11.6〜12日記

11.6月

6時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲みながら日記を更新。それからわたしにしては珍しく、朝からお弁当作り。今日は恋人とピクニックに行くのである。お弁当、といっても炊飯器がない我が家。なので必然的にサンドイッチになります。にんじんサラダを作って、卵サラダを作って、コールスロー作って、ウインナーを茹でて、レタス洗って、あとは食パンに挟むだけの簡単なお仕事。お弁当箱に詰めて水筒にあったかいお紅茶を淹れて、一昨日Amazonで買ったレジャーシートを持って、12時に二子玉川で待ち合わせ。田園都市線で小さい頃から吉本新喜劇で見ていた芸人さんのY田H子さんをお見かけした。素敵な緑のワンピースを着ておられておしゃれさんだった。今日はピクニックの前に、恋人オススメの玉川大師さんに参拝に行くのである。ここ玉眞院こと玉川大師さんには地下仏遍照金剛殿という地下霊場があって、仏さんの胎内に、四国八十八ケ所のお遍路さんが巡るお寺さんのミニチュア版を作ったような形らしく、ここがかなり不思議な場所だった。本殿で参拝料を払って、案内されて地下霊場へ降りると、いきなり真っ暗闇、本当に漆黒の暗闇が訪れる。しかし懐中電灯や蝋燭などは禁止。恋人に手を引いてもらって、壁を伝ってなんとか前に進む。係の人が銅鑼を鳴らしておられるのが地下に響いてきて、仏さんの胎内を巡るというコンセプトが納得出来る。少し明るくなると、地下迷路にぎっしり小ぶりの仏像が並んでいて、なかなかの壮観。一つ一つ見ていくと、色んなお顔の仏像がいらっしゃる。八十八カ所巡りの仏像をギュとした空間では、自分の数え年の番号の仏像に手を合わせると良いらしく、番号を探してお参り、お願い事などをしてみる。仏像には飴ちゃんがお供えしてあって可愛い。しかしこんな真っ暗な鍾乳洞のような空間を、ちゃんと綺麗に保っておられるのは、誰かがお掃除しておられるのだろうなあと思うと、その施設維持力に感服する。地下霊場には15分くらいいたかしら? 地上に上がってくると明るさで目がチカチカした。平日の真っ昼間だけど、わたしたち以外にも参拝客何組もいらっしゃりなかなか繁盛していた。恋人と物販を見て周り(昨今はお寺さんでもTシャツなどグッズが売ってるのですね)。玉川大師さんを出て、行きとは違う道を歩いて、二子玉川駅まで戻る。歩きながら、恋人と何をお願い事したかという話題になって、恋人がお願い事した内容が、恋人の心のやさしさや清らかさを象徴した内容すぎてキュンとなった。さあどこでピクニックしようね? 最初多摩川の河川敷に行こうと思ってたんだけど、二人とも行ったことなくて不安だったので、結局渋谷まで戻って、代々木公園でピクニックすることに。わたし、ピクニックってほぼしたことなくって、そういえばむかーし光が丘遊園で大人数でやる秋のお花見みたいなやつは一回行ったっけ。少なくとも10年は行ってなかったので、すごく楽しくてはしゃいでしまった。芝生にレジャーシート広げて、寝転んで空を見上げる。隣には恋人が寝転んでいて、何この幸福感、完全にわたしリア充やんけ、みたいな気持ちになる。お天気も、暑くもなく寒くもなく、程よく木々の日陰もあるし、素晴らしいピクニック日和。手作りサンドイッチを食べながらまったりおしゃべりしたり、ゴロゴロ。

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こんなに幸せでいいんだろうか。代々木公園、ピクニックしてる人や、ウクレレ弾いてる人、管楽器の練習してる人、上裸でジョギングしてる人、芝生を刈ってる人などがいて、長閑でくつろげて最高だった。ピクニック、定期的にやりたい。夕方になって寒くなってきたので、片付けて渋谷まで歩き、いつもの人間関係でお茶しておしゃべり。わたしも恋人も割と下ネタが好きな方なので、いつも極々自然にそういう話で持ち上がってしまうんだけど、今日はチンカスとオリモノの話で盛り上がってしまった。どんなカップルやねん。今日も楽しいデートだった。

