメリカにも温泉なんてあるんか!と驚いたけど、アメリカの温泉は湯船がいくつも小分けになってて、一人ずつ入るタイプだった。そして今回の犬も名前がルーシーだった。ケリーさんは犬と車が好きなのらしい。

 

1.27土

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、出勤前に吉祥寺の図書館からのスタバに行って日記を書くという、土曜日の定番コース。2時間くらいシコシコ日記を書いてから出勤。休憩中読書で、先週からハマっている橋本治先生の『その後の仁義なき桃尻娘』。

前作では高校生だった桃尻娘は浪人生に、友人たちは大学生になってるのだけど、青くて眩しくて瑞々しくて素晴らしかった。しかしここまで崩した口語体の文体に、斬新なページの使い方。攻めすぎ。桃尻娘シリーズは、桃尻娘や無果実少年など、それぞれのキャラクターが小説を書いててその繋がりで話が進むんだけど、これはコンプソンズの今回のお芝居の、誰もが小説の作者たりえる、てテーマに通づるよね。10時間労働終えて、帰宅し、深夜TVerクドカン脚本阿部サダヲ主演のドラマ、『不適切にもほどがある!』鑑賞。昭和男が令和にタイムスリップものなんだけど、汚い言葉で罵詈雑言の応酬が気持ちいい! 後半は何故かみんな歌い出して踊り出してミュージカルになってて、最高だけど毎回このクオリティでこの熱量、果たして続くんか?と心配になった。

 

1.28日

またこたつで寝てしまい、5時に布団に移動して7時半に起きた。朝のルーティンして、支度していたら結構つよめの地震。棚から花瓶が落ちて来て、お花が散らばった。ちょっと買いたいものがあったので、今日も早めに家出て吉祥寺寄ってから出勤。10時間労働してる間に、ONEでは青木真也は対戦相手が変わったけど一本勝ちして、武尊選手はスーパーレックに判定負けしてしまった。土日労働だと、格闘技を見れないのがつまんない。ジムで、スーさんや格闘技好きのみんなでわいわいと観戦する会に参加したかったなあ。