7.4〜10日記

7.4土
前夜なんの前触れもなくひょっこりライブに来てくださった、大好きな役者さん金子清文さんのどっきりお誕生日パーティがあるよっとC子せんせいから誘ってもらっていて、そんなこともあったので昨夜はどきどきやったのやけど(内緒にすることに)お誕生日会場は2月に『禿の女歌手』上演した下北MORE! せっかく下北いくんならっとバブーシュカでプレゼント買ってお茶してからいこーて思ってたのに家でやらねばあかんことが結構あって気づけば時間ぎりちょんなってしまい、パタパタとプレゼント買いにだけおバブに寄って、悩んだ挙句チャーミーちゃんてゆうお人形を買ってMOREへ。扉をあけるときらきらの飾りつけに、カウンターにはパーティお料理がたくさん並んでていい匂い。C子せんせいにおっきなリボンを頭につけてもらってわたしもパーティ仕立て☆じわじわSWANNYに所縁ある方々が集まりだして、署長さんやK井K夫さんやM崎T夢さんやI上N人さんなど華々しい面々が! およよ! 写真家のK蔵Y子さんまでいらしてて、準備しながらお話してくださって2月のときのこと覚えて下さってて感激! 壁に飾る絵や文字をその場でみなさんが描いてらしゃって、さすがプロの漫画家さんやデザイナーさんがいらしゃるとパパッと素敵なものになるなあ〜。満を持して、なんにも知らない金子さんが奥さまに連れられて登場。クラッカーぱかーん! ひゅ〜ひゅ〜! 金子さんはなんと50歳やとのこと! そして50歳にして運転免許を取得しましたとのこと! 今後はカーアクションもやっていきたいとのイカした抱負も語ってらしてさすが! わたし、お誕生日会に招かれることすら人生でほぼなかった人間なので、当然こうゆう大人のお誕生日会なんてはじめてで、どっちかとゆうとパーティとかしちゃってケッぐらいに思ってるところがあって(半分僻み根性ですが)でもでも、こんなに楽しいものなんか! 大人のお誕生日会、最高やんかって思った。これはひとえに、金子さんの魅力とお人柄と企画したC子せんせい&署長さんの素敵な関係のおかげでしょう。途中でカラオケコーナーがはじまってC子せんせいと一緒に聖子ちゃんの「赤いスイートピー」デュエットして、コント夢芝居が蘇って楽しかった&墓場プロのTシャツをお召しのデザイナーI上N人さんが「赤色エレジー」歌ってらして興奮しました。たのしいたのしいパーティだったけど、土曜だし終電も早いので11時半頃においとま。夢のような夜でした。

7.5日
12時に渋谷で待ち合わせてシャレオツなカフェでチューバディスクN島さんとミーティング。N島さんはもうわたしが17歳くらいのときからのお付き合いなので出会って干支が一周している。公私ともにお世話になってて、なんやかやでお互いのプラベーツも結構知り尽くしてるかもな間柄で、ほんとにお兄ちゃんのような存在。そう、所謂NSBF! 久々にお会いしたのでお互いの近況報告などしてたらあっとゆう間に時間は過ぎて、N島さんは今日はご自身主催のイベントがセブンスフロアであるので、ちょびっとリハを観にお邪魔し、その後近くのガストでとある文章とにらめっこしたりして時間をつぶし、雨やけどそんな遠くないはずっと駒場東大前の稽古場まで歩いていくことに。しかし! これが失敗やった! 曲がりくねりまくる渋谷区〜目黒区の住宅街トラップに見事に引っかかり完全に迷子に。。。十分時間みて歩き出したのにやばいこのままでは遅刻や。もう無理かもって思って優雅に雨の中二匹のワンワンをお散歩中のマダムに道を聞き、なんとかぎりちょんでたどり着く。お稽古前やのにもうくったくた! お稽古では美術の杉山さんが最初いらしてて、美術プランを見せて下さって、すごい! ほんまにお菓子の家が! 出来上がるらしい! 帰り道、みんなで駅で電車待ってる途中、野津さんが「そういえば、脚本が自分にはまりすぎててキツイってゆってましたけど、どの辺が? 」と聞いてきて、手短に説明できる内容じゃないので濁しつつも、いや〜ちょっと松井さんたらわたしの人生を練り込みすぎてくれちゃってまじで入り込んだらわたし崩壊してしまうんではないかと不安で。。。とか下向いてたら、久保井さんが「大丈夫大丈夫、そんときは俺らなんとかするし、これ、所詮芝居だから!」とおっしゃっててすごく救われました。そや、芝居や! 所詮は芝居! 精神で乗り切りたい。