 

11.7火

4時に起きて、シャワー浴びて旅支度。といっても今回は一泊だけなので、リュックにパジャマと下着とタオル程度の準備。6時半ぐらいに家を出て、羽田空港へ。6時7時台は総武線も山手線も、京浜急行もめちゃくちゃ混んでいた。まあ、そらそうか。でも1時間ちょいくらいで羽田に着くので、成田よりはだいぶ近い。交通費も、成田までは3000円以上かかるけど、羽田は700円くらいだった。羽田第1ターミナルで搭乗手続き。いつもはやっすいLCCなので成田だけど、今回、JALがキャンペーン中で羽田〜大阪空港間を8000円という安いチケットが買えたのである。しかし、荒天の影響でだいぶ搭乗が遅れに遅れて、結局1時間ぐらい遅れた。飛行機はこれがあるからなあ。JALは機内も若干広めで快適。そしてドリンクサービスがあった! すばらし〜。たった1時間ちょっとのフライトなのに、CAさんが飲み物を配りに来てくれるサービスの行き届いたJALさん。でも到着もやっぱり遅れて、12時前にやっと着いた。伊丹からリムジンバスに乗って、難波に出る。バスだと一本で着くので大変楽。めちゃくちゃ久しぶりに難波に降り立つ。駅前が様変わりしてて全然わからん。なんとか日本橋の方へ歩いて、好きな喫茶店ロアに行くも、シャッターが降りていた。残念。どうしたんやろ。別に貼り紙もなく、定休日ってわけでもなく。ちょっと心配になる。しゃあないので近場の喫茶店を検索して、ビクトリアというところへ入る。普通によしもと芸人さんが二組座っておられた。ピザトーストとアイスコーヒーで一休み。

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その後、てくてく歩いて長堀橋まで。大阪久しぶりに来たけど、外人さんの多さに驚く。まあ渋谷もめちゃくちゃ多いけど、難波道頓堀界隈はもうほぼ外人観光客しかおらへん。色んな思い出を辿りながら、東心斎橋。珈琲専科城戸さんで、美人書店員ライターの千絵ノムラさんと待ち合わせる。千絵ちゃんと小一時間、プライベートな話で盛り上がる。またしても下ネタを言いすぎて、静かな純喫茶の風紀を乱してしまったかもしれません。その後、ヘアサロン夢屋という、夢夢子さんという素敵な美容師さんがやっておられる美容院へ。夢子さん、IKAZUGOKEを見に来てくれたり、杉作さん関係でもお会いしたことがあったのだけど、美容院にお邪魔するのは初。だけど、想像以上に素敵な空間すぎて感動してしまった。今日は千絵ちゃんがカットの予約をしてて、わたしは着いていっただけだったのだけど、次回大阪来る時はわたしも切ってもらいたい! 夢子さんこそ、わたしの理想のおかっぱを切ってくるはず! 何故なら、店内完全に昭和レトロポップでカオスで、可愛いものと卑猥なものが所狭しと置かれてて、美容院だけど夢屋にはテーマソングがあってそのカセットを売っていたり(赤犬のクスミヒデオさんが歌っておられる)、シャンプーなどの他に公式グッズの四十八手手ぬぐいがあったり、色々最高。(お土産に手ぬぐいを買いました)千絵ちゃんが施術してもらってる間に、夢子さんと千絵ちゃんとわたしと3人で、またしても込み入った性の話に花が咲いてしまって、きゃっきゃとグロマンについて話し合ったりして、あっという間に1時間半がすぎてしまった。プードルの可愛い髪留めを買いました。遠目に見たらリボンの形をしていてとても可愛い。

