1.18月
ベッドの中で日記を更新して、朝風呂入って、コーヒー豆をガリガリして、こたつでコーヒータイム。家でおいしいコーヒーが飲めるって最高だ。でも喫茶店で人が淹れてくれたコーヒーの方がやっぱり好きだけど。昼から駐車場の仕事へ。暇なので読書がはかどる。実はここにきて、羽田圭介さんにはまっている。去年末に読んだ「ポルシェ太郎」が思いの外おもしろかったので、今回「成功者K」を読んだのだけど、これまためちゃくちゃおもしろかった。内容は私小説の極みとゆうか、芥川賞とって、テレビ出まくって、モテまくって、ファン食いまくるクズ男の暮らし、ある意味自虐の極みなんだけど、文章うまいし三人称だから冷静な視線で淡々と書かれてておもしろい。車がよく出てくるけど、わたし今車詳しくなったところなので、ポルシェカレラ911とか、メルセデスマイバッハS600とか、全部イメージできちゃうのもたのしい。次どれ読もうかな。
1.19火
8時半に目が覚めて、休日。洗濯して干してそうじして、久しぶりに三鷹のリスボンへ。
ここはモーニングが170円で超豪華。マスターもすごく感じがよい。しかし無駄に早起き(最近の夜型のわたしにとって8時半は早起き)したせいで、モーニング食べたら眠くなっちゃって、読書しながらうとうと。いかんいかんとおひるまえに店を出て、しばし三鷹をお散歩。アツ子さんの絵が展示してある点滴堂とゆうお店に行ってみたかったんだけど、なんと火曜はお休みだった。無念。山田文具堂によって可愛い文房具を見て癒される。でもなんにも買わず。10年前のわたしならバク買いしてたやろうけど、30代半ばになるともう、可愛いけど使わんなあってものは買わなくなるね。無駄なもの買わんのはいいのかもしれんけど、それによって生活の潤いが損なわれてる気もする。西荻にもどって、もう一軒喫茶店どこか行こうと思って、いつもそれいゆばっかり行き過ぎだし、そうやびあん香行ったことなかった! ってことで行ってみた。蔦が絡まる森の中の半地下の店内。おばちゃんがひとりでやっている。先客なし。ここはバラのクリームが乗ったパフェみたいなんが有名やけど、そこまでしっかり食べれる気がしないので、またもやモーニング的なトーストコーヒーセットを注文。
モーニングやったら何回でも食べれる。店内可愛いし雰囲気はいいんやけど、おばちゃんなんか不機嫌でこわかった。わたし、なんか気に障ることしたんかな?バラのパフェ頼まんかったから怒ったんかな? 長居したら怒られそうな気がしたのでそそくさと出て、外でしっかり読書出来る場所といったらやっぱりアール座読書館しかないか。てことで高円寺のアール座へ。まあまあ混んでいた。ぬいぐるみの席に座ってお紅茶を頼んで2時間どっぷり読書。
ここがいちばん落ち着いて本読めるな。でもちょっと寒いのが難やな。夕方帰宅して、すっかり身体が冷えたので、そうや、銭湯いってこましたろ! と思いたち、タオルやシャンプー一式を準備していざ近所の銭湯文化湯へ。家は脱衣所が玄関で極寒なので、銭湯やと脱衣所から寒くないから助かる。真っ裸になって、体重計があったので一応乗った。ちょっと太ってた。洗い場にはばあさんが3人ほど。はしっこで頭をあらって、顔をあらって、めんどくさいのでボディソープはもってこなかったから身体もシャンプーであらった。一通りあらって、湯船へ。あーぬくい! 広い湯船、最高や! 途中で10代か20代の、こんがり小麦色に焼けた肌の部活かなんかやってそうな身体のしまった女の子が入ってきた。と同時に、見事なボンレスばばあも入ってきた。銭湯は女体を拝むには最高の場所だなあ。あんまり長湯は出来ないたちなので、10分くらいであがって、着替えて、家近いからドライヤーはせずに濡れ髪のままで帰宅。あんなにあったまったのに、外寒すぎて一瞬で冷えた。でも今日は、喫茶店3つはしごして、銭湯で締める、いい休日だった。
