11.4~10日記

11.4月

4時起きで朝から普通に労働。このところ月曜祝日が多すぎる。社員のHちゃん(25歳女子)が唐突に、実は自衛隊を目指していた、と告白しだしてびびる。Hちゃんはアニメとゲームが好きで、といってもアダルトなアニメじゃなく妖怪ウォッチポケモンが好き。中身もおこちゃまだけど見た目も赤ちゃんのような色白すっぴんもち肌女子で、そんな子がなぜ自衛隊、と聞くと、給料がいいから、とのこと。でも目が悪いから無理でした、とのこと。夢見がちなピュアガールと思ってたら意外とリアリストなんやな~。そのほか特筆すべきことはなし。夜は赤坂で某CMのオーディション。監督がまだ来ません、と言ってかなり待たされた。オーディションは一瞬で終了。祝日の赤坂は閑散としていた。

 

11.5火

4時起きで朝から普通に労働。仕事中、ポットの熱風吹き出し口からの熱風を右腕に浴びせてしまいやけど。熱風ごときで、と思っていたのだけどかなり痛い。やってしまった。とりあえずオロナインを塗りたくる。帰っても元気が出ず、寒いので布団にうずくまってアマゾンプライムで映画。石井岳龍の『密のあわれ』を鑑賞。室生犀星の原作がかなり好きなだったのやけど、これ実写化は無理がありすぎた。二階堂ふみちゃんは可愛いし小悪魔っぷり満載でいいんやけど、言葉遣いが無理ありすぎて寒く感じてしまった。

 

11.6水

朝からどばっと洗濯して干して、パソコン持ってガスト。円盤ワンマンで配る新聞の原稿を書いたのち、このところずーっと書いてる小説とにらめっこ。とりあえず最後まで一旦書けた。けどタイトルが決まらない。わたしは曲やアルバムでも毎回そうなのだけど、タイトルセンスが本当にない。いつもめちゃくちゃ悩む。今回の小説も全然決まらない。うーん。夕方、事務所からメールで、月曜のオーディションは落ちましたとの報告。チーン。帰って、家が寒すぎるのでついにこたつを出した。こたつに入って顔だけ出してスマホを触るという究極のだめ人間。

 

11.7木

4時起きで朝から普通に労働。このところ通勤中はずっとSATORUの『金と女と注射器EP』を聴いている。先週末、叔父に会った際に教えてもらった、足利の22歳のラッパー。「黙って俺のアナルを舐めろ ブスの戯言をケツで塞ぐ」「ファットなヤリマンを探してる イカしたヤリマンを探してる」「傘で勝ち割る頭 生で中出しが3マン」「俺の彼女ヤク中 親父相手に売春 脱泡ハーブ吸いまくってパクられた」「未成年とオヤジ狩り 美人局で荒稼ぎ」など、わりと最低で物騒なことばっかりゆってるのだけど、「誰も来ない授業参観 気にしてないからな」とか「サンタは来ないらしい 良い子にしてたのに」とかふいにキュンとなる可愛いことを混ぜてくるので憎めない。「SATORUのちんぽはバカデカいけど夢のデカさは計り知れねえ」なんて無邪気にゆったりするのもいい。ひさしぶりにハマってしまった。仕事上がり、紀伊國屋書店へパトロール。ほしい新刊がなかったので、こないだ飯田さんと千絵ちゃんに勧められた三島由紀夫の『複雑な彼』を購入。 

複雑な彼 (角川文庫)

複雑な彼 (角川文庫)

 

電車でさっそく読み始める。三島っぽくない文体で読みやすいし面白い。こういうのも書くんやね。夜はアマゾンプライムで映画『ミスミソウ』を鑑賞。中学生の壮絶ないじめの末の復讐劇なのだけど、リアリティは全然ないけどなかなかえげつなくて楽しめた。『閉鎖病棟』の撮影時が本当に極寒だったので、雪のシーンを見ると、うわ~撮影寒そう~大変そう~とか思ってみてしまう。この撮影は相当過酷だったとお察しします。

 

11.8金

火曜日に職場で負ったやけどがまだ痛くて、なんか皮がべろべろになって変な汁がいっぱい出ていて、これはやばいかも、と思い、朝から病院へ。仕事中のケガは労災でしか診れないと言われ、労災申請用紙がない場合はとりあえず10割負担です、後日返金しますので、といわれ、1万以上請求されて涙。労災申請をお願いするべく店長に電話したら、軽く嫌味を言われて涙。うちの店長は血も涙も心もないも店長で、というのは知ってたけど、ここまでか~と落胆。とりあえず処置はしてもらえたけど、なんか大げさな感じになってしまった。がーん。しかし今日は円盤ワンマンの日。帰って曲順を考えて、ピアノの練習。右手で弾くと皮が引きつれて痛い。がーん。まあでも弾けないことはない。夕方家を出て、いざ高円寺。名曲喫茶ルネッサンスでコンセントレーションしようと思って行ったら、臨時休業で閉まっていた。がーん。しょうがないのでプロントに入る。プロント、コーヒーはまずいけど、机の高さが高めでちょうどよくて座り心地もよかった。一服して、円盤入り。リハをしていたら、家では調子悪かったけど、結構いい感じ。8時から本番。円盤は、もう2年以上毎月ワンマンやらしてもらってるからかもしれんけど、すごく集中して落ち着いて歌える。たぶん家より集中できる。ありがたいなあと思う。実はこのところメンタルがだいぶやられていて、ライブを入れる気になれず結構お断りしてしまっているのだけど、円盤だけは続けたい。なんとか命綱になっている感じ。今月もお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

 

11.9土

最近朝が本当に絶望的な気持ちで、昨日はライブをしてちょっと元気取り戻したとおもったけれど、一晩寝たらまたあかん。起きてもしばらく布団で不貞腐れていた。お昼からAさんと丸の内TOEIへ映画『閉鎖病棟』を見に行く。初号試写を3月に見て以来で、ちゃんと見るのはまだ二回目。初号試写のときはあまりにも撮影直後すぎて思い入れありすぎてしょっぱなから泣きまくりやったのやけど、そろそろ距離を置いて見れるかなあと思ったけど、やっぱり無理だった。あの長野で2週間みんなで過ごした日々が特別すぎて、この感じ、なんなんやろうって思ったら、疑似家族みたいやったんやなってことで、映画も、あれは閉鎖病棟の中で暮らしているみんなは、家族みたいな形を形成してたんやなっていう映画でもあって、社会の中からはみ出してしまってどこにも家族を持てなかった人たちが、集まって、思いやって、暮らしている、そういう場所やったんやな、そしてわたしはそこがすごく居心地がよかって、それはわたし自身もまた、この世界のどこにも家族を持てそうになく、帰る家もない。今でもずっとあの病院に戻りたいって本気で思っている。それは叶わないことで、だってあれは映画で、現実ではなくって、でも実際にあのとき確かにあそこにわたしはいて、その証が映画になっている。ああ、まだわたしは映画から抜け出せていないのかもしれない。ずっとオフデちゃんでいたかった。あの病室で暮らしていたかった。

 

11.10日

4時起きで朝から普通に労働。同僚のIさんが、『閉鎖病棟』を見に行ってくれたらしい。うれしはずかしい。やけどの傷口には薬を塗って大げさにガーゼをあてていて、わりと面積が広いので、接客するとお客さんにぎょっとされる。位置的にぎりぎりリストカットと思われなくもない感じなのでちょっと妙な気持ち。店長から労災の申請用紙をもらった。そのほか特筆すべきことはなし。

10.28~11.3日記

10.28月
4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。帰りに銀行に行き、たまっていた支払いをいくつか済ます。10月はツアーやらで結構労働休んだので収入がピンチ。帰って、明後日のIKAZUGOKEライブのコントの台本覚え。

 

10.29火
雨。朝から虎ノ門の病院。待合室の前の席に、1か月くらいお風呂に入ってないんじゃないかと思しき、ハイパー臭いおっさんと付き添いのおばはん夫婦が座って、思わず息を止める。病気でお風呂入れないのか? いや付き添いのおばはんも臭いからそういう問題じゃなさそう、もう勘弁してくれよ~という気持ち。汚いおっさんおばはん夫婦は待合室でずっとぴこぴこゆわしながらゲームをしている。偏見ですが、オタクの人ってなんか、お風呂入らないですよね? あれなんでなん? 職場にも昔いて、接客業やのにお風呂入ってへん臭いのするアニメオタクの子がいて、おいおいって感じだった。わたしも決してお風呂好きな方じゃないけど、出かける前や仕事の前はちゃんとお風呂入るぜ? くっさいオタク夫婦に鼻を曲げながら1時間半ほど待ち、血液検査、尿検査、診察、注射。そのまま午後の診察を待ち、午後から精神科の診察。わたしは超ド級不眠症やので、3カ月に一回精神科の診察に入って睡眠薬を処方してもらってるのだけど、今日はこのところ鬱っぽくて調子が悪いむねを相談。元気の出る薬も処方してもらった。支払いをして、処方箋薬局でお薬をもらい、帰宅。部屋のそうじをして、夕方から飯田さんが来訪。明日のIKAZUGOKEライブの練習をした。歌って踊る4曲と、おはなし、コント、あみ太さんたちとやるコラボの曲の練習など。飯田さんちの愛猫金太が病気で、体重が半分になってしまったそうで心配。金太はこんなわたしにもなついてくれる唯一の猫だったので心配。

 

