10.28~11.3日記

10.28月
4時起きで朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。帰りに銀行に行き、たまっていた支払いをいくつか済ます。10月はツアーやらで結構労働休んだので収入がピンチ。帰って、明後日のIKAZUGOKEライブのコントの台本覚え。

 

10.29火
雨。朝から虎ノ門の病院。待合室の前の席に、1か月くらいお風呂に入ってないんじゃないかと思しき、ハイパー臭いおっさんと付き添いのおばはん夫婦が座って、思わず息を止める。病気でお風呂入れないのか? いや付き添いのおばはんも臭いからそういう問題じゃなさそう、もう勘弁してくれよ~という気持ち。汚いおっさんおばはん夫婦は待合室でずっとぴこぴこゆわしながらゲームをしている。偏見ですが、オタクの人ってなんか、お風呂入らないですよね? あれなんでなん? 職場にも昔いて、接客業やのにお風呂入ってへん臭いのするアニメオタクの子がいて、おいおいって感じだった。わたしも決してお風呂好きな方じゃないけど、出かける前や仕事の前はちゃんとお風呂入るぜ? くっさいオタク夫婦に鼻を曲げながら1時間半ほど待ち、血液検査、尿検査、診察、注射。そのまま午後の診察を待ち、午後から精神科の診察。わたしは超ド級不眠症やので、3カ月に一回精神科の診察に入って睡眠薬を処方してもらってるのだけど、今日はこのところ鬱っぽくて調子が悪いむねを相談。元気の出る薬も処方してもらった。支払いをして、処方箋薬局でお薬をもらい、帰宅。部屋のそうじをして、夕方から飯田さんが来訪。明日のIKAZUGOKEライブの練習をした。歌って踊る4曲と、おはなし、コント、あみ太さんたちとやるコラボの曲の練習など。飯田さんちの愛猫金太が病気で、体重が半分になってしまったそうで心配。金太はこんなわたしにもなついてくれる唯一の猫だったので心配。

 

