6.24〜30日記

6.24月

8時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲みながら日記を更新。洗濯回して干して、午前中駅前までちょっと買い物にいく。八百屋さんとドラッグストアに行って、しかし今日は暑い。35度になるらしい。もう夏なんか。帰って部屋の片付け&掃除。洗濯物はもう乾いていた。恋人が来るので今年初めてのクーラーをつけて待つ。14時に恋人がやってきて、一緒に平山夢明さんとギンティ小林さんの配信を見てげらげら笑う。平山さんの映画撮影現場の話がよく出来すぎててオチまで完璧で最高だった。配信見た後、恋人が持ってきた『日本女性の外性器 統計学的形態論』っていう医学的に女性器を研究した写真集を熟読。まあ要するにまんこ写真集で、500人分くらいのまんこのドアップがカラーで載っているのだけど、こんなまじまじと他人のまんこを見ることなんてないから結構胸焼けしてしまった。毛の生えかたも形も色もほんとさまざまで、なんかずっと見ているとゲシュタルト崩壊してきて、女性器がおちょぼ口の髭面のおじさんの口元に見えてきた。定価30000円の豪華本。なんでこんなんを恋人は所有していたのかというと、人にもらったらしいんだけど家に置いててもあれだから、一通り鑑賞したらメルカリで売ろう、という話で持ってきてくれた。しかし男性陣はこれをエロ本として使用するんだろうか。まあ楽しみ方は自由だけど。夜はわたしがチーズクリームスパゲティを作ったのだけど、クリームソース、だまだまが出来てしまって失敗した。

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ごはんを食べながら、どくさいスイッチ企画さんの単独ライブの配信を恋人に見せる。どくさいさんは関西の方なのだけど基本標準語で喋ってらして、だからこそときどき用いる関西弁がすごく引き立ってて笑える。ギャグ農家の「これ出荷ですね〜」のイントネーションがツボすぎて何回見ても笑える。恋人が持ってきてくれたワッフルを食べながらコーヒー飲んで夜のお茶会もした。家でまったり過ごす休日。よき1日だった。

 

6.25火

7時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んでクッキー食べて、午前中マリアパジムへ。モネちゃんと久しぶりに一緒になって、一緒にキックボクシング。今日は受け返しの練習をして、最後スパーリングもした。筋トレクラスからはUFC女子ファイターのお二人もいらしたので、スーパーハードモードのメニューだった。足トレ満載のメニューでキツすぎて足ガクガクになった。モネちゃんもいるから柔術クラスも受けたかったけど、今日はこの後バイトなので泣く泣く諦めて着替えてお暇する。地下鉄の駅に降りる階段が、足ガクガクなので膝が笑って危険だった。午後から出勤。最近、労働が苦痛で病む。休憩時間読書で中上健次の『蛇淫』読了。

短編集で、どいつもこいつもクズ男ばかりでだいたいセックスと暴力の話なんだけど、とにかく文章がかっこよくて描かれている景色が乾いててヒリヒリして、読んでて痺れまくりだった。先週『異族』を読んでから中上健次にハマっている。終業まで働き深夜帰宅。

 

6.26水

7時に起きるつもりが起きたら9時だった。抗うつ剤が増えてから朝が起きられなくなっている。が、今まで毎日3、4時間しか寝れてなかったのが5時間くらいは寝れるようになってるので、これはこれでいいのかな。6月はメンヘラが調子を崩す時期らしく、何人もメンヘラ知人が荒ぶっている。そして人身事故が起きすぎている。今日は行きも帰りも人身事故で電車めちゃくちゃ遅れていた。わたしも人のこと言えないそこそこのメンヘラだが、人に迷惑かけないように薬を飲んだりして対処してるので、人に迷惑をかけるメンヘラが受け入れられない。わたしはメンヘラに厳しい。深夜まで働いて、新宿駅で50分遅れの電車を待っていたら、駅のホームでおっさんが堂々と立ちションしていた。帰ったら1時半。何をしても元気が出ないのでお薬ドーピングして寝た。

 

6.27木

休日なのに早めに寝たので7時には目が覚めた。シャワー浴びてコーヒー飲んで、洗濯して干して、午前中吉祥寺図書館へ。予約してた本を4冊受け取って、久しぶりに阿佐ヶ谷のgionへモーニングしにいく。

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しばし読書。こうやって自分のご機嫌を取れてるうちはまだ大丈夫、と自分に言い聞かせる。帰りにお花屋さんに寄ってアルストロメリアを買って帰宅。お花を生けて部屋を掃除して、片付いた部屋でぼんやりしていると、あかんことばっかり考えてしまってどんどん病んでいく。夜、荻窪にて編集者で作家のGさんと久しぶりに会って焼き鳥屋で飲む。さっきまでど鬱だったけどGさんと会ったら楽しくて話が盛り上がりすぎてあっとゆうまに閉店時間になって焼き鳥屋を追い出されて、まだもっとおしゃべりしたいってなったけど23時、もうどこも閉まってて荻窪の夜早すぎってなって、結局マクドに入って、また大盛り上がりでGさんとおしゃべりしてたら、「すいません、もうちょっと小さい声で喋ってもらえませんか」と近くでごはんを食べてた女性に叱られ、大恥をかく。深夜のマクド、確かに客席は寝てる人とか勉強してる人ばかりで、喋ってるのは我々ぐらい。我々は飲み屋から流れてきたので、ついついそのモードで盛り上がってしまっていた。大反省。それからはなるべく小さめの声でおしゃべりして、そろそろ終電が、てなって帰ろうとしたら、さっき叱られた女性とちょうど帰りがけ一緒になって、「あの、もしかして北村早樹子さんですか?」と言われ、お話ししてみるとその女性、イラストレーターのMSさんだった。お会いしたことはなかったけれど、今までTRASH  UPの連載や溺死ジャーナルなど、色んな雑誌でご一緒してて、名前はずーっと前から知ってて素敵な絵を描かれるなあと思っていた、その作家さんだった。恥ずかしい。完全に深夜のマクドで大騒ぎする女と思われてしまった。しかしお話ししてみると、心のお広い方でこれを機にツイッター相互フォローして帰った後DMもくださった。またどこかで、ちゃんとした形でお会いしたいです。最近ど鬱だったけれど、今日はGさんといっぱい喋っていっぱい笑ったら元気出た。