10.30水
朝から洗濯して干して、家でひとりでラップの練習、ダンスの練習。準備して、おひるに家を出て、駅で飯田さんと落ちあっていざ熊谷へ。熊谷へは電車で2時間弱。まあまあ遠いけど高崎線はボックス席を貸し切りで悠々と旅気分でたのしかった。こんなことならお弁当でも買ってこればよかった。熊谷について、モルタルレコードに15時集合。店長さんにご挨拶して、あみ太さん、大須賀さん、千絵ちゃんと合流し、リハの前にまずは、アフリカケンネルへ連れて行っていただく。そう、みんな大好きアフリカケンネル。映画『冷たい熱帯魚』で話題になった埼玉愛犬家殺人事件の、ボデーを透明にしていた事件現場のペットショップ、アフリカケンネルが、モルタルレコードの近くにあるとのことで、連れてっていただいた! 事件好き、殺人鬼好きのわたしとしてはかなりテンションが上がった! 田んぼの匂いの中にどこか獣臭いにおいがする、ような気がするのは、気のせい? もう26年も前の事件だから、獣の臭いがするわけはないのだけど、なんか臭った、気がした。現在は廃墟になってるのだけど、赤、黄、青のペンキが塗られたカラフルな外装、塗装ははげはげだけどなかなか味わい深い。ガラス窓は取れていて、中をのぞくと檻がいくつもあって、うわ~ここに関根元がいたんか~と思うとテンションがあがる。外がゴミ置き場になってて、汚い鍋が落ちてて、これで死体を煮てたのかも? とか想像して楽しんだ。しかし熊谷、ちょっと奥に入るとすごく田舎で、田んぼばっかりで隣家同士は相当離れてて、こんな感じやったら、人殺して煮てもばれへんって思ってしまうかもな~。ケンネル、やぶ蚊がすごく湧いてて、短い滞在時間やったのに結構噛まれた。ケンネルを楽しんだあと、モルタルレコードに戻ってきて、リハ。暗くて手元が見えず、ピアノが弾きにくくて照明問題にしばし時間がかかった。LEDのランタンでしばらくやってたら、LEDの明かりを近くで見過ぎて目が焼けちゃって、しばらく視力が低下してびびった。あれ危険やね。IKAZUGOKEリハのあとコラボのリハ。「後家殺し」に大須賀さんのギターが入るとすごくかっこよくなって感激。リハを終えてしばし準備。ここモルタルレコードは民家を改造してライブスペースになってるので、板張りの床とかが家っぽくて、不思議と落ち着く。19時半から本番。まずはあみ太さんのライブ。変拍子につぐ変拍子で複雑極まる曲調の中をあみ太さんの超絶歌唱力が縦横無尽に動き回る、すさまじいライブだった。大須賀さんも結構大きな声を張り上げてらっしゃってびっくりした。肉団子の歌がよかった。終わって、我らIKAZUGOKEライブ。「座敷牢の女」をやって、ラップを新曲2曲ふくめ4曲、それから「足立区の片目」をやった。熊谷のお客さん、みなさんすごくしずかーにしっかり聴いてくださってて、「足立区の片目」ではかなりびっくりしてらっしゃって、新鮮だった。東京のお客さんとは反応が全然違った。終わって、コラボはミュージカルでご一緒した「我をも忘れる恋狂い」をあみ太さんとデュエットし、「ちゅっちゅくちゅうのちんぺろ」をみんなで歌って、「後家殺し」で締め。「後家殺し」の時、あみ太さんが即興芝居をはじめてもってかれてピアノ間違えそうになって危うかった。たのしくライブを終え、片づけて、熊谷駅の中にある安中華屋さんで打ち上げ。終電にすべりこみ帰路。帰りも2時間弱かかったけどみんなで喋ってたらあっという間だった。上野から乗り換えで日比谷線の場所が全然わからず、飯田さんとダッシュで右往左往してひやひやした。けどなんとか終電に乗れて無事足立区へ帰還。ふたりで駅前の日高屋でもう1杯だけ飲んで帰った。

 

10.31木
10時頃までだらだら布団で過ごし、起きて、パソコンもって電車。湯島で降りて本郷の方へ歩いて、名曲珈琲麦へ。

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お気に入りの角の一人席が空いていたので陣取って、ピザトーストを食べながら、パソコン開いて小説の執筆。相変わらず終章に悩んでいる。3時間くらいにらめっこして帰宅。本郷から湯島までの道で、急に大階段が現れる場所があるんだけど、階段の上から下を見下ろすと急こう配の下に街が見えていてとても気持ちがいい。でもうっかりしていると階段足踏み外しそうになるので危ない危ない。帰っても引き続き、小説とにらめっこ。夜はアマゾンプライムで映画『娼年』を鑑賞。くそえろくて、全編ほぼ濡れ場。喘ぎ声だらけやので慌てて音量下げた。びっくりした。しかし松坂桃李は身体張りますな~。

 

11.1金

ゆっくり起きて、シャワー浴びてパソコン持って近所のガストへ。ドリンクバーで粘ってパソコン開いて小説執筆。ガストのドリンクバー、いつの間にかストローがなくなっていてちょっとストレス。わたしはストローが好きで、家に大袋のストローをストックしてて家で飲みもの飲むときもストロー使うくらいストローが好きなんである。おんなじ飲み物でも、ストローで飲むとおいしく感じませんか? 昼すぎに帰ってきて、天気いいのでコートを洗濯したりして、夕方家を出て、鬼子母神へ。ちょっと早くついたのでベローチェで読書。帚木蓬生さんの『薔薇窓』を読む。夜は鬼子母神、今日は唐組の『ビニールの城』を飯田さんと飯田さんご両親と一緒に見るのである。境内で落ち合って、おしゃべりしながら待つ。整列して入場。飯田さんご両親が席を確保しててくれたので並んでみた。真ん中らへんの花道沿いのいい席。一回目は最前列で、二回目は最後列で立ち見だったので、真ん中からみるのは初。全体が見渡せて、花道の芝居もしっかり見れていちばん見やすかった。3回目の鑑賞だけど、今日もすばらしかった。ラストの借景が、鬼子母神で見ると、下北とも明大とも違うくて、鬱蒼とした森の中に消えているビニール城がめちゃめちゃ美しくて泣けた。今日もいいものを見せていただいた。終わって、飯田さんと飯田さんご両親と銀座ライオンでごはん。ソーセージとかザワークラウトとかナポリタンとか食べた。みんなでごはんを食べるのは楽しいな。ところで今日は出演させていただいた、映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』の初日だったな。わたしはちょい役なので舞台挨拶なんかにはおよびでないけれど盛り上がっていたようで、よりたくさんの人々に見ていただきたいなあと心から思います。全国色んな劇場でやってるので、みなさんぜひ見に行ってくださいね。

 

11.2土

おひるに家を出て池袋。今日は西口で待ち合わせ。誰と?なんと!母(&叔父)とである!北村家事情をちょっとでもご存知の方ならこれがどうゆう自体がお分かりいただけるとおもうのですが、これはまあ、まあまあびっくりイベントなんである!とゆうのも、母の兄はたいへん文化的なおっさんで、わたしは音楽の趣味や映画や文学の趣味はだいたい叔父の影響でこのように育ったといっても過言ではない、それくらい影響受けた人なんやけど、そんな叔父は唐組のお芝居を、毎年大阪に巡業にくる春公演は見に行ってて、今回わたしが音楽してるとゆうのもあり、そして作品が『ビニールの城』とゆうのもあり、ぜひ見たいとのことでこの度はるばる母と共に兄妹仲良く上京してきたのである!叔父と会うのは、もしかしたら祖父の葬式以来?とかかもしれないから10年ぶり?で、顔を見たら急に懐かしくなった。3人で東口まで歩き、タカセに入る。いつもは喫茶室やけど今日はレストランフロア。ナポリタンを食べて、つもる話をおしゃべり。久しぶりすぎて喋ることあるかな?と心配やったけど、会うと全然普通で楽しく喋れた。叔父が昔8ミリカメラで撮った自主映画を見せてもらい、そしたらそこには若かりし母の姿が映っていて、田舎の草むらを麦わら帽子かぶってオーバーオールで颯爽と歩く母を見ていたら、なんか胸がきゅうんとなった。2時間くらいおしゃべりして、鬼子母神へ。席は別々で、たまたまC絵ちゃんが整理番号近かったので隣で見た。今日はかなり後ろの方だったけど、自分の視力の悪さにびっくり、なんか、全然見えなかった!だけど、セリフや臨場感で十分素晴らしく、逆に耳に敏感になって、役者さんのセリフがよく聞けた。終わって、久保井さんに母を紹介する。(ミュージカルのときに母役だったので)いや〜すばらしい劇だったね、と言い合って、帰りに母と叔父と3人でベローチェに入り、1時間半くらいおしゃべり。わたし、母にはこんなとこに書ききれないような色んな気持ちがあったはずやけど、不思議としんどい気持ちは一切湧かなかった。なんか、色々、もういいのかもな?母と叔父は今日はホテルへ。楽しかったな〜とゆう気持ちで帰路。

 

11.3日

いつもより遅くて10時出勤。出勤したらびっくり、母と叔父がモーニングしにきていた! ホテルから遠いのに。まあ東京を満喫しているみたいでよかった。同僚たちから、「おかあさん可愛い!」といわれて恥ずかしかった。けど母、実際可愛い。身内の贔屓目かもしれんけど、可愛い。もう62歳やのに。昼前に母と叔父は帰って行った。三連休の中日とあって、今日も混みあくせくと働いた。ところで持病のあれかもしれんのやけど、何故か右足の裏の骨が痛い。歩くと骨が痛い。明日になったら治ってますように。

10.21〜27日記

10.21月

4時起きで朝から普通に労働。昨日、週5フルタイムで入っていた中番の子が突如辞めてしまったので、シフトがうすくて店が回らない。朝も昼も夜も新人ちゃんばっかりで、忙しいからゆっくり仕事おしえられないしもうどうすれば? て感じである。辞めてしまったSさんという女の子は23歳のバンギャで、顔ちっさくて可愛いのに元ビズアル系バンドマンのダメ男と付き合ってお金貢ぎまくっていて、お金ないといっていたのに仕事急にやめちゃったらこの先どうするんやろうとちょっと心配。まあ、若いし可愛いからなんぼでも仕事あるやろうけれど。人手不足で忙しいけどわたしはバイトなので残業はせずにきっかり定時にタイムカード押して帰らしてもらった。ちなみに、このところうちの社員の労働時間えげつなくて、ついに厨房の社員Aくんはオープンラストを体験。オープンラストとは、朝6時から夜24時までの18時間労働である。その間休憩もなしで飲まず食わず。さすがに可哀想すぎるけど、バイトの立場からあれこれゆえないので、同情しかできない。あーこの店どうなるんだか。

 

10.22火

4時起きで朝から普通に労働。今日で6年一緒に働いたNちゃんという25歳の女の子が辞めてしまった。Nちゃんは一見ちょっと化粧がきつくて怖いけど、仕事の効率がめちゃめちゃよくって、後輩やけど色々見習わせてもらった。頭のいい子って、こうゆう子やなあと勉強させてもらった。Nちゃんは2日前に彼氏が出来たらしく、仕事中その彼氏話をちょいちょい聞いていると、どうやら今はやりのマッチングアプリで出会ったらしく、話聞いてると、そうゆう出会い方もありやなあと思えてきた。ちゃんと需要と供給が合致してて、条件とかもお互い知ってるから話がはやくて、そうゆう関係の方がうまくいくんやろうね。新しい仕事も順調そうやし、25歳、未来が明るくて素晴らしいね、今までお世話になりましたと見送って仕事あがり、帰りに紀伊國屋書店をパトロール。気になる新刊も色々出ていたけど、『つけびの村』の事件がモチーフの短編小説が入ってるとのことで吉田修一の『犯罪小説集』の文庫を購入。 

犯罪小説集 (角川文庫)

犯罪小説集 (角川文庫)

 