7.6月
日記をずっと読んでくださってる某お方から、最近の北村さんはリア充ですねっとのお言葉をいただいてしまい、たいへん反省。確かに7月入ってからこちら、わたしはちょっと無職を謳歌しすぎているのかもしれない。この日も一旦4時台に目覚めるも、コーヒー飲みながら台本片手にセリフ唱えながらウトウト。ゴミ出しに外出ると、週の初め、足早に通勤してゆくスーツの人々がわらわら駅へ向かっていて、労働していない自分とゆう存在が非常に罪深く思えてきて、わたし如きの人間が、労働もせずにちんたらのらくら生きていて良いはずがない! とゆう気持ちになってきて焦る。無職というのは相当心が強くないと継続できないと思います。と、まだ一週間もたってないのにこんな気持ちになるわたしは如何にチキンな人間か! 無職とは言えど気を取り直してわたしはわたしの仕事をやらねばやど! ヘンゼルとグレーテル内で結構肝になる、何回も歌うテーマソングがあって、それを書き下ろすことになってるのに全然できないままやったのやけど、ついに完成! 早速演出松井さんに送ると、お気に召した模様でホッ。ちょっと肩の荷が下りにけり。今日も夕方からお稽古で駒場東大前。渋谷から歩くも、文化村の方から歩いたら道もあんまり複雑やなく迷わず行けた。この日は音楽宇波さんがいらしてて、宇波さんの前で演技するの、ちょっと恥ずかしかった。普段の北村さんとは全然違う側面を見せねばなので。お稽古の帰りも渋谷までヘンゼルと一緒に徒歩で帰った。帰り道からなんかパンツの中がかゆいな〜かゆい、しかも一か所二か所ぐらいじゃなく、たくさんかゆい。帰って服脱ぐと、おへそのまわりからパンツのしたのデリケートゾーンまで、明らかに蚊以外の何かに噛まれたのであろう痕跡が。もしかして。。。と思いつつムヒ塗る。しかしやはしムヒなんかでは効かない。あー。

7.7火
朝から虎の門の方の病院。いつもの診察中、わたしのアザだらけの足を見た先生が、これはちょっとひどいね、皮膚科の方まわって診てもらってから帰って、とゆわれる。待合室でまた名前呼ばれ、皮膚科の診察室へ、扉をあけると! あっ! テレビで見たことある女医や! バラエティにちょいちょい出てる美人女医や! 本物や! 確かに美人やけどカラコン不自然すぎて怖い……とか気をとられてたら、「あ〜これは打撲ですね、いつ転びましたか?」て言われて、いや転んだわけではないんですけど、ちょっと何度も膝ついたり倒れたり匍匐前進したり繰り返してたらこうなりまして、とか唐突すぎる意味わからん説明をして、「?」な顔をされ、内出血しやすい病気なので気を付けるようにと言われて終わる。皮膚科なのでついでにデリケートゾーンのぶつぶつを診てもらいたかったけど恥ずかしくて言い出せず。。。まあこんな高そうな病院で見てもらうより庶民的な足立区の皮膚科いこ。てことで一旦帰宅して大量の薬を置いてから、再び近所の皮膚科へ。なんか最近休日は病院ハシゴデーみたいなってて遺憾や! アイホンで調べた皮膚科に行ったところ、電気消えてて「院長の体調不良により秋ごろまでお休みいただきます」との張り紙が! うっそやーん! 院長大丈夫か!? しゃあないのでその場でまたアイホンで調べてたら雨がぽつぽつ落ちてきてチーン。濡れながら徒歩5分ぐらいのとこにあるらしいもう一個の皮膚科を目指す。まあまあ混んでいる! しばし並んだ後名前呼ばれて診察室。あの、恐らく蚊ではない何者かに刺されまして、下半身にたくさんぶつぶつが……てとりあえずおへその刺され痕を見せたところ、「これではちょっとわからんね、すいませんがそれ脱いで診せてください」とゆわれ観念してパンツ下ろす。「あ〜ダニですね〜、梅雨だから多いんですよ〜」やっぱりそうっすか! ガッデム! 飲み薬と塗り薬もらって帰宅。あ〜稽古場行くん怖し!!!