10.30水
朝から洗濯して干して、家でひとりでラップの練習、ダンスの練習。準備して、おひるに家を出て、駅で飯田さんと落ちあっていざ熊谷へ。熊谷へは電車で2時間弱。まあまあ遠いけど高崎線はボックス席を貸し切りで悠々と旅気分でたのしかった。こんなことならお弁当でも買ってこればよかった。熊谷について、モルタルレコードに15時集合。店長さんにご挨拶して、あみ太さん、大須賀さん、千絵ちゃんと合流し、リハの前にまずは、アフリカケンネルへ連れて行っていただく。そう、みんな大好きアフリカケンネル。映画『冷たい熱帯魚』で話題になった埼玉愛犬家殺人事件の、ボデーを透明にしていた事件現場のペットショップ、アフリカケンネルが、モルタルレコードの近くにあるとのことで、連れてっていただいた! 事件好き、殺人鬼好きのわたしとしてはかなりテンションが上がった! 田んぼの匂いの中にどこか獣臭いにおいがする、ような気がするのは、気のせい? もう26年も前の事件だから、獣の臭いがするわけはないのだけど、なんか臭った、気がした。現在は廃墟になってるのだけど、赤、黄、青のペンキが塗られたカラフルな外装、塗装ははげはげだけどなかなか味わい深い。ガラス窓は取れていて、中をのぞくと檻がいくつもあって、うわ~ここに関根元がいたんか~と思うとテンションがあがる。外がゴミ置き場になってて、汚い鍋が落ちてて、これで死体を煮てたのかも? とか想像して楽しんだ。しかし熊谷、ちょっと奥に入るとすごく田舎で、田んぼばっかりで隣家同士は相当離れてて、こんな感じやったら、人殺して煮てもばれへんって思ってしまうかもな~。ケンネル、やぶ蚊がすごく湧いてて、短い滞在時間やったのに結構噛まれた。ケンネルを楽しんだあと、モルタルレコードに戻ってきて、リハ。暗くて手元が見えず、ピアノが弾きにくくて照明問題にしばし時間がかかった。LEDのランタンでしばらくやってたら、LEDの明かりを近くで見過ぎて目が焼けちゃって、しばらく視力が低下してびびった。あれ危険やね。IKAZUGOKEリハのあとコラボのリハ。「後家殺し」に大須賀さんのギターが入るとすごくかっこよくなって感激。リハを終えてしばし準備。ここモルタルレコードは民家を改造してライブスペースになってるので、板張りの床とかが家っぽくて、不思議と落ち着く。19時半から本番。まずはあみ太さんのライブ。変拍子につぐ変拍子で複雑極まる曲調の中をあみ太さんの超絶歌唱力が縦横無尽に動き回る、すさまじいライブだった。大須賀さんも結構大きな声を張り上げてらっしゃってびっくりした。肉団子の歌がよかった。終わって、我らIKAZUGOKEライブ。「座敷牢の女」をやって、ラップを新曲2曲ふくめ4曲、それから「足立区の片目」をやった。熊谷のお客さん、みなさんすごくしずかーにしっかり聴いてくださってて、「足立区の片目」ではかなりびっくりしてらっしゃって、新鮮だった。東京のお客さんとは反応が全然違った。終わって、コラボはミュージカルでご一緒した「我をも忘れる恋狂い」をあみ太さんとデュエットし、「ちゅっちゅくちゅうのちんぺろ」をみんなで歌って、「後家殺し」で締め。「後家殺し」の時、あみ太さんが即興芝居をはじめてもってかれてピアノ間違えそうになって危うかった。たのしくライブを終え、片づけて、熊谷駅の中にある安中華屋さんで打ち上げ。終電にすべりこみ帰路。帰りも2時間弱かかったけどみんなで喋ってたらあっという間だった。上野から乗り換えで日比谷線の場所が全然わからず、飯田さんとダッシュで右往左往してひやひやした。けどなんとか終電に乗れて無事足立区へ帰還。ふたりで駅前の日高屋でもう1杯だけ飲んで帰った。

 

10.31木
10時頃までだらだら布団で過ごし、起きて、パソコンもって電車。湯島で降りて本郷の方へ歩いて、名曲珈琲麦へ。

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お気に入りの角の一人席が空いていたので陣取って、ピザトーストを食べながら、パソコン開いて小説の執筆。相変わらず終章に悩んでいる。3時間くらいにらめっこして帰宅。本郷から湯島までの道で、急に大階段が現れる場所があるんだけど、階段の上から下を見下ろすと急こう配の下に街が見えていてとても気持ちがいい。でもうっかりしていると階段足踏み外しそうになるので危ない危ない。帰っても引き続き、小説とにらめっこ。夜はアマゾンプライムで映画『娼年』を鑑賞。くそえろくて、全編ほぼ濡れ場。喘ぎ声だらけやので慌てて音量下げた。びっくりした。しかし松坂桃李は身体張りますな~。

 

11.1金

ゆっくり起きて、シャワー浴びてパソコン持って近所のガストへ。ドリンクバーで粘ってパソコン開いて小説執筆。ガストのドリンクバー、いつの間にかストローがなくなっていてちょっとストレス。わたしはストローが好きで、家に大袋のストローをストックしてて家で飲みもの飲むときもストロー使うくらいストローが好きなんである。おんなじ飲み物でも、ストローで飲むとおいしく感じませんか? 昼すぎに帰ってきて、天気いいのでコートを洗濯したりして、夕方家を出て、鬼子母神へ。ちょっと早くついたのでベローチェで読書。帚木蓬生さんの『薔薇窓』を読む。夜は鬼子母神、今日は唐組の『ビニールの城』を飯田さんと飯田さんご両親と一緒に見るのである。境内で落ち合って、おしゃべりしながら待つ。整列して入場。飯田さんご両親が席を確保しててくれたので並んでみた。真ん中らへんの花道沿いのいい席。一回目は最前列で、二回目は最後列で立ち見だったので、真ん中からみるのは初。全体が見渡せて、花道の芝居もしっかり見れていちばん見やすかった。3回目の鑑賞だけど、今日もすばらしかった。ラストの借景が、鬼子母神で見ると、下北とも明大とも違うくて、鬱蒼とした森の中に消えているビニール城がめちゃめちゃ美しくて泣けた。今日もいいものを見せていただいた。終わって、飯田さんと飯田さんご両親と銀座ライオンでごはん。ソーセージとかザワークラウトとかナポリタンとか食べた。みんなでごはんを食べるのは楽しいな。ところで今日は出演させていただいた、映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』の初日だったな。わたしはちょい役なので舞台挨拶なんかにはおよびでないけれど盛り上がっていたようで、よりたくさんの人々に見ていただきたいなあと心から思います。全国色んな劇場でやってるので、みなさんぜひ見に行ってくださいね。

