5.21〜27日記

5.21月
松山で目覚める朝。昨夜は午前中から夜中までイベントづくめだったので疲れ果てていたので今日はゆっくり起きましょうということだったのだけどなんやかんやで早く目が覚めてしまった。だけど午前中はゴロゴロ。午後から杉作さんとお昼ごはんを食べに車でおでかけ。お昼はお好み焼きを食べにいった。ごはんが出てくるまで新聞読んだり漫画読んだりしていたら、杉作さんが「あなたが出ていますよ」と言い、うっそだーと思って新聞受け取ると、本当に出ていた。昨日のラジフェスの路面電車ライブの模様が写真つきで愛媛新聞に載っていたのでした。新聞に載るなんてそうそうないのでうれしい&ありがたい。そうこうしてたらごはんが到着。お好み焼きを食べてびっくり、なんとごはんが入っていた! 松山のお好み焼きにはごはんが入っているらしい! ごはんというか、ソース味のおじや?みたいな柔らかくて味がしっかりついたごはんが、広島焼きの焼きそばのような役目で入っているのです。これがめっちゃ美味! ここ浪漫亭のランチタイムはこのごはん入りお好み焼きと、サラダとからあげと食後のコーヒーまでついてなんと600円! すごい! こんなごちそう、東京だったら確実に1000円超すよね。松山すばらしー。おなかも満腹で、ドライブがてら松山を走り、途中行きたかった明屋書店に行ったり、道の駅的なバナナ館に行ったり、それからさくらの湯という温泉にも行った。おいしいものを食べて、温泉にも入って、贅沢な心地。お風呂のあと松山刑務所を見に行ったりして、夜は前回も何度も行った大好きな喫茶店カフェトレイン。ここはモーニングが一日中たべられる素晴らしい喫茶店。コーヒーもとってもおいしい。ここでモーニングの晩御飯を食べながら、杉作さんと映画『チョコレートデリンジャー』音楽の綿密な打ち合わせをみっちりする。杉作さんはここぞというときはとてもストイックで真面目で特に映画の話のときは格別気合が入っておられる。なのでこちらも背筋が伸びる。結局カフェトレインに閉店までいて、それから古本屋さんに連れてってもらい、そこでも閉店までいた。色々買いたい本あったけど、旅の途中で荷物が増えるを危惧して買うのは我慢した。古本屋を出て、24時間営業の海沿いの激安スーパーに行って、0時すぎに帰った。杉作さんのおかげで観光もしっかり楽しめた。充実の一日。

5.22火
3泊4日お世話になったこの巣のような部屋とも今日でお別れ。朝からトランクを片づけて帰り支度。朝、最後に大きなショッピングモールみたいなところに連れてってもらい朝の散歩。知らない町の知らないショッピングモールって好き。西宮のガーデンズを思い出す。飛行場まで杉作さんが送ってくださり、荷物検査をして飛行機へ。帰りの飛行機は行きしなと違って空いていて隣の席空席だったのでくつろげた。帰りはサービスドリンク、コンソメスープにした。ANAはやっぱりサービスが素晴らしいね。13時半頃に羽田に到着。東京に着くと当たり前だけどものすごく人が多くて電車乗るだけでも疲れる。けどやっぱり帰ってきた感がある、もう東京10年目だしね。帰って荷物の整理をしてベッドに転がったらいつの間にか寝ていた。なんやかんやで旅疲れしていたのかな。隅々まで楽しく充実した松山でした。あちらでよくしてくださったみなさま、ありがとうございました。

5.23水
朝から普通に労働。ああそっこー通常運転じゃ。今日でやめる例の子とタッグを組んでいたのに、なんの挨拶もしてくれないのでこちらから切り出す。言いにくかったから言ってくれなかったらしい。まあそらね、言いにくいのはわかるけど。でも20代とはいえオトナでしょ、とおばさん臭い説教をしそうになったのでおっとっとと飲みこんだ。仕事のできる元不良のH田くんが右手をパンパンに腫らして包帯ぐるぐる巻きになっており、どうやら酔っぱらってつい頭に血が登って喧嘩したんやとか。青春の只中にいる男子って感じがしてなんか眩しかった。若いっていいね。

5.24木
旅のうちにたまった洗濯をどばっと洗って干して、特選小説の原稿の直しをして、夜は新宿。紀伊國屋書店で花房観音さんの新作『うかれ女島』を購入。本屋を出てふらふら歩いていたら大バンドのメンバーユッキーにばったり会う。ちょっと立ち話して後、シアターPOOにて、飯田華子さんの月例企画を見に行った。今回のゲストは柳家小春さん。蘇州夜曲が染みた。そしてふたりのコラボはまたしても飯田さんの底力をまざまざと見せられた夜だった。もはや、あらすじを書くことすら難しい。飯田さんは紙芝居はさることながら、小芝居の演技がめちゃくちゃうまい。どんどんうまくなっていってる。演出も飯田さん以外絶対思いつかないようなことだらけ。こんなすごい人とわたし、IKAZUGOKEなんてユニット組んでるのか〜と思うとびびる。アッとゆう間の90分だった。帰りの電車で花房さんの『うかれ女島』を読み始める。花房さんの待望の長編新作。のっけから素晴らしい。こういうのを待っていた! 読み終わるのが勿体ないから大事に読もう。

うかれ女島

うかれ女島

5.25金
朝から普通に労働。特筆すべきことはなし。労働あがって足立区でI田さんとひさしぶりに飲んだ。がらがら中華屋にはじめて入ったら、意外と高級な店やったので河岸を変え結局安定の養老乃瀧で長居。昨日の感想を伝えたり、お互いツアーの報告など。やっぱりI田さんと飲むのはたのしい。

5.26土
おひるから渋谷、ギャラリールデコというところへ、財団、江本純子のお芝居『ぼくと回転する天使たち』をみた。わたしは毛皮族は一度も拝見したことがないので、初江本純子体験だったのだけど、色々衝撃だった。これは、演劇? なの? 台本ってどれくらいあるのやろ? いや実はすごく細かく台本があるのかもしれない。劇は江本純子さん演じるje と、5人の美女演じるtu がとにかく同時多発的に四方八方からしゃべりまくるのだけど、正直何をしゃべっているのか5割くらいしか聞き取れない(でもたぶんそういう意図?)。女子たちがぴーちくぱーちくしゃべっているのって基本中身がないよね、ていうことの皮肉なのかも、っていう感じ。金子清文さん演じるvous が女子たちをお酒に変える仕草がたいへんエロかった。そして最後の大立ち回りがめちゃくちゃすごかった。めっちゃ激しいセックスってあんな感じなんやろうか。中村中さんは息を飲むほど美しかった。そしてやはし江本純子さんのカリスマっぷりが凄まじかった。白昼からすごい不思議なものを見た。なんか変な気分で帰宅し、夜、風呂掃除をした。

5.27日
朝からナックルズの原稿とにらめっこ。文字数を規定の枠内におさめるべくわかりやすくまとめないといけないのやけど、前回もやったけど大苦戦。しかも日にちが全然ない。泣きそう。一回中断し、気分転換にK蔵さん映画の劇伴曲作りをする。お昼から榎本さんが我が家にやってきて、6月1日のレテワンマンの練習。練習のあとはしばしまったりおしゃべりタイム。主に榎本さんが三四郎の魅力を語り、わたしが野性爆弾くっきーの魅力を語っていた。6月1日下北沢レテにて榎本さんとデュオでトイピアノワンマンです。3か月に1度の恒例企画。みなさまぜひ来てね。