12.21〜27日記

12.21月
普通に労働。のはずが、朝から電車で13駅寝過し、登戸というところで目が覚めて、ここどこ!? てなった。たまたま小田急乗り入れのやつに乗っちゃっていたからの悲劇なのやけど、こんなにすやすや眠ってしまっていた自分にびっくり。でも最近は家が寒すぎて、いつも以上に全然眠れていないので、電車の中ってあったかいやん? それでうっかりぐっすり行ってしまったのやと思われる。しかし! 13駅も寝過したにもかかわらず、労働先には遅刻せず間に合ったというのはすごくないですか? まあ普段無駄に早く家ですぎやろ〜て話なんですけど。労働後、帰って某宿題とにらめっこ。しかし進まず。

12.22火
普通に労働。後、東京駅でTディスクのN島さんとミーチング。いつのもように近況報告やらして、それから来年の具体的なおはなしなどをお聞きし、あと現段階のわたしの新アルバムのプロモーションがなにも動いておらず悩ましい件を相談などした。色々進行具合も難儀しまくりな件も漏らしてしまった。最近わたしが色んな場面で常々感じている、センス、ていうものの抽象性というか、ぼやっとした言葉であるのにそれに尽きてしまうことがとても多くて、そしてわたし自身がこのセンスていうものを全く持ち得ていない人間やということも最近立証されてしまい、もう自分を信じれなさすぎるから、人を信用して制作していくしかなくて、だけどそちら側やあちら側もセンスがほんまにあるのかというと、どうやねんっという話になってきて、もうほんまに何もかも信じれなくなってきてチーンという感じ。

12.23水
黄金町試聴室その2にて開催の、なりきり紅白歌合戦という催しで司会をさせてもらうことになっており、午前中に家を出て(遠いので)はるばる黄金町へ。品川から京急に乗り換えるのやけど、京急のあの赤いボックス席の電車、わたし東京の電車でいちばん好きかも。椅子も赤と青の水玉模様で可愛い。横浜で乗り換えて黄金町。川沿いを歩いていると、10月にやったミュージカル「二十四の瞳ちゃん」のエンディングの合唱曲が頭に流れてきて、泣きながら夢をみてたの〜て口ずさみながら歩いた。試聴室について、三沢さん後藤さんとしばしおしゃべり。なんかこのふたりとおはなししていると、日頃の現実的な諸問題についての苛々とか忘れる。なんらかの癒しバイブスがきっと出ている。あ、でもそれはこの黄金町っていうロケーションもあるなあ。都内とは絶対的に何かが違う。だんだんと、出演陣、滝沢さんや聡子ちゃんや、ご一緒に司会する小暮さんや入江くんも到着して、軽く打ち合わせしつつだらだらしてたらもう開演。出演のみなさん、おふざけなんやけどさすがの芸達者って感じでおもしろかった。パグタスりっちゃんさんのレゲエソング超名曲やったし、聡子ちゃん滝沢さんのアイドルユニットも可愛くって、やらされてる感も含めすばらしかった。紅組買ったけど、でも白組トリの三沢さんのテクノたまらん坂っていうヒップホップユニットがあとを引く面白さで帰り道も思い出し笑いしてしまった。司会はわたしは気の利いたコメントも出来ずぐずぐずで、すいませんでしたって感じやった。でも総じて楽しい忘年会て感じやった。終わって、ションケオというタイの人がやってるカラオケスナックで打ち上げ。みなさん、カラオケスキルも超すごくてさすがやった。わたしもなんか歌わないとあかん空気になって困ったけど、前にスナック瞳ちゃんやったときにK井K夫さんのリクエストでデュエットした「バージンブルース」を、根津さんと三沢さんに交互に野坂役をやってもらって一緒に歌った。タイ料理が出て来るのやけど、タイ料理ってわたしの苦手なものの巣窟やわって改めて思った、辛いものもあかんし、だいたいエビ入ってるし、あとパクチー! どれもこれもパクチーほりこまれてて、わたしパクチーあかんねんー。ということで食べ物はアウトでしたが、でもみんなでわいわい楽しい打ち上げやった。でも足立区まで帰らなあかんので途中でお先にお暇。テクノたまらん坂で出ていたスーパー田口くんが駅まで送ってくれて、短い道中に胸アツないいことをたくさんゆってくれたけど、まあ酔っぱらってたんでしょう。1時間半かけて足立区まで帰った