 

11.2土

おひるに家を出て池袋。今日は西口で待ち合わせ。誰と?なんと!母(&叔父)とである!北村家事情をちょっとでもご存知の方ならこれがどうゆう自体がお分かりいただけるとおもうのですが、これはまあ、まあまあびっくりイベントなんである!とゆうのも、母の兄はたいへん文化的なおっさんで、わたしは音楽の趣味や映画や文学の趣味はだいたい叔父の影響でこのように育ったといっても過言ではない、それくらい影響受けた人なんやけど、そんな叔父は唐組のお芝居を、毎年大阪に巡業にくる春公演は見に行ってて、今回わたしが音楽してるとゆうのもあり、そして作品が『ビニールの城』とゆうのもあり、ぜひ見たいとのことでこの度はるばる母と共に兄妹仲良く上京してきたのである!叔父と会うのは、もしかしたら祖父の葬式以来?とかかもしれないから10年ぶり?で、顔を見たら急に懐かしくなった。3人で東口まで歩き、タカセに入る。いつもは喫茶室やけど今日はレストランフロア。ナポリタンを食べて、つもる話をおしゃべり。久しぶりすぎて喋ることあるかな?と心配やったけど、会うと全然普通で楽しく喋れた。叔父が昔8ミリカメラで撮った自主映画を見せてもらい、そしたらそこには若かりし母の姿が映っていて、田舎の草むらを麦わら帽子かぶってオーバーオールで颯爽と歩く母を見ていたら、なんか胸がきゅうんとなった。2時間くらいおしゃべりして、鬼子母神へ。席は別々で、たまたまC絵ちゃんが整理番号近かったので隣で見た。今日はかなり後ろの方だったけど、自分の視力の悪さにびっくり、なんか、全然見えなかった!だけど、セリフや臨場感で十分素晴らしく、逆に耳に敏感になって、役者さんのセリフがよく聞けた。終わって、久保井さんに母を紹介する。(ミュージカルのときに母役だったので)いや〜すばらしい劇だったね、と言い合って、帰りに母と叔父と3人でベローチェに入り、1時間半くらいおしゃべり。わたし、母にはこんなとこに書ききれないような色んな気持ちがあったはずやけど、不思議としんどい気持ちは一切湧かなかった。なんか、色々、もういいのかもな?母と叔父は今日はホテルへ。楽しかったな〜とゆう気持ちで帰路。

 

11.3日

いつもより遅くて10時出勤。出勤したらびっくり、母と叔父がモーニングしにきていた! ホテルから遠いのに。まあ東京を満喫しているみたいでよかった。同僚たちから、「おかあさん可愛い!」といわれて恥ずかしかった。けど母、実際可愛い。身内の贔屓目かもしれんけど、可愛い。もう62歳やのに。昼前に母と叔父は帰って行った。三連休の中日とあって、今日も混みあくせくと働いた。ところで持病のあれかもしれんのやけど、何故か右足の裏の骨が痛い。歩くと骨が痛い。明日になったら治ってますように。