5.16〜22日記

5.16月

8時に起きる。まだワクチン副反応がやや残っている感じで関節が痛い。シャワー浴びて日記を更新してコーヒー。ちょっとゆっくりして12時からキックボクシングジム。新しい若い先生だった。先生によってメニューが全然違うくって、通い始めて3週間、やっとだいたい何曜日のどの時間にどの先生かわかるよになってきて、今日は例のタイ人のおもしろ先生かと思ったら違うかったのでちょっと残念。1時間のクラスを受けて、一旦帰って着替えて仕事へ。電波くんがいよいよ手に負えなく疲れる。本社Mさんに、彼今日一段とやばくないですか?と言われ、はい、もう毎日あんなんですわ〜と言う。電波くんのことは考えるだけ無駄なので、もう何も思わない。23時半まで働いて帰路。

 

5.17火

休日。8時に起きて、11時からジム。今日は安定のミキ先生。ミキ先生のクラスはたぶんいちばん受けてる回数が多いので馴染みがある。ミキ先生のミット打ちたのしい。一旦帰って、おひるはそれいゆちゃん。O杉さんがまかない用のコーヒーゼリーを出してくださった。

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わたしはそれいゆの店員さんたちに、ナポ姐と呼ばれてるらしい笑 しばしゆっくりして、吉祥寺のアップリンクへ。ボクシング映画と知ったので一応見ておこうと思い、鈴木太一監督の映画『生きててよかった』を鑑賞。主演の木幡竜さんは本当に大橋ジムの元プロボクサーというだけあって、ボクシングシーンはめちゃくちゃかっこいいし、身体もばっきばきの現役選手ばり。なので期待したのだけど、色々他が無理ありすぎて、ちょっと残念な後味だった。幼なじみな設定なはずの奥さんは明らか20代、木幡さん40代、この夫婦が全然夫婦に見えなくてストーリーが入ってこない。しかし対比で登場するキンコメ今野さんと長井短さん夫婦はすごい芝居うまくって夫婦感でていてよかった。あとわたし10年前に今泉監督のnicoでご一緒した、メンノンモデルの柳俊太郎くんが、地下格闘技の主催者を演じてて、これがなかなかあやしい味わいがあってよかった。いい俳優さんになられておるなあ。見終えたら、なんかはやくもグローブつけたくなってしまったので(朝もやったとこやのに)夜、再びジムへ。ミキ先生に「今日も2部練素晴らしいですね」と言ってもらう。こう見えてわたしは人見知りなので、他の生徒さんたちとの交流は今のところ全くない。長く通ってはる先輩方は仲良さそうだけど、わたしはまだぺーぺーだし、自分から話したり出来ないし、でもそれぐらいが気楽でいいのかもしれない。帰って、夜は原稿。充実した一日だった。

 

5.18水

8時に起きて、午前中からピアノに向かう。来週のライブについて考えたり練習したり。後、13時からジム。後、着替えて支度して出勤。どうやら電波くんの寿命が縮んだらしく、今月でお別れらしい。モデルくんとよろこびあう。電波くんがおると思うだけで毎日胸糞悪くてストレスだったよね、仕事が出来ないとか以前に性格が糞だったよね、嘘つくし無視するし謝らないし、と、恐らくモデルくんしかわかってくれないであろう愚痴を共有しあってなんとか支え合ってきた。モデルくんがいてよかったな〜としみじみと思う。今日はモデルくんとコンビだったのでなんのストレスもなく楽しく働けた。23時45分退勤。帰宅中、中央線が急停車して停電して15分くらい真っ暗になって焦った。お客様線路内立ち入り、ってよく聞くけど、あれ実際どうゆう状態なんやろね。

 

5.19木

7時に起きてシャワー、コーヒー、支度して出勤。今日は午前出勤。なのでジムには行けずしょんぼり。T先輩が急に、ボクシング教えてやる!と言い出して、フットワークを色々やらされた。T先輩は別にボクシングやってたとかじゃないんだけど、何事も教えたがり屋さんなので大人しく聞いといた。メイウェザーに天心がやられた理由とかにも持論を説いておられた。19時半まで働いて帰路。帰って原稿直しやチェックを諸々。夜、YouTube朝倉未来とヒカルがやっている起業家テラスハウス的番組を見るも、机上の空論と根拠のない自信だけを頼りに、自分が如何に素晴らしい人間であるかを語り散らすうすっぺらい若者たちに虫唾が走り、途中でやめた。朝倉未来は格闘家としては強いし好きやけど、それ以外はもう成金実業家って感じで興味がなくなった。