 このところ家に帰ると急激になにもかも嫌になってしまい、別に眠るわけではないのに布団にうずくまってはスマホを見る、という最悪の体たらく。ここ数日は病気の人のツイートをずっと流しみている。見れば見るほど自分も病んでいくので見ない方がいいに決まってるのにずっと見てしまう。ツイッターって危険やなあと思う。がちがちのメンヘラ―やった10代の思春期にこれがなくてよかったかもしれない。夜中に起きだして、こないだM月ちゃんと話してて話題にのぼった映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』をアマゾンプライムで鑑賞。何年か前に見たけど、結構忘れてた。coccoちゃんの女優ぷりが素晴らしくて、黒木華coccoってキャスティングした時点で岩井俊二天才やと思う、し、こっそり森下くるみさんやわかみほさん、倖田李梨さんまで出てて、かなりわたし得な映画だった。


10.23水

朝から洗濯をどばっと干して、家にいても鬱々するだけなので電車に乗って映画を見に有楽町へ。上映までちょっと時間があったので、新有楽町ビルのはまの屋パーラーへ喫茶店トロール。ここも増税後はじめてきたけれど値上げしておらず、500円モーニングで玉子焼きのサンドイッチをいただく。

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『犯罪小説集』を読み読み、コーヒー飲み飲み。12時過ぎに店を出て、角川シネマ有楽町で映画『宮本から君へ』を鑑賞。評判通り素晴らしい映画だった! ドラマ版はアマゾンプライムで見ていたのだけど、劇場版の熱量たるやすごかった! ばっちばちの肉弾戦。池松壮亮蒼井優も、本当にすばらしい俳優さんやと改めて思った! あと『ヘドローバ』の最強兄弟の弟役やった一ノ瀬ワタルさんが今回もすごいよかった。頭弱くて腕っぷしだけの怪力喧嘩男をやらしたら今の日本映画界、彼に勝る人いないんでは? 宮本浩次の主題歌も最高だし、あら恋の劇伴音楽もよかった。ピエール瀧が出ているからとかで助成金が下りないとかなんか問題なっていたけど、映画に罪はないのになあ。清々しい気持ちで映画館を出て、TOHOシネマズ日比谷に移動。グーグルマップ見ながら歩いてたらタイ航空ビルに案内されてしまい一瞬迷子になった。TOHOシネマ、ミッドタウン日比谷の中にあるのだね。移動して二本目、瀬々敬久監督の『楽園』を鑑賞。これは『犯罪小説集』が原作の映画化で、つけびの村のあの事件も出てくるという触れ込みだったので期待していたのだけど、正直あれれ~という後味で終わってしまった。ふたつの事件を無理やりつなげてしまってるから物語も不自然だし、ぐっとくるシーンが特になくって残念。佐藤浩市がつけびの保見光成役なんだろうけど、狂っていく様が全然迫力なく信憑性もなくって、普通の人にしか見えなかった。でもそれは、保見は普通の人だったんだよっていう解釈なのかな? しかし瀬々監督は地方の祭りとか神事が好きやな~。映画を見ている間は余計なことを考えなくて済むので、今日はあんまり病まずに済んだ。

 

10.24木

朝から部屋の片づけをして、午後からIKAZUGOKE相方の飯田さんが来訪。来週の熊谷ライブの打ち合わせ&練習。飯田さんが新曲ラップを2曲も作ってくれたので、それの練習を、振り付け考えたりしながらふたりで歌って踊る。34歳の女がふたり、平日の昼間からなにしてんねんという図であるが、なかなか楽しかった。ちょっと踊っただけで結構息がああがるけど、たまにはこうやって運動をするのもいいね。振り付けを覚えるために動画を撮っていたのだけど、見返すとなかなかひどい。けど笑えるんじゃないでしょうか。来週10月30日には熊谷モルタルレコードで蜂鳥あみ太さんとIKAZUGOKEツーマン。ミュージカル『わたしのせいじゃない』を見てくださった方は尚更楽しめるコラボもやります。熊谷、行ったことないけど、都内からも1時間半くらいで行けるみたいなので、ぜひ見に来てください。

 

10.25金

4時起きで朝から普通に労働。朝からすごい雨で都内は大雨洪水警報。千葉は冠水してたいへんだったらしい。なんか、雨って怖いねんでっていうのを知らしめられているようなこのところのお天気。しかし雨は降っても関係なく我が店は忙しい。今日もひいこら働いた。仕事上がって、夜はAさんと映画デート。バルト9で『ジョーカー』を鑑賞。上映前の予告編から『閉鎖病棟』の予告が大々的に流れてて興奮。やっぱりこうやってみるとうれしいものやね。しかしわたしはもう予告見ただけで結構うるっと来てしまうの、これはなんやろうか。撮影中のみんなの顔が浮かんで、スタッフさんとか、みんなでストーブに集まって暖をとった待機室とか、衣装部屋とか思い出して、うるうるしてしまうの。みんなやさしかったな~って、みんなで映画を作ってる感じが、普段孤独に生きてるのでめちゃめちゃうれしかって、その思い出が蘇ってそれで泣けてしまう感じ。そんなことは置いといて、『ジョーカー』を見た。ゴッサムシティ、おんぼろマンション、精神疾患、社会的弱者、笑われ者のコメディアン、とここまでは好物が揃っててよかったのやけど、それが安易に殺人へ向かうところがあまりにも理解できなくて、なんか腑に落ちない感じの後味が残ってしまった。いや、でも映像も音楽もかっこいいし、最後、病院の白い長廊下をホアキン・フェニックスが踊りながら消えていく光の感じとかめちゃめちゃかっこよくて悲しかったし、間違いなくいい映画ではあった! あとホアキン・フェニックスってちょっと背中の骨格がおかしくないですか? と思ったのはわたしだけでしょうか? 肩甲骨のでっぱりが明らかにおかしくて、そんなところに骨あるっけ? みたいな謎の体形をしていた。でもそんな奇形感も含めてよかった。映画を見終えてエレベーターに乗ろうとすると、なんと! エレベーターが三機とも『閉鎖病棟』仕立てになっていた! すごい! ちっちゃくやけどエレベーターに我が名前が印字されている。感動して写真撮った。『閉鎖病棟』、あらためて、すごい大きな映画なんやなあと実感。来週の公開がたのしみやな~。映画館を出て、三丁目のちょっと高そうなそば屋でめかぶそばを食べて帰った。夜、布団の中でTVERで相席食堂を見る。今回は野性爆弾くっきーとピース又吉というわたしの好きなふたり。どっちもおもしろしぎて布団の中で笑い転げた。

 

10.26土

今日は朝から小説を書こうと決めていて、しかし家では気分が沈んでテンションがあがらないので、パソコン持ってひさしぶりに本郷三丁目の名曲・珈琲麦へ。わたしの好きな、言葉遣いが綺麗でやさしい店員さんはいなくてちょっと残念。でもお気に入りの角のひとり席は空いていた。390円のモーニングを食べる。

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ゆで卵に塩かけようとしたら、蓋が取れてドバーっと漫画みたいに山盛り塩かかってしまってびっくりした。パソコンを広げて3時間ほど小説とにらめっこ。しかしあんまり筆が進まない。今終章を書いてるのだけど、どうやって話を終わらしたらいいかまだ見えていなくて、書いては消し、書いては消しって感じ。15時頃に帰宅して、家に帰ると急激に憂鬱になってしまって、また布団にうずくまる。でも昼寝しようにも睡魔は全然こない。布団で2時間ほど無駄な時間を過ごし、夜また小説とにらめっこして、日記を書いて、夜中にアマゾンプライムで映画『彼女がその名を知らない鳥たち』を鑑賞。天王寺とか天満とか、大阪の景色が出てきてなつかしくなった。あべちかが映画に出てくるなんてね!しかし、蒼井優阿部サダヲ大阪弁がうますぎる!ふたりともネイティブな大阪弁に聞こえたけど、調べたら蒼井優は福岡出身、阿部サダヲは千葉出身。役者ってすごい。

 

10.27日

4時起きで、朝から普通に労働。今日も今日とて鬼忙しい。あまりの人手不足さに、ついに新店からヘルプがきた。新店は鬼暇らしい。羨ましい限り。今日はパフェは注文してから1時間半待ちとゆう意味わからないことになっていた。よくお客さん待ってくれるなあ。わたしはイラチなので絶対待てません。仕事上がって帰り道中、電車で隣にいたちびっこ(たぶん未就学児童)が「タピオカの次に流行るのはわらびもちだよ」と宣言しており、そ、そうなんや?!わらびもち好きのおばちゃんびっくりよ。最近お菓子は食べたいと思わないけど、わらびもちは食べたいなあと思う。けど季節的にもうスーパーには売ってないね。

10.14〜20日記

10.14月

ツアー中、金沢で目覚める朝。9時に起きて、旅立つ支度。10時頃に岸野さんゲイリーさんと、近くの大学病院の中ににあるコメダ珈琲に行ってモーニング。病院の中に喫茶店があるってええね。わたしも退屈な1か月の入院生活中、せめてコメダがあったらよかったなあ。11時頃に金沢でお世話になったじょーの箱さんを出る。帰り際、オーガナイザーモカさんの奥様が可愛い洋服をたくさん詰めた紙袋をくださった! 奥様、着てる服全部可愛いなと思っていたので感激。しかしわたしは定期的にこうやっておしゃれな人から洋服をいただく。おさがりの洋服で生きている。ありがとうございます。金沢を出て、一路長野は松本へ。途中、川を通ったらすごい濁流で、台風のすごさを思い知る。特に長野は被害もすごかったらしく、途中道が封鎖されてて遠回りして松本入り。4時間くらいで松本に到着。さ、さむい! 雨もしとしと降っているしやっぱり長野は冷える。松本は瓦recordという古い民家をクラブにしたようなお店。この辺からちょっと嫌な予感がしていた。ヒゲミボさんがスクリーンを貼ったりプロジェクターをつるしたりして準備。わたしはぼんやり。順々にリハをして、開演まで1時間くらいあったので、裏にあるイオンモールへふらっと遊びに行った。ら、イオン広すぎて迷子に。無駄にたくさん歩いたけど、なんとか帰ってこれてよかった。19時開演。出演者はわたしとヒゲミボ以外は瓦recordチョイスの松本のアーティスト。アーティスト? かわからんのだけど、一人目の人は音楽でもパフォーマンスでもなんでもなく、30過ぎのおにいさんがパンツいっちょになって犬のぬいぐるみを撫でては、会場にきている彼女と世間話をする、という救いのない演目であった。おもんなさすぎて本読んでたら「本とか読まないでよ~」といじられる。きっつー。嫌な予感が的中し、会場は完全に内輪ノリムードが充満している。3番目がわたし。わたしは苛々していたのでライブも苛々モードがそのままでてしまい、あまりよくないライブになってしまった。反省。そんな内輪ノリ全開なムードの中でも、ヒゲの未亡人さんは素晴らしかった! ライブの出来と会場の雰囲気は関係ないんやなと思い、尚更反省。ヒゲの未亡人は今日は昨日と違ってアダルト18禁モードの選曲で、映像も歌もたいへんエロくて危険だった。あんな映像どっから見つけてくるのだろー。わたしは機嫌悪かったけど、ヒゲミボさんを見ていたら心が穏やかになった。DJタイムがあって、全部が終わったのは12時頃。ここで精算があり、衝撃の事実を聞かされる。お客さん8人しかこなかったので、ライブハウス使用料まで届かずマイナス5000円持ち出しだとのこと! この台風だったし、長野は被害もひどかったので集客のびなかったのは仕方がない。けどそれ、全部こっちが持つんや! 瓦recordえぐいな! お金はヒゲミボさんが出してくれたのだけど、ヒゲミボさんはあんな素晴らしいライブをして、岸野さんはDJもして、それでお金を払わないといけないなんて! 信じられますか? ヒゲミボさんでもこんな思いをしないといけないなんて。世知辛い世界です。松本で一泊して明日帰る予定だったのだけど、道路状況を検索していると、千曲川氾濫の影響で道がいっぱい封鎖されてて、その影響で昼間は渋滞がすごいらしく、混まないうちに夜中のうちに帰ろうということになり、みんなでばたばたと片づけてそのまま車へ。中華屋さんでご飯だけ食べて、深夜2時頃から高速に乗り、深夜のドライブ。色々道が封鎖されてて迂回に迂回で東京には結局7時間かかった。

