1.22〜28日記

1.22月
朝から普通に労働。通勤中からぱらぱらと雪。労働中、窓から外をみていたらここはほんまに東京か?という吹雪っぷりで興奮。しかし、こんな大雪なのに、店は忙しくて混んだ。暇やったら早上がりさしてもらえるかな〜なんて期待したわたしがアホでした。定時まで労働して、帰宅。しかしこの帰宅が戦争であった。普段なら45分くらいで着くのに、2時間弱かかった。駅にも電車にもホームにも人が溢れかえっている。電車も朝の通勤ラッシュ以上の混み方で、どうやら入場規制とかかかってたらしいけど、ほんまにそんな域。地下鉄やから大丈夫やろ〜とみていたのが甘かった。。。間引き運転のノロノロ運転で(地下なのに何故そんなことになるのか?滑らへんねから普通のスピードで走ってくだされや)しかし人間の量は変わらない。いや、帰宅ルートをわざわざ地下鉄に変えた人もいるぽいので寧ろ人間の量は増えている。これでは暴動が起きても仕方がない。足立区の人間は血の気の濃ゆい人が多いので、最寄り駅では怒号が飛び交っていた。「降りるってゆってるじゃねえか!」「やだ〜押さないで触らないで!」と男も女も叫ぶ叫ぶ。実際、わたしも降りられず困っていたので、おっさんが無理やり暴れて道を作ってくれたので大変助かったのやけど。アー疲れた。帰りにスーパーにでも寄って帰ろてちょっと遠回りして帰ったのに「本日は18時で閉店しました」の張り紙が出ていて閉めていやがった。くそう。ちょこちょこ歩きで帰宅。家でドミュンのJGOみる。安藤昇先生の「男が死んで行く時に」が流れた。めちゃんこかっこよかった。

1.23火
夜中、目が覚める度に窓を開けて、雪がどれくらい積もってきてるかチェック。なかなかの銀世界っぷり。屋根のない自転車置き場が近くにあるのやけど、昨日の朝はそんな雪降ってなかったらから自転車で来て、ほんでさすがに帰りは乗って帰れず置いて帰った的なひとの自転車が大量に止まったままで、その自転車の上にこんもりの雪が積もってて、ハンドルの部分と、籠の部分を合わせてみるとちょうど立ち上がった犬のようにみえて(おじいさんみたいな顔の犬)ワンワンが整列してタッチしてる〜かわい〜。そんなんを見ながら駅まで今日も長靴で出勤。わざと新雪部分をざくざく踏みながら歩くのがたのしい。電車が朝動いてるか不安やったのやけど、無事動いていて、いつも通りに通勤成功。ほっ。今日もそれなりに混んでよく働いた。帰りに、あと二日で閉店してしまうスイマーへ行き、最後の買い物。小さな赤い棚が1200円になってたので買った。あと水着なんかも買った。これも1200円。あと文房具やお弁当箱(←使うか?)など色々買った。ほんとは食器類が欲しかったけど、もう食器類はほぼなにも売ってなかった。予想外に大量に買ってしまい、荷物が重い(棚が重い)。電車でも所在がない。でも昨日ほど混まなかった。今日は間引き運転じゃなかったから。やっぱり間引きは反対。というか、天変地異で帰宅難民とかが出だすと話題になるけど、やっぱり東京という都市には人間が多すぎるんだと思う。間違いない。如何に狂った街に住んでいるのかというのを実感する。

1.24水
もう雪は殆ど溶けているであろう、と勝手に推測し、自転車50分くらいこいで保木間の珈琲茶館OBへ。ここのソファーひとりがけ席がめっちゃ落ち着く&仕事が捗るのでわざわざ自転車キコキコ漕いできてしまう。しかし、予想外に雪まだめっちゃ残っていて、何回かひっくり返りかけた。柔らか雪ならまだましで、もう凍ってるから危ないね。しかし往路も帰路も転ばず無事であったわたし。我ながらえらい。喫茶店で、向かいの席の女性ふたりの会話を盗聴。会話の内容は、旦那の収入、子どものランドセルの色、団地を出るかどうか問題(片方の旦那の収入が増えてきて団地を出ないといけなくなった)、などとものすごく現実的な話題ばかりで、どんな顔してるんやろうって気になったのでトイレ行き際にちらった見たら、確実にわたしより若い、ギャルママふたり組であった。見た目はギャルママやけど、ひとの親ともなると中身はすごくオトナなのやなあと感心しきり。会話を盗み聞きするのに夢中で全然執筆が捗らなかったけど、これはこれでこんな日もよしとしよう。

