日の丸軒行ってきた、今日は血湧き肉踊り頭蓋絡まる!

あ〜さむい!さすがにこの冬、こたつだけで越せるのか不安になってきました。エアコンが嫌いやので、できるだけつけたくない。だけどピアノの鍵盤もめっちゃ冷たいし、本読んでいても手がかじかんできて、こら家用の手袋いるよ!ぶるぶる。

昨夜はついに!先月末にプリミ恥部さんご一行と行きそびれた念願の、新代田にある『中級ユーラシア大陸料理元祖日の丸軒』にいってきた!Nちゃんと下北で待ち合わして、新代田へ、てくてく迷い迷い歩くことの10分くらい。意外とすぐに着いてしまい、電気はついている、だけれど、入口にスーパーで買い物してきたてのような、食材がもりもり入った袋がどーんと投げ捨てられている。。。大丈夫か、ぱくられたりとか、しないのか?とか心配しつつ、しばし待っていると、噂のペペ・アンドレ氏らしき人物が看板に電気をつけに来た!おおお、開店ってことかに?とおもって勇気をだして、すいません、やってますか?と話してみる、と、ごめなさい、ちょとじかんかかりますけどね、まだなにもやってないから、でもよかたらどぞ、はいてください、的なことをゆわれる。なるほど、これが噂のぺぺ・アンドレ氏か!!前回は階段と入口までしか入られへんかったけれど、今回は遂に中に入った、そしたらば、うおお!期待通りのすばらしさ!ほんまに潜水艦の中のよう。振り子時計がいっぱいあって、窓も潜水艦のまあるい窓、舵もあるし、すごいや〜と感激しつつ、Nちゃんと長椅子で待つことの30分ぐらい、横尾忠則の画集があって、それを眺めつつ、真横にはピアノがいかにも弾いてほしそうに口を開けている、けれど、きっと触ってはいけない、と自制しつつ、待っていると、ぺぺさんが、どぞ、こちらへ、狭いですけどね、ごめなさいね、的なことをゆって、席へ通してくれてメニューを持ってきてくれる。すぐに注文は決まったけれど、奥でぺぺ・アンドレ氏は一生懸命仕込みをしたはるような音が聞こえてるので、呼んでいいものかどうか、まよいまよい、呼んでみるものの、中から何かゆってるような、でも聞き取れず、なので厨房の方へいって、これこれとこれをくださいと注文。しばらくしたら、料理がどどどと出てくる。どれも初めてたべるふしぎな味やったけどふしぎにおいしい!ターメイヤとゆう謎の葉っぱのような緑色のコロッケも、ほうれん草のカレーもおいしい!そして忘れられていたけど、ナンがめっちゃおいしかった!今まで食べたナンで一番おいしい!!ぶどうはいってた!おいしいですか?とききに来てくれて、おいしいです!とこたえる。どこでしりました?ときかれ、先月末に一度来たけど夜中で終わってて、念願叶ってやっと来れました、的なことをつたえると、もう大切なおともだち、だからね〜、いつでもきてね〜、でも電話してから、きてね〜、的な、これは迎え入れてくれているととっても大丈夫なのかな?ふあん、だが、ぺぺ・アンドレ氏の奥ゆかしく繊細な人柄のような魅力は垣間見れた、気がしました。しばらくすると、バイトの人かな?的な女性が二人くらい、セーラー服(とゆってもコスプレ的なんじゃなく、昔の古い水兵さんみたいな)着て現れた。うん、全部すばらしい!窓際に飾られた白百合はちゃんと生花で、しかも糸で固定されてて、たくさんある振り子時計の中からは昔の歌謡曲のCDみたいなのが顔だしてて、横尾忠則の絵が奥のステンドグラス?みたいになっていたり、メニューも手書きやけど赤と黄色でかわいい、トイレが全体的に斜めっていたのやけど、これは今朝の地震のせい?かな?居心地よくて、Nちゃんと結局2時間半ぐらい、ほぼ店内貸切状態で居座って、たのしみました。あ〜昨日いったとこやけど、もういきたいよ!このやみつき感はなんやろか。

で、今日は朝から渋谷のユーロスペースへ、豊田利晃監督の新作『蘇りの血』見に行ってきた!すごい、朝イチから客席ぱんぱんやった、そっかー4年、とかわたしはこの4年間をあんまりしらんけど、あんなに観客の熱意がすごい映画の上映って、はじめてやったかも。エンドロール終わったあと、どわんと沸き起こる拍手。だけどそれを上回る熱意の塊のような作品やった。豊田監督は血がすきやな〜ほんまに、そんでハードボイルド、やのに、いきなりなにそれ!て力抜けるような、お茶目心とゆうか、ユーモアとゆうか、思わずにっこりしちゃったり、そいで今作は大自然がすごかった、こわかった、どどど迫力やったーなー。うむ。ひっくるめて、良い作品だった。パワーもらった感じがしたなあ。年内のたのしみがひとつ終わってしまった。

ああ、じわじわと年末かー。