7.10月
実は今日から4連休。とはいえ、労働が4連休なだけで、原稿やら病院やら予定はある。朝はちゃんと7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、日記を更新。9時で早くも家の中が暑い。これは外に避難しに行かねば、と言うことで、今日は前から行こうと決めていたストリップを見に行くことに。池袋で降りて、久しぶりにミカド劇場へ。楽日だから混むかなと思っていたけど、平日の1回目なので割と空いていてゆったりみられた。書店員でもあり、文章も書いておられて、尚且つ踊り子さんでもある、新井見枝香さんのストリップを一度見てみたくって、ちょうどミカドに出ておられたので、来てみたのだけど、ノーマークだった1人めの黒井ひとみさんという踊り子さんに一目惚れしてしまった。黒井ひとみさん、この回はエレベーターガールをやっておられて、音の使い方や曲の使い方も、演出も素晴らしく、たった16分だけどしっかり1本のお芝居を観ているような気分させてくれて、身体の所作、踊っていないときの身のこなしがすごく美しくって、あとくるくる変わる顔の表情も本当に豊かで、もちろん踊りも素敵で、また1人好きな踊り子さんが出来てうれしい気持ち。あとで調べたら、元々演劇をやってらした方らしく、なるほど、だからか〜と納得。2人目は新井見枝香さん。新井さんはちょっと想像していたのとは違って、動きを見せるよりも、静止を見せるタイプの踊り子さんだった。お顔もお身体もすごく華やかな美しい方なので、静止を見せても十分、間が持つなあと感心。こうやって見ていると、本当に色んなタイプの踊り子さんがおられる。みなさん、自分でテーマを考えて、曲選びから振り付けから衣装まで、踊り子さんがご自分で考えてらっしゃると思うと、本当にこれ以上の総合芸術ある?と思ってしまう。1回目を全部見て、黒井ひとみさんのは違う演目も見たかったけど、だんだん混んできて、同じところに長時間いるのがあまり得意ではないのでミカドを出た。池袋の、前から行きたかった喫茶店に行くべく、西口の方に回って、立教大学のそばにあるドリームコーヒーさんへ。しかし暑い。暑すぎる。日傘さしてても暑い。
ドリームコーヒーさんにイン。アイスカフェオレが300円。たまごトーストが320円くらいだった。安い。ここはコーヒー豆の焙煎をやっているお豆屋さんに付属のコーヒースタンドみたいなお店なんだけど、結構客席も多くて快適なので、地元のじじばばが憩っていたり、大学生がきゃっきゃと集っていて、なかなか賑わっていた。たまごトーストがこくがあってとっても美味しかった。ちょっと涼んでゆっくりさしてもらって、夕方帰路。帰ったら部屋が灼熱でこらあかん、とクーラーをつけてパンツ一丁になってベッドでゴロン。したらそのまま1時間ぐらい寝てしまった。夜は友人と飲みに行く予定があったので、起きて急いで支度して中央線。久しぶり、人生2回目の国立駅で降りる。国立駅は、ヒゲの未亡人のカセット作品のナレーションのレコーディングで来たことがあった。駅で友人を待っていると、天井にツバメの巣があって、パタパタツバメが飛んでいて可愛かった。居酒屋でサクッと1時間半くらいおしゃべりして、帰路。今日は朝から夜まで休日らしい休日だった。
7.11火
7時に起きて、洗濯して掃除して、原稿をするべく本郷三丁目の麦へ。お気に入りの席で、6番モーニングをいただいて、iPad開いて原稿。
ランチどきはなかなか混み合ってて、喫煙者サラリーマンのオアシスになっていた。12時半くらいに出て、丸の内線で東京駅へ。丸の内線で東京駅に出ると、八重洲の方に行く道がなかなか難しくって、結構長い時間ウロウロ彷徨ってしまった。八重洲に出たら出たで、今度はお店が多すぎて、まだ待ち合わせまでに時間あったのでフラフラ寄り道。東京駅もどんどん変わっていっているなあ。来るたびに変わってる。14時からアロマ珈琲八重洲店にて、喫茶店連載の編集者ギンティ小林さんと待ち合わせ。