1.25木
朝から国立国会図書館という場所に生まれてはじめていく。行きしなの電車で、ツイッターを見ていたら、ECDさんが亡くなったニュースが入ってきた。奥様である植本一子さんの本を最近読み漁ったばっかりやったので、なんかタイムリーすぎて、一子さんの心中が勝手に心配になる。動揺したメンタルのまま、国会議事堂前で降りて、徒歩10分ちょい。はじめての国立国会図書館。まずはカードを作って説明を聞く。あらかじめロッカーに荷物入れて、必要な筆記具などだけ透明の袋に入れて入場するシステム。ここは普通の図書館と違って開架の書棚がひとつもないので、しかし、ここに置いてない本はないとすら言われていて、パソコンで申し込んだら30分後くらいにカウンターに本が届いているシステム。なのだけど、本館と新館があって、受け取りは本館のカウンタ―に行かなきゃで、ちょっと色々と手順がめんどくさい。今、姦通罪について調べていて、一冊だけ出してもらって、パラ読み。しかし全部読みたくてもここは貸し出しは出来ないので、結局足立区図書館におなじものがあるか検索したらあったので、足立区で借りることにして、中途半端な感じで出る羽目に。そこから歩いて経済産業省前へ。ひさしぶりに呪殺祈祷僧団のパホーマンスをみる。本年は戌年ということで、みなさん犬の被り物+黒い揃いの袈裟をお召しになっておられて、遠目にもおもしろい。今日は楽隊はお休みで末井さんもおらず。最初に、山崎春美さんのECDさんへの送る言葉があって、じいんとしてしまう。しかしその後は、この度犬養原発さんを襲名された上杉清文さんの愉快な説法で爆笑。いつものマトリックス反りをしながら読経されるかっこいいお坊さんも拝めて興奮。途中、団扇太鼓を叩かせていただいたり、最後は全員でアカペラの「海つばめ」を合唱。ものすごく極寒やったけれど、みんなで歌う瞬間はちょっとあったかくなった。ふしぎ。しかし1時間以上、本当に極寒で身体が芯まで冷えてしまった。僧団のみなさんはきっと滝行などもされているからか、みなさま薄着でも寒そうにしておらず堂々と立っていておられてすごいなあと実感。終わったあと、K蔵さんとK子Y子さんと3人で近所の喫茶店でお茶をした。木嶋佳苗たんや林真須美たんの話で盛り上がった。帰りに大手町で途中下車して紀伊國屋によるも、目当ての本が今日発売なのに見当たらず。店員さんに尋ねたら、ちょっとしか入荷していなくてもう売れちゃってないと思います。といわれる。なんのために帰宅ラッシュのオフィスの町に途中下車したんやわたし! ファック! 

1.26金
お昼からぷらっと小岩へ。行きたかった喫茶店らむぷでモーニングを食べて(13時までやっているモーニングをやっている!素晴らしい!)しばらく読書。飴村行の『爛れた闇の帝国』読了。飴村行はわたしが上京したての頃によく遊んでいた当時まだ19歳だった芸人さんの卵の青年が貸してくれて何冊か読んだ記憶でそれ以来のひさしぶりの飴村作品。ひさしぶりやけどここしばらく読んだ中で最恐にえげつない話であった。飴村行はストーリーや描写されている光景自体がもう、もうやめて、もうやめてーってなるくらいえぐいのだけど、それだけならず構成が秀逸なんやな〜と、いやわたしなんかがそんな感想誰様ですかってなるけど。いや〜しんどい小説で素晴らしかったデス!

爛れた闇の帝国

爛れた闇の帝国

茶店を出て、小岩をしばし散歩。しかし寒い。西小岩公園の公衆便所を巡礼。好みの便所ではなくて残念。そのまましばし散歩して銭湯へ。吉野湯というお風呂へ、15時開店で15時2分くらいに入ったのに、女湯はもうおばあさんで溢れかえっておった。どれくらい溢れかえっておったかというと、洗い場の椅子が足りなくなって、半分くらいのおばあさんは地べたに座り込んで頭を洗っているという恐ろしい図であった。そこへ常連のおばあさんが入ってきて、なんと男湯から水色の椅子(本来女湯はピンクの椅子)を何個かぱくってきてくれて、わたしもおかげで椅子で洗えてホッ。しかし見事に全員おばあさん。おばあさんの裸体を眺めるのが結構好きなのやけど、そんなにも乳って垂れるのか? 乳だけじゃなく全身の皮ってそんなに垂れるのか? ってくらいに垂れている。重力×加齢の為す事態やけど、明日は我が身。銭湯という場所はわざわざ行かないのだけど、本当にちゃんと内臓から温まるもんですね。持病にも効くみたいやし、これからちょいちょい行こうかな。銭湯で温まって、ドトールでしばし小説を書いて、夜はBUSHBASHというライブハウスに大バンドのドラマーキクイさんバンドHOMMヨを見に行った。実ははじめてHOMMヨのライブちゃんと見たのだけど、ギャルバンだけど一切きゃぴってなくて女前のあつまりでタイヘンかっこよかった。女のファンが多そうに思うけど、客席は男性と外人が多かった。これはまあイベントがそういう感じだったからかな。はじめて行ったBUSHBASHはカフェバーのようなスペースとライブハウススペースが完全に分断されていて見やすかった。けどお客さんが結構多くて所在なくなってしまい、結局HOMMヨ終わってキクイさんに挨拶だけして早めに帰路。京成バス&電車で行くと意外と足立区から小岩って近いんね。なかなかいい町でした。

