ガール・ウォーズ!!!!!!

なんやか10月は色々がめまぐるしく進行していて、胸がつぶれそうにどきどきそわそわとして落ち着かない。自分内でもそんなやのに実は尼崎のあの事件が興味深すぎて、毎日結構興奮気味で新聞をめくっていて気付いたら完全に心わしづかまれている。だってもうこれ、北九州連続監禁殺害事件を越えるえげつなさちゃうの!しかも主犯が女性、とゆうか老女やろ!うわあどきどきする!佐野眞一氏あたりがみっちり取材して詳細ルポ本とか出してくれへんかなあ。あ、でも今佐野氏は橋下さんと揉めてはって忙しいね。あれもあれでちょっとおもろい。週刊朝日の連載、打ち切らずにやりきってほしかったなー。
結構前やけどアー写なるもんを新装すべく、るみたんに撮ってもらいました。今まで使ってたやつはどれもライブ写真とかやから、ちゃんと撮るぜ!撮られるぜ!ってテンションで撮ってもらうのははじめてかもしれん。そもそもわたしは写真がとっても苦手で、カメラ目線とか絶対正気の沙汰ではむりむりって感じなのやけど、るみたんはもうなんやかや出会って8、9年の付き合いになるし一番わたしのことを知り尽くしてくれているので、わたしは完全にマグロのまま身を任せておれば、るみたんが百戦錬磨の性技でもって導いてくれてアラ不思議、お気に入りのアー写がでけました!わーい!今回おっきくイメチェンを謀りましたで!もう北村さんは暗いなんてゆわせない!ハッピーでパカっと明るいガーリーな仕上がり!どや!

で、なんでこんないきなり今更アー写なんか撮ったりしているかとゆうと、、、わたくし北村早樹子、2013年1月1日付で、通算四枚目のアルバム『ガール・ウォーズ』をリリースします!まだまだ結構先やのやけど、、、みなさま、ぜひに、ぜひに、よろしくお願いいたします。

ほんでこれにまつわることで最近は、わたしが片想いしている好きな人への手紙を、ラブレターのような気持ちで書いては消し、書いては破り、封筒にいれて宛名を書いて、でもこんなん送りつけていいもんかとまた悩み出し、もうそんなんばっかりしてるので胸が痛い痛い痛い日々なのやけど、えいやっ!が実って好きな人がうれしい反応をくださっりするとほんまに生きててよかったっておもう、もはやわたしの生命力をぎりぎり保たせてくれてるのは現在、この気持ちだけかもしれん。

福岡記*三日目

日曜日、ホテルの近所にあるスーパー銭湯的な天然温泉の無料券をもろたので朝からつかりにいく。普段お風呂嫌いやのやけど、ひとりでジェットバスに打たれて浮かんだり露天で泳いだり壺に入ったりしてたら意外とたのしくて、結構長い時間うろちょろしてぬくまる。ホテルの朝ごはんまでたべて、束の間の健康な暮らしを満喫しました。チェックアウトして天神駅まで歩き、地下街で迷子になりながら地下鉄。はじめての土地ではじめての電車に乗るって、ちゃんと停まるかな、ちゃんと降りれるかな、とかってどきどきしてなんか楽しいな。空港ついて、搭乗手続きなどしてたら、まさかの手荷物検査にひっかかる!うそやん!スケルトンでトランク見られる魔法のメカで、この辺りに怪しいもんがあるんで開けさしてもらいます、ってゆって取り調べ、ちっさい消毒シュッシュするやつが検挙されましたが開けてみると規定範囲内とゆうことでセーフでした。ホッ。行きしな羽田ではひっかからんかったのに!福岡のが厳しいんかな。お土産屋さんなどをチラ見しつつ、時間になったので搭乗口へ。グッドバイ福岡!おいしくてぬくくてたのしかったです!こんなわたしみたいな下層の民に、飛行機乗してくれてホテル泊まらしてくれてライブさしてくれたシネマノマドさん、ほんまにほんまにありがとございました。


