12.19〜25日記

 

12.19月

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、日記を更新。ジム行こうかと思ったけど、持病で右腕が痛くてあかんので今日は休もう。時間はあるので、早めに渋谷に出て人間関係へ。iPadで原稿をやろうと思って、持ってきたのに、まさかのキーボードが動かず。充電はしてきたはずやのに、なんでやねん。しかしうんともすんとも動かないのでやむなし。諦めて読書して、15時から出勤。わりと静かな平日で、おかっぱさんと仲良く働く。M-1見ました?て話になり、いやーウエストランドよかった!と興奮しながら盛り上がる。わたしは一夜明けてYouTubeでもう一度ネタ見たのだけど、ただの悪口やん、と言われるウエストランドのネタですが、言葉選びが秀逸で、警察に捕まりかけている!と言うセリフなんて、頭から離れないキラーフレーズ。ちょっと方向性は違うけど、わたしはウーマンラッシュアワーとかも好きで、ああ言う、現代社会に迎合せずに、リスクを恐れず攻めまくる漫才師は応援したくなる。誰も傷つけないお笑い、なんて時代は糞食らえ。お笑いも、文学も、音楽も、映画も、なんでもそうやけど、毒にも薬にもなるからこそ素晴らしいのやから、これからもウエストランドは地上波でギンギンに攻めた笑いを届けてほしいです。ウーマンラッシュアワーも、また地上波で見たいなあ。23時半まで働いて帰路。

 

12.20火

7時に起きて、なんやかんやして、11時からジムへ。まだ右腕やばいけど調整しながら、右ストレートだけゆるめに打って1時間。終わって帰って支度して、15時から出勤。久しぶりにハンサムボーイとコンビ。前から貸してと言われていたので、又吉先生の『人間』をお貸しした。ハンサムボーイはとにかく女とセックスすることしか考えてなくて、男としてはだいぶクズやけど、意外とちゃんと本は読む、文化的な人なのである。毎回、おもしろエピソードを提供してくれるハンサムボーイなのやけど、なんと今日、立ちションが好きなことを告白してくれた。なんでまた立ちションなんか、と思うけれど、木陰でこっそりちんちん出して放尿するのは気持ちいいらしい。これ、わたしの仲良しの50代のおっさんも似たようなことゆってて、立ちション好きの男性、実は結構おるんやなあ。まあ、痴漢ではないからええか、ん?ええのか? 23時45分まで働いて帰路。

 

12.20水

7時に起きて、洗濯してそうじして、11時からジムへ。楽しいスーさんのクラスを、主婦の方々と一緒に受ける。ミットで後ろ回し蹴りやらしてくれて、だんだんコツがわかってきて楽しかった。いつもはそのあと仕事で、バタバタ帰らなあかんのだけど、今日は休みなので、1時間終わったあともちょっと居残りして、よこた先生にミット2ラウンドやってもらった。左ボディ褒めてもらえてうれしい。その後、よこた先生の先日の試合映像をスマホで見せてもらったりした。よこた先生は現役プロボクサー。いつもはやさしい先生だけど、リングに立ってる姿を見るとかっこいい。一度ナマで試合見に行きたいなあ。帰って着替えて、支度して、おひるはそれいゆさんへ。いつものナポリタンとお紅茶いただいて、1時間くらい読書。後、新宿に出て、テアトル新宿で映画『ケイコ 目を澄ませて』を鑑賞。三宅唱監督、岸井ゆきのちゃん主演の、耳の聞こえないボクサーの映画。久しぶりにテアトル新宿が満席になってるのを見た。平日の昼間なのに。岸井ゆきのちゃんは、『愛がなんだ』からファンなので間違いないんだけど、今作は映画としても本当に素晴らしかった。ボクシング映画て、どうしても勝ち負けや根性論とかで暑苦しくなりがちだけど、この映画は全くそう言うのじゃなくて、丁寧に、とても淡々と、岸井ゆきのちゃん演じるケイコの日常を描いていて、障害を題材にしているけど、変に感動モノにまとめたりもしないのもよくって、地味だけど、しみじみと味わい深い良作だった。岸井ゆきのちゃんは本当に表情の芝居が素晴らしいなあ。ボクシングの技術も結構本格的で、コンビネーションミットとかかなりうまかった。コーチ役の三浦誠己さんも松浦慎一郎さんも素晴らしかった。おふた方とも、ほんまにボクシングやってはる役者さんなんも、リアルでよかった。映画終わって、帰りに紀伊國屋書店に寄って、年末年始に読む本選び。小説とノンフィクション1冊ずつ買った。せっかく休日やからもう一軒喫茶店いこ、と阿佐ヶ谷で途中下車してgionへ。

