2.14土
今日も大好きな人に会えて愉快でたのしいことがいっぱいできるんや〜ておもったら目覚めの瞬間からハッピー満開。そうか!毎日明るくしあわせに生きてはる人々はこうゆう精神構造なのか!しらんかった!人生のベーシックはしんどいもの、とゆうのが大前提でわたしは今まで生きてきたので、これは結構衝撃的な発見であり、たのしいもので満たされ充実してゆく人生とゆうものが、確かに存在するのやって、今回SWANNY禿の女歌手に参加して体感しまくり実感しまくりで、だけどたのしいのど真ん中にいてもわたしは既にこのたのしいが期限付きのものであること、そしてその期限はもうあとほんのちょっとで切れてしまうことをしっている。だから上機嫌でいても実は今にも泣きそうな心地。禿の女歌手公演も三日目。わたし個人的にはいちばん、失敗もなくのびのびと動けたような気がした日やった。なんと、わたしが最近毎日眺めてうるうるしている『たまきはる』の神蔵美子さん&末井昭さん夫妻が見にいらしてて、舞い上がってサインなんかいただいたりして、そしたらCD買ってくださったりして、色々信じられない夢のような日でもありました。『殺人ワークショップ』宇野祥平さんもいらしてくれてて、今日もまた客席が豪華なこと〜ておもてたらなんか最前に見たことある人おるなあ、ってあ〜っDH映画部のOさんやって、わお!てなったり、広域計画室Nさんが来てくれて立派なお花くれたり、いろんな人にいっぱい会えてしあわせの上限がどんどん更新されていく、なんたる恐怖。
2.15日
ついに今日でもう夢のようなたのしい毎日が終わってしまう。こんなに毎日に会って経験を共有し、一緒になにかをしあって作りあって、最高にたのしくて充実した時間を過ごしあっているのに、公演がおわってしまうとぱかーんと解散。もう一生会えないかもしれない関係性。お芝居の人らは毎回こんなことやっててよく病気にならへんね。慣れてるんかな。わたしは今までずっと作るときもひとり歌うときもひとりで極力誰かとなにかをしあうことを避けて逃げて生きてきたから、こうゆう免疫が本当に皆無やからもうどうゆう感じで心のポジショニングをしておればいいのかわからなくて、結果ものすごくみんなを好きになって結構心を開いてしまってつらくなっている。そんなんなってても時間はきて、たのしい公演も千秋楽。本番寸前に金子さんが、フランスのどっかの劇団がやってる禿の女歌手の動画をみせてくれて、みんな結構影響されて激しくてフリーダムでヤンチャしてて、またカシオトーン越しに笑いこらえるんに必死やった。わたし個人的にはちょっととあるシーンで、今までにないワオ!な展開になって、びっくりしたけどうれしくてひっそり盛り上がってしまったのは、わたしがメアリイだからなのか、それとも北村さんとしてうれしかったのかな、演じるとゆうことそのものがほぼはじめてなので自分でもわからない。だけど確かに心が動いてゆく体験をしてしまって、でもこれはたぶん勘違いよ、お芝居の魔法にかかってしまていただけよ、と自分に言い聞かせて鎮火につとめる。終わって片づけて、衣装を礼さんに返して、だんだん淋しくなってゆく。八剣伝で打ち上げ。みんなでしゃべってるとなにかとセリフでふざけあってたのしい。署長さんが蒸し鶏半羽、て食べ物を頼んでいて、「罠にかかった雛鳥を食べてました」ってセリフでずっとはしゃでいた。たのしかった。金子さんが、見せて見せてってゆっていた昔の写真時代をちゃんともってきてくれて、20代のうら若き金子さんが、あんなことやこんなことになっていてすっごくおもしろかった。こんな風にみんなとはしゃげるのも今日でおしまい。ておもったら本当に本当に淋しくて今にも泣きそうな気持ち。2時頃に解散して、C子先生金子さん麻子さん古にゃんわたしの少人数でカラオケへ。古にゃんのカラオケ慣れしまくりの(おそらくスナック通いで培ったであろう)歌芸をたのしんだり、麻子さんもイッケイケで歌い上げていて、金子さんが銀杏ボーイズとか歌いだしたんに驚きつつ、だんだんみんな歌わなくなってきたのでC子先生行きつけのこじんまりした静かなバーへ。コーヒー飲んでゆっくりおしゃべり、かと思いきや、C子先生と麻子さんの熱のこもった論争が勃発して震える。。。そんなこんなで朝を迎え、始発も走り出したのでばいばい。ああ本当に本当におわってしまう、わたしの夢のようにたのしかった日々が、メアリイとゆう役とともに去ってしまう。早朝の千代田線の中で本当に泣いてしまい、ひとりで大荷物でお花の植木鉢とか持ったままガチ泣きしている女の滑稽なこと。。。さみしいさみしいさみしい。でも本当にたのしい日々やった。誘ってくれた千木良悠子せんせい、共演のみなさま、衣装の礼さん、役者でもなんでもないド素人のわたしを女優に仕立て上げてくれて本当にありがとうございました。そして見守ってくださったお客様も、ありがとうございました。
2.16月
泣きながら大荷物で朝帰りして、この朝の空気がいつもよりも極寒に感じるのはメンタルからくるのかそれともほんまに寒いのか、荷物おろしてお風呂焚いて、またお風呂でもひと泣きして、もうわたしどんなけ泣くねんってぐらい泣いちゃった。しかしそのままおねんねしてる場合じゃなくっていつもの通院の日、どすっぴんの汚い恰好で再び電車にのる。血い抜いたり尿しぼったり検査して大量の薬&お注射を処方されて帰宅。さすがに疲れ果てて寝れるやろってお布団入っても全然眠れない。ああもう今日は公演がない。大好きな人に会えない。わたしはもうメアリイじゃないの。しくしくしくしく。一日ずっと泣いていた。ちなみに今回のこの日記の一連の泣くって言葉はすべて比喩ではなくまじのやつ、本気泣きです。
2.17火
1週間ぶりに労働。ああもうわたしはメアリイじゃないのよ。魔法はとけて夢はさめて、これからはまた今まで通りひとりぼっちで生きていかなければなのよ。もうセリフのおさらいしなくていいのに、気づけば頭の中で唱えている自分に引く。労働後、禿歌手も見に来てくださってた漫画家ドルショック竹下さんと2時間ほどお茶する。ちょっと元気になった。
2.18水
雨や。家におってもまたしくしくモードになってしまって何も手につかない、完全にロスト禿歌手状態でぽかーんとしてしまうので、隣町のさびれたシネコンに映画『味園ユニバース』観に行く。想像以上の赤犬映画やった。味園もラブラボもなつかしかったけど、ふみ様が宇野さんからアレを受け取るシーンの橋が、わたしもよく自転車で走っていた橋で興奮した。
2.19木
労働して帰って作詞作詞作詞。ほんでから契約書チェキってハンついたり請求書書いたり事務仕事もした。
2.20金
労働後、帰ってちょっと新しい録音法をおうちで試みる実験。意外といけるやんと発覚。この戦法でいこうと決め曲作り曲作り曲作り、うーん。