 

6.28金

雨の音がうるさくて目が覚める。我が家、ベッドの真横に小さい窓が付いてて、まだクーラーつけない生活なので窓を開けぱなしで眠っている。朝のルーティンをして、家にいるといらん考え事して病むので、大雨だけど午前中に家を出て渋谷へ。西武の上の紀伊国屋書店平山夢明さん監修の『あのとき死なずにすんだ理由』というホラー本を買って、人間関係へ行って読む。

ひとまずギンティ小林さんの「ジャスト・ワン・モア・ラード」を読む。ギンティさんが霊媒師に傾倒していておかしくなっていた頃のおはなしで、ホラー本だけど文章がギャグ満載でおもしろすぎて噴き出しながら読んでしまった。読み終えて午後から出勤。ワンオペで働いてたら、宅配が来たのでサインしたら、「もしかして北村早樹子さんですか?」と聞かれ、はい、と答えると、宅配持ってきてくれた方が以前対バンしたことあるミュージシャンの方だった。どうやら同じビルに勤務しているらしい。不思議なこともあるものですね。終業まで働いて深夜帰宅。元気がないと配信で映画を見る体力がない。短いどうでもいいYouTube動画しか見られない。脳死YouTubeザッピングしてだらだらして、3時に寝た。

 

6.29土

8時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んでりんご食べて、出勤前にいつものスタバでiPad開いて日記を書くも、あんまり筆が乗らない。20年ぐらい続けているこのだらだらと長い日記は、わりともう自動筆記のように勝手に手が動いてもりもり書ける文章で、いつも結構楽しく書いてるのだけど、元気がないとこれも楽しくなくなるんだね。でも楽しくないなりに2時間ぐらい書いて、午後から出勤。土曜日なのでまあまあ忙しく働く。だいたい毎週土日に来る、めっちゃ可愛い男の子兄弟が、わたしの顔をみて「さきこさん」と呼んでくれて、わたし名札もなんもつけてないのになんで知ってるの?となったら、お父さんが「家ついて行ってをみんなで見てて、駐車場のおねえさんだ!ってなったんです〜」とのこと。うれしはずかしだけど、「さきこさんバイバーイ」っと手を振ってくれて、ほんとにめちゃくちゃかわいくてキュンキュンしちゃった。休憩時間、最近買ったインベカヲリ⭐︎さんの『伴走者は落ち着けないー精神科医斉藤学と治っても通いたい患者たちー』を読んだらこれがすごい本だった。

御歳86歳の精神科医斉藤学先生の元に通院している患者さんたちにインタビューして作られた本なんだけど、患者さんは痴漢、性倒錯、窃盗症、摂食障害のクレプトマニアなどみんな結構重篤で、20年以上斉藤先生の元に通っている方も少なくない。恐らく他の病院では断られるくらいの患者さんたちなんだけど、斉藤先生は「変態?!すぐにうちに来なさい」と言うくらい、アンタッチャブルな領域にも前のめりで取り組んでおられる。診察の仕方も、普通の先生は絶対言わないような酷いことをわざと言って患者さんを怒らせたりするんだけど、でもその患者さんも傷つきながらも斉藤先生のことが好きで、不思議な信頼関係が成り立っている様子。本を読んで、心からこの先生の診察受けたいって思ったけれど、現在はご高齢もあって業務縮小されてて、歴の長い患者さんしか診てらっしゃらないようですごく残念。終業まで働き、深夜帰宅。斉藤学先生はYouTubeチャンネルも解説しておられたのでみてみた。ぱっと見完全におじいちゃんだけど、言葉は鋭いし、性倒錯やポリアモリーなんかについても話しておられて、なかなかおもしろかった。

 

6.30日

8時に起きて、シャワー浴びてコーヒー飲んで、家で日記の続きを書く。今日で今年も半分が終わりと思うと、まじで何も進んでなさすぎて死にたくなる。なんとなく今年で人生のひと区切りと思ってたけど、まじでこの人生なんにもなかったな。自分が無能だとゆうことを知り尽くしただけの人生だった。午後から出勤。鬼忙しくて汗水たらして働く。地下労働者とゆう身分以上にはなれない人生なんやな。終業まで働き深夜帰宅。湿った生あたたかい突風が吹いていて気持ち悪い。深夜ふいに思いついた詩を書いて寝た。