6.27〜7.3日記

6.27月
普通に労働。帰って、メルマガの原稿を仕上げて夜、M井さんに提出。その他は特筆すべきことはなし。

6.28火
昼間、ちょっと困ったというか、うそーっていう連絡がきてもやもや苛々。しかし自分の身の程、自分の扱いは所詮こんなもんなんやろうなあと思いしるきっかけになったと思うしかない。しょっぱいぜ! 夕方から下北で「女中たち」お稽古。今日はC子せんせいとふたりっきりで最後までお稽古。途中いつものセブンイレブンの前でC子せんせいと一服休憩してたら、「北村さん!」とMさんが歩いてきてびっくり。近くのライブハウスにライブを見に来ていたそうな。さすが下北。ひさしぶりにMさんと会えてうれしかった。しばしおしゃべりして、お稽古に戻る。最後のシーンをはじめてやったけど、全然出来なくてガッデム! がんばろ。

6.29水
労働が11時出勤だったので、出勤前に紀伊國屋へ寄ってカルチャーブロスがちゃんと発売されていることを見守って、先日図書券1万円分が出てきたので奮発して新刊で本を3冊も購入。海猫沢めろんさんの『夏の方舟』鈴木智彦さんの『ヤクザのカリスマ』木村紅美さんの『まっぷたつの先生』。その後普通に労働し、帰ってセリフおぼえがんばる。

↑カルチャーブロスvol.3で「おっさんサンクチュアリ茶店」という中編エッセイを書きました。イラストは飯田華子さんです。結構おもしろい力作エッセイなのでぜひ読んでね☆
あと、買った本↓
夏の方舟

夏の方舟

ヤクザのカリスマ (ナックルズ選書)

ヤクザのカリスマ (ナックルズ選書)

まっぷたつの先生

まっぷたつの先生

6.30木
昼から下北でお稽古。しょっぱなのシーンでC子せんせいがすごくおもしろいことをやりはじめて、これはなかなか衝撃的なはじまり方のお芝居になりそうでわくわく。振付のじゅんこ先生もいらしてくださり、色々また所作を教わる。じゅんこ先生はじっくり見てくれてその上で色々提案したり一緒に考えたりしてくださるのでとても勉強になるし、しかもたのしい。いつもと同じ時間しかやってないはずだけどずっと集中して動いていたので体力的に結構くたびれて、休憩のときに稽古場の横のケーキ屋さんで売っている高級濃厚ソフトクリームを買って3人で1個をぺろぺろ食べ合う。お稽古後は東十条のH家で、8月のイベントのミーチング。I田さんが手料理を作ってくれて、ゲストのYさんとはじめましてしっかりおはなしした。途中で家主Hさんも帰ってきてそこからは雑談。経済観念の話になって、Hさんとまさかの超意気投合して盛り上がる。はっと気づいたのやけど、わたしはお金もやけど、何事においても、減っていくことが悲しい、たくさんあるものが減っていくという現象が嫌いなので、それなら最初からすべて増えもしないけど減りもしない状態にしといたら、あの減っていく切なさを味わわずに済むではないかーと思い、だいたい何事においても最低限の量で暮らしている。だからびっくりするぐらいの低所得で暮らせているわけですが、消費が快感ではないので、この暮らし、別に苦痛じゃないのです。せやけど一般的に人間は、消費が快感ならしいよね。みんなお金使うのすきやんかー。あと体力使うのもすきやんかー。わたしのような超省エネ人間にとっては、そのどっちも信じられないわけです。というようなおはなしで盛り上がりました。

7.1金
飯田華子さんとのユニットIKAZUGOKE初ギグの日。おひるに飯田さんが我が家に来て、曲の練習。それからニワトリさんのトサカを作ったりする。3時半頃に家を出てグッドマンへ。ちかい! 家から30分以内で来れるライブハウスがあったとは! グッドマンついて、リハ。ちょっと我々、小道具&大道具があってセッティングに時間かかる。ライブハウスでなにやってるんやてき気持ちにならんでもない。その後ベローチェで語らい、戻って本番。エンディングテーマ曲「後家殺し」うけていたようでうれしかった。我らの次はオクムラユウスケさんのライブ。これがめっちゃんこかっこよかった。かっこよくて笑えてでもちょっとかなしくて、わたし、もう弾き語りでそんなかっこいい人を新たに見ること出会うことはないやろうと思っていた。でもそんな気持ちを吹き飛ばしてくれる、暑苦しさと冷静さと愉快。笑いまくって元気が出た。終わってこれから飯田さんと朝まで飲みたい気分やったけど、わたしは明日朝早くに起きて栃木行かないかんし、ワンマンなので準備もしなきゃなので泣く泣くお別れして帰宅。