 

5.20金

8時に起きて、洗濯、そうじ。11時からジム。今日も新しい若い先生。でも会長もいた。今まで会長がやってはったクラスが、この若い先生に移行する形なのかも。会長月末に試合控えてはるしな。会長に、野良犬Tシャツつっこんでもらった。ミキ先生も先日つっこんでくれた。やっぱり小林聡さんてみんなわかるね! 飯島さんがくれた野良犬Tシャツ、当時はまさかキックボクシングはじめるなんて思ってなかったけど、ここに来てぴったりな境遇で着させてもろてます。最後にみんなで筋トレがあるんやけど、わたし腕立て伏せが全然出来なくて落ち込む。いや、この一か月で二の腕にまじで力こぶ出来るくらい筋肉ついたねんで、せやのに、純粋な腕立て伏せが全く出来ない。左肘、複雑骨折して手術してから怖くて力入れにくいのもあるけど、そもそもたぶん原理がわからない。あれ、どこに力入れてるんやろうか。謎すぎる。クラス終わって一旦帰って、支度して新宿へ。紀伊國屋書店でノンフィクション本の新刊2冊購入。

楽しみにしていた2冊。持って、久しぶりに新宿五丁目のカフェアルルへ。ナポリタンして、アイスコーヒー飲んでたら、猫ちゃんも水を飲んでいた。

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夕方、花園神社さんへ唐組の春公演『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』を見に行く。通し稽古以来、まだ本番は見にこれていなかったのでやっと見れた。素晴らしかった。大傑作に仕上がっていた。この戯曲は唐さんが状況劇場に書いた1970年代の作品で、森進一に犯されて子どもを産んだとゆう狂ったファンが登場し訴えたせいで森進一のお母さんが自殺してしまった、本当にあったスキャンダル事件を元に書かれているんだけど、その女性石川カナさん(役名)の描かれ方があまりにひたむきで悲しく、わたしが作らせていただいた劇中歌をカナ役藤井さんが歌ってくれるシーンがあるんだけど、森進一表紙の月刊明星に歌いかけるシーン、ほんとにつらすぎて胸打たれすぎてわたし大号泣してマスクがびちょびちょになった。カナさんの傘を直したことでカナさんに惚れちゃうおちょこ役久保井さんは健気で純朴で可愛らしくてキュンとくるし、森進一元マネージャー檜垣役稲荷さんは顔の陰翳からかっこいい。そう、今日唐組見ていて改めて思ったんやけど、紅テントの照明は役者をいちばん色っぽく照らす最強の照明やな。普通の劇場ではああはならない。テントの赤に映える計算されつくした照明に惚れ惚れした。すごくドラマチックな作品なのに、この作品実はワンシチュエーションで、セットは一回も変わらないとゆうのもすごい。だから本当に役者の芝居にかかってて、莫大な量のセリフをみなさん、滝のようにスピーディーに喋られる、あれはほんまに神業。台本読んだら、長ゼリフの応酬にびびるけど、本番見てたら一切長いとは感じない。ほんとすごい。唐組見る度に、わたしはめちゃくちゃどストライクで大好きな世界なんやけど、絶対幕のあっち側には行きたくない、行かれへんわ〜と強く思うのでした。(だから役者ではなく音楽とゆう立ち位置で関わらせてもらえて僥倖)終わって、見に来てらしたマメ山田さんと少し話したり、演出家の樋口ミユさんの分析にギャフンと舌を巻いたり。唐組春公演、東京は残り6/2.3.4.5のあと長野、岡山公演と続きます。みなさんにぜひ見てもらいたいです。テント内は以前ほど密じゃないのでご心配なさらず。当日券あります。

 

5.21土

3時に寝たのに6時に起きてしまった。睡眠薬がだんだん効かなくなってきている気配。せっかくなので朝から取材へ。はるばる曳舟まで。ずっと行きたかった、コーヒーショップはなやへ。