東京についたらいきなり季節が変わってしまったような極寒で、まあこれが東京、いつもの東京。

福岡記*二日目

土曜日、11時頃に会場におりてリハ。グーニーくんがぐったりボロ雑巾のような塊になってくたばっている……。どうしたんやと尋ねると、二日酔い的な胃腸の苦しみに悶えているらしい。しかし薬局で、チェロとゆう名前のレトロなかわゆいパッケージの胃腸薬をこうてきて飲んだらみるみる復活なさったようでめでたし。リハ終わって博多ラーメンを食べにつれてってもらう。東京やとラーメン一杯当たり前に7〜800円はするのに、こっちやと普通に3〜400円台らしい。しかも、ちゃんとおいしい!みんな注文の仕方が変で、「バリカタで!」とか「カタで!」とかゆうてはるけどメニューにそんなんない!あのう、普通ってないんですか?などとまぬけな質問をしてしまう。ほんで替え玉システムとゆうのもびっくり。替え玉率がめちゃ高い!何故なら80円やから!とゆうことでわたしは替え玉はしませんでしたが、ほぼ汁を全飲みしてしまい、満腹で会場へ。グーニーくんのライブはいきなし変な仕掛けをつけて物を倒したり動き回ったり、おもしろライブでした。わたしは久しぶりにMCゼロライブをしました、何故ならそのあとすぐ、きたむらじおでしゃべりまくるからな!きたむらじおは、グーニーくんをゲストに、「東京では言えない話」をトーク!なんか局所的にディスりすぎて引かれていた心配が残りましたが、その後のお悩み相談でたのしい方向に転換でけたはずや。お悩み、みなさんその場で書いてくれたんやけど、東京のきたむらじおと違って、素朴な可愛いお悩みが多くほっこりしました。イベント終わって二泊目のホテルに移動。寝てないからか結構疲れていてベッドごろんしたら動けなくなる。あかんまだ8時やで!と身体叩き起こしてKBCシネマへゆく。KBCシネマではこの日からMOOSIC LAB 2012福岡編がはじまっており、今回わたしとグーニーくんが呼んでもらえたんもそれのオープニングイベントやって、初日はグーニーくんの関わった『ムージック探偵 曲菊彦』の上映。これがなかなかわたしがドストライクに好みなテイストやってめちゃよかった!終わって一番後ろで監督のトークショーを聞いていたら主催さんに呼ばれ、最後に、明日はわたしが出たり歌ったりしてる今泉組の『nico』の上映ですからまた来てくださいね〜の告知に登壇。全部終わったらもう12時前で、打ち上げに行く元気はなく一人でホテルに帰る。ホテル前の公園に、おそろいの刺繍入りの真っ赤なツナギでキメた暴走族的なヤンキーがたまっており、なんか微笑ましかった。

福岡記*一日目

先週末は二泊三日で福岡へ。ライブ&きたむらじおでお邪魔しました。


金曜日、トランクひきづって労働先からマッハで羽田に向かう。しかし飛行機なんぞ中学校の修学旅行以来やし搭乗手続きなんかしたことないからどうしようとプルプル震えていたら、なんとタイミングよく目の前をのっぽのグーニーくんが歩いている!とゆうことでついていって手荷物預けから保安検査から搭乗まで全部まねっこして無事飛行機に乗り込み、福岡到着。飛行機飛びたつ瞬間とか身を乗り出して窓の外釘つけでひとり興奮していたのやけど、そんなんしてるんわたしだけ、みんな余裕のよしこちゃんで雑誌読んだり寝たりしておられました。だって空を飛ぶんやで!すごいことなんやでー!福岡到着したら空港まで主催さんご一行が車で迎えに来てくださっており、おいしい焼き鳥屋さんにつれてってくださって、色々もりもりたらふく食べた。じゃがバターがだしの味がしてめっちゃおいしかった。車中も焼き鳥屋さんでも、グーニーくんと翌日のきたむらじおの打ち合わせも兼ねて、おしゃべりテーマを話していたら話弾み過ぎて明日のネタなくなるなくなると焦ってお互い自制。夜中、宿まで車で送っていただき、そうゆえば可愛いサイズの日産CUBEに男5女1で6人も乗っていたけど意外と乗れるもんやな。一泊目の宿は、ライブ会場の上にある、ツアーアーティストが泊まるようのホテル。洗濯機まであって確実に我が家より設備もよく広い!おまけに繁華街のど真ん中にあるから、フライデーナイトの賑やかな飲み屋の喧騒、威勢のいい一本じめなんかが聞こえてきて、興奮して寝付けず、しかし読書ははかどりにけり。夜中パジャマでコンビニ行ったら、キャバクラのボーイとか、嬢の送り待ち車とかが道にうようよ犇いてて縮み上がる。

ファッキンタクシー!サンキューヤクザ!