 

10.15火

早朝東京について、ゲイリーさん、アリさんの順に降りてバイバイ、足立区まで岸野さんが送ってくださって、家についたのは8時すぎ。岸野さんはライブしてDJもしてそのまま不眠不休で7時間運転。本当にとおつかれさまでした。富山は台風で中止になったし、昨日の松本はなかなかだったけど、金沢が楽しすぎたので相殺していいツアーだった、し、色んな意味で勉強にもなった。帰宅してとりあえず家が無事だったことにほっとする。うちは荒川が近いし、ボロアパートの1階なので冠水したら。いっかんの終わりなので心配していた。雨戸をあけて、台所にあげていた自転車を外に出して、さすがに疲れてて、朝やけど睡眠薬を飲んでそのまま寝た。昼頃起きて、旅の着替えを洗濯して干し、また布団に入ってだらだら。今日はもう、なにもしない。夜、ひさしぶりにパソコンを開けて、メールの返信だけしてまた寝た。

 

10.16水

4時起きで朝から普通に労働。1週間ぶりの労働。まあわたしの日常、こんなもん。みんなに台風のときどうやった?と聞く。うちの店は土曜は休業して、日曜はランチから営業したらしい。思いの外混んでたいへんだったとのこと。今日もなかなか混んだ。仕事終わって、急いで吉祥寺、から井之頭公園を歩いて、E本M月ちゃんと落ち合い、ふたりでカフェー宵待草へ。ここは昔アツ子さんが働いてて、アツ子さんの絵の中にもたくさん登場する伝説の喫茶店。もう何年も前に閉店してしまっていたのだけど、この度1か月だけ復活しているのである。入口からびっくり、感動的な可愛さだった。エメラルドの格子窓はアツ子さんの絵の中のまんま。ああ、ここや! アツ子さんが迎えてくれて、窓際の席でM月ちゃんとケーキを食べながらお茶をする。

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テーブルの上のランプやお花やシュガーポットも全部可愛くて、食器も可愛くて、ケーキの盛り方も可愛くて完璧。1時間半くらいおしゃべりしていたらいつのまにか店内満員になっていたので、いったんお暇。アツ子さんとお別れして、つもる話もあったのでM月ちゃんと井之頭公園のベンチで缶コーヒー片手に3時間くらいおしゃべりした。ちょっと寒かったけど、可愛い女の子と公園でおしゃべりっていいな~。わたし、井之頭公園って今まで来た事なくって、なんか勝手にあんまりいい印象なかったのだけど、来てみると静かで緑の匂いがして、走ってる人とか散歩してる人とかいてなんかすごいよかった。M月ちゃんとおしゃべりも楽しくて時間を忘れた。10時頃に公園を出て帰路。吉祥寺とかこっち側に来ると、帰り道が遠い。1時間15分くらいかけて帰った。

 

10.17木

ゆっくり起きて、出しっぱなしだったトランクを片付けたりして、昼から下北沢。今日は観劇、の前に喫茶店トロール。トロワシャンブルと迷ったけど、喫茶ザックに入ってみた。ここはケーキ屋さんでもあるんだけど、あんまりわたしケーキ萌えはないので(注:アツ子さんのケーキは特別)サンドイッチとカフェオレ。ゆっくり読んでいた又吉直樹『人間』を読了。

人間

人間

すばらしかった。才能への嫉妬とゆうものをここまでじっとり書いてくれた小説、初めて読んだ。怒りや憎しみや恥がしっかり練り込まれていて、でもそれが感情的ではなくすごく冷静に淡々と、確かなる筆致で描き尽くされていて、すさまじい小説だった。影島とナカノタイチの自意識バトルには震えたし、永山と影島の邂逅シーンは、何かしら表現をしようとして燻っているすべての人間への讃歌だと思った。わたしはものすごく救われた思いだった。「人間が何者かである必要などないという無自覚な強さを自分は両親から譲り受けることはできなかった」ああ、そう、そうやねん、だから苦しいねん、でも、こんなに間違いなく才能があって、芸人としても小説家としても認められている又吉さんでも、こんなこと思うん? てなった。読後感に浸りながら、駅前劇場へ。映画でご一緒した平岩紙さんが出ている二人芝居『この道はいつか来た道』を観劇。ワンシチュエーションだけで、登場人物もふたりっきりで、会話だけで進む1時間。紙さんの相手役のおじいさんはもう86歳だそうでびっくり。おじいさんとおばあさんがホスピスを抜け出すおはなしなんだけど、紙さんも60歳くらいに見えた。終わって、映画でご一緒だった俳優M下さんにばったりお会いして、一緒に紙さんにご挨拶。劇場をでて、紅テントがぽっかり見える一番街を眺めて帰路。夜はIKAZUGOKEの新曲ラップの練習をした。

 

10.18金

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。終わって下北へ。夜は唐組『ビニールの城』を見守りに紅テントへ。到着してびっくり。さすが下北、わたしが今まで見た唐組でいちばんの大入りだった! 超超超満員。わたしは立ち見席にいたのだけど、立見席も満員電車状態。先週は台風で2公演が中止になっちゃったので、そのお客さんもいるのであろうか? 前回は最前列で拝見したので、今回は後ろから見たらまた全然印象が変わって、花道の演出とかがすごく染みてよかった。お客さんの熱量もすごかったけど、役者さんの熱量もすごかった。雨も降ってたけどテントをたたく雨音が気にならない迫力だった。ラストの屋台崩しからの借景が、東京の、下北の街が抜けて見えて、ビニ本の女モモのこれからを暗示しているようで、ビニール城と東京、美しくて悲しかった。終わって、見に来てくださっていた映画『閉鎖病棟』の平山監督ご夫妻と打ち上げでおしゃべり。今回主演の稲荷さんは平山監督のドラマに出演しておられるし、客演の戸辺さんは平山監督と一緒に演劇を作っておられたりで何かと縁がつながるものです。たのしくみんなでおしゃべりして、23時半くらいに帰路。


10.19土

気圧のせいかただの気分的なものか、起きても何もやる気が起きず。ツアーから帰って翌日から労働だったし連日でかけていたしで疲れてるんかな? ここ数ヶ月、家でひとりでいると何もない自分に辟易として将来が絶望しか浮かばなくて、リアルに、あ〜あと何年やろうな〜とか考えてしまう。人はこれを鬱と呼ぶのかもしれない。夕方、浅草に出てAさんと焼肉デート。焼肉を食べても特にテンションはあがらない。とゆうかそもそもわたしは焼肉が特別好きなわけではない。そう、特別好きなわけではない、とゆう感情だらけで最近、あれもこれも別に好きじゃないって思っては絶望している。主食やったお菓子も最近あんまり好きじゃない。何も好きじゃない。人はこれを鬱と呼ぶのかもしれない。


10.20日

4時起きで朝から普通に労働。なんと、週5フルタイムで入ってた同僚Sさんが昨日突然クビになったらしい。まあ色々あってのクビだったようだけど、突然週5フルタイムで入ってた子が抜けると、シフトに大打撃なんである。人手不足すぎてなにもかもが回らなくて、厨房も回ってないから料理が出てくるんに1時間かかることもザラで、そんな喫茶店、ありますか? わたしはちゃんとしたい、ちゃんとお客さんに快適に過ごしてもらいたいし、あんまり待たせたくないし、でも実質店がまわっていなくてもうどうしようもない。こんな人手不足なのになんと先週我が店の2号店が王様の◯ランチで紹介されてしまって、テレビ見た人みんな2号店やなくて本店のうちに来るもんやから、もう色々とむちゃくちゃ。あかんあかんと思うけどイライラがとまらない。疲れはてて帰路。

10.7〜13日記

10.7月

4時起きで朝から普通に労働。あー仕事つまんないつまんない、と思いながら働いていたら、おひるすぎ女優のK林S美さんがいらしてくださった! 映画『閉鎖病棟』でご一緒したときに本当によくしていただいて、バイトしてるっていったら本当に来てくださって、でも前に来てくださったときは行列で入れなくて、今回再び来てくださった。おしゃべり出来てうれしかったー。わたしが上機嫌できゃっきゃしてたら、同僚Iさんが「あれ、K林S美さんですよね!綺麗……北村さん知り合いなんですか?!」と言い出し、Iさんはわたしの活動を特に知らないので、一応説明。すると、「えっ『閉鎖病棟』映画化するんですか!すごい好きな小説です!」とのことで、今まで業務以外のことでIさんと話したことなかったけど、意外と文化的なお話が出来そうだ! とうれしい気持ち。Iさんは大学で心理学の勉強をしていて、精神医学的な本を色々読んでいるらしい。そして映画や演劇もよく見に行くらしく、最近では風間杜夫の一人芝居を見に行ったそうな。イケている。夕方仕事上がってまっすぐ帰宅。夜は新聞の原稿を書いた。

 