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これ、手話で「はなや」なんだって。可愛くて斬新で素晴らしい看板。あいにくゲリラ豪雨的な大雨だって、濡れそぼりながら入店。店内、地元のじいさま連中で賑わっていた。モーニングをいただく。

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立派なパイナップルがついてるのがうれしいね。窓の外の雨を眺めながら、しばしゆっくり読書。赤松利市さんの『エレジー』読了。1時間くらいしてちょっと小降りになったので、お会計して出て、しばし曳舟を散歩。しかし雨が強くて色々見て回る余裕なく、早々目的地へ。岸野雄一さんが期間限定で喫茶キシノってお店をやっておられるのでお邪魔してみた。が、岸野さん今日はイベントだからご不在。残念。コーヒーとホットドッグのセットをいただく。

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コーヒーはかなり濃ゆくて苦くておいしかった。ホットドッグもドトールとかのとは違ってやさしいやわらかいパンで懐かしい味だった。岸野ベーカリーのパンなのかな? 結構繁盛していたのでささっと食べて出る。雨は止んだようで、東武曳舟駅までのんびり歩いて帰って、亀戸から総武線。1時間かけて西荻窪帰還。お花屋さんでダリアとバラを買って帰宅。そして夕方からジムへ。1時間のキッククラス受けたあと、筋トレクラスがあったので、はじめて受けてみた。ら、腕が終わった…。糞ダサミュージック(失礼)に合わせて、スクワットしたり腕立てしたりするんやけど、やはり腕立てが全く出来ない。筋トレの先生がゆうてたんやけど、腕立てには胸筋も使うんやて、わたし胸筋なんてゼロですわ〜。腕が死んだあと畳みかけるようにチューブを使ってまた腕。これもめちゃんこキツくて全く腕が上がらなくなって終了。そのあともう1コマキックのクラス受ける予定やったけど、腕が死んだので無理と判断し、帰宅。どれぐらい腕が死んだかというと、iPhoneが重たくて持っていられないぐらいです。しばしベッドでくたばる。しかしくたばってはおられず、20時半からリモートで平野監督の大阪イベントに参加。途中、タブレットの電源が2回も落ちて焦った。見てくださってた方すみませんでした。あまり気の利いたことは言えなかったけど、平野さんが上手に広げてくださって感謝。終わったあと、先輩ミュージシャンMTからLINE。どうやらシアターセブンへ見に行ってくれていたそう。MTさん、東京にいてはった頃は定期的にお茶したりしていたけど、もうたんと会ってないな〜。お元気そうでよかった。夜、ふいにアマプラで新藤兼人の『絞殺』を鑑賞。色々古いなあと思いつつも最後まで見た。実際にあった開成高校生殺人事件がモチーフらしい。親の子殺し、ちょっと前にもあったし、ある種の典型的なパターンなんやろうな。

 

5.22日

6時頃に目が覚めてるも、全身筋肉痛でうなる。足が痛くて立ち上がる動作がめっちゃしんどい。が、今日は11時間労働の日。よぼよぼとシャワー浴びて支度する。通勤中、駅でN島さんと娘ちゃんが仲良く手を繋いで歩いてる場面と遭遇。娘ちゃん、すっかりおねえさんぽくなっていて美人さんだった。日曜日にパパとおでかけ、見ていてほっこりした。仕事は日曜日らしく忙しくぱたぱたと働く。今日はハンサムボーイとコンビ。ハンサムボーイは「昨日三茶で可愛い子見かけて、じろじろ見てたら向こうも俺のことじろじろ見ててさ、あれ声かけてたら行けてたな〜」と言っていた。確かにハンサムボーイは女子が思わず振り返るくらいのハンサムではある。なんか楽しそうでええね。しかしそんなハンサムやのに、まだ37歳やのに、はやくも自分の勃起力に不安を覚えているらしく、中折れしたりちょっと自信がなくなってるらしい。男性はたいへんやね。そんなハンサムボーイ、スーツのボタンが取れたけど裁縫が出来なくて2週間くらい取れっぱなしやとゆうので、わたしがチョチョイとボタンつけてあげた。なんかおかんみたいやな、と思った。同い年やけど。何事もなく営業終了。23時45分まで働いて帰路。