サンドイッチつまみながら楽しくおしゃべり。ギンティさんには話したいことが山盛りだったので、そうあの話、あそうそうあの話も、と本当に話が尽きなくって楽しい。しかし今日アロマ珈琲に来たのは、大事な責務があり、そう、連載エッセイの掲載許可をもらわないといけないのである。掲載許可はいつもはギンティさんがお店に電話かメールして取ってくれるんだけど、ここアロマ珈琲さんはなかなか連絡がつかなくって、よし直談判に行こう、となったのである。2時間ほどおしゃべりしたあと、お会計の時に緊張しながら、ギンティさんが切り出してくださる。ちょうど店主っぽいおじさんがいて、「いいですよ〜」と快諾してくださった。よかった〜! 2人でハイタッチしながら店を出て、まだまだ話し足りなかったので今度は喫煙出来るお店に、てことで、地上に出てルノアールへ。プリンを食べたりしながら、本当におしゃべりがずっと楽しくて、気づいたらもう夕方6時。あっとゆうまの4時間。改札まで送っていただいて、わたしは中央線で帰宅。あんなに楽しかったのに、中央線の車内で久しぶりのパニック発作が来たのか、めまいと吐き気と動悸が激しくなって、全然西荻まで着かなくて焦った。よぼよぼで帰宅後、ベッドに倒れ込む。そのまま夜、ちょっとした神秘体験をしたのだけど、それはまたの機会に書くとして、ここでは端折ります。今日は朝から3軒、ずっと喫茶店にいた一日だった。
7.12水
7時に起きて、朝から方々へメールの返信などちょっと仕事して、11時からジムへ。スーさんの楽しいクラスを受ける。ハードパンチャーアニメーターたけちーさんとコンビだったので、サンドバック越しに吹っ飛びそうだったけど楽しかった。もう数えるほどしかスーさんのクラスないんだなあと思うと悲しい。どうか7月終わらないでくれ〜。帰って着替えて支度して、今日は電車に乗ってはるばる南千住まで。14時に友人と待ち合わせして、まずは南千住といえばココ、魔性の味の喫茶オンリーさんへ。
ここはとにかく店内が可愛い。天井の丸み、壁紙の色、ただレトロというのんでもなくて、絶妙なファンシーさと下町の親しみやすさが同居した、とても素敵な喫茶店。暑すぎたのでわたしはレモンスカッシュ。ふたりで一個しかホットケーキ頼んでないのに、サラダをふたり分出してくれるマスターの優しさにジーンとしつつ、友人と楽しくおしゃべり。友人は能を習っておられるので、能の話をいろいろ教わった。能って、動きや所作も大事だけど、まず謡いという、あの独特の台詞回しというか、緩急をつけて節をつけて喋るあれが難しいらしくって、台本?というか楽譜?を見せてもらったけど、達筆の筆文字で書かれた漢文の教科書のようなそれに、全然読まれへーん!とたまげた。でも和歌山のるみたんの娘ちゃんSちゃんが習っているお琴の楽譜ともちょっと似ていた。能とかお琴とか、日本の習い事って、素敵やなあ。その後、炎天下吉原へ歩き、初めてカストリ書房さんへ。ずっと気にはなっていた場所で、やっと来られたけど、間も無く移転されるらしく現店舗では最後の展示らしい。吉岡里奈さんという絵描きさんの個展に伺った。吉岡さんの絵はここ数年色んなところで拝見してて、それこそヒゲの未亡人でわたしがナレーションさしてもらったカセットのジャケットも吉岡里奈さんの絵だったし、独特のお色気画風がおもしろく素晴らしいんだけど、今回生で拝見してすっかりファンになってしまった。今回は吉原をテーマに描かれた作品が多かったんだけど、遊女と現代のギャルを相対的に描いたりしているのもおもしろかったし、花魁の履いている高下駄は裏が真っ赤なことから、ルブタンのヒールの靴と同じだ!