7.8水
入念に虫除けスプレーしゅっしゅして、稽古場のわたしが演技上よく寝ころぶ箇所にもこっそりお稽古はじまる前に振りかけまくって、こんだけやったらいけるやろ! て思いつつでもやっぱりびびりながらお稽古開始。の前に制作T永さんからのご報告。たぶんわたしが昨日ツイッターで書いたからかな? なにやら事務所にかけあってバルサン的な処置をしてくれたそうな……ホッ。今日のお稽古はスタッフさんがたくさんいらしていてドキドキ。キャスト・スタッフ結構勢ぞろってるので、ちょっとお稽古はやく切り上げてみんなで飲みましょう、と松井さんが。もう東京でのお稽古は明日のみなのに大丈夫かいな〜て思いつつ、みんなでまた居酒屋さわやかへ。ちょっと信じられないことなのやけど、U波さんがまさかのひょうきんキャラになっていて、わたしU波さんと出会って4年ぐらい経つけど、あんな一面があるとは知らんかった! U波さん中心に飲み会は盛り上がり(話の内容はこの日はいない制作班のマッキーでしたが)終電近くなってじわじわ帰宅。いや〜楽しかったけどまさかあのU波さんがね〜としみじみ思い返しながら最寄り駅から長靴ならして歩いて帰ってたら、「おねえさん」と声かけられる。えっわたし? いやいや無視無視。しかしめっちゃんこついてきている。50メートルくらい無視してもついてきてて、うえ〜まじかよ〜と立ち止ってしまった! が! これが失敗やった! 「今すぐそこで友達と飲んでるんだけどさ、一緒に飲もうよ〜」とのことやけどわたしはお酒一滴も飲めないし知らない人と喋るの苦手なので行かない旨を伝える。「おねえさん何歳?」はい、でた〜! でも、チャーンス! 「わたしもう30歳でしかもバツイチっす」と答える。よし、引け! 引いて帰ってしまえ! おまえたぶん20代やろ、年下やでな、おばはんには興味ないやろ、な。「え〜18、9歳かと思ったよ〜。よく見ると可愛いじゃん、彼氏いんの?」「いや、可愛くないですしババアですし、彼氏いるんで。」「彼氏だけでいいの? 遊ぶ気はないの?」「興味ないんで、それにお兄さんと何ひとつ会話が弾むきがしません。」「何それ〜ちょっとこんな女俺のまわりにいねえわ、ますます飲みたいわ!」嘘でしょ! 嫌われるために吐いたセリフがどうやら面白がられてしまったらしー。「おねえさん絶対Mでしょ!」「残念ながらなんの面白味もないノーマルです。」「いや〜絶対Mでしょ。しかもエロいっしょ。」「エロくないですし性欲自体めっちゃ薄いんで。」「嘘ばっかり。絶対エロいよ、エロい顔だもん、嫌がりながら悦んでるでしょ!」うっとうしいやつにつかまってしもたわ……どうやって帰ろう、とかおもてたら嘘でしょ! 無理やり服の首もとから手突っ込んで乳揉まれた! 「うわ〜〜〜〜っ」とそこでわたしが大声をあげるとびびったらしい男は逃げてくれたのでよかったですけど、えっとこれはナンパからの痴漢とゆうことで間違いないよね? まあ乳揉まれたぐらい減るもんじゃないしそんな傷ついたりはしてへんけど、ちょっと自信なくしたワ〜わたしはナンパや痴漢には全く無縁の色気の欠片もない人間やので油断していました。だってあれは5年ぐらい前かな? るみたんちで男女10人ぐらいで遊んだときに、プロのナンパ師なる男性がいて、「あなたみたいな人はいちばんナンパしたくないです。めんどくさそうだし絶対ついてこなそうだし。」てお墨付きいただいたのやで! 不覚じゃ不覚! 

7.9木
昼間、次作のアルバムの打ち合わせで調布の柴崎とゆう駅まで。遠い、我が家から1時間15分。某ピースミュージックスタジオにて、N村さんとH澤さんとでミーティング。アレンジや編成や予算のことで、現実的なおはなしをみっちり。その後駒場東大前の稽古場。本日が東京でのお稽古最後! 結構切羽詰ってきているような。でも野津さんとの掛け合いのシーンが楽しくてついつい悪ノリしちゃう。と、さすがにわたしがクサい芝居をしすぎたためダメ出しいただく、反省。稽古終わり、最後にトイピアノを段ボール厳重にぐるぐる巻きにして久保井さんカーに積み込む。いよいよやな〜て感じ。では次は新潟で〜っとお別れして、渋谷まで徒歩。今日は20時終わりだったのでまだお店結構開いている。旅グッヅをさがしにちょっと渋谷の街をぐるっとしてから帰宅。

7.10金
ひさしぶりに晴れたので洗濯しまくって干しまくり、新潟入りするまでにやっとかないかんことを一個ずつ片づける。某文章をもう提出してしまわないとあかんので早朝からにらめっこしてえいやっと送信。それから昨日電機やで買い忘れたもんを買いに行かねば、やけど近所にはしょぼくて高い地域密着型電気店しかない! とおもたら北綾瀬ビックカメラがあることを知ってチャリ飛ばして北綾瀬。ぶじ買い物を終え、ちょっと周囲をぐるっと走ると、結構都会やな〜北綾瀬。しかも街全体が綺麗。一昨日のような頭よわそうなチャラい痴漢は出なさそう。しかし暑い! 雨が上がったとおもったら一気に夏やね! ガリガリ君2本食べた。トランク開けたけど全然準備進まないまま、セリフ覚えがんばるもなかなか入らない辛い。。。二日後には新潟。