2.22〜28日記

2.22月
ひるまは家で文章の宿題をやる。なかなか書けず。夕方から新宿で、26日のインストアライブ用のバンドでスタジオリハ。今回からギターのI井さんが参加してくれるのやけど今日のリハがはじめましてでドキドキ。いつもの新宿の某スタジオのロビーには、髪の毛に緑メッシュとか紫メッシュとか入ってるあんちゃんがわらわら。恐らくなんかビズアル系とかなんやろうけど、ステージの下でのこの系統の人らの残念な感じってないよね。すっぴんで意外と歳食ってて私服も黒めやけどトータル的に安っぽい。て余計なお世話やろうけど。そんな残念な妙齢のあんちゃんに囲まれて待ってたら、北村さんですか、と可愛い子ちゃんに声かけられ、I井さんとご対面。素朴に可愛い子で緊張する。キーボードのE本さんも登場して、時間になって部屋へ。バイオリンO田さんは体調不良で1時間ほど遅刻とのことで、先に3人で合わせる。I井さん、容姿は小柄で華奢でふわっとした感じの子だけど、音はしっかり骨太なギターを弾いてくれるし、しかもうまい! 手のちっこさでは定評のあるわたしですが、そんなわたしとそんなに大きさ変わらんのとちゃうってくらいのちいちゃいお手手で、しかしかっこいいギターを弾く! E本さんにしてもそうやけど、一回目の練習からばっちり曲覚えてきてくれてて、おばちゃんは感激です。よし、何の心配もなさそうや! I井さんもE本さんも、この春大学卒業する22歳。わたしは基本的に男子も女子も若い子が苦手なのやけど、このふたりは好きになれそうや! とちょっと明るいきもちで帰宅。足立区に帰ったら雨ざーざーやって走って帰った。

2.23火
普通に労働。相変わらず持病の容態が芳しくなくて、朝よぼよぼで薬飲んで、効きはじめるのがだいたい6時間後とかで、しかも効き目が持続してるのはほんの3時間くらい、というテンポ感が自分で把握できてきた、のはいいけど、一日の活動時間を3時間にするのは不可能な話で、そもそも労働自体が9時間なのでよぼよぼで働くしかない。でも身体的にそろそろこの労働、限界かもなーという感じ。しかし医療費稼がねばならんし、もちろん家賃や生活費も、今年に入ってからインストア以外ライブを出来ていないのでそっちの収入もほぼないし、財政が貧窮してきている。もともと貧乏やけどこれまでなんとかやってこれてたのは、今までピンでライブしていたからで、これからしばらくはバンドなのでピンでは動けないので、そしたら収入はほぼないんである! ひえ! 人生いよいよ詰んできた。ということなので、わたしになにか出来そうなお仕事ありましたら、warabisco15(アット)yahoo.co.jpまでなんでもご依頼ください!(切実)

2.24水
普通に労働して帰宅。身体が痛いのでおうちでは基本こたつか布団の中でまるまってて、しかし眠れはしないのでアイホンで、先日見に行ったお芝居に出てきて気になっていた、伝説のエタ頭である弾左衛門というを人調べまくる。こんな人がいたのか。わたしは西の人間やから、部落問題はわりとちっちゃい頃から身近でもあったしわたし自身も関心ありまくりやったので、そこそこ知ってるつもりではあったけど、東京側の、江戸の方のこの手のはなしはあんまり知らなくて(というか今まであんまり興味わかなくて)、この度はじめて調べてみて、すごい心奪われている。えたひにんというと、身分の低い人たちで貧しくて、と思われがちやけど、この伝説のエタ頭弾左衛門は、エタを率いていた人であったので、身分も高くお金も持ってて強かったらしい。しかも、弾左衛門世襲制で、第○代目弾左衛門、みたいな感じで代々何人もいて、この習わしは今でも続いてて浅草には現在も第○○代目かの弾左衛門がいるんやそうな。おもしろーい! 

2.25木
二日続けて肉体労働したらもう三日目は相当ガタがきてて、今日は労働はやすみやけど昼過ぎまで伏せってしまった。でもこれは精神的なもんもあって、病気のダメージに上乗せでドメスティックな例のあれもまたぶり返してるし、H澤氏が全然仕事してくれない苛々も募るしで、もう無理っす駄目っすって布団かぶっていたいのもある。が、おうちでやるべき宿題もあるのでわりと寝込んでる場合でもない。夕方、来週のラジオの企画のネタをディレクターさんと作家さんにまとめて送って、メルマガの文章の宿題はまだ出来なくて、タイムリミットで家を出て三茶へ。今日は世田谷WebTVというネットの番組に、「わたしのライオン」レコーディングメンバーたちと出演するんである。改札で待ち合わせ。ユッキー、キクイさん、ももじゅん。みんなに会うのはわたしは何気にまだ2回目で、レコーディング以来やから4か月ぶり?とかで緊張。この番組はベースのユッキーが不定期で司会してる番組で、それに声かけてもらったのです。住宅街を15分くらい歩いてスタジオへ。打ち合わせもほぼなくって、到着したらもう5分後に本番て感じで、即スタンバイ。ソファーに座るなり、スタッフさんがわたしを、うわ〜AKIRAの年老いた子どもにそっくり! とすごく興奮してくれて、わたしはAKIRA読んでないのでわからへんけど、年老いた子ども、というフレーズにはすごく親しみを覚えた。放送は、おはなし弾むか心配やったけど、所沢のタワシを散歩してる名物奇人のはなしなどで盛り上がってるうちに、30分あっという間に終了。軽くその場で乾杯して、ユッキーとキクイさんとで三茶でラーメン食べて帰った。大バンドのリハのスケジューリングを、H澤さんがやってくれているはずやのに全然決まらずもう1か月とか過ぎちゃって、レコ発も迫ってきててピンチやったのやけど、H澤さんが多岐にわたり仕事してくれないむねなどをはなしてたら、よし、もううちらでやっちゃおう! と、みんな協力的に予定を出してくれて感謝。ちょっとバンドへの心配が薄らいだ。