1.20水
今日も仕事はやすみ。ひるまでベッドでだらだらして、ひるすぎにいきつけのそれいゆへ。ナポリタンとお紅茶飲んで、14:40から吉祥寺のオデヲンで映画『燃ゆる女の肖像』を鑑賞。素晴らしかった。女性の悲しさ、無力さ、美しさ、強さ、すべてを女性だけを使って描いている。なによりラストがかっこよすぎて震えた。震えて気づいたら泣いてた。いい映画だったー。見終えて井の頭線で下北沢へ。今日は唐組の初日。ミスドで差し入れの大量のドーナツ買って、駅前劇場へ。会場前に差し入れだけ藤井さんにちょろっと渡して、まだ1時間あるので、近くの喫茶店ZACへ。ここはケーキ屋さんだけど奥が喫茶室で、わたしはケーキは食べたことないけどいつも喫茶店として使っている。気楽な喫茶店て感じで好き。
コーヒーにビスケットついてくるのもうれしい。しばし読書して時間をつぶし、18時20分くらいに再び駅前劇場へ。劇団員じゃないおばちゃんたちが整列の案内しててなんか不思議な気分。唐組はいつも全部自分たちでやるけど、駅前劇場は本多グループやからスタッフがいるのかー。整列順に会場へ。椅子に座って唐組みるのも不思議な感じ。桟敷に地べた座りじゃないって、快適だけど唐組らしくないな。でもこれはこれで楽チンでよい。最前列があいてたので確保。『少女都市から呼び声』田口が雪子に「現実にいきたいか?現実には嫌なこともあるけど我慢しなくちゃいけないよ」「現実では歳だってとるんだぞ」って言葉がシンプルやけどグサっときて泣きそうになった。しかし美仁音ちゃんの声質はガラスのようですごくあやうくって永遠の少女感が溢れていて、雪子がぴったりで素晴らしかった。唐さんが生み出したガラスの子宮を持つ永遠の少女を、実の娘の美仁音ちゃんが演ずるって、それだけでもドラマチックな話。テントじゃない劇場ならではの、いつもの肉弾芝居とはひと味違う繊細な唐組を見れた気がした。終わって、いつもみたいにテントで車座になって飲み会はできないので、こっそり小さい声で乾杯だけ。淋しいもんだけど、ご時世だからしゃあない。ちょっとだけみんなとおしゃべりして、久保井さんとまっすぐ帰った。
1.21木
10時に起きて、12時に家を出て仕事へ。M林さんとモデルくんとで、どこまで飛べる?みたいな遊びをやってて、M林さんもモデルくんも身長180センチあるからそもそもが背高い上に、モデルくんはジャンプ力すごくて、天井のあらゆるブツを触れてしまい、わたしも一応やってみたけど、笑けるぐらい飛べなくて、めっちゃ助走つけてとんでも20センチくらいしか上がってない、ちーんってなった。わたしこの何年かで脚力が全然なくなったので、脚力ないとジャンプって出来ないね。当たり前か。それからその後エアーボーリングをしたり、寒いから身体動かして暇を潰して遊びながら働いてるけど、どんだけ自由な職場なんやろ。たのしくていいな。しかし今日は本社のM氏がきて、帰る帰るてゆうてから2時間帰らず結局21時すぎまでいて、たいへん鬱陶しかった。見取り図の南大阪のカスカップル、大好きなんやけど、M氏はあの彼氏が40歳近くなって頑張って就職したはいいけど全然仕事できへん、みたいな感じの人。救いがない。24時15分まで働いて帰路。
1.22金
10時に起きて、12時に家を出て仕事へ。T先輩このところ元気がないとゆうかご機嫌斜めぽくて気になる。今日は夜はM林さんとコンビ。暇だしゆっくり楽しくやろうとおもてたら、またしても本社のM氏が来やがり、管理室を占拠していてなかなか帰らず。M氏は仕事出来る人なら30分で終わらすことを5時間かけてる気がする。途中何回もタバコ吸いに行くし。まあ南大阪のカス男から頑張ったんやと思ったら、ちょっとは許せる。24時15分まで働いて帰路。