10.8火

4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。夕方上がって、てくてく歩いてカフェアルルpart2へ。ここは猫ちゃんがいる喫茶店。わたしは動物にあまり好かれない人間で、インコと亀以外飼ったことがないので犬猫はあんまり得意じゃない。アルルに来ても自分から猫ちゃんを撫でにいくことはない。のだけど、今日まったり読書してたら、一匹の猫ちゃんがぴょんっとわたしの膝の上に乗ってきて、そこで丸まって眠りだした。えっ! めちゃくちゃ可愛いんですけど! 今まで猫を抱いたことほぼなかったのだけど、お膝の上で小一時間猫ちゃんを抱っこ体験し、猫のすばらしさを実感。猫ちゃんの体温がじんわりあったかくて、猫ヒーリングを受けているような心地。事実、わたしは持病の関節炎があるので8時間立ち仕事後は膝イタタタで死んでるんだけど、猫ちゃんを膝に小一時間乗せていたら、不思議と痛みが取れた! まじで猫ヒーリングすごい。その図を載せておきます。

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猫ヒーリングを受けたあと、夜は二丁目へ、『蜂鳥スグルの美女木ジャンクション』というショー? 劇? を見に行った。ちょっと色々とすごかった! 2時間越えのめくるめく肉体&歌謡ショー。色々ありすぎたけどとりあえずスグルさんの歌声のすばらしさ、ドルショック竹下さんの杉本彩ショー、天使に〇〇〇〇、熊田プウ助さんの舞いのキュートさ。爆笑につぐ爆笑のステージなんだけど、スグルさんのアヴェ・マリアは鳥肌もので涙が出そうになった。あと衣装&美術へのお金のかけ方がすさまじく(ひとり平均衣装替え9回とかだったらしい)、採算とれてるのかちょっと心配になったけどアートワーク?が全部本当にすばらしかった。こんなに歌って踊ってるけど出演者半分近くが本業漫画家というのが効いている。全員絵になる体形というのも効いている。写真撮りたかったけどだいたい秘部がだだ漏れだったので自粛しました。なんだかよくわからんけど極上のエンターテインメントだった。終わってドルさんにご挨拶し、見に来ていたI田さん、C絵さんとばったり会ったので一緒に帰った。

 

10.9水

そろそろ寒くなってきたので出しっぱなしだった扇風機を片付け、タオルケットを洗って干してしまって、かわりに毛布を出した。昼の予定が一個飛んだので、早い目に家を出て夕方高円寺へ。駅前の上島珈琲でしばし読書&原稿チェック一件。夜はパンディットへ、住倉カオスさんにお誘いいただき『怪談新世紀』というイベントを見に行った。このところ実はわたし眠れない夜はだいたい布団の中で怪談の動画を見ていて、でも怪談会に行って生で聞くのははじめて。この日は住倉カオスさん、Apsu shuseiくん、らせんさん、深津さくらさんの4人の怪談師さんの会。実はApsu shuseiくんはわたし14年くらい前、大阪時代に友人で、当時はわたしのアルバムリリースしてくれていたtuba...diskの手伝いをしてくれてたり、ピアノを弾いたりしていた青年だったのだけど、今やすっかり文様作家&怪談師として活躍していて、10年ぶりくらいに会った。怪談は、ユタとかカワウソとか犬神とかズルムケとか、興味深い分野の知らない話をたくさん聞けてすごくおもしろかった。わたしは霊感ゼロ人間なので、怪談を聞いても怖くて眠れない~とかにはならなくて、むしろよく眠れるので寝る前に聞いてるんだけど、こうやってみんなで聞くのもいいものだなあと思った。あと、みなさん話術がすごい。台本あるんか?ってくらいスムーズに進行してて、よくある中だるみするトークライブとかと全然違うくて、シュウセイくんがジャズみたいと例えていたけど、本当にトークのジャズセッションって感じだった。トークの勉強にもなった。終わって、住倉さんやシュウセイくんとご挨拶しておしゃべり、していたら深津さくらんさんが「北村さん!」とおっしゃり、なんと深津さん、大阪でわたしのライブを何度も見に来てくださっている方だった! びっくり! うれしはずかしだった。昨日今日と、色んな文化触れ充実の夜。色々見に行くんも大事やなあ。

 

10.10木

朝から洗濯ものをどばっと干し、午前中に家を出て電車。わたしは辺鄙な足立区に住んでいることもあって、どこに行くにも電車代がかさみ、交通費がかなり家計を圧迫しているのが悩みなのだけど、色々調べた結果、東京メトロ一日乗車券というのをかしこく使うという術を最近身に着けた! 東京メトロ路線のみしか使えないんだけど、24時間乗り放題で600円。これを昨日の夕方買ったので今日の夕方まで使える! 昨日だけで290円×2使ってて、今日は250円+170円+290円使ったので、結果的に690円もお得に! なんかみみっちくてあれですが、貧乏人なのでお金はかしこく使わないとね。ということで今日は落合で仕事があるのだけど、一日乗車券でまずは高田馬場。駅前の本屋に入ると、又吉直樹の『人間』が出ていたー! 今日が発売日。各書店ですごい売り出され方されてる模様だけど、高田馬場芳林堂書店もどーんと展開されており、サイン本も並んでたのでせっかくなのでサイン本を購入。又吉氏の小説は『火花』もよかったけど次の『劇場』がほんとにすばらしかったので今回の『人間』もすごくたのしみにしていた。『人間』を抱えて、前から行きたかった駅前の喫茶ロマンへ。はじめて入ったけど、窓ガラスの角がまるくなってての模様もかわいくて、謎の漫画がぎっしり入った本棚も聳えていてなかなかいい塩梅。ランチのナポリタンを注文。

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味噌汁がついてきた。ひさしぶりに味噌汁を飲んだ。具はわかめだけやったけどおいしかった。味噌汁っておいしいね。食後のアイスコーヒー飲みながら、買ったばっかりの『人間』を読み始める。13時ころに店を出て、一駅だけ電車に乗って落合。から10分くらい東中野の方へ歩いて某事務所。今日はとあるお料理コーナーの撮影。わたしは先生にお料理を教わりながらお手伝いをする役目。ロースイーツというジャンルのお料理で、お菓子作りをした。詳細はまた公開されたら言います。先生持参の食器がどれもすごく可愛くてときめいた。お菓子もおいしかった。おいしくてたのしい仕事を終えて、『人間』を読みたかったので最寄り駅のべローチェに入って小一時間読書。まだ第一章やけどすでにすさまじい。どんどん読みたいけど、読み終わるのが悲しいので1章だけで我慢した。


10.11金

起きて、ずーっと台風のニュース。明日からのツアーが心配&家をあけるので留守宅が沈まないか心配。養生テープを買いに行くもどこも売り切れ。もう諦めるしかない。とりあえず雨戸を全部閉めて、物干しはおろし、自転車は無理やり台所に入れた。あと1階は下水があがって噴射するとゆうこわいニュースを見たので、ネットで調べた水のうとゆうやつを作って便器につめた。そんなことをしつつも今日は円盤ワンマンの日。曲順決めてピアノの練習。していてもニュースに気を取られてしまって気が散って全然練習に身が入らない。明日の朝出発予定が今日の夜中に出発になったので急いでトランクあけて準備。トランク持って円盤か?と思ったら、岸野さんが夜中に足立区まで迎えにきてくれることになったので、とりあえずは身軽な状態で夕方円盤へ。こんな日にライブ来てくれる人おるかな?誰も来なかったら帰ろ、と思ってたけど、意外と来てくださって無事ライブ開催出来ました。こんな日にもきてくださるなんて本当にうれしい。ライブは1時間ちょいで早めに終わって帰路。東西線経由で帰宅。帰ってトランクの準備の最終確認をし、1時に駅で岸野さんと待ち合わせ。高架下で待ってたら酔っ払いに盛大にからまれて、ずっと無視してたや「ねえちゃん、日本語わからんの?なに人や?」とかゆわれてめんどくさかった。無事岸野カーに乗り込んで、それから荻窪でアリさんを拾い、国立でゲイリーさんを拾い、全員集合したのは3時。すでに大雨がすごい。高速、となりにトラックがくると遊園地のアトラクションばりに水がばしゃーっとかかる。窓からの景色は殆ど水の中を泳いでる状態。そっから7時間かけ、9時に富山に到着。


10.12土

9時に富山の満天の湯とゆうスーパー銭湯に到着し、とりあえずお風呂。安いわりに露天風呂もたくさんあって、ジャグジーも何種類もあってたのしめた。しばらく畳でごろ寝。しかし不思議と眠気こず。食堂に移動して、ゲイリーさんアリさんとテレビをみる。ニュース、東京は江戸川区は避難勧告とかで震える。まだ上陸してないのに、多摩川の水域がやばくて震える。1時にみんなで集まって、富山のオーガナイザーさんたちとも話し合って、今日の富山公演は中止にすることに。残念やけど、今日18〜21時がピークとゆうし、仕方がない。食堂でラーメンを食べた。岸野さんはオムライス、アリさんはチャーハン、ゲイリーさんはカツカレーとソフトクリーム。なんてないスーパー銭湯の食堂やけどみんなで食べたらおいしい。14時半頃にスーパー銭湯を出て、嵐の中車で一路金沢へ。1時半くらいの旅路だったのだが、雨風が強い時間帯だったのでなかなかのデンジャラスな旅路だった。16時頃に金沢のライブ会場ジョーの箱に到着。ライブ自体は明日なのだけど、今日は会場に泊めていただくのである。この会場は超かわいくて、オーガナイザーさんのおうちなんだけど、古い民家を改造して可愛くしているお宅で、隅々までときめき要素満点。ピアノの前にお布団を敷いてくれていて、お布団がまたすこぶる可愛くて、このままここに住みたい気持ち。昨夜は深夜車移動やったのでみんな睡眠不足だったので、会場のお布団で早速おやすみ。わたしは睡眠薬飲まないと眠れないので、ゴロゴロしながら読書、しようにも台風が心配でずっとツイッター見てやきもきしていた。19時くらいにゲイリーさんとアリさんが起きてきたのでごはんを食べに外へ。しかしこの天気でどこもお店やっていなく、近くでオーガナイザーさんがジョーハウスとゆうカレー屋さんをやっているのでそこへ行くことに。焼きカレー、おいしかった。ごはん食べながらもみんな台風心配でスマホに張り付いていた。足立区はレベル4で避難勧告が出ている。荒川が危険水域に達したそうな。心配すぎる。ごはん食べて会場に帰って、みんなそのまま布団へ入ったのでわたしも布団へ。睡眠薬飲んで寝た。12時頃にみんなのおしゃべりで目が覚め、起き出しておしゃべりに参加。ヒゲミボのピアニストゲイリーさんは映画音楽家で、最近では『愛がなんだ』を手がけてらしゃるし、デビューは黒沢清の『CURE』で、他は『呪怨』なんかもやっておられるホラー映画音楽家の巨匠だったのが発覚!すごーい!おはなしも勉強になるし興味深いことだらけだった。2時くらいに再び寝た。