12.24木
わたしはそもそも行事事が嫌いで、中でもクリスマスは文字にするのも憚られるくらい嫌いなので、毎年クリ○○ス、って書いてるんやけど、今日はクリ○○スイブとやらで、みんな鶏食べて、ケーキ食べて、よくわからん電飾みてうっとりして夜はセックスする、て日なんでしょ。アホくさ。今年もわたしは徹底的の無視させていただくぞ。てことで家からほぼ出ず、宿題にはげんだ。

12.25金
普通に労働。後、そのまま労働先で夕方から、瞳ちゃんご一緒したドルショック竹下さんと千絵ノムラさんと3人でお茶した。相変わらず劇団メンスは(特にこのふたりは)会話の内容が常に下半身事情なのでおもしろいけど一応周りの目にひやひや。ドルさんは7時頃にお店あけるために帰っていかれ、わたしと千絵ちゃんはなんやかやで10時すぎまでおしゃべりしていた。性へのあくなき探求心、ていうものはわたしにはどうやら備わってないなあっと改めて思った。

12.26土
去年は忘年会なんて一個もお声かからなかった記憶やけど、今年はなんとふたつもお声がかり、しかもそれがふたつとも開催日が重なっている! ガッデム! まずはこの夏を預けた「ヘンゼルとグレーテル」でお世話になった劇団サンプルの忘年会で、目黒の焼きとん屋さん。妻有以来会ってなかった人々にも会えたし、一方的に存じ上げていた役者さんたちともおしゃべりできて楽しかった。マッキーがお座敷に上がって早々足にトゲささっててそれが全然抜けなくて、かわいそうやけどさすがのマッキー、おもしろかった。一次会は8時半頃終わって、近所の居酒屋で二次会とのことやけどわたしは泣く泣くもう一個の忘年会のためお暇して池袋。北口の中華屋で開催されている、わめぞ忘年会。北村メルマガを編集してくださってる向井さん主宰の、本業界の方々の忘年会で、O原G雷さんやE藤T夫さんやK村K美さんなど、お名前は昔から存じている文筆家小説家の方々や、某映画美術監督アカデミー賞までとってらしゃるK島T子さんなんかともおしゃべりできてたいへん光栄やった。T屈くんや、ブロスのM田さんなんかともおしゃべりできてたのしかった。なんか、色んな人と一気にたくさんおしゃべりしちゃって頭が混乱した日やった。演劇業界、本業界と、どっちもわたしなんかが暮らしてる世界とは違った華々しい世界の忘年会に、よそ者ながらも混ぜてもらえて感謝でした。

12.27日
宿題その1を仕上げて送って、その2に取り掛かる。その3は、、、閃くところからはじめないといけない。年内にやらねばならぬ宿題がまだまだ残ってて気が重い。夜はC子せんせいとのお芝居のお稽古で下北。駅から稽古場へ向かって歩いてると、すごいファンキーなお父さんが、小さい子ども(まだたぶん3歳くらいで、マスクしててしんどそうやった)を米俵のように肩に担いで、スケボーで車道をしゃ〜しゃ〜と走ってた。下北ってなんかすごいって思った。読み合わせ、なんか今日は舌が全然回らなくってだめだめやった。動きながらしゃべるってなると尚更で、わたしは両方が全然できなくて、しゃべると動きが停止してしまってあかん。そして優雅な仕草が本当に出来ない! ちょっと優雅で偉そうな身分の人の歩き方や仕草を研究しなきゃでござる。お稽古してたら、管理のおじいさんがニコニコしながら入ってきて、今日はやめに終わってくれませんか、出来れば40分くらい早く終わって出てください、という斬新なことを言われる。ちゃんとお金払って借りている稽古場なのに、そんなことってあるかね! でもちゃんと言われた通りに早く終わって出ました。