本読み録

最近の読書〜



アニマルズ・ピープル

アニマルズ・ピープル

これがとにかくとにかくめちゃんこ最高やった!実際にあった話で、でもどっからどこまでが事実かは細かにはわからんのやけど、化学汚染事故のせい四つ足歩行になってしまて‘動物’て呼ばれてる主人公が、お年頃で童貞をこじらせまくって煩悩ぱんぱんでひと暴れもふた暴れするっておはなしなんやけど、‘動物’くん、めーちゃ卑屈でめんどくさいやつなんやけど、女子への悶絶とかものっそいぴゅあでさ、悪友たちと娼婦買いに行ってはじめて女子の裸みるシーンとかちょっとほんま目から鱗もんやった。手淫の描写ひとつとっても無駄にドラマチックで、星空に向かって散弾銃のように射精とかするねんで!いや、ふつーに考えたら、ぷっ!なにしてるん、あほちゃう!て話やけどさ、なーんかすごい絵になる美しい光景やの。ってゆうのもきっとこれ、儚げでメランコリックで、風貌も作風も凛と気高く美しい、ご自身も作家さんである谷崎由依さんが翻訳してらして、あの谷崎さんが、こんなに汚い言葉をこんなに生き生きもりもりと翻訳しはったんかーとおもたら、それだけでもにんまりやんね。すごくいい本でした。






マザーズ

マザーズ

新潮連載で追っかけてたんやけど途中でおっかけきれんくなって諦めてたら、やっと単行本に。なんか金原ひとみはこの辺の世代の芥川賞系の人で、いちばん気合はいってる気する。今回も子育てのえげつなさ、母親のしんどさを、惜しみなく超絶リアルに書いていて戦慄。なんか1年前ぐらいの野性時代かなんかで書いてたけど、確か金原ひとみまじで子育て中で、私生活と同時進行でようこんなこと書けるな!こわ〜。女の醜さを正直に書きすぎやからこれ、男子は絶対読まん方がええとおもいます。女子は色々奮い立つとおもいます。






すばらしい人間部品産業

すばらしい人間部品産業

これはぱらぱら読んでいる。






動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

これもぱらぱら読んでいる。





BUBKA (ブブカ) 2011年 09月号 [雑誌]

BUBKA (ブブカ) 2011年 09月号 [雑誌]

これは毎月読んでいる。






群像 2011年 09月号 [雑誌]

群像 2011年 09月号 [雑誌]

あと今月は群像を買ったー。みえこさんの新作目当てですが、なんかちょっと、予想外……