おかげさまで抜糸も済んでライブも出来、天使にも会えてよかっためでたしって、油断してたつもりもないのやけど昨夜自転車で夜遅く帰宅していたら、信号無理ぐり曲がってきたタクシーを避けたらもう一台のタクシーと追突、とゆう交通事故に巻き込まれ転倒。とはいえうまいこと受け身をとったので今回は擦り傷程度で無事やったのやけど、タクシーに乗っていたのがなんと優しすぎるヤクザ屋さんやって、過剰に心配してくれてタクシー運転手を恫喝しながら救急車まで呼んでしまい、いつの間にかめちゃんこ大ごとになっており、呼んでしまった手前一応救急隊員に担がれ救急車で検査され、警察の取調べも受けなあかんしもう色々疲れ果ててちょっと己の悪運の強さとゆうかここ最近のついてなさは尋常やない、これ、わたしなんか見えない何らかのちからでじんわり殺されかけてるんちゃうかと、だんだんまじで怖くなってきました。しかしこの一連でわたしのタクシー嫌いがまた更新、そもそも今回の、タクシー二台とも悪いねんけど、まず一台は一回逃げたからね!それをヤクザ屋さんが即ナンバー控えて警察にゆってくれて戻ってきたんやけど、運転手普通にタバコぷかぷかで言い訳しよんねん!死ね!おまけに警察も警察で、調書とるポリが何故かカタコトの恐らく外人で、漢字全然しらんねん!そのたび書いて説明せなあかんし、あんなんで日本大丈夫か?!結局いちばん優しくていちばん頼りになったのはヤクザ屋さんでした。ちょっと明るいところで見たら笑ってまうようなコントに出てきそうな容貌の二人組(恐らくはボスと舎弟)でしたが、きっとあの色眼鏡の下は人の良い目してるんやろなとおもいました。暴対法とか厳しくなってる昨今、もともとわたしはヤクザ屋さんは世の中に必要やと考える派でしたが、今回でまた改めてそうおもいました。

シャンプーハット様様、抜糸後天使に会った話

そんなこんなで顎を盛大に割ってから、一週間お風呂入れない……むりむり、いや一週間どこへも行かず引きこもっておられるなら別に入れなくてもいいけども、普通に労働に行かねばならんので、そんな頭も体もフケだらけ垢だらけ(と予想)で腐臭を放ってたらこれまじで公害やので、どうしよう、、、美容院にシャンプーだけしにいけば、って意見もありますが、わたしの美容院嫌いなめんな!こちとら髪切るのすらお風呂で自分切りやねん!なんでシャンプーするだけであんなとこいかなあかんねん!まあシャンプー如きに何千円も払えませんしね〜とゆうことで、そや!シャンプーハットや!とおもいたち、わたしは早速シャンプーハットを求める旅に出たのですが、新宿じゅうのドラッグストアーやドンキや100均なんかをまわっても、ない!ぜんっぜん売ってない!まあ今どきあんなシャンプーハットやなんて使う人もおらんのやろう……でも子供のころちょっとあれ憧れやったけどな〜、日曜の朝、今やとプリキュアやってるあの時間のテレ朝(わたしは大阪やのでABCテレビ)はほぼオモチャやランドセルやお菓子、子供のエトセトラなCMばっかりやっていて、それの中で、お父さんお母さんと一緒にちっちゃい子がシャンプーハットして、「自分で洗える、もう怖くない!」とかゆいながらお風呂入ってるCMがあって、あの光景憧れやった……でもシャンプーハットはついぞ買ってもらえなかった。。。でももうわたしは大人!自分で買えるのや!せやけど、どこにも売ってないのや!!!と、両肩を落とし痛む顎を押さえてトボトボ帰路につきまして、そうや!この時代、いまやインターネットがあるやないか!と、アイホンで検索したところ、アマゾンさんで売っており、ぽちんとお急ぎ便指定でお買い上げしまして無事、シャンプーハットをゲッツいたしました。そしてこのシャンプーハットさんのおかげでなんとか頭くさ子になることなく過ごし、ぶじ抜糸。いえ、実はちょっとひと悶着あって、お医者さんいわくほんまは大事を見て週明けに抜糸が望ましいとゆわれたのやけど、そこをなんとかたのんますと懇願しましたところ、なにか理由があるのかと聞かれたので、ちょっとあのその、歌を歌うんです……と申しましたところ、あらそれなら尚更抜糸できません、歌う=大口を開けるのやからまた傷口開いたらどうするんですか!以ての外です!と叱られ、しかしここで引き下がっては女が廃るとおもい、たのんますたのんますとお願いしたらば渋々、もしまた傷開いて流血してもしりませんからね自己責任ですからねと念を押されながらなんとかぎりぎり抜糸にこぎつけました。そして抜糸後、西荻サンジャックでライブ。一応、最初はなるべく口あけないようにおちょぼ口歌唱を心がけていたのやけど、あかん、いざライブとなるとそんなん一瞬でふっとんでハッスルしてしまいましたが、傷口ぱっかーんとならずほんまによかったです。