10.13日

起きたら8時。すごくよく寝た!10時間くらい寝た!家より寝心地がよかった!起きて顔洗ってはみがきして化粧。そうゆえば昨日は一日すっぴんだった。11時くらいにみんなも起きて、おひるごはんを食べにゆく。オーガナイザーさんオススメの宇宙軒食堂とゆうお店へ。カウンターメインの食堂で、看板メニューは豚バラ定食。豚バラ焼いただけとゆえばそうなんだけど、タレがおいしかった。食べて、みんなで金沢駅ビルでやってるレコード市にチラシを持ってご挨拶に。金沢駅、すごい近代的な建物で、地下の広場には何故かピアノが2台もあってびっくり。まあ、21世紀美術館とかあるし、なんかそうゆう街なんですね。レコード市ではヒゲミボのみなさんが一斉にレコードあさりモードに突入し、レコードコレクターな方々がすごいスピードでパタパタやるやつ、あれをやりだしておもしろかった。みなさんそれぞれ戦利品を抱えて車にもどり、ゲイリーさんは早速車の中で買ったレコードのパッケージをうれしそうにあけていて可愛かった。会場にもどる車の中で、アリさんがすばやく本日のタイムスケジュールを組んでくれて、帰ったら速攻で準備。PAもアリさんがやってくれて助かった。アリさんは舞台監督って感じ。ヒゲミボは分業がすばらしくて、ゲイリーさん=経理・作曲、アリさん=舞台監督・映像、岸野さん=演出・主演って感じ。本当にバランスがよくて見ていて気持ちがいい。リハ途中で泊のおふたりが順々に到着。参助さんに東京の台風被害をきく。ゆうてる間に開場。わたしは一発目やったのですぐ本番。金沢で初ライブやったのだけど、みんな静かに聴いてくれて、でも一曲ごとに拍手してくれてうれしかった。泊が、聞いたことある中華っぽい音感の歌をうたってて、きいたら映画「阿片戦争」の挿入歌らしい。見たことないのになんで聞いたことあるんやろ? ヒゲミボは今日も最高だった。わたしは語彙力がないからヒゲミボの素晴らしさを上手に言語化出来ないのやけど、ライブとゆうか一本のミュージカルをみたような後味、それも映像とリンクした、今でゆうプロジェクションマッピング?をずーっと前からやってらっしゃって、人形劇、生演奏ミュージカル、プロジェクションマッピング、あらゆる技術が集結し、中身がこれまた素晴らしくて、岸野さん男やのになんで女の子な気持ちをこんなにわかるんやろ?と不思議になる。今日もすばらしいパホーマンスだった。終わって物販。買ってくださったみなさん、ありがとうございました。物販おわり、片付けもそこそこにみんなで近くの銭湯。おふろ上がって帰り道コンビニでお菓子を買い込み、部屋飲みモード。2時半頃まで話し込んで寝た。f:id:warabisco:20191014025125j:plain

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9.30~10.6日記

9.30月

いつも月曜は労働なのだけど、今日は我が職場、店内のソファー全部を業者がクリーニングしているとかでおやすみ。よし、ひさしぶりに裁判傍聴へ行こう!と朝から霞が関東京地裁。手荷物検査を受けて、タッチパネルで本日のメニューを見ると、罪名「殺人」の裁判があったので早速その法廷へ。平成29年に老人ホームで介護ヘルパーが入所者を溺死させてしまった事件の審理だった。被告は25歳、中肉中背色白眼鏡で、おぼっちゃん感のある男の子だった。この日は証人尋問で、老人ホームで事件当日、一緒に夜勤を担当していた上司が証言台に上がっていた。老人ホームの、認知症の方の介護介助は本当にたいへんで、便失禁(うんこもらすことをこう言っていた)も多く、漏らしたうんこを全身に塗りたくってベッドもうんこ塗れ、みたいなこともよくあるらしい。この日も、被告は担当していた被害者が便失禁し、ベッドも汚していたためカッとなってやってしまったらしい。事件が起きたのは午前4時、別フロアで勤務していた上司のピッチが鳴り、被告から「○○さんがお風呂でおぼれたので救急車を呼んでください」と言われた。なんでこんな時間にお風呂にいるんだ?と思い、かけつけると被告が風呂場で被害者を心臓マッサージしていた。119番通報し、AEDと被害者の個人情報ファイルを持って(救急車に乗る際に必要なため)、再び風呂場に行き、ふたりで心臓マッサージ。しかし効果なし。そもそも夜勤中に風呂に入れることはまずないのに、なぜ?と思いたずねると、「目をはなしてしまいました」という。被告は目をはなしていた間に溺れていた、事故だった、と殺意を否認しているのだけど、司法解剖の結果、喉の骨や肋骨など複数個所骨折していて、被告が首を絞めた後、風呂場へ連れていき浴槽に投げ入れてお湯を入れ、溺死させたんじゃないかと言われている。うーむ。途中何度も休憩があって中だるみしてきたので法廷を出て、一件しか見てないけどなんとなく気が済んだので東京地裁を出て、丸の内線で本郷三丁目。もはや行きつけの名曲・珈琲麦。ピザトースト(小)とアイスコーヒー。

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先週からゆっくり読んでいた高橋ユキさんの『つけびの村』を読み終える。うわさ話って恐ろしい。コープの寄り合いこえ~。感想は次の円盤ワンマンの新聞で書こうと思います。夕方帰って、パソコン開いて書きかけの小説の続きを執筆。原稿用紙8枚分くらい書いて詰まってしまったので終了。

 

10.1火

4時起きで朝から普通に労働。今日から消費税が上がったため、我が職場も料金一斉値上げ。出勤してびっくり、だいたいのメニュー100円上がっていて、アイスコーヒー750円。うそだろ! 高すぎる! パフェもだいたい1000円になってて、1300円のもあって、さすがに高すぎでしょ! いつの間にこんな高級喫茶になったんやろ。まあわたしはただのアルバイトなので何をゆう権利もない。時給は1円も上がっていないので接客は変えない。しかし、こんな高いのにお客さんは来る来る来る。今日も忙しい一日だった。いつもより1時間早く上がって、急いで浅草へ。今日はとある企画で、作家のA松R市さんと俳優M浦Y也さんの対談で、わたしはライターとして参加。夕方からホッピー通りの居酒屋で飲みながら対談収録。会話は弾みに弾んで大盛り上がり、収録は2時間弱だったけど結局11時頃まで6時間、飲みに飲んだ。ものすごい話をたくさん聞いた。その模様は某媒体で、11月?頃にはお読みいただけると思うのでおたのしみに。というか、わたしはこれから鬼のテープ起こしをして対談をまとめるという重大任務があるのである! すごく面白い対談だったので、つまらなくしないように頑張らないと。

 

10.2水

よしゃ、テープ起こしやるぞ! と思うも、家だとやる気が起きないので、パソコン持って、今日も名曲・珈琲麦に籠る。いちばん角のひとり席で、モーニングを食べてパソコンを開け、いざテープ起こし! いや~これが超過酷であった! 2時間弱のを起こすのに6時間かかった。わたしの能力の問題? でも内容が面白いので、キイを打つ手が止まらない。キーボード打ちすぎで左手が痛くなった。今更やけど骨折以降わたし左手がやっぱり変な角度にしか曲がらなくて、なのでピアノ弾くときもパソコン打つときも左手が変なところに力入っててすぐ痛くなるんである。これは困りものだな。しかし6時間も喫茶店に居座るのはちょっと気が引けた。けど、麦はそれなり広いから満席にはならないし、店員さんはほったらかしてくれるので居心地よく仕事がはかどった。籠って書き物するにはもってこいの素晴らしいお店。でももちろん2回追加でコーヒー頼んだよ。わたしも喫茶店員なのでわかるのだけど、一応2時間にワンオーダーはマナーかな?と思います。いや~よく働いたわ~という心地で、夕方店を出て帰路。帰って赤松利市さんの新刊『犬』を読み始めた。

犬 (文芸書)

犬 (文芸書)

 

 

10.3木

このところふくらはぎがかゆ過ぎて掻きすぎて流血していて、もう何か月もずっとこんな状態でどんどんひどくなってるので、朝イチから皮膚科へ。オープン10分前に行ったのにもう6人待っていた。しかもそのうちのひとりの清水さんとゆうおっさんがめっちゃめんどくさい感じのおっさんで、「ヒグチさん~」と呼ばれてるのに聞き間違えて入っていこうとするし、入ったら入ったで、中で大きな声で先生と話し込んで25分出てこなかった。そしてその後隣の処方箋薬局でもずーとおねえさん捕まえて大きな声でわーわーゆってて、みんなたいへんやな~と思った。わたしの足はただの乾燥肌をこじらせてるだけらしく、塗り薬をもらって一瞬で終わった。ついでに1年じゅうひどい手湿疹を相談したらそっちの薬もくれた。病院終わって、パソコンもって、今日は近所のファミレスガストへ。パソコン開いてたらしらん番号から電話かかってきて出ると、さっきの処方箋薬局からで、「保険証返し忘れました~」といわれる。微妙に遠いから取りに行くのめんどくさいな~と思ってたら、ガストまで持ってきてくれるとのこと。15分後、おねえさんが持ってきてくれた。ガストで3時間ほどパソコン開いて昨日テープ起こしした原稿とにらめっこ。 なんと14000字もあるのである! どんなロングインタビューやねん。なので読み返すのも結構たいへん。でも内容が面白いので夢中で読んでしまう。さすがに長すぎるので削らないといけないのだけど、どこも面白いので削れる場所がない。困った。3時間ねばって、13400字までしか減らなかった。チーン。帰ってもパソコンとにらめっこ。してたら夕方、ピンポン鳴らしまくり扉をどんどん叩く人が出現。わたしは宅急便以外は居留守をきめこむスタンスなので、完全無視。電気ついてるしたぶん居留守ばればれだけど、完全無視したった。夕方からは腹痛&腰痛が激しく、ほとんどベッドで呻いていた。ただの生理痛なのだけど、普段はわたし生理痛軽い方なのやけど何か月かに一回強烈なやつが来る。今日はその日。労働休みでよかった。夜、インタビュー原稿をいったん編集さんに送信。

 

10.4金

4時起きで朝から普通に労働。値段が全部変わったのでまだ覚えられておらず、いちいちメニュー見ないといけないのでめんどくさい。レジのボタンも変わったので油断していると間違えて打ってしまう。今日話していたら、まだ入って半年でよく休む19歳のメンヘラも時給1100円もらっていることが発覚(先週の日記参照)。もうあかん。となり、店長、ではなくひとまず話しやすい副店長S水さんに相談した。すると店長にかけあってみる、とのこと。これで時給上がらんかったらさらにショックやから、ゆわんかった方がよかったかな~と思ったけど、ゆったらゆったでちょっとすっきりしたのでやはりゆってよかった。仕事あがって紀伊國屋書店に寄り、出たばっかりの鈴木智彦さんと溝口敦の『教養としてのヤクザ』を購入。 