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ヘアサロン夢屋さんは、代官山の蔦屋書店で11月16日からフェアがあるそうです。イケてる公式グッズやシャンプーや、可愛い髪留めなんかもたくさん売ってるらしい。わたしも遊びに行きたいな。楽しくはしゃいでいたらもう16時半を回っており、わたしと千絵ちゃんは急いで御堂筋からタクシーを拾って、飛田新地の鯛よし百番さんへ。前回遊びに行った時に、作家の花房観音さんが、今度は鯛よし百番に行きましょうとお誘いくださっていて今回大阪に遊びに来たメインはこちらだったのです。飛田新地の中でも一際目立つ、大きな遊郭の建物は、現在は中が料亭になっていて(本当にご飯を食べる料亭です)、誰でも入れるようになっている。とにかく内装が絢爛豪華で美しすぎてうっとり。写真も撮りまくった。

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全部個室なので(昔はここで遊女さんがお仕事されていたわけです)、花房さんと千絵ちゃんと三人で個室でお鍋をいただきながら、これまた大いにシモの話で盛り上がる。ストリップ、スカトロ、飲尿、クンニ、グロマン、ずっとそんな話をしていたので、心底個室で良かったと思いました。わたしは大阪人ですが、もう14、5年東京にいるので、これでもすっかり東京に染まってしまったのやなあ、と実感した、というのは、花房さんのように現役の関西のおねえさんと久しぶりにおしゃべりすると、まあテンポが早いこと早いこと。そして話が止まらない。17時から始まった宴は、気づいたら21時を回っておりました。そして百番さんは4時間も居座っても追い出されない、素晴らしい料亭でした。お値段も、普通の居酒屋価格で、ドリンクも安かったし、これ都内にあったら頻繁に利用したいね。お鍋と下ネタを堪能し、3人で飛田新地内を少し散歩しながら、西成のドヤへ。わたしの定宿ドヤにチェックインしたのち、一階で待っててもらった千絵ちゃんと、今度は地下鉄で難波に出て、味園へ飲みに出かけることに。動物園前駅もめちゃくちゃ綺麗になってたし、難波も結構様変わりしててびっくりした。味園はまずはマンティコアへ。ここは赤犬のベースのリシュウさんがやってるバーで、大阪来るたびに大体遊びに行っている。しかし、コロナ以降大阪にライブすることも無くなっちゃって、3、4年ぶりにやってこれた。千絵ちゃんをリシュウさんに紹介していると、なんとリシュウさんは人生で初めて見た演劇が、下町唐座の『さすらいのジェニー』だったそう。緑魔子さんのジェニーを見ていたとは!羨ましすぎる! そしてその後10年ぐらい前にもリシュウさんは近畿大学時代の唐さんの一派がやってる『風の又三郎』の劇中歌を作ったりもしたことがあるらしく、現在のわたしと似たようなお仕事もされていた! リシュウさんはベーシストだけど音響も出来るからわたしも西成の難波屋でライブする時にPAしてもらったり、あとデザインもお達者だし、味園の人気バーのマスターでみんなに愛されておられて多彩なお方、わたしも大阪帰ったら会いに来たくなるんだよね。終電まで楽しいひと時ありがとうございました。もう一軒、銭ゲバにも行きたかったけどもう終電が終わってしまう、大阪は終電が早いんや、ということで、千絵ちゃんと御堂筋線へマッハで駆け込む。なんとか乗れた。千絵ちゃんは大国町のビジネスホテル泊なので一駅でお別れし、わたしは動物園前で降りて、いつものドヤへ帰宅。深夜なので日雇い労働者のおじいたちは寝静まっておられて、大変静かだった。シャワー浴びる元気はなく、パジャマに着替えて、ヤニで煮染めたような茶色の天井を眺めながら、アイホン触りながら寝た。

 