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ウインナーコーヒー飲みながら読書。真魚八重子さんの『心の壊し方日記』読了。

家族がやばいこと、サブカル、病気、わりと自分と重なることが多くて、真魚さんは恐らくわたしのちょっと上の世代の方なので、そう遠くない将来、わたしにも訪れるのであろう問題の数々にぐったりしながら読んだ。自分を作り上げた本棚の蔵書たちを処分するところが、これわたしも同じことになったらだいぶきついわ〜と共感。枡野浩一さんの本といい、左右社さんは最近いい本ばっかり出しておられますなあ。帰って夜は明日のライブの、ゲストボーカルの練習。朝からジム、喫茶店、映画、本屋、喫茶店、と充実した休日だった。そうそう、大晦日RIZINに、平本蓮参戦決定! ヤッター! たのしみ! 確かに、今年のRIZINはベラトール対抗戦と玄人ウケはするんやろうけど一般層にはなかなか響かないマッチメイクで、スター選手がこれと言っていなかったから、平本蓮の力が必要やったのでしょう。会見の朝倉未来モノマネも最高やった。対戦相手まだ決まってへんらしいけど、平本蓮の試合見られるだけでわたしはハッピー。大晦日もお正月三が日も全部仕事でぐったりな今年やけど、楽しみがひとつできました。

 

12.22木

7時に起きて、9時から病院。いつもの精神科で薬の処方確認だけして1分で診察終了。薬局で大量の睡眠薬&安定剤を受け取って帰宅。雨のせいもあるのか、右腕のズキズキが止まらない。今日ライブやのにー。ピアノの練習をして、今日のライブの曲順きめて、通し練習もする。支度して、早めに高円寺へ。

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珈琲あろうむさんでごはん。ここのママさんは明るくて可愛くて癒される。先月まで入院してはったらしいけど、また元気になられて復帰してらしてよかった。これ、お裾分け、と言って、大福を銀紙に包んで持たせてくれた。あろうむを出て、そのまま喫茶店はしご。こちらも大好きな名曲喫茶ネルケンさんへ。

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マダムにエッセイの掲載許可のご相談に伺ったのだけど、メディア露出は断っておられるところ、アツ子さんがわたしのことをマダムに話してくださっていたおかげで、許可いただけた! ありがとうアツ子さん。マダムと少し、文学のお話も出来た。マダムはフランス文学がお好きなようで、モーパッサンは短編が素晴らしいのよ、と教えてくださった。「女の一生」しか読んだことなかったから、短編読んでみよう。ココアをいただきながらしばし読書して、時間になったのでお会計し、今日のライブ会場のクラブルーツへ。はじめての場所だったのだけど、なかなかカオスで、わたしの苦手な高円寺が詰まってる感じの空間で不安になる。楽屋も激せまだったんだけど、無理やり作られた天井裏みたいなスペースがあって、そこに上がったらちょっと落ち着いた。ばたばたリハ。自分のソロはPAが敏腕内田さんだったからなんの心配もなし。しかし、スパパーンにゲストボーカルで入る曲がかなり心配。最初、ジャンベだけで歌アカペラで歌うんやけど、ジャンベの方がリハにいなくて、先日のスタジオもいなかったので、えっぶっつけ本番?と不安になる。(そして案の定不安は的中することになる)しかし、ステージ激せまの会場で、管楽隊も弦楽隊もいる大所帯スパパーンはなかなか無理がある。居場所ないので、リハ終わったら自分の出番以外は楽屋の天井裏に隠れていた。するとPA内田さんが天井裏に上がってきはったので少し談笑。開演して、花咲さんの挨拶のあとまずはわたしのソロ。は無事に終わって、ラストのスパパーンまで天井裏に隠れていたら、スパパーンにラップで参加する山田アタリさんがいらっしゃりしばしお喋り。綾瀬の話で盛り上がったりしていて、仲良くなったのでLINE交換、したら、名前が大久保真由って出てきて、え!大久保真由さんなんですか?!と驚く。わたしの大好きな社会学者の岸政彦さんが歌うときのバックバンドでキーボードを弾いてはるのが大久保真由さんで、お名前はよくお見かけしていたのでびっくり。お会い出来てよかった。大久保さんはラップのときだけ山田アタリ名義ならしい。そうやって天井裏でワイワイしてたら、そろそろ出番なので下に降りる。わたしはスパパーンで放送禁止歌の『月経』て歌を歌ったのだけど、やはり一度もリハで合わしてないので、ジャンベが全然違うリズムでテンポも早すぎて合わなくて泣きそうになった。おまけにステージ激せまで、スパパーンは全員ブリーフ一丁なので、裸のおっさんが超至近距離にみっちみちにおる状況。汗臭くて加齢臭満開で、わたしはほぼ息止めていた笑 顔面死んでたことが予想されますが、どうかお許しください。しかし、あれだけおっさんの裸をいっぺんに見ることもなかなかないので、ある意味おもしろかった。最後に全員で不屈の民と平和に生きる権利を合唱までして、なんとか終了。物販が何故か奇跡的によく売れた。買ってくださった方ありがとうございました。作家の石丸元章さんが来てくれてたんだけど、客席もカオスで最後は会えなくて残念。バタバタ片付けて、疲れたので打ち上げは逃げてドロンした。なかなかハードな一日だった。