そうそう、この日のサンジャック、リハしていたらなんと青葉市子ちゃんが突然降臨し、どんぐりとお菓子をくれてまたふわっと消えていったのやけど、彼女はほんまに声も存在もまじで天使やとおもいました。2年くらい前にサンジャックで、「乙女の極め道」なるちょっと物騒なタイトルのツーマンをさしてもらってそれきり会っていなく、市子ちゃんはこの2年ぐらいでどんどんおっきくなっていって気付いたらユニクロのCMソングまで歌っておられたので、もう遠い遠い存在やとおもっていたけど、いやまあ事実遠い存在であるのは間違いないのやけど、いまだにわたしの存在を覚えてくれてて何故か抱擁までしてくれてお菓子やどんぐりまでくれて、いつの間にか髪の毛の色も明るくなって服装もレディな感じになっていて2年前からすごーく大人になっておられるようにおもったけれど、素直でピュアでおおらかであったかい、絶妙なイノセンスを抱き込んだまま大人の気遣いもできちゃう、なんてなんてええ子なんや!と感動しました。

顎パッカーン!

昨日の早朝、通勤中におもっきし転んで見事に顎から着地しまして、ちょっと信じられない量の出血&中の身がべろーんと飛び出していて、これはあかん!とおもったけれどもわたしは一応店を開けないとあかんので、顎をティッシュで押さえながらなんとか労働し、社員が到着するや否や病院へ走ったらば、即麻酔で5針縫われました。たぶん、人生で初めて縫われましたが、麻酔してても普通に針が刺さる感触、糸がつーーーっと皮膚を突き抜けていく感触ははっきりあって、うわーわたしいまめっちゃ縫われてるわ〜ってちょっとおもしろ体験でした。しかしおもしろく思えていたのはここまでで、抜糸まで一週間〜十日は顔も洗ってはいけない、お風呂も入ってはいけない、とゆう現実を知らされ、鏡を見せられるとそこにはおもっきし顎に縫い目が、ほんまにチャイルドプレイのチャッキーみたいな縫い目が走っており、どうしよう、こんなチャッキーだがわたしは来週はライブもあるし、ジャケットの撮影も決まっている、とかゆうてる場合でもなく今もすぐさまわたしは労働に戻らねばならん身やし、えっと、今日から一週間、顔洗えない、お風呂入れない、これは女子としてどうやって暮らせばいいのか、もうあかん、いよいよ生きていける気がしない……と落ち込んでいましたが、北村さーんと受付に呼ばれ、そこで告げられた会計額がわたしの財布の所持金を見事に大きく上回っておりまして、赤面しながら銀行へ走っておろしにゆきました。

しかしわたし、どんくさいのは否定できんしもともと人よりよく転ぶ方やのやけど、転ぶ分だけ受け身の取り方も実は自信があって、いつも軽症、自転車で結構な転び方しても打撲程度で済んできたし……でもそんな自信が一気にからっぽになりました。だって今回、歩いてただけやねんもん!別に障害物にぶつかったわけでもない、しかも転んだ瞬間の記憶がない!うわって気付いたらイッターってアスファルトに顎を打ちつけていて、わたしどうしたんやろ、まあ病の症状から歩みに難ありやので、特に朝は全部の関節いたたたやから、変な歩き方してたんやろうな〜。はー情けな。顔洗えなくなって気付いたんやけど、人間、ばしゃんって水で顔洗わんと目覚めへんもんやね。ずっと目がしょぼしょぼしちゃって、眠たい気がしちゃって、しゃきんと過ごせない。週末は最近仲良くなったNちゃんとデートのはずやったのに……こんな風呂も入ってない臭い姿では大好きなあの子に顔向けできないとドタキャンしちゃったし、ほんま落ち込む。家で向田邦子を読んで過ごす、雨の週末。向田邦子の描く女の子はいつもしあわせになれないから好き。

眠り人形 (文春文庫)

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新装版 隣りの女 (文春文庫)

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