11.8水

5時頃に物音で目が覚めて、隣室の日雇い労働のおっちゃんたちが出勤したりする音かしら、とか想像しつつ、わたしはもうちょっとまどろんで、7時半くらいに起きて洗面台に顔を洗いに行った。もうみんな出払ったあとなのか、誰ともすれ違わず。西成は朝がとても早い。7時半でもうお寝坊さんである。着替えてのんびり支度して、9時くらいに一階で鍵を返してチェックアウト。それから動物園前のバス停からバスに乗って、北加賀屋へ。今日は大阪の行きたい喫茶店を片っ端から回りまくる日。まずは北加賀屋のコーヒーサロンチロルさん。ここは植木鉢にお花がたっぷりで、三体の天使像が飾ってある外観から素晴らしく、店内もステンドグラスや天使像や、可愛いものがたくさん、100点の喫茶店。モーニングもこの可愛さ!

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丁寧に作られたサンドイッチがまあるくお花のよに盛られてて、フルーツもついてて、もう全てが完璧な喫茶店なのです。ママさんのやさしい大阪弁にほっこりとさせていただきつつ、1時間くらいのんびり優雅な朝を過ごして退店。またバスで動物園前まで戻る。二軒目はカフェ・ド・イズミさんという、動物園前のドンキのそばの小道を入った喫茶店。なんだけど、去年すぐそばに例の星野リゾートが出来てしまったので、もしかしたらもしかするかも、と少し不安だった。でも行ってみるとちゃんと開店してくれててひとまずホッ。だけど、お客さんが外人さんでテーブル全部埋まっててびっくりした。メニューも英語表記のものに変わってて、ご高齢のマスターとママさん、忙しい上に、やはり外国のお客さんは言葉も通じないしでちょっと大変そうだった(わたしがいた時間帯、布おしぼりでダイナミックに鼻を噛む外人さんがいて、ママさん日本語で注意するんだけど、伝わってるのか微妙で、なんとももどかしかった)。コーヒー300円だし、プラス150円とか200円とかで選べるサンドイッチをつけられる。とにかく全てがお安いお店なので、なんだか申し訳なくなっちゃう。チキンサンドを頼んだら、グリルチキンはちゃんと細かく下ごしらえがされた上品なチキンが挟まってて、パンも普通の食パンじゃない、まるくて薄めのサクサクしたやつで、アイスコーヒーもちゃんといっぱいずつドリップしてくれていて、とっても美味。カウンターで、マスターの可憐な仕事ぶりを拝見して感動しながら、1時間くらいのんびりさせてもらって、以前のような近所のおばちゃんたちがいなくなってしまったことに心配しながら店を出ました。わたしが出た後もすぐに外人さんが新たに入店していった。あの大量の外人さんたちは星野リゾートのお客さんなんだろうか。たぶん、星野リゾートから一番近い喫茶店やもんな〜。西成がこうやってどんどん変わって行くのは、やっぱり遺憾だな。そのまま新世界の方へ歩いて、今度は通天閣の真下の、喫茶ドレミさんへ。ここも昔から大好きな喫茶店。ここ数年ですっかり若い子たちに見つかってしまって、この日も平日昼間から若い子ちゃんで大賑わいだった。一人用の席がちょうどあいていたのですぐ通してもらえた。正直、もうお腹いっぱいなのだけど、せっかくだからここでしか食べられないものを。ということで、普段頼まないフルーツポンチを頼んでみた。すると、フルーツパフェが来てしまった。