教養としてのヤクザ (小学館新書)

教養としてのヤクザ (小学館新書)

 

新書を買うと、大人になったな~と思う。新書っておっさんの読み物とつい最近まで思っていた。ところで昨日皮膚科でもらった薬がすごい。まだ塗り始めて一日しか経ってないのに、もう全くかゆくない。一瞬で治った。病院の薬ってすごいな~。

 

10.5土

起きて、お風呂入って洗濯。しかし暑い。もう10月なのに。上の階のおっさんはまだエアコンをつけている模様。室外機がわたしの窓の前にあるので、稼働しているとすぐわかるんである。ちょっと前からわたしの中で和歌山カレー事件ブームが起きていて、我らが帚木蓬生さんも『悲素』という本を書かれているのでそれをちょびちょび読んでいる。 

悲素

悲素

 

帚木さんは小説家でありながら現役医師なので、カレー事件のときは医師として現場に呼ばれていたそうな。 午後から駅前の焼き鳥屋さんで差し入れのからあげをたくさん買って、御茶ノ水。今日は劇団唐組の秋公演『ビニールの城』が初日。御茶ノ水猿楽通り沿い特設紅テントへ。楽屋テントが新しくなってて全部真っ赤でかっこいい。みんなにご挨拶して、久保井さんに差し入れをお渡しししばし歓談。まだ開演まで時間があるのでてくてく神保町へ。神保町とゆえば喫茶店。ラドリオに行ったら満席ですと言われたので引き返してさぼうる。そしたらさぼうるも満席で並んでいた。でもわりとすぐ席があいた。しかし土曜だからかさぼうるも超繁盛していた。さぼうるに来るとあの色を選べるカラフルなクリームソーダに惹かれるんやけど、甘々なのはあまり口が欲さないので結局いつもアイスコーヒー。2時間くらい読書し、夜、再びテントへ。18時半から整列して入場。わたしは今回スタッフなので、あんまり前に行くのも厚かましいかと思ったけど、最前列の右端だけぽこっと空いてたのでこれは行くっきゃないと思って最前列をゲット。公演は…すばらしかった。稽古場でなんどか拝見してたけど、やっぱり紅テントの中での臨場感はなにものにも代え難く、しょっぱな主演稲荷さんか花道から歩いてくるだけで鳥肌がたった。ネタばれになるからあんまり書けないけど、今回の『ビニールの城』はいつもの唐組とちょっと違う、オトナな戯曲で、捨てた人形を探している元腹話術師朝顔と、その朝顔のアパートに封を切らずおかれていたビニ本の中の女モモと、モモが嫁いだ夕一との三角関係なんだけど、みんな奥ゆかしすぎる故にうまくゆかず、朝顔がとある部分で歌う男歌があるんだけど、それを歌ったあと、客席で隣に座っていたおじさんが小さい声でぽろっと「かっこいい」ってつぶやいて、それがわたしめちゃくちゃうれしくって、作曲者冥利に尽きるわ~としみじみ思った。モモがビニールの衝立て越しに朝顔に語るシーンと、モモがビニ本の女に戻りますっていってぱしゃぱしゃ撮影されるシーンが悲しくて悲しくてわたし大号泣。そしてラストの屋台崩しからのモモの最後がうつくしすぎて悲しさとうつくしさで感極まりすぎて涙腺決壊。あああ本当にたいへんな作品です。いままでも唐組の芝居はいつだって最高だけど今回はほんとに異常。みなさん絶対見に行ってくださいね! 終わって初日テント打ち上げにお邪魔。紅テント常連客のみなさんとおしゃべり。音楽も褒めてもらえてうれしかった。こんなすばらしい作品にほんのちょっとでも参加できたこと、一生もんの思い出やとしみじみ噛み締めた。

 

10.6日

4時起きで朝から普通に労働。昨夜からの落差で労働がつまんなすぎて落ち込む。新メニューのシフォンケーキがよく出た。シフォンケーキておいしいの? こうみえてわたしはケーキとかスイーツと呼ばれる類のものはあんまり興味がない。お菓子はすぎだけど。ケーキをわざわざお金出して食べようとは思わない。あ、でもアツ子さんのケーキは特別。アツ子さんのケーキはいつでも食べたい。幻の喫茶宵待草が今月だけ復活とのこと。絶対行かなければ。行く。

 

9.23~29日記

9.23月

4時起きで朝から普通に労働。ちょっとすごくショッキングなことを小耳に挟んでしまい、まだ入って2週間でなにも出来ないだけでなく、遅刻も当日欠勤も多くて勤務態度最悪のK原さんという子が、わたしよりも時給が高いとのこと。くっそ! 自分で言うのも何やけど、こちとら入ってもうかれこれ10年以上の大ベテランやど! まあ10年前は東京都の最低時給も安くてわたし850円スタートやって、でも今はスタートから1100円なんやって! わたし! 1100円ももらってないですけどー! という怒りをどこにぶつけたらいいかわからず、店長にぶつけたいけど、まあ演劇やるとか撮影とかライブとかで休みもらったり、シフト融通聞いてもらってるしな、とか考えたら言い出せず、ゆるやかにやる気が失せていった。そろそろ仕事変えるべきなんかもしれへんけど、もう御年34歳の、喫茶店ウエイトレス以外やったことないババアをどこが雇ってくれるでしょうか。ああ、なんか普段あんまり考えないでおこうと思っちゃってる将来のこととか考えてだんだん真っ暗な気持ちに。わたしは一体どうやって何をやって生きていったらいいのでしょうか、なんて、34歳にもなって何を10代20代みたいなことゆうてるねん、と恥ずかしくなった。

 

9.24火

仕事やる気は完全に失せているけれど、ちゃんと4時起きで出勤して普通に労働。一昨日から昔一緒に働いていた社員のH菜ちゃんという子が異動で出戻ってきていて、H菜ちゃんは当時まだ19歳で働くのもはじめてやしスッピンであどけなく、色白でむき卵のようなお肌であかちゃんのように可愛かったけど、もう25歳になったのやって。そらわたしも年取るはずや。当時から結構わたし、可愛がってあげていたつもりで、恋の悩みを聞いてあげていたこともあったし、そこそこ仲良かったと思っていたのだけど、開口一番「北川さん!」と呼ばれてしまい、あ~れ~となった。まあ、4年も経てば忘れるよね。H菜ちゃんとはフロアが違うので実質一緒に働く時間はあまりなくて残念。仕事終わり、帰りに紀伊國屋書店に寄ると、ずーっと待望していた高橋ユキさんの『つけびの村』がノンフィクションコーナーにずらーっと平積みされていて、興奮して購入。

つけびの村  噂が5人を殺したのか?

つけびの村  噂が5人を殺したのか?

 

 山口県連続殺人放火事件のルポ本なのだけど、この春くらいにnoteで話題になっていて読んでいた。それが書籍化。買うっきゃない。早速買った本を持って帰りにベローチェに寄って読み始める。たのしみにしていた本って、読み終わるのが悲しいからページをめくる手がついゆっくりになってしまう。4分の1だけ読んで今日はここまで。夜、ナックルズのH川さんから電話。ちょっと残念な話。あー色々うまいこといかんわ。経済、わたしは経済をこれからどうしていこうね? 霞を食っては生きられない。仕事をしなければ。

 

9.25水

朝から洗濯して干して、電車に乗って、今日も名曲珈琲・麦へ。モーニングには間に合わなかったので、ランチでピザトースト

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いつもは静かでクラシックが厳かに鳴り響いている麦だけど、今日はおっさんの6人組が大きな声で騒いでいてちょっとガーンだった。まあおっさんらはただの喫茶店と思って入ってきてるのやろうから、喋っていいに決まってると思ってるんやろうけど、一応名曲喫茶やねんけどな~とかって思ってしまうわたし。たぶん渋谷のライオンや高円寺のルネッサンスネルケンやったら「おしゃべりは控えてください」って店員さんが注意するんやろうけど、麦はそこまでは言わない。まあその敷居の低さが麦の良さでもあるから仕方がない。我慢して『つけびの村』を読む。昼過ぎに店を出て、本郷三丁目から荻窪まで丸の内線でびゅーん。荻窪からてくてく歩き、唐組の稽古場へ。途中小学校るのだけど、季節柄運動会の練習をしていてほっこりする。なんか出し物のダンス?かなんかの練習をしてるのだけど、先生一生懸命マイクで注意してるのに生徒たち全然聞いてなくてだらだらして動かず、あ~小学校もたいへんやな~と思った。唐組の稽古場、『ビニールの城』はいよいよ来月頭から本番で、今日は通し稽古だった。ああ、これが本当にめちゃくちゃすばらしすぎて、稽古なのにわたし大号泣して、涙腺ぶっこわれたかと思うほど泣いた。人間は、本心を出せない故に行き違ってしまうものね、くるしいよ、たすけてよって、ビニールの中で叫んでいるのはわたしかもしれないし、と軽率に自分と重ねて見るのは間違ってるかもしれない。とにかくすばらしいので本当にたくさんの人に見てほしいと心の底から思います。こんな素晴らしい作品に、劇中歌作曲でほんのちょっとでも関われたということが死ぬほど光栄です。わたしの作った曲を役者さんたちが歌ってくれているのを見るのも本当にうれしいし、あ~わたし、お金ないし昨日は経済に悩んでいたけど、そんなこと以上に素晴らしい瞬間を知っているから、別に経済なんていいじゃないってちょっと思った。終わって稽古場でみんなで軽く乾杯。差し入れのシャインマスカットがすごいおいしかった。2時間くらい飲んで、久保井さんと荻窪まで歩き、一杯だけ、と鳥もとへ入ってさらに飲んだ。素晴らしいものに携わっているのやと思うと、お金なんてなくてもいいやって思うね。終電で帰宅。

 

9.27木

9時からいつもの虎の門の方の病院へ。予約していても2時間待ちコース。もういつものことやけど、大阪人でいらちのわたしは待つのが本当に嫌いで苛々ストレスマックスに。12時頃にやっと終わって、処方箋もらって薬局で薬を購入、今月も医療費がえぐい。終わって、虎ノ門の喫茶フーガによっておランチ。前代未聞の具沢山ナポリタンを食べる。