1.27土
早起きして笹塚のスタジオへ。明日の大バンドの朝練を3時間。ギターの石井さんが行きつけのスタジオやったのだけど、先週入った新宿のあそことは全然違って、素晴らしく快適なスタジオだった! ミーティングスペースが広くてソファーがいっぱいあってなんかシャレオツ! スタジオの中もいい感じにウッディーで広くてよかった。のわりにお値段も3時間3300円とリーズナブル。これからここにしたい。まあ大バンドのライブはそんなに頻繁にはないけど。朝から練習すると、終わってもまだお昼で、そのままキクイさんは仕事へ、ユッキーは占い(の付き添い)へ、わたしは明日の仕込みの買い物、だけするつもりが、笹塚なつかしくて、昔初台に住んでいたときはちょいちょい来ていたので、色々寄り道して、公園の公衆便所パトロールなどもして、紀伊國屋書店笹塚店で、こだまさんの『ここは、おしまいの地』と爪切男さんの『死にたい夜にかぎって』を購入。大手町店と違って、ちゃんとこの2冊が並びで置いてあって、ここは良い紀伊國屋と認定します。昔はなかった安い雑貨屋さんとかも駅ビルに入ってて、なんか変わったね笹塚。といって笹塚に別れを告げ、はるばる足立区まで帰る。でもまだ15時前。明日のライブの構成と曲順を練ってみんなにLINEで送る。スタジオで録音した自分の声が音痴すぎて泣ける。。。バンドで歌うとなんでこんなにわたし音痴になるんでしょう。大きい音に負けじと歌うのに慣れてないからね。しかしいつになったら慣れるんかな。なんてったって大バンドは年1しかライブがないからね。お誘いがあればもっとやりたいけど、どこからも誘われないからね! 北村早樹子は、ソロの弾き語り、飯田さんとのコント&ラップユニットIKAZUGOKE、それから榎本さんとふたり体制のトイピアノユニット、それから大バンドがあります。大バンドのライブの出演依頼も絶賛おまちしてまっせ☆

1.28日
朝から無駄に早起きして、今日折り込む用の3/2下北レテワンマンチラシを作る、ワードを駆使して。わたしパソコンで使える機能はワードオンリーなのやが、意外となんでもワードで事足りるというのがわたしの持論。ワードで作ったチラシをビッグエーでコピー。帰ってからコピー機の中に現本忘れてきたことに気がつく。取りに帰るにも寒いし恥ずかしいのでもう諦める。リハの音源聴きながらイメトレ。衣装に着替えて、ベッドをお立ち台に見立てて踊りの研究。今日は入りが遅めやので、とはいえ東高円寺はうちから1時間以上の道のりなので早めに出発。久しぶりに電子ピアノを背負って歩くと駅までの数分で疲れる。が、頑張って移動。早めに到着するもリハから押し押しな感じで焦る。会場寸前までリハやったけど、時間たらず。。。まあ、しゃあないね。30分であっとゆうまに本番。出囃子でレディーガガを流して登場。わたしは日本のレディーガガなので。途中、ワンピースを生着替えして、工場をはハチの衣装で、「かすの布団」ではセクシーダンスをした(つもり)。お目汚し失礼しました。「おやつの時間」でビスコ投げたり、やりたい放題失礼しました!バンドで歌うのはまだまだ慣れない。次回のバンドライブは未定。また気がついたら1年経ってそう。大バンドのライブもちょいちょいやっていきたいので、オッファーお待ちしております! ほぼ終電の帰り道、今週は色んな人が亡くなったなあとしみじみ。ECDさんに、ジャックケッチャムに、野中広務。3人とのも本持っているし好きだったので、もう新しい文章に出会えないのかとおもうと淋しい。