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どどん。せっかくなので、いただきましょう。美しく飾り切りされたりんごにオレンジにキウイにバナナ。グラスの中にはアイスクリームとストロベリーシロップ(かき氷の蜜のような味だった)と生クリームがたっぷり。コーンフレークでかさ増ししていないのでしっかり下までクリーミー。なかなかのボリュームだったけど、最後まで美味しくいただきました。わたしがパフェ食べてたら、前のテーブルに98歳のおばあさまを連れて70代くらいの娘さんが一緒に来ていて、どちらもご高齢なのに、プリンとピラフを一人一人前ずつ頼んで召し上がっておられて、なんだかほっこりした気持ちになりました。たくさん食べるおばあちゃんって、いいものですね。帰りは新今宮駅まで歩いて、環状線で梅田へ。最後に第一ビルのマヅラ喫茶店に行こうと歩くのだけど、梅田もすっかり様変わりしてて、どこ歩いてるのかわからんようになって諦めそうになった。なんとか到着してみたけれど、ここ数年ですっかりマヅラも大人気店になっていて、広い店内、ほぼほぼ満席だった。マヅラはおそらく店員さん服装自由の様子で、一人とても綺麗なおかっぱで丸メガネをかけていて、歩き方や所作が一際美しい女の子がいて、その子に注文。

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流石にもう何も食べられない。だけど普通にコーヒーだけじゃなく、なんかちょっと違うものを、と色気を出してアイスクリームコーヒーというものを飲みました。コーヒーフロートでした。隣のテーブルに、マッチングアプリで出会いたてのカップルがいて、女の子はぐいぐい行くんだけど、男の子はあんまり乗り気じゃない感じが、ダダ漏れていてちょっとおもしろかった。1時間くらい読書して退店し、丸ビル前からバスに乗って、伊丹空港へ。今まで関空ユーザーだったけど、大阪に目的地がある場合は絶対伊丹やな。市内まですぐやしバス一本やし安いし。しかし今日は暑い。空港内も気温調整おかしくないか?てぐらい暑かった。機内搭乗手続きして16時過ぎに飛行機へ乗り込む。機内も暑いやないか。え、これわたしだけですか? 汗ばみながら羽田に到着。京急に乗るも一向に品川につかず、おかしいなと思ったら横浜行きに乗っていた。反対方向やんけ! 焦って降りて乗り換えた。だっておんなじホームから出るねんもん。京急トラップ、くわばらくわばら。なんとか無事西荻に到着。一泊だけだったけど、短い間に大阪を堪能出来たので大満足だった。

 

11.9木

なんだか身体がだるくて起きれなくて、目は覚めてるのやけど布団でダラダラする。来年、楽しそうなライブのオッファーをいただいた。洗濯して掃除して、ちょっとダラダラして、午後から出勤。月末からの新規現場オープンに向けて、新人研修が4人も入ってて、もはや誰が誰かわからない。ひとり、公認会計士を目指して勉強中の28歳の男の子がいて、その子は教えたらちゃんとノートにメモって勉強してくれるし、早稲田の院まで行ってるのでオツムも賢くて覚えが早く、残ってくれたらええな〜と思った。だけど先週入った60代のロールスロイス乗り回し金持ちおばさんが、やはりアルバイトなんてしたことないからか色々履き違えていて、まだ仕事も全然出来ないのに、仕事中座ってスマホ触ってて、おいおい待ってくれ、となった。でもそれは教育係の21歳純朴ボーイ(社員志願中)が仕事中に隙あらばスマホ触ってるからで、ここの職場は仕事中にスマホオッケーなんやって思ってしまうのも仕方がない。という悪循環を傍目に見てイライラしてしまう、自分にも嫌になる。先が思いやられるぜ。23時半まで働いて帰路。

 

11.10金

7時に起きてシャワー浴びてコーヒー飲んで、一昨日近所にオープンしたオオゼキに行ってみようかと思ったら雨が降ってきたのでやめた。西荻はスーパーは西友さん一択だったから、オオゼキが出来るのはかなりうれしい。とはいえ、うちからは徒歩10分くらいかかるし、閉まるの早いからあんまり行けないけど。早めに家を出て、渋谷の人間関係でiPad開いてちょっと原稿。ちんぺろ編集者から2ヶ月以上返答がないので4日前に再度連絡したのにまだ返答がない。また捨てられるんやろうか。もしそうなら、F社さんを一生恨みます。15時から出勤。またしても新人研修が4人。今日は19歳の男の子がいて、もはやわたしの娘でもおかしくない。おばちゃんになんでも聞いてや〜と、おばさんムーブで振る舞っているわたし。夜は平和にすぎて23時半退勤。ふぉいが絶賛していたのでNetflixで見始めたアニメ、『サイバーパンク』がめちゃくちゃいい。音楽が全部洒落てて、絵柄もかっこよくって、わたしがアニメ全般に持っている苦手要素が全部なくて、これは良作や。

