10.21〜27日記

10.21月

4時起きで朝から普通に労働。昨日、週5フルタイムで入っていた中番の子が突如辞めてしまったので、シフトがうすくて店が回らない。朝も昼も夜も新人ちゃんばっかりで、忙しいからゆっくり仕事おしえられないしもうどうすれば? て感じである。辞めてしまったSさんという女の子は23歳のバンギャで、顔ちっさくて可愛いのに元ビズアル系バンドマンのダメ男と付き合ってお金貢ぎまくっていて、お金ないといっていたのに仕事急にやめちゃったらこの先どうするんやろうとちょっと心配。まあ、若いし可愛いからなんぼでも仕事あるやろうけれど。人手不足で忙しいけどわたしはバイトなので残業はせずにきっかり定時にタイムカード押して帰らしてもらった。ちなみに、このところうちの社員の労働時間えげつなくて、ついに厨房の社員Aくんはオープンラストを体験。オープンラストとは、朝6時から夜24時までの18時間労働である。その間休憩もなしで飲まず食わず。さすがに可哀想すぎるけど、バイトの立場からあれこれゆえないので、同情しかできない。あーこの店どうなるんだか。

 

10.22火

4時起きで朝から普通に労働。今日で6年一緒に働いたNちゃんという25歳の女の子が辞めてしまった。Nちゃんは一見ちょっと化粧がきつくて怖いけど、仕事の効率がめちゃめちゃよくって、後輩やけど色々見習わせてもらった。頭のいい子って、こうゆう子やなあと勉強させてもらった。Nちゃんは2日前に彼氏が出来たらしく、仕事中その彼氏話をちょいちょい聞いていると、どうやら今はやりのマッチングアプリで出会ったらしく、話聞いてると、そうゆう出会い方もありやなあと思えてきた。ちゃんと需要と供給が合致してて、条件とかもお互い知ってるから話がはやくて、そうゆう関係の方がうまくいくんやろうね。新しい仕事も順調そうやし、25歳、未来が明るくて素晴らしいね、今までお世話になりましたと見送って仕事あがり、帰りに紀伊國屋書店をパトロール。気になる新刊も色々出ていたけど、『つけびの村』の事件がモチーフの短編小説が入ってるとのことで吉田修一の『犯罪小説集』の文庫を購入。 

犯罪小説集 (角川文庫)

犯罪小説集 (角川文庫)

 

 このところ家に帰ると急激になにもかも嫌になってしまい、別に眠るわけではないのに布団にうずくまってはスマホを見る、という最悪の体たらく。ここ数日は病気の人のツイートをずっと流しみている。見れば見るほど自分も病んでいくので見ない方がいいに決まってるのにずっと見てしまう。ツイッターって危険やなあと思う。がちがちのメンヘラ―やった10代の思春期にこれがなくてよかったかもしれない。夜中に起きだして、こないだM月ちゃんと話してて話題にのぼった映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』をアマゾンプライムで鑑賞。何年か前に見たけど、結構忘れてた。coccoちゃんの女優ぷりが素晴らしくて、黒木華coccoってキャスティングした時点で岩井俊二天才やと思う、し、こっそり森下くるみさんやわかみほさん、倖田李梨さんまで出てて、かなりわたし得な映画だった。


10.23水

朝から洗濯をどばっと干して、家にいても鬱々するだけなので電車に乗って映画を見に有楽町へ。上映までちょっと時間があったので、新有楽町ビルのはまの屋パーラーへ喫茶店トロール。ここも増税後はじめてきたけれど値上げしておらず、500円モーニングで玉子焼きのサンドイッチをいただく。

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『犯罪小説集』を読み読み、コーヒー飲み飲み。12時過ぎに店を出て、角川シネマ有楽町で映画『宮本から君へ』を鑑賞。評判通り素晴らしい映画だった! ドラマ版はアマゾンプライムで見ていたのだけど、劇場版の熱量たるやすごかった! ばっちばちの肉弾戦。池松壮亮蒼井優も、本当にすばらしい俳優さんやと改めて思った! あと『ヘドローバ』の最強兄弟の弟役やった一ノ瀬ワタルさんが今回もすごいよかった。頭弱くて腕っぷしだけの怪力喧嘩男をやらしたら今の日本映画界、彼に勝る人いないんでは? 宮本浩次の主題歌も最高だし、あら恋の劇伴音楽もよかった。ピエール瀧が出ているからとかで助成金が下りないとかなんか問題なっていたけど、映画に罪はないのになあ。清々しい気持ちで映画館を出て、TOHOシネマズ日比谷に移動。グーグルマップ見ながら歩いてたらタイ航空ビルに案内されてしまい一瞬迷子になった。TOHOシネマ、ミッドタウン日比谷の中にあるのだね。移動して二本目、瀬々敬久監督の『楽園』を鑑賞。これは『犯罪小説集』が原作の映画化で、つけびの村のあの事件も出てくるという触れ込みだったので期待していたのだけど、正直あれれ~という後味で終わってしまった。ふたつの事件を無理やりつなげてしまってるから物語も不自然だし、ぐっとくるシーンが特になくって残念。佐藤浩市がつけびの保見光成役なんだろうけど、狂っていく様が全然迫力なく信憑性もなくって、普通の人にしか見えなかった。でもそれは、保見は普通の人だったんだよっていう解釈なのかな? しかし瀬々監督は地方の祭りとか神事が好きやな~。映画を見ている間は余計なことを考えなくて済むので、今日はあんまり病まずに済んだ。

 