1.23土
10時に起きて、コーヒータイムしながら今日のライブのセットを決める。CD-Rにラップのカラオケを焼いて、しばしラップの練習。隣に聞かれたら相当恥ずかしい内容なので小声で。ラップ練習終えて、おひるはそれいゆ。ライブの日は元気つけないといけないので、なすチーズナポリタン。
これ最高に美味しい食べ物。元気出して、帰ってピアノの練習して、準備して新宿ロフトへ。あいにくの雨模様。土曜日の新宿、夕方は結構人出が多い。そんな自粛て感じでもないね。ロフトについたら、知久さんがリハをしておられた。知久さんとはUFOクラブで対バン以来、久しぶりです〜とご挨拶。スタッフさんや主催のしりあがりさんにもご挨拶。さるハゲロックフェスは毎年この時期にロフトで開催されてて、毎年300人以上動員するイベントなのに今年は無観客配信イベントて形で、出演者もリモートとか事前収録とかの方も多いから実際ロフトにくる人は少ないみたい。なんか淋しいなあ。でも知久さんの生のライブを聞けて、やっぱり生の知久さんの歌は最高だった。うどんの歌にはじまり、らんちうはいつもの如く怖かったし、ラストの小さなお話って歌は泣きそうになった。知久さんは声も独特だけど、ギターもすごく独特の音を出さはるなあ。終わって、松井周さんが来ていたので邂逅をよろこぶ。わたしは松井さん率いるサンプルのお芝居に出たことがあって、今回は松井さんはトークショーで呼ばれていて、偶然ご一緒に。久しぶりに会えてうれしかった。松井さんは今日ついさっき唐組を見てきたらしい。久保井さんの演出のよさや、美仁音ちゃんの女優としても素晴らしさを語らった。その後、松井さんと評論家徳永京子さんのトークを拝見。わたしは岸田國士の戯曲も岩松了さんの戯曲も不勉強なので全然しらないんだけど、お話きいてたら、どっちも面白そうで読んでみたいなぁと思った。その後、豊島圭介監督と河井克夫さんトークを拝見。豊島圭介監督は映画『三島由紀夫VS東大全共闘』の監督さんであり、『新耳袋殴り込み』の監督さんでもあるのでお話たいへん興味深く聞けた。その後、軽くリハとゆうか音出しだけさせてもらって、着替えて準備。お客さんいなくてカメラが何台もあるとゆう不思議な環境。配信はまだ慣れない。22:45から本番。どうだったのか、お客さんがいないと全然反応がわからない。わたしのライブって拍手ないけど、拍手なくてもお客さんの反応ってなんかわかるんです、わかるんやけど、いないと全くわからない。ライブほんまにやったんかな?とちょっと不安が残るライブでした。自分のライブ終わり、すぐにまゆたんと参助さんのライブだったので見に行く。おふたり、わたしは全く別口で知り合いだったけど、声も世界観も相性ぴったりで、完全に昭和初期に連れてってくれた。しかしふたりとも歌うまいなあ。終わって、おふたりと楽屋でちょっとおしゃべり。でも時間も時間だったのでバタバタ片付けて、みなさんにご挨拶して帰路。ちょうど知久さんとご一緒になったので一緒に帰った。そしたら総武線で女優のN山さんとばったり会ってびっくり。しばし3人で歓談。楽しい帰り道だった。
1.24日
起きたら9時半。急いでシャワーして、コーヒータイムだけはしっかりとって、11時に家出て仕事へ。雪にはならんかったけど、寒い雨。実は最近仕事の日はカイロをおまたにも貼っている。あったかい。でもふと忘れてお漏らしした錯覚に陥ることがある。でもなんか、膣をあっためるって、女子的によさげやん。職場では相変わらずチンパンジーの青姦話で盛り上がっている。今日はチンパンジー休みやから、きっと世田谷公園の便所に行ってることでしょう。