7.2土
今日の新生姜ミュージアムライブで、急にカバー曲をやりたくなったので、早朝6時ぐらいから電子ピアノイヤホンして練習しだす。イヤホンしてるのはいいけど、小声にしても早朝6時から木造アパートなのに歌うとかちょっと迷惑行為かしらね、と思いながらもそこそこ声出して歌ってしまった。9時45分くらいに家を出て、栃木を目指す。北千住まで出て、そこから東武線、で3回くらい乗り換えたら栃木。どこらへんから栃木なのか関東の地理感覚が全然わからんのやけど、都内をちょっと離れて、巨大な団地群を抜けて、田園風景が現れて、ずんずん田舎道を進む電車の旅はなかなかたのしい。車内も途中から、車両貸し切り状態で快適るんるん。11時半に栃木駅到着。改札まで新生姜社長様がお迎えに来てくださってて感激。お車で新生姜ミュージアムに連れてってくださる。ミュージアム、到着して、もう隅から隅までピンクの可愛い新生姜ちゃんが踊っててテンション上がりまくる。応接室のような控室で、新生姜ジンジャエールや、新生姜お料理をデザートまでフルコース色々出してくださって、どれもこれもおいしくってもりもり食べて満腹。新生姜を急にたくさん摂取して新生姜ハイになってキマってる状態になってしまって、楽屋でひとりで新生姜ペンライト振って踊ったりする。13時から、ピンクのグランドピアノでリハーサル。みっちり1時間くらいリハをやって、その後、館内を社長が自らご案内してくださり、いっぱい写真とってもらってひとしきりはしゃぎまくる。絵になる場所だらけで興奮が止まらない。新生姜可愛い♡ なんやかや館内ではしゃいでたらすぐ開演の時間。都内からたくさん見知った顔のお客さんがかけつけてくださってて、わたしもはりきって、二部構成二時間24曲歌いました。こんなにがっつりひとりでライブをするのはもしかしたらはじめてかも? 弾き語りメインで、でも社長が気に入ってくださってた『ガール・ウォーズ』の曲もひさしぶりに何曲も歌ったし、カバーも3曲歌いました。最後は「マイハッピーお葬式」のスターライト・バージョンで新生姜ペンライトを振り回してごきげん! お客様も新生姜ペンライト振ってくださってて、なんともドリーミーな光景でした。こんな楽しい思いをさせてくださって、呼んでくださった社長さまにほんとに感謝の極み。社長なのに、わたしのトランクまで運んでくださるので恐縮すぎて、わたしなんかがこんなにもてなしてもらいまくりではバチが当たるんではないかと不安になっちゃった。終わって片づけて、夜は社長が素敵なビストロへ連れてってくださって、お昼にあんなに食べたにもかかわらず、夜もおいしいごはんをいただいてしまった。社長としっかりおはなししたのは実ははじめてだったのやけど、色々と共通の話題も山盛りで、尊敬している早川義夫さんや柴草玲さんのお話しから、マヒナや石丸元章さんや、果てはサイコパスの話まで、終始とっても楽しかった。帰りは最終の特急に乗ってビューンと帰宅。特急やと北千住まで1時間もかからない! 足立区からは中央線の西側へ行くのも1時間はかかるので、実は栃木の方がはやく行けちゃったりもするのかーとびっくり。そしてがらんとした特急電車に乗るのはこれまた旅気分が味わえてなかなか楽しいものでした。本当にしあわせな充実した一日でした。









7.3日
楽しかったけどさすがにライブ二連ちゃんだし結構疲れていて、今日は朝起きても全然動けず、お稽古へ行く家出る寸前までソファーにひっくり返っていた。昼から下北の稽古場で今日も「女中たち」お稽古。一場から三場まで続けて流せて、最初はいけるーって気持ちにちょっとなってたけど、7月に入ったのでC子せんせいも結構スパルタ演出モードになっておられ、わたしもどういう動きをしたらいいか悩んでしまって、いまいち納得の動きが出来ずチーン。稽古の後、C子せんせいと駅前のカフェで小屋入り後のタイムスケジュール会議。といっても、C子せんせいが色々人員を確保したり時間割を組んだりしておられてわたしは見守っていただけ。帰宅後、ちょっとテープ起こし業務をがんばろうかと思ったけど結局怠けてしまってやらず。しかし暑い。もう真夏なのかな。息がしにくい。