2.26金
朝から、大バンドのみんなの予定をすり合わせて、E本さんやI井さんにも連絡したりして、みんな忙しい中時間つくってくれてリハの日程が決まった。H澤さんに任せてたら1か月動きなしやったのに、自分でがんばったら一晩で決まった。なにこれ。本当にH澤さんはなんの仕事ならしてくれるんであろうか。やるやる詐欺にずっと遭っている。ファック。さて、そんな怒りも煮えくり返ってるけど今日はディスクユニオン新宿duesでのインストアライブ。夕方家を出て会場へ。エレベーターの前で待ってると、あれっ某MライダーズのS木H文さんが。なんでこんなとこに? て思ってたら、H澤くん来なかった?キーボード持ってきたんだよね。って言われて、H澤さんにキーボード手配してもらうように頼んでいたのやけどまさか、H文さん御大のものお借りすることになるとわ、しかもご本人が持って来てくださるとわ! ひえ〜と緊張しながら、セッティングしてリハ。この編成でははじめてだし、大きい音になると自分の声が聞こえなくて歌いにくく音痴になる。けどリズム隊いなくてこの音量やから、これにドラムとベースが入ったらいよいよ自分の声聞こえなくなる不安が募りだす。わたし声量もないので、ほんとにバンドに向いていないなーとか改めて思った。この日は弾き語りも2曲やろうと思って、それ用にキーボード手配してもらったのやけど、それがまさかのH文さんのオルガン。緊張。リハも終わってちょっとだらだらしてたらすぐ会場の時間。N村Pが楽屋の方にきて、お客さんの少なさを逐一報告してくれる。たしかに、タワレコのときあんなにたくさんいてたお客さんの、1/10くらいやって落ち込む。でもこれが現実。これがわたしの身の程。お越しくださった方、ありがとうございました。インストアでこの有様なのに、レコ発どうなるんやろう。案の定、チケットが壊滅的に売れていないむねをN村Pから言われる。どうか、みなさま、3月20日は東高円寺UFOクラブへ、お越しくださいネ。どうか、どうぞ、お頼み申し上げます。肩を落として帰り道、ツイッターみてたら、H澤さんがまたまたアルバムタイトル間違えてツイートしてるのを発見してしまった。もう間違えるの何回目やねん。いつになったらタイトルちゃんと覚えてくれるんやろうな〜。

2.27土
いい天気。布団を干してちょっと家をそうじ。激落ちくんで流しを磨いたりしたら今日はもう頑張った気がして、なんにもする気がなくなる。今年入ってから頑張っていたお芝居のお稽古やけど、フランスの著作権事務所を通して上演権を申請したりの行程が難航してて4月の上演に間に合わなくなってしまったらしく、7月に大幅に延期になり、お稽古もしばらくおやすみになった。お芝居のセリフ覚えも、急がなくてよくなってしまったし、なんかちから抜けてしまった。

2.28日
朝から洗濯。最近洗剤をボールドからファーファーに変えたんやけど、こんな臭かったっけ!? もともとわたしは長年ファーファー愛好家やって、パッケージのくまちゃんが可愛いからというしょうもない理由やったんやけど、しばらく薬局で見かけなかったので、他の洗剤を適当に買ってて、でも最近またファーファーを発見したので使いだしたのやけど、すごいにおいが強烈で、着替えるたびに、オッとなる。成分変わったんかな。3/20の大バンドレコ発の件で、会場のUFOクラブがH澤さんと連絡とれなくてこまってるとN村PからLINEがきたので、急遽わたしが直接お電話してお詫び&連絡を取り次ぐことに。本当にH澤氏はもう仕事をするのをやめたようである。明日のオトパラのジングル作りの続きをやって、夜はほんとはお芝居のお稽古のはずやったのやけど中止になったのでおうちで読書。お稽古なくなると淋しい。C子せんせいとK子さんに会いたいな。先週から気になっている弾左衛門の本を図書館で借りてきて読んでいる。弾左衛門、もともとは摂津池田(現在の大阪の池田市)の出やとのこと。わたしの限りなく地元の近所ではないか! と更に興味津々なり。

弾左衛門の謎 (河出文庫)

弾左衛門の謎 (河出文庫)

弾左衛門とその時代 (河出文庫)

弾左衛門とその時代 (河出文庫)