 

12.23金

7時に起きて、なんやかやして、11時からジム。昨日もピアノ弾けないかもってぐらい右腕が痛かったんやけど、ジムで動かしてたらちょっとマシになった。とはいえ右ストレートはやっぱり怖いから弱々だけど。15時から出勤。夜、N島さんが、実は小学生のときめちゃくちゃワルかった、と言い出して、話を聞いてると小学生にして半グレのようなかなりハードな喧嘩の仕方をしてて、膝蹴りで顔面ぐちゃぐちゃにしたり、相手の手に針を貫通させたりしてて震える。でも小6のときに相手失目させかけてからは喧嘩は卒業し、中学入ったら塾行き出して勉強して、高校は進学校に入るという、なかなかかっこいい不良更生ストーリーを歩んでおられた。今のN島さんは温和なおにいさんだけど、20代のP-shirtsの頃は、ライブ中は人殺しそうな気迫あったし、小学生喧嘩番長話も頷ける。23時45分まで働いて帰路。

 

12.24土

7時に起きて、洗濯してそうじして、10時に家出て、荻窪の珈里亜でモーニング。

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iPad開いて原稿。(キーボードは無事繋げれた)エッセイを1本書いて、12時くらいに一旦帰宅。1時からジム。キックボクシングはじめて半年経ったけど、はじめてのN桐先生とゆうプロMMA選手の先生のクラスだった。パンチもキックもフォームをとても大切にしはる先生で、基本をしっかり学べて、そこそこハードで、なかなかいい1時間やった。一旦帰って支度して、16時から出勤。土曜日でしかもクリスマスなのでなかなか忙しい。今日はヘルプ要員やったので、4時間だけ働いて終了。普段は仕事終わると日付変わってるけど、今日はまだ20時だったので、クリスマスやし、ちょっと寄り道しよ、と阿佐ヶ谷で途中下車してまたしてもgionへ。

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お気に入りの席でココアを飲んで1時間くらい読書。普段はココア飲まないんやけど、一昨日ネルケンで飲んだらおいしかったので、gionでも頼んでしまった。わたしはお酒飲めないからいかないけど、わたしにとって喫茶店は、お酒好きな人がふらっとバーによる感覚に似てるのかもしれない。帰って、夜は動画見てだらだら。サマータイムレンダがついに最終話。26話は長すぎて途中ダレたけど、まあまあおもしろいアニメだった。

 

12.25日

7時に起きたら、今度は右足首が痛くて、持病の関節痛が足首に来た様子。ちなみに右腕もまだズキズキ。まあ、歩けるのは歩けるからええか。シャワー浴びたり支度して、仕事前に人間関係へ。予想はしてたが、クリスマスの渋谷はえらい人混み、人間関係もなかなか混んでいた。コーヒーとスコーンをおひるにして、しばし原稿。15時から出勤。案の定めちゃ混みで忙しい。モデルくんはぐったりしていた。ピザーラと掛け持ちの大学生くんは昨夜はサンタで原付で走り回ってたらしく、お疲れの様子。わたしはまあ、至って平常運転の土日て感じ。ジムか喫茶店行って、仕事して、という日常。特別になにかはしないけど、別にしたいとも思わないからこれでよし。でも自分にクリスマスプレゼントってことにして、Kindleで半額になっていた、エルヴェルデリエ『異常アノマリー』を買った。本は紙派なので電子書籍はほぼ読まないのだけど、たまにはええかな。