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前にはマスターらしきおじさんがいたのだけど、常連さんとの会話を聞いているに、マスターは体調崩して休んでおられるらしく、よってママさんとパートのおばさんしかいないので、あらゆるところに「お水、コーヒーはセルフサービスでお願いします」と書いてあった。入り口にも「すべてセルフサービスです、それでもよければどうぞ」と書いてある。なかなか斬新なシステム。コーヒーも自分でサーバーからよそうシステム。ちなみにフーガはホットコーヒーはおかわり自由。すばらしい。看板もあえて出してなくて、入口の薄暗く、あれっ今日やってるのかな?て感じなのに、ランチタイムは大繁盛で途中から相席になった。すごいな~。でもこの前代未聞の具沢山ナポリタン、おいしいもんね。店内、何故かアップライトピアノがおいてあり、しかし現状は新聞・週刊誌置き場になっていた。昔はピアノの演奏とかあったのかな? 名前もフーガやし。ご飯食べてコーヒー飲んで、せっかく霞が関まで来たから東京地裁へ裁判傍聴にでも行こうかと思ったけど、なんとなくそんな気にはなれなくて帰宅。そういえば裁判傍聴、2カ月くらい来ていない。飽きたのか? いやそういうわけじゃないのやけど、ミュージカルやったり、劇に携わったりすると心の余裕が全然なくなってしまうので、なんとなく裁判所へ足が向かない。でもまたそろそろ行きたいな~。

 

9.28金

6時起きで支度して、朝イチから千住保健センターというところで足立区の健康診断。これは早い者勝ちで申し込んだら無料で受けられる足立区がやってるやつで、わたしの事務所レトルは各々自分で健康診断を受けてその結果を提出しなければいけなくて、病院とかに行ったらお金かかるから、足立区のやつに申し込んだのである。去年は行程がたくさんあって、胸とか歯とかピロリ菌とかの検査まであった気がしたけど、なんか今年はめっちゃ簡易になってて、身長体重体脂肪、腹囲、血圧、血液検査、尿検査、聴診器トントン、だけになっていた。こんなんじゃあんまり病気の早期発見とかは無理なんじゃ? まあわたしは形だけ、健康診断行ったぜって証があればいいだけなので別にいいけど。それに健康でないことはとっくに知ってるし。30分くらいで全行程が終わり、結果は二か月後。終わってまだ9時半、せっかく北千住まで来たので、そこから日比谷線で上野へ出て、喫茶店トロール、ひさしぶりに上野の純喫茶丘でモーニングした。

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丘は外装からイケてて、看板の特殊レタリングの丘ってフォントから可愛くて、内装もステンドグラスやシャンデリア、革張りソファーに仄暗い店内、総じてムーディで素晴らしい。上野なだけあって昼間はいつも大賑わいなのやけど、朝は誰もいなくて貸し切りだった。1時間くらい読書して、帰宅。いったん家で色々やることやって、夕方から再び電車で下北沢。ラカーニャという先日ペーソスさんのイベントで出演さしてもらったライブハウスで、綾田俊樹さんという映画でご一緒した俳優さんが一人芝居をやるというので見に行った。綾田さんは確かもう70歳くらいなんだけど、休憩挟んで2時間以上ひとりでしゃべりっぱなし! すごいパワーである! ストーリーは、昔あったらしい文化シネマという映画館とその側にあった田吾作という居酒屋に集う映画好きの人たちのお話で、中でも仲良くなって家まで行き来するようになった秀ちゃんという女性についてのエピソード。映画の引用がふんだんで、当時見た映画を綾田さんがひとりで再現するんだけど、それが物まねや比喩含めてすごくおもしろくって、どれも古いアメリカ映画で見たことなかったからすごく見たくなった。「何がジェーンに起こったか」見よう。とはいえ、こういうは好きな人がやる語る感想や再現を見るのがいちばん面白くて、いざ本編みたらあんまり、ってなったりもするよね。音楽がロケットマツさんの生演奏でこれがまたすごくよかった。パスカルズが「凪のお暇」で大評判のロケットマツさん、劇伴音楽としてすごく勉強になるな~と思いながら聞いていた。終わって後ろを見ると、なんと映画『閉鎖病棟』の平山秀幸監督もいらしててご挨拶。昨日の完成披露試写会の様子が今朝ニュースになってて、スーツでびっちり決めた監督を見たばっかりだったのでお会いできてうれしかった。綾田さんともちょっとおしゃべりして帰路。下北は1時間越えで遠いけど、小田急~千代田線乗り入れに乗れれば一本なので楽ちん。

 

9.28土

起きたら石丸元章さんからメールが来ていて、今日の拘置所矯正展、諸事情で行けませんとのこと。残念。実は元章さんが発起人で、みんなで一緒に行こうぜ計画が盛り上がっていたのだけど、元章さんがこれないとなると、どうなるのかな? 不安になりつつも、元章さんがお声がけくださって今日くるライターのニポポさんと俳優飯島洋一さんと連絡を取り合いつつ、11時に拘置所のメインステージに集合。いや~しかし天気がいい、天気がよすぎる! 太陽ピーカンで暑い。メインステージ横の日陰で休んでたら、ニポポさんと飯島さん登場。幹事はいませんが、まあたのしみましょう、としばしぐるっと歩く。早速、プリズンカレーがすごい行列だったため、売り切れる前に並びましょうと仲良く並ぶ。プリズンカレー、去年は350円くらいやった気がするけど、400円になっていた。増税の影響ですかね。無事カレーをゲットし、テントはどこもいっぱいで座れないので、芝生にじか座りして食べることに。このプリズンカレー、毎年食べてるけど結構おいしくて、正直ココイチなんかよりおいしいかもしれない。野菜もちゃんとゴロゴロ入っているし。去年はずっと入院してましたが、病院のカレーはほんとにまずかったので(健康に気を使ってかカレー粉が少なくて味がうすいの)病院食<拘置所飯ということになりますね。もぐもぐ食べて、腹ごなしに入口の建物の方へ歩く。毎年、なぜこんなとこに?と思うけど、車の青空即売会みたいなのをやってて、こんなところで車買う人なんているんですかね。なぞ。入口の建物の中は、受刑者さんのお習字や生け花なんかが展示してあって、奥では少年鑑別所の精神鑑定が受けられるのです。マークシートで60問の問題に答え、機械で読み込んでもらって結果を待ちます。と、わたしは繊細さと意志の弱さが降り切れて赤色になってて、逆に朗らかさが全然足りない結果になりました。まあ、当たってるようなないような。ちなみにニポポさんはわたしとは真逆で朗らかさが満点でした。確かにニポポさん、ライターさんとしては危ないところにたくさん取材に行っておられるお兄さんですが、今日初対面なのに、ずっと笑顔でにこにこしてて接しやすくてたのしい、朗らかさって大事やなあと思った。結果をもらってまた場内をぷらぷら。函館刑務所のブースがすごく混んでて、そう、みなさん、獄のマークの鞄やスマホケースを見たことがないでしょうか。あれ、函館刑務所がオフィシャルで出している人気商品なのです。ニポポさんはスマホケースを買っておられた。わたしもブックカバー迷ったけど、ブックカバーって結局使わへんよなと思って買うのはやめた。そのブースの後ろに、教誨師のグループのブースがあって、メモ帳を配っていたのでもらった。一枚ずつ「教誨」と書いてあって、なかなかいいデザイン。一通りお店もみたので、最後に体育館のちびっこ柔道大会を見に行った。この体育館も、普段は受刑者のみなさんが使っているのかと思うと感慨深い。あのわたしの大好きな坂口弘さまもこの地を踏んでいるのですね、と思うとミーハー心くすぐられた。体育館、上の方にでっかい謎の神棚みたいなのがあった。不思議。ちびっこ柔道大会はみんな可愛くて見ていてほっこり、するも、ふと応援席のお父さんお母さんをみると、Tシャツからモンモンがのぞいていて、おおっ、となった。いや~2時間半くらいだったけど、今年も楽しかった。これ、カレー代以外1円もかからない無料で遊べるレジャーやと思うと結構いいんじゃないでしょうか。来年もこよ、来年は元章さんや飯田さんやみんなと来たいな。帰りは小菅駅にニポポさんをお送りした、ら、小菅駅、なんと駅前にタピオカ屋さんが出来ていた! うそだろ! 小菅にタピオカって! 誰が買うねん! 拘置所差し入れにタピオカってか! 帰ってまだ昼だったけど、炎天下歩いて疲れたのか昼寝してしまった。夕方から一件、レコーディングに行くはずだったけど明日に延期になったのでまあいいか。そういう日もあるね。

 

9.29日

4時起きで朝から普通に労働。例の新人のくせにわたしより時給が高いK原さんが無断欠勤。連絡もつかず。こら飛んだな。わたしより時給高いくせに飛ぶなんてな、結構な身分だこと。そんなことより無断欠勤はまじで勘弁! しかも糞忙しい日曜日に! おかげで誰も休憩行けなくて、わたし7時間休憩なしの飲まず食わずでずっと走り回っていた。でもわたしはまだ7時間だったからましで、10時間の子もいた。ちょっとうちの職場やばくないですか? 残業してほしそうなみんなの視線を軽やかに交わし、仕事上がりに国立へ。中央線を舐めていた。中央線、国立までとなると結構な距離&乗車時間やのに、ずーと満員なんですね! 7時間たちっぱで休憩なしで働いたあとの満員電車はこたえるぜ。しかし三鷹より先ってわたし生まれて初めて降り立ったかもしれない。国立、降りてみると自然が多くてちょっと郊外感あってなかなかいい塩梅。大通り沿い、緑がいっぱい&いたるところにベンチがあって、散歩コースにしたい感じ。そういえば我らが足立区にはベンチがほぼない。なぜだろう。答えは簡単。ベンチなんか置いたら酔っ払いが寝よるからや。あと住み込んでしまう人もおるからや。その点、ここ国立は全くそんな心配なさそうで治安がよさそう。なぜ国立に来たかというと、今日はヒゲの未亡人の新作のレコーディングなのである。といってもわたしは歌ってるわけではないんだけど、どんな形で登場しているかは買った人のおたのしみ。大好きなヒゲミボに参加出来るのはうれしい限り。レコーディングは一瞬で終了。たのしかった。ゲイリーさんに新作のジャケットなんかを見せてもらったりして、しばしおしゃべり。ゲイリーさんはたくさん映画やドラマの劇伴音楽などを手掛けておられて、映画『愛がなんだ』もゲイリーさんだった、その感想、言おうと思ってたのに伝えるの忘れた。終わってまた中央線で帰路。この時間の上りはさすがに空いてるやろ~と油断してたら全然混んでいて座れなった! ぎゃふん。中央線は混むのう。なんやかんやで足立区に帰るまで1時間半かかった。長い一日だった。帰ってテレビつけたら時効警察がやってて、ぼんやり見てたら映画『閉鎖病棟』でご一緒した森下能幸さんが出てきた。閉鎖病棟でご一緒した役者さんはこんな感じでテレビで見かけまくる。改めてすごいみなさんとご一緒させていただいてたのやなあと思った。