 

11.11土

二度寝三度寝に成功し、なんと9時まで寝た。昨日は3時半に布団に入ったので、5時間半くらい寝た計算。すごい!快挙である! 久しぶりにいっぱい眠れた。寝てない自慢じゃないけど(注:寝る時間は十分あるのに眠れないだけ)、万年不眠症人間なので毎日2、3時間しか寝てないので、6時間近く眠れるなんて夢のようでほんとに変な夢も見たのだけど、たくさん眠ると1日が本当に快適なことを知りました。毎日これくらい眠れるよう精進したい所存です。起きてシャワー浴びて、さむ! こたつであったかいコーヒー飲む。11月になっても暑くて変な気候やった今年、やっと冬が見えてきた。これからあっとゆうまに極寒になるんだろうか。またカイロまみれの日々がはじまる。冷暖房がない我が職場、冬は極寒なのである。今日は文学フリマに行きたい気持ちもあったけど、流通センターまで行って、さささっと買い物して渋谷戻って出勤、とシームレスに動ける自信がなかったので諦めてしまった。いつも通りに吉祥寺の図書館、からのいつもスタバ。このスタバ、金髪メガネでおしゃれな可愛いお姉さん店員さんがわたしのこと覚えてくれてて、今日は名前を聞かれた。スタバのこういうホスピタリティがギンギンの感じ、若い頃のわたしなら居心地悪く思うんやろけど、もうおばさんになったので今は素直にありがとうございますって受け取れる。カフェミストのグランデサイズ、アーモンドミルク変更、エクストラホットのカスタム注文をお願いして、大テーブル席で日記を書きまくる。今週もボリュームがやばすぎる。15時から出勤。今日も新人祭りでドタバタ。23時45分まで働いて帰路。

 

11.12日

今日もいっぱい寝たかったのに全然眠れなかった。昨日はまぐれだった。6時半には起きて、シャワー、コーヒー。しかし寒い! 今日はいちだんと寒い。こたつに埋まって午前中は亜無亜危異の歌の練習をする。たぶんバンドでの練習は当日リハのみだと思われるのでびびっている。放送禁止歌の練習も。それから日記の続きを書いたりして、支度して出勤。日曜日らしくばたばた働く。休憩中にブレディみかこさんの『私労働小説』読了。

イギリスでは、低賃金で社会的にも軽視されている職業のことをシット・ジョブ(クソのような仕事)と呼ぶそうなんだけど、まさにわたしが今まで就いてきた仕事、労働が全部それやんけ、と思った。わたしは音楽や執筆では全然食えないため、労働として、ウェイトレスやコンビニ店員や駐車場係員なんかをやってきたけれど、どれもまさにシット・ジョブ。わたしの母親はなかなか傲慢と偏見に満ちた女性だったので、小さい頃、スーパーでレジを通ったあとに小声でわたしに「こうゆう仕事にだけはつかんといてな」と言っちゃうような人だった。あのひとことをわたしは今も忘れてない。わたしはそんな母への反逆心もあって、わざとそういうシット・ジョブばかり選んでいたような気もするし、実際それが身分相応だとも思っている。残念ながら職業に貴賎はある。高校教師だった母親にそう教わったし、38歳まで生きてみて実感としてもやっぱりそう感じる。23時45分仕事あがって帰路。しかし今週の日記は長かった! 1万字弱。過去最長かも。お読みくださった方、ありがとうございました。