と、ギャルに高下駄を履かせて花魁にルブタンを履かせている絵もおもしろかった。物販で昔描かれた作品集を置いておられて、『幻の映画絵看板』という、昭和の架空の映画の看板絵を描かれた作品集なんだけど、一つ一つ映画のストーリーまで作っておられてそれがどれもおもしろく、気に入ったの買ってしまった。吉岡さんもいらしてて、お話しさせていただけてうれしかった。カストリ書房を出てもまだ外はめちゃくちゃ暑くて、たぶん38度とかあって、でもせっかくなのでちょっと吉原を散歩。角海老本店のかっこいい建物や、ソープが乱立する通りを冷やかしながら三ノ輪の方まで歩いて、日比谷線で帰路。友人はそのまま能のお稽古へ。わたしはそのまま映画でも見に行こうかと思ってたけど、炎天下歩いたからかまためまいがしていたので、まっすぐ帰宅。夜はクーラーをつけて、最近ハマっているNetflixの『あいの里』という中年の恋愛リアリティショーを見る。恋愛リアリティショーとかあんまり興味ない人間なのだけど、これは35歳〜60歳までの、中高年の男女が田舎の古民家で共同生活しながら恋愛していく番組で、バツイチ率80%なのもおもしろいし、なんか結構自分に照らし合わせて見れてしまっている。控えめで引っ込み思案で自虐的なおかよちゃんというコンビニ店員の39歳の女性の告白が成功したシーンは思わずジーンとしてしまった。ピュアって強いなあ。おかよちゃんには幸せになってほしい。
7.13木
7時に起きて、今日はお昼から病院なのだけど、午前中は原稿をしにいつものスタバへ。ここの大机はなんか図書館の自習室っぽくて何故か原稿が捗るスポット。エッセイの加筆修正をしてギンティさんに送信して、もう一個の企画の原稿も進める。2時間ぐらいやって、午後から持病の方の病院へ。また数値が悪くなっていたので、高級注射のグレードを上げることを勧められたけど、経済的に無理なのでお断りする。いやほんまに、わたしぐらいの病気でも、金銭的に受けられない治療が出てくるので、これが癌治療とかになるともっとそういうのが増えるんやろうな。医療保険とか入ったほうがいいんやろうな。持病があっても医療保険って入れるんでしたっけ? なんかもう自分もそういう年齢なんやな〜歳とったもんや、としみじみ落ち込む。採血をしてくれた看護師さんが今回めちゃくちゃ上手で、しかも薬のこととか、痛い箇所とか、すごく親身になって主治医ばりに時間かけて診てくれたので、この人何!?となって名札を見たら、看護婦長と書かれたあった。なるほど、どうりで。看護婦長さんになるとさすがですわ〜。帰りに薬局でまた大量の薬を購入し、ついでにお花屋さんで花瓶に生けるお花を買って帰宅。わたし、夏のお花ってあんまり好きじゃないな〜と今日お花屋さんで見ていて思った。ひまわりは元気のない日にはあんまり見たくないし、他にもあんまり好きじゃないタイプのお花ばっかり並んでて困った。わたしは春のお花が圧倒的に好きやなあ。妥協して、エキナセアという反りくり返った菊みたいなお花など何本か買った。夕方からジムへ。ゆうま先生のクラスと、手塚先生のテクニックのクラス。最近はスパーリングが出来るようにと、受け返しを教わっているんだけど、なかなかむづかしい。テクニックには、ベテランの上手な会員さんもたくさんいて、みんな真剣で刺激になった。帰ってアイス食べて、また『あいの里』見て、CBD吸ってチル。4連休、やりたいこと全部やって堪能出来た。来週は週6で労働やけど、頑張ろう。
7.14金