10.24木

朝から部屋の片づけをして、午後からIKAZUGOKE相方の飯田さんが来訪。来週の熊谷ライブの打ち合わせ&練習。飯田さんが新曲ラップを2曲も作ってくれたので、それの練習を、振り付け考えたりしながらふたりで歌って踊る。34歳の女がふたり、平日の昼間からなにしてんねんという図であるが、なかなか楽しかった。ちょっと踊っただけで結構息がああがるけど、たまにはこうやって運動をするのもいいね。振り付けを覚えるために動画を撮っていたのだけど、見返すとなかなかひどい。けど笑えるんじゃないでしょうか。来週10月30日には熊谷モルタルレコードで蜂鳥あみ太さんとIKAZUGOKEツーマン。ミュージカル『わたしのせいじゃない』を見てくださった方は尚更楽しめるコラボもやります。熊谷、行ったことないけど、都内からも1時間半くらいで行けるみたいなので、ぜひ見に来てください。

 

10.25金

4時起きで朝から普通に労働。朝からすごい雨で都内は大雨洪水警報。千葉は冠水してたいへんだったらしい。なんか、雨って怖いねんでっていうのを知らしめられているようなこのところのお天気。しかし雨は降っても関係なく我が店は忙しい。今日もひいこら働いた。仕事上がって、夜はAさんと映画デート。バルト9で『ジョーカー』を鑑賞。上映前の予告編から『閉鎖病棟』の予告が大々的に流れてて興奮。やっぱりこうやってみるとうれしいものやね。しかしわたしはもう予告見ただけで結構うるっと来てしまうの、これはなんやろうか。撮影中のみんなの顔が浮かんで、スタッフさんとか、みんなでストーブに集まって暖をとった待機室とか、衣装部屋とか思い出して、うるうるしてしまうの。みんなやさしかったな~って、みんなで映画を作ってる感じが、普段孤独に生きてるのでめちゃめちゃうれしかって、その思い出が蘇ってそれで泣けてしまう感じ。そんなことは置いといて、『ジョーカー』を見た。ゴッサムシティ、おんぼろマンション、精神疾患、社会的弱者、笑われ者のコメディアン、とここまでは好物が揃っててよかったのやけど、それが安易に殺人へ向かうところがあまりにも理解できなくて、なんか腑に落ちない感じの後味が残ってしまった。いや、でも映像も音楽もかっこいいし、最後、病院の白い長廊下をホアキン・フェニックスが踊りながら消えていく光の感じとかめちゃめちゃかっこよくて悲しかったし、間違いなくいい映画ではあった! あとホアキン・フェニックスってちょっと背中の骨格がおかしくないですか? と思ったのはわたしだけでしょうか? 肩甲骨のでっぱりが明らかにおかしくて、そんなところに骨あるっけ? みたいな謎の体形をしていた。でもそんな奇形感も含めてよかった。映画を見終えてエレベーターに乗ろうとすると、なんと! エレベーターが三機とも『閉鎖病棟』仕立てになっていた! すごい! ちっちゃくやけどエレベーターに我が名前が印字されている。感動して写真撮った。『閉鎖病棟』、あらためて、すごい大きな映画なんやなあと実感。来週の公開がたのしみやな~。映画館を出て、三丁目のちょっと高そうなそば屋でめかぶそばを食べて帰った。夜、布団の中でTVERで相席食堂を見る。今回は野性爆弾くっきーとピース又吉というわたしの好きなふたり。どっちもおもしろしぎて布団の中で笑い転げた。

 

10.26土

今日は朝から小説を書こうと決めていて、しかし家では気分が沈んでテンションがあがらないので、パソコン持ってひさしぶりに本郷三丁目の名曲・珈琲麦へ。わたしの好きな、言葉遣いが綺麗でやさしい店員さんはいなくてちょっと残念。でもお気に入りの角のひとり席は空いていた。390円のモーニングを食べる。

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ゆで卵に塩かけようとしたら、蓋が取れてドバーっと漫画みたいに山盛り塩かかってしまってびっくりした。パソコンを広げて3時間ほど小説とにらめっこ。しかしあんまり筆が進まない。今終章を書いてるのだけど、どうやって話を終わらしたらいいかまだ見えていなくて、書いては消し、書いては消しって感じ。15時頃に帰宅して、家に帰ると急激に憂鬱になってしまって、また布団にうずくまる。でも昼寝しようにも睡魔は全然こない。布団で2時間ほど無駄な時間を過ごし、夜また小説とにらめっこして、日記を書いて、夜中にアマゾンプライムで映画『彼女がその名を知らない鳥たち』を鑑賞。天王寺とか天満とか、大阪の景色が出てきてなつかしくなった。あべちかが映画に出てくるなんてね!しかし、蒼井優阿部サダヲ大阪弁がうますぎる!ふたりともネイティブな大阪弁に聞こえたけど、調べたら蒼井優は福岡出身、阿部サダヲは千葉出身。役者ってすごい。

 

10.27日

4時起きで、朝から普通に労働。今日も今日とて鬼忙しい。あまりの人手不足さに、ついに新店からヘルプがきた。新店は鬼暇らしい。羨ましい限り。今日はパフェは注文してから1時間半待ちとゆう意味わからないことになっていた。よくお客さん待ってくれるなあ。わたしはイラチなので絶対待てません。仕事上がって帰り道中、電車で隣にいたちびっこ(たぶん未就学児童)が「タピオカの次に流行るのはわらびもちだよ」と宣言しており、そ、そうなんや?!わらびもち好きのおばちゃんびっくりよ。最近お菓子は食べたいと思わないけど、わらびもちは食べたいなあと思う。けど季節的にもうスーパーには売ってないね。