7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで8時半くらいから和歌山のるみたんと長電話。ちょっとちんぺろの小説で、急遽とある業種を取材しないといけなくなったのだけど、編集者には放置されっぱなしだったところを、るみたんが知り合いにその世界を知ってる方がいるとのことで、代わりに話を聞いてきてくれたのであーる。結構衝撃事実発覚で、また新たに大きく書き直さないといけなくなってしまったけれど、いいエピソードたくさん教わったのでとてもタメになった。それからるみたんには某企画の進捗具合も聞いてもらってひと盛り上がり。これもるみたん発案なので本当にるみたん様様である。それからここには書けないような先日の超神秘体験も聞いてもらう。るみたんはその方面にも詳しいのでめちゃくちゃわかってくれて、もう今すぐ和歌山行ってるみたんとまた喫茶店でダラダラしゃべりたいよ〜って気持ちになりながら、長電話は2時間弱くらいで切った。朝から楽しかったので機嫌がいい日。12時に家を出て、まずは高円寺、唐組の秋公演の音楽を作らせていただけることになったので、のなちゃんから台本を受け取流。唐組さんの藁半紙を糸で綴じた台本、好きなんや〜。分厚くて重みがあって。その後、渋谷に出て、出勤までの時間、いつもの人間関係で原稿していたら、北村さん!と見たことある小顔の青年に声をかけられる。わたしが12年働いた新宿の某喫茶店時代の同僚T村さんだった! めちゃくちゃ偶然、後ろの席に座っておられた。お会いするの7、8年ぶりだったけど、全然変わってなくてお元気そうでよかった。15時から出勤。4日ぶりに出勤すると、めちゃくちゃ暑くて一瞬で具合が悪くなる。これはもう、人間が働く場所じゃないですよ。しかも今日は某会社の社長さんの還暦パーティがあるとかで、ひっきりなしに黒塗りのアルファードやマイバッハが来て、みんなエンジンふかしたまま待機するから、ただでさえ暑い場所がさらに熱こもってもう、焼き殺されるかと思った。ホリエモンや、avexやAbemaの社長や、メンタリストや、青汁さんや、なんか今をときめく金持ち実業家みたいな人が山盛りきていたけど、一生わたしとは縁のない世界やな、としみじみ感じた。ぐったり疲れて23時半退勤。
7.15土
7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー。わらびもち大好き人間なわたしですが、最近はもう家で手作りわらびもちを作って食べている。本当に簡単に作れて、しかもめちゃくちゃ安いので、正直スーパーで買うのは馬鹿らしい。昨日の深夜に作って冷やしておいたので、今日はお昼ごはんはわらびもち。ご機嫌で食べる。家で日記を書いたり原稿やったりして、14時に家を出て出勤。久しぶりにハンサムボーイと。ハンサムボーイは風俗嬢にもらったメッセージ付きのアポロチョコを持ってきてて、ありがとうございました♡また会いにきてねって手書きで似顔絵まで書いてあって、ほっこりした。昨日ドタバタだったからか、今日は比較的暇で、のんびりと働き、23時半退勤。総武線はまた遅れてイライラしながら帰宅。
7.16日
6時半に起きて、シャワー、コーヒー、洗濯物を干す。今日もめちゃくちゃ暑いので、洗濯物は1時間くらいでほぼ乾いていた。暑すぎなので、午前中からクーラーつけて家で原稿。布団入ったら眠れないくせに、原稿にらめっこしてたら眠くなるのでこまる。途中20分くらい昼寝?(朝寝?)した。午後から出勤。今日も暑すぎてやばい。しかも連休中日でめちゃくちゃ忙しく、過去最高の数字を叩き出してしまった。夜、T先輩から現場携帯に電話。なにかとおもえば、函館記念の競馬の結果報告だった。そう、最近競馬にハマってるT先輩は、同僚を巻き込んでN島さんは1000円を、わたしは200円を、21歳ピュアボーイは300円を預けたんだった。わたしは名前が気に入ったハヤヤッコちゃんとゆう馬に賭けたんだけど、残念な結果に終わってしまった。T先輩だけしっかり勝ったらしく、ご機嫌で電話してきたのでしょう。